JP2012125711A - 気液混合ユニット及び気液噴霧ノズル - Google Patents

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徹也 丸岡
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Abstract

【課題】構造を簡素化でき、水量が広範囲に亘っても、均一かつ安定して噴霧量を制御できる気液混合ユニット及び気液噴霧ノズルを提供する。
【解決手段】気液混合流体をノズル本体に供給するための気液混合ユニット20は、気液流路23を備えた断面中空状の気液導入本体22と、気液導入本体の上流部に装着した気体導入ユニット4と、気液導入本体22の軸方向に対して直交する方向に装着した液体導入ユニット17と、液体導入ユニットの液体導入路8の開始端から気液流路23に至る間に形成され、液体が拡散又は乱流化可能な液体乱流部(気液混合チャンバー)30とを備えている。液体乱流部は、ラセン状貫通孔の形態の液体導入路で構成してもよく、液体導入路の下流部に形成された内径が大きな液体乱流部で構成してもよい。
【選択図】図3

Description

本発明は、気体と液体(例えば、空気と冷却水)の二種類の流体を混合してノズルから噴射又は噴霧するのに有用な気液混合ユニット及びこの気液混合ユニットを備えた気液噴霧ノズル、特に、連続鋳造ラインでの二次冷却などに有用な気液噴霧ノズルに関する。
気液噴霧ノズルは、製鐵分野、特に、連続鋳造ラインでの冷却に広く利用されており、水量が広い範囲に亘っても、均一に噴霧可能であり、噴霧量を安定して制御できることが必要である。また、簡易かつ安価で均一な噴霧が実現できるノズル構造が望まれている。このようなノズル構造として、特公平4−10385号公報(特許文献1)には、先端部に形成された湾曲内周面と、この内周面に形成されたオリフィスと、このオリフィスの両側縁に形成され、混合気液の噴霧角度を規制する規制面とを備えた気液噴霧ノズルが開示されている。また、特公平4−10386号公報(特許文献2)には、先端部に形成された湾曲内周面と、この内周面に形成されたオリフィスとを備え、前記湾曲内周面が、下流方向にいくにつれて漸次小径となる複数段の湾曲内周面部で構成されている気液噴霧ノズルが開示されている。さらに、これらの文献には、前記気液噴霧ノズルを装着するための気液混合装置が、このノズルが装着される噴射管と、この噴射管の上流部に軸芯方向に装着され、前記オリフィスに向かって液体を噴射するための液体噴射ノズルと、この液体噴射ノズルの噴射流路の外周部に形成された環状空間に気体を噴射する気体噴射口と、前記環状空間に連通し、前記環状空間の下流部に、軸芯方向に対して傾斜して形成され、液体噴射流路からの噴射液体の外周に、気体を噴射するための環状流路とを備えていることも開示されている。
しかし、これらの特許文献に記載のノズルは、液体噴射ノズルの噴射流路の外周部に環状空間を形成し、この環状空間に連通し、かつ傾斜した環状流路を形成する必要があり、ノズル装置の気液混合構造が複雑化する。
特開平7−222943号公報(特許文献3)には、気液導入本体の軸方向に装着された気体導入体と、気液導入本体の周部に前記気体導入体の設置方向に対して直角方向に装着された液体導入体と、気液導入本体に装着され、気体と液体とを混合して気液を給送する給送管と、この給送管に装着され、かつ噴霧口を有するノズル体とを備えた気液噴霧用ノズルが開示されている。このノズルにおいて、液体導入体の液体導入口に連通して、直角方向から軸方向に曲がって気液導入本体の軸芯方向に延びる液体路と、気体導入体の気体導入口に連通し、液体路の周囲に軸方向に延びて形成された気体路とを備え、給送管が、液体路と通じる内側の液体流通管および気体路に通じる外側の気体流動管とを形成する二重管と、この二重管の下流部に形成された絞り管とを有している。また、気液導入本体に、円周方向に離間して複数の気体路を形成することも記載されている。この文献のノズルでは、二重管の先端部近傍即ち直下流において中心部を流れる液体流に対してその周部側から空気流が衝突するため、液体流に対して相対的に大きな微細化作用が加わることが記載されている。
しかし、この文献に記載の気液噴霧ノズルは部品点数が多く、製作コストが高価となる。また、二重管構造や周方向に間隔をおいて気体路を形成するため、ノズル本体の構造が複雑化する。一方、このようなノズルにおいて、ノズル構造を簡素化すると、水圧を大きくしても水量が増大しない現象が生じ、噴霧特性を制御できない場合がある。
特公平4−10385号公報(特許請求の範囲、第5欄17行〜44行、図3) 特公平4−10386号公報(特許請求の範囲、第4欄21行〜第5欄4行、図3) 特開平7−222943号公報(特許請求の範囲、段落[0011]、図1)
従って、本発明の目的は、簡単な構造で、水量が広範囲に亘っても、均一に噴霧でき、噴霧量を安定して制御するのに有用な気液混合ユニット及びこのユニットを備えた気液噴霧ノズルを提供することにある。
本発明の他の目的は、構造を簡素化でき、安価に製造できる気液混合ユニット及びこのユニットを備えた気液噴霧ノズルを提供することにある。
本発明のさらに他の目的は、広範囲の水量で、均一かつ安定して噴霧量を制御できる方法(特に、連続鋳造ラインで圧延鋼板を冷却(又は二次冷却)する方法を提供することにある。
本発明者らは、前記課題を達成するため鋭意検討した結果、構造を簡素化して、気液導入ユニットに対して、軸方向に気体又は液体導入ユニットを装着し、半径方向に液体又は気体導入ユニットを装着した気液噴霧ノズルでは、水圧を増加させても水量が増加しない特異領域(圧力依存性のない領域)が現れ、噴霧量の制御(冷却制御)ができなくなること、このような気液噴霧ノズルであっても、液体導入路の開始端から気液流路に至る間(液体導入ユニットに隣接する下流域)に、少なくとも液体が拡散可能な拡散部(解放域又は解放部)を形成すると、前記特異領域が消失し、広い水量の範囲であっても、均一かつ安定して噴霧量を制御できることを見いだした。本発明は、これらの知見に基づき、さらに改良を重ねた結果を完成したものである。
すなわち、本発明の気液混合ユニットは、気液混合流体をノズル本体に供給するための気液流路を備えた断面中空状の気液導入本体と、この気液導入本体の上流部に、気液導入本体の軸方向に第1の流体導入路を向けて装着され、かつ前記気液流路に気体及び液体のうち一方の流体を導入するための第1の流体導入ユニットと、前記気液導入本体の軸方向に対して交差する方向(例えば、直交する方向)に第2の流体導入路を向けて前記気液導入本体に装着され、かつ前記気液流路に他方の流体を導入するための第2の流体導入ユニットと、前記第2の流体導入路の開始端から気液流路に至る間(前記液体導入路に隣接する下流部など)に形成され、かつ少なくとも気体及び液体のうち一方の流体が拡散又は乱流化可能な流体乱流部とを備えている。
このような気液混合ユニットにおいて、気液導入本体の上流部に、気液導入本体の軸方向に気体導入路を向けて装着され、かつ前記気液流路に気体を導入するための気体導入ユニットと、前記気液導入本体の軸方向に対して交差する方向に液体導入路を向けて前記気液導入本体に装着され、かつ前記気液流路に液体を導入するための液体導入ユニットとを備えていてもよく、流体乱流部が液体乱流部として形成されていてもよい。
また、第1及び第2の流体気体導入路のうち液体を導入するための導入路(液体導入路)の内径に対する長さの比(長さ/径)は、1以下であってもよい。流体乱流部(液体乱流部など)は、第2の流体導入ユニット(液体導入ユニットなど)の軸方向に対してラセン状又は斜め方向に延び、かつ第2の流体導入路(液体導入路など)を形成する貫通孔(斜め流路部など)を備えていてもよい。さらに、流体乱流部(液体乱流部など)は、第2の流体導入路(液体導入路など)の下流部に形成され、第2の流体導入路(液体導入路など)よりも内径が大きな流体導入チャンバー(液体拡散部、液体拡散室などの液体導入チャンバーなど)で構成してもよく、流体乱流部(液体乱流部など)は、第2の流体導入路(液体導入路など)に隣接して形成され、かつ第2の流体導入路(液体導入路など)からの流体と第1の流体導入路(気体導入路など)からの流体とを混合可能な気液混合チャンバー(気液混合室など)としてもよい。このような形態の流体乱流部(液体乱流部など)は、液体を導入するための導入ユニットの軸方向に対して斜め方向に延びる斜め流路部、液体を拡散又は解放させるための液体拡散部、解放域又は解放室などということもできる。
さらには、本発明は、液体を導入する導入ユニットの液体導入路の内径が小さく、前記特異領域(水圧を増加させても水量が増加しない特異領域)が現れやすい気液噴霧ノズルに適用するのに有用である。液体を導入するための液体導入路の内径は1〜4mm程度であってもよい。また、第1及び第2の流体気体導入路のうち気体を導入するための導入路(例えば、気体導入路)の内径を100としたとき、液体を導入するための液体導入路の内径は10〜60程度であってもよい。なお、前記特異領域は、液体の流量(例えば、水量)が多く、気体の流量(例えば、空気量)が少ない条件(例えば、水量が1.7〜2.6L/分,空気量が27m/hr以下の条件)などで生じる場合が多い。
本発明の気液噴霧ノズル(又はノズル装置)は、前記気液混合ユニットと、この気液混合ユニットからの気液混合流体をオリフィスから噴射するためのノズル本体とを備えている。気液噴霧ノズル(又はノズル装置)は、気液混合ユニットとノズル本体との間に介在する中間気液導管を備えていてもよい。
本発明は、前記気液混合ユニットの第1の導入ユニットから気体及び液体のうち一方の流体(例えば、気体導入ユニットから気体)を気液導入本体へ導入するとともに、第2の導入ユニットから他方の流体(例えば、液体導入ユニットから液体)を気液導入本体へ導入し、流体乱流部(液体乱流部、液体拡散部など)で少なくとも液体を拡散させ、気液混合流体をノズル本体のオリフィスから噴射する方法も包含する。この方法は、気液混合流体をノズル本体のオリフィスから噴射し、連続鋳造ラインで圧延鋼板を冷却(二次冷却)するのに有用である。
本発明では、直管状に長く延びた液体導入路により整流状態の液体を直接的に気体と合流させることなく、液体導入路又はその下流域に液体乱流部(液体拡散部、解放域又は解放室)を形成するため、液体導入路からの液体を乱流化させ、気体導入路からの気体と効率よく合流させ混合できる。そのため、構造を複雑化することなく、広範囲の液体の流量、特に、液体の流量(例えば、水量)が多く、気体の流量(例えば、空気量)が少ない条件であっても、均一に噴霧できるとともに、安定して噴霧量をコントロールできる。
なお、本明細書中、「液体導入路の長さ」とは、液体導入路が軸方向に対して斜め方向に延びる場合には、液体導入路の開口端に対する開始端の高さ(開口端と開始端との鉛直方向の長さ)を意味する。
本発明では、液体導入路に液体乱流部を形成すればよいため、気液混合ユニット及び気液噴霧ノズルの構造を簡素化できる。しかも、液体乱流部により液体と気体とを効率よく混合でき、水量が広範囲に亘っても、均一に噴霧でき、噴霧量を安定して制御できる。また、構造を簡素化できるため、気液混合ユニット及び気液噴霧ノズルを安価に製造できる。そのため、連続鋳造ラインで圧延鋼板を冷却(二次冷却)するのに適している。
図1は本発明の気液噴霧ノズルを示す概略図である。 図2は図1の気液噴霧ノズルの気液混合ユニットを示す概略断面斜視図である。 図3は本発明の他の気液混合ユニットを示す概略断面図である。 図4は図3の気液混合ユニットを示す概略断面斜視図である。 図5は本発明のさらに他の気液混合ユニットを示す概略断面図である。 図6は実施例1での水量及び空気量の圧力依存性を示すグラフである。 図7は実施例2での水量及び空気量の圧力依存性を示すグラフである。 図8は実施例3での水量及び空気量の圧力依存性を示すグラフである。 図9は、長い直管状液体導入路を備え、比較例1で用いた気液混合ユニットを示す概略断面図である。 図10は比較例1での水量及び空気量の圧力依存性を示すグラフである。
以下に、添付図面に基づいて、本発明を詳細に説明する。
図1及び図2に示す気液噴霧ノズル(気液混合ユニット1)は、軸方向に円筒状気液流路3を備えた断面中空筒状の気液導入本体2と、この気液導入本体2の上流端に装着(又は螺合)可能な気体導入ユニット4と、前記気液導入本体2の周面に装着(又は螺合)可能な液体導入ユニット7と、気液導入本体2の下流部に装着(又は螺合)可能な中間気液導管11と、この気液導管の下流部に装着(又は螺合)可能なノズル本体12とを備えている。
前記気体導入ユニット4の軸芯には、上流端から下流方向にいくにつれて円筒状流路幅が連続的又は段階的に狭まる傾斜流路5と、この傾斜流路に連なる円筒状気体導入路6とがそれぞれ所定の長さに形成され、前記気体導入路6は、前記気液流路3に気体を導入するため、気液導入本体2の軸方向(気液流路3)に向かって同軸に延びている。
前記液体導入ユニット7は、前記気液導入本体2の周面に、前記気液導入本体2の軸方向に対して直交する方向に装着され、液体導入ユニット7の軸芯には、上流端から下流方向にいくにつれて、円筒状流路に連なり、内径が小さな円筒状液体導入路8と、この液体導入路に連なり、かつ内径が大きな円筒状流路(解放流路又はチャンバー)9とがそれぞれ所定長さに形成されている。また、液体導入路8は、前記気液流路3に液体を導入するため、前記気体導入路6の開口端よりも下流側で気液流路3に臨んでおり、液体導入路8からの液体は、前記気体導入路6の開口端の下流域で気体導入路6からの気体と合流する。
このような構造の気液噴霧ノズルにおいて、前記液体導入路8が直管状で長く、かつ気液流路3の軸方向に対して直交する方向に延びていると、特定の条件で、水圧を増加させても水量が増加しない特異領域が現れる。特に、液体導入路8の流路径が小さなノズルでは前記特異領域が現れやすい。すなわち、各種の噴霧条件で噴霧させ、水圧、水量、空気圧、空気量の関係を調べると、図10に示すように、液体の流量(例えば、水量)が多く、気体の流量(例えば、空気量)が少ない条件(例えば、水量が1.7〜2.6L/分,空気量が27m/hr以下の条件)などで前記特異領域が現れやすい。このような気液噴霧用ノズルを、製鋼過程での連続鋳造の冷却に用いると、前記特異領域では噴霧量の制御が不能となり、結果的に冷却制御ができなくなる。
そこで、この例では、図1及び図2に示されるように、前記液体導入路8からの液体を乱流化させるため、液体乱流部10aとしての液体導入路8を、液体導入ユニット7の軸方向に対してラセン状又は斜め方向に延びる貫通孔(斜め流路など)で形成している。さらに、液体導入路8(液体乱流部10a)の下流端には、流路径が大きく開放した液体乱流部(液体拡散室、開放部など)10bが形成されている。この例では、ラセン状又は斜め方向に延びる貫通孔(斜め流路など)8は、液体導入ユニット7の流路の先端部に装着又は配設された中子7aに形成されている。なお、この中子7aも液体導入ユニット7を形成する。液体導入路(貫通孔)8は、液体導入ユニット7の軸方向に対して20〜60°程度の角度で傾斜している。また、液体導入路8の流路径は、気体導入路6の流路径よりも小さく形成され、この例では、液体導入路8の流路径は1〜2mm程度であり、気体導入路6の流路径を100としたとき、液体導入路8の流路径15〜30程度である。液体導入路8の内径に対する長さの比(長さ/内径)は、2〜5程度に形成されている。液体導入路8の全長(オリフィスの長さ)は5〜7mm程度、液体導入路8の長さ(中子7aの厚みに相当する高さ)は2.5〜3.5mm程度である。
なお、中子7aの貫通孔(液体導入路8)の開口端(下流側開口端)は、開口端(下流側開口端)よりも流路径が大きく、円筒状流路の形態で、気液導入本体2の内壁に形成された液体乱流部(液体拡散室、開放部など)10bと連通している。すなわち、気体導入ユニット4の下流部には、貫通孔(液体導入路8)と連通して、前記開口端よりも流路径が大きく(特に急激に大きくなり)、かつ気液導入本体2の気液流路3に延びる液体乱流部(解放流路)10bが形成されている。
前記中間気液導管11は、前記気液導入本体2の気液流路3と軸芯を同じくして延びる中空円筒状の直管状流路を備えており、ノズル本体12は、中間気液導管11の流路と同軸に延びる円筒状流路と、この円筒状流路の下流部で内径が小さく形成され、下流方向にいくにつれて流路径が湾曲して狭まる吐出流路13と、ノズル本体12の先端部で吐出流路13を半径方向に横断するオリフィス(切り欠き溝)14とを備えている。
このような気液噴霧ノズルでは、液体導入ユニット7の液体導入路8が液体乱流部10aとして機能するラセン状又は斜め流路の形態で形成し、さらに液体導入路8の下流域には、内径が大きく、液体をさらに乱流化させるのに有用な液体乱流部(又は液体開放部)10bを形成しているため、液体導入路8からの液体を乱流化させて気体導入ユニット4の気体導入路6からの気体と合流させ混合できる。そのため、液体導入路8の内径が小さくても、液体の広い流量域でも安定かつ均一に気液混合流体を噴霧できる。しかも、中子7aを利用してラセン状又は斜め流路を形成すればよいため、構造を複雑化させることなく、簡単な構造で気液混合流体を安定かつ均一に噴霧できる。
図3は本発明の他の気液混合ユニット20を示す概略断面図、図4は図3の気液混合ユニット20を示す概略断面斜視図である。なお、図1と同一の部材又は要素には同一の符号を付して説明する(以下、同じ)。
この例では、液体導入ユニット17の液体導入路8は細く短く形成され、液体導入路8の下流部には、液体導入路8に隣接して、容積が大きく、かつ液体導入路8からの液体と気体導入路6からの気体とを混合可能な気液混合チャンバー(気液混合部など)30が形成されている。この気液混合チャンバー(気液混合室など)30は液体乱流部として機能する。なお、この例では、気液導入本体22は、ノズル本体12に至る気液流路23を備えており、前記図1及び図2に示す中間気液導管の機能も兼ね備えている。より具体的には、液体導入ユニット17の円筒状流路には、上流から下流方向にいくにつれて、内径が次第に小さくなる傾斜流路21aと、この傾斜流路の下流端に連なる円筒状流路21bと、その円筒状流路の下流端から内径が次第に狭まる傾斜流路21cとが形成され、この傾斜流路21cの下流端が液体導入路8と通じている。液体導入路8は、細くて短く、例えば、流路径2〜3mm程度、長さ0.5〜1.5mm程度の円筒状流路として形成され、液体導入路8の内径に対する長さの比(長さ/径)は、0.25〜0.5程度に形成されている。また、液体導入路8の下流に形成された気液混合チャンバー(気液混合室など)30は、液体導入路8の下流端から急激に内径が大きくなって液体導入路8の下流方向(気液流路23の軸方向に直交する方向)に延びており、液体導入路8の下流側の気液導入本体22の内壁と、液体導入路8と対向又は対峙する気液導入本体22の内壁とには、気液流路23を横断した形態で、円筒状凹部30a,30bが形成されている。気液混合チャンバー(気液混合室など)30は、内径12〜20mm程度、長さ15〜20mm程度の円筒状混合流路(空間)として形成されている。なお、液体導入路8の下流端に形成された円筒状凹部30aは、液体導入路8からの液体が急激に解放される解放部(拡散部又は解放域)としても機能する。
このような気液混合ユニット30を用いると、液体導入路8からの液体は、気液混合チャンバー30に至ると急激に減速するため、チャンバー30内で急激に解放又は拡散する。そのため、液体導入路8からの液体と気体導入路6からの気体とを効率よく合流させて混合できる。従って、液体の流量を広い範囲で変動させても、均一に気液混合でき、均一な噴霧量で安定して噴霧できる。
図5は本発明のさらに他の気液混合ユニットを示す概略断面図である。この例の気液混合ユニット30では、液体導入ユニット27は、前記図4と同様に、円筒状流路の下流方向には、傾斜流路21a、円筒状流路21b、傾斜流路21cとが形成され、この傾斜流路21cの下流端は、細くて短い液体導入路8に連なっている。なお、この例では気液流路3を有する気液導入本体2、この気液導入本体2とノズル本体12とを接続する中間気液導管11は、前記図1及び図2と同様に形成されている。そして、気液導入本体22のうち液体導入路8の下流端(気液導入本体2の内壁)には、内径が大きな(特に内径が急激に大きくなる)液体乱流部(チャンバー又は解放拡散部)40が円筒状凹部の形態で形成されている。
このような気液混合ユニット30でも、液体導入路8からの液体は、液体導入チャンバー(液体拡散部、液体拡散室など)30に至ると急激に拡散して減速するため、チャンバー30内で急激に解放又は拡散し、乱流化される。そのため、液体を乱流化した状態で、液体導入路8からの液体と気体導入路6からの気体とを効率よく合流させて混合できる。従って、液体の流量を広い範囲で変動させても、均一に気液混合でき、均一な噴霧量で安定して噴霧できる。
なお、前記の例では、気液導入本体の上流部に気体導入ユニットを装着し、前記気液導入本体の軸方向に対して交差する方向に液体導入ユニットを装着し、流体乱流部で液体を乱流化させているが、気液混合ユニットは、上記とは逆に、気液導入本体の上流部に装着した液体導入ユニットにより、気液導入本体の軸方向に液体導入路を向けて液体を導入し、前記気液導入本体の軸方向に対して交差する方向に装着した気体導入ユニットにより、前記気液流路に気体導入路を向けて気体を導入し、流体乱流部で気体を乱流化させてもよい。すなわち、気液混合ユニットは、気液導入本体の上流部に第1の流体導入ユニットを装着し、気液導入本体の軸方向に第1の流体導入路を向けて前記気液流路に気体及び液体のうち一方の流体を導入し、前記気液導入本体の軸方向に対して交差する方向に第2の流体導入路を向けて前記気液導入本体に第2の流体導入ユニットを装着し、前記気液流路に他方の流体を導入し、前記第2の流体導入路の開始端から気液流路に至る間に、少なくとも気体及び液体のうち一方の流体を流体乱流部で拡散又は乱流化させればよい。なお、気液混合ユニットにおいて、第1の流体導入ユニットは気体導入ユニットであり、第2の流体導入ユニットは液体導入ユニットである場合が多い。そのため、以下の説明においては、第1の流体導入ユニットを気体導入ユニット、第2の流体導入ユニットを液体導入ユニットとして説明する。
本発明の気液混合ユニットにおいて、気液導入本体は、気液混合流体をノズル本体に供給可能であり、気液流路を備えた断面中空状であればよく、通常、軸芯に沿って気液流路が形成されている。この気液流路は中空で先細状であってもよいが、通常、同じ内径で中空円筒状に形成する場合が多い。また、気液導入本体の上流部に装着された気体導入ユニットは、気液導入本体の軸方向(又は気液流路に対して)に気体導入路を向けて配設されている。この気体導入路は、前記気液流路に気体を導入可能であればよく、同じ内径で形成してもよいが、通常、段階的又は連続的に先細状に形成する場合が多い。気体導入路は、コンプレッサなどの気体供給源に接続されている。
液体導入ユニットは、液体導入路を気液導入本体の軸方向(又は気液流路)に対して交差する方向(例えば、直交する方向)に向けて配設されており、液体導入路を通じて、気液流路に液体を供給する。
一般的に、前記簡単な構造の気液噴霧ノズルでは、液体導入ユニットの液体導入路の内径が小さいと、前記特異領域(水圧を増加させても水量が増加しない特異領域)が現れやすい。特に、液体導入路が直管状に延び、かつ内径が小さく長い場合に前記特異領域が現れやすい。このことは、液体導入路が直接的に直管状に長く延びて気液導入本体の気液流路に至ると、液体が直線状に気体流路に導入され、気体との混合効率が低下することに起因すると思われる。そのため、直管状に延びる液体導入路を備えた気液噴霧ノズルでは、液体導入路の内径に対する長さの比(長さ/径)が小さいのが好ましく、例えば、液体導入路の内径に対する長さの比(長さ/径)は1以下(例えば、0.1〜1、好ましくは0.25〜0.95(例えば、0.4〜0.9)、さらに好ましくは0.5〜0.85程度)であってもよい。液体導入路の内径は1〜4mm(例えば、1.25〜3.5mm、好ましくは1.5〜3mm)程度であってもよく、気体導入路の内径を100としたとき、液体導入路の内径は10〜60(例えば、15〜50、好ましくは20〜45、特に、20〜43)程度であってもよい。
さらに、液体導入路が直接的に直管状に長く延びて気液導入本体の気液流路に至ると、液体を乱流化しにくくなり、前記特異領域の発生しやすくなると思われる。前記特異領域の発生を防止するためには、液体導入路の開始端から気液流路に至る間(前記液体導入路、液体導入路の途中部又は前記液体導入路に隣接する下流部)に液体乱流部を形成するのが有利である。この液体乱流部は、少なくとも前記液体導入路からの液体を拡散又は乱流化可能であればよく、非直管状又は非直線状の流路(例えば、液体導入ユニットの軸方向に対して交差する方向に延びる流路など)の形態の液体導入路、直管状の液体導入路の途中部又は下流部に形成され、内径又は容積の大きなチャンバー(液体拡散室、液体解放部)で構成できる。なお、チャンバー(液体拡散室、液体解放部)と通じる液体導入路は、必ずしも直管状の流路である必要はなく、非直管状又は非直線状の流路であってもよい。なお、前記液体乱流部は、液体を拡散又は解放させるための液体拡散部、解放域又は解放室などということもできる。
液体乱流部のうち非直管状又は非直線状の流路は、液体導入ユニットの軸方向に対して交差する方向(特に、斜め方向)に延びる流路(斜め流路、ラセン状流路など)で構成してもよく、通常、液体導入路は、液体導入ユニットの軸方向に対して斜め方向に延びる貫通孔(ラセン状貫通孔など)の形態で形成されている。液体乱流部又は液体導入路がラセン状又は斜め方向に延びる貫通孔を備えている場合には、液体導入路の内径に対する長さの比(長さ/径)は1以上(例えば、1〜20、好ましくは2〜15、特に3〜10程度)であっても、気液混合流体を均一に噴霧できる。なお、中子は必ずしも必要ではなく、前記非直管状の流路(液体乱流部)は液体導入ユニットの液体導入路に直接的に形成してもよいが、非直線状流路の形成効率の点から、液体導入ユニットの先端部に装着される中子に形成するのが有利である。
液体導入路の下流部に形成され、かつ液体導入路よりも内径が大きな液体乱流部(液体導入路に隣接して形成された液体乱流部)は、液体導入路からの液体と気体導入路からの気体とを混合可能であればよく、通常、液体解放部(解放流路など)、気液混合チャンバー(気液混合部など)として構成されている。液体乱流部は、液体導入路の開口端から両側部方向に、急激に(液体導入路の軸線方向に対して直交する方向に)拡がっていてもよく、下流方向にいくにつれて両側部方向に傾斜して(例えば、直線的又は湾曲した形態で)拡がっていてもよい。液体導入路の下流に液体乱流部(液体解放部(解放流路など)、気液混合チャンバー(気液混合部など))を形成する場合、液体導入路の内径及び長さは特に制限されず、例えば、細長い流路(例えば、流路径1〜4mm程度、長さ5〜10mm程度)、内径及び長さが大きい流路(例えば、流路径3〜6mm程度、長さ5〜10mm程度)、内径が大きく長さが短い流路(例えば、流路径3〜6mm程度、長さ1〜5mm程度)であってもよい。さらに、液体導入路はラセン状であってもよく液体導入ユニットの軸方向に対して傾斜していてもよい。また、液体導入路の内径「1」に対して、液体解放部(解放流路など)や気液混合チャンバー(気液混合室など)の内径は、例えば、2〜25(例えば、3〜20、好ましくは4〜15、さらに好ましくは5〜10)程度であってもよい。さらに、液体導入路の容積「1」に対して、液体解放部(解放流路など)、気液混合チャンバー(気液混合室など)の容積は、例えば、5〜1000、好ましくは10〜750(例えば、20〜500)、さらに好ましくは25〜300(例えば、50〜250)程度であってもよい。
なお、噴霧ノズルの全長(気体導入方向の軸線と液体導入方向の軸線との交点又は合流点からノズル先端部又は流路の開口部までの長さ)が短くなると、気液混合の機会が減少するため、前記特異領域が発生しやすくなる。しかし、気液混合チャンバー(気液混合部など)を形成すると、気液混合部とノズル先端との距離が短くても(例えば、100mm以下(例えば、30〜100mm、特に50〜80mm程度)という短い長さであっても)、気液混合流体を均一に噴霧できる。なお、噴霧ノズルの長さ(前記交点又は合流点からノズル先端部又は流路の開口部までの長さ)は、例えば、50〜2500mm、好ましくは60〜2000mm、さらに好ましくは100〜1750mm程度であってもよい。
このような気液混合ユニットを用いると、液体導入ユニットの液体導入路の内径が小さく、前記特異領域(水圧を増加させても水量が増加しない特異領域)が現れやすい気液噴霧ノズルであっても、前記特異領域の発生を有効に防止できる。なお、前記特異領域は、液体の流量(例えば、水量)が多く、気体の流量(例えば、空気量)が少ない条件、例えば、水量が1.7〜2.6L/分(例えば、1.8〜2.5L/分),空気量が27m/hr以下(例えば、5〜25m/hr)の条件などで生じる場合が多い。
本発明の気液噴霧ノズル(又はノズル装置)は、前記気液混合ユニットと中間気液導管とノズル本体とを備えている。前記中間気液導管は、同じ内径の流路を備えていてもよく、下流方向に向かって流路径が小さくなる先細状の流路を備えていてもよい。さらに、必要であれば、中間気液導管の流路は、適所にて流路径が狭まる絞り流路を備えていてもよい。なお、中間気液導管は必ずしも必要ではない。
ノズル本体は、気液混合流体を噴霧又は噴射可能であればよく、ノズル本体の構造は特に制限されない。ノズル本体は、下流方向に向かって段階的又は連続的に流路径が狭まる流路を有する場合が多く、流路径は直線的又は湾曲して狭まってもよい。このような流路は、ノズル本体内の先端部に装着されるノズルチップの流路で形成してもよい。ノズル本体又はノズルチップの先端部にはオリフィスが形成されており、このオリフィスは、ノズル本体又はノズルチップの先端部で開口した流路を横断して、例えば、スリット状オリフィスを形成してもよい。
さらに、ノズル本体又はノズルチップには、オリフィスの開口部(吐出口)から下流方向に向かって、気液混合流体の噴霧方向又は噴霧幅などを制御又は規制するための規制壁などを対向して形成してもよい。この対向する規制壁は、下流方向(又は噴霧方向)に向かって、狭まっていてもよく拡がっていてもよい。
本発明では、前記気液混合ユニット又は気液噴霧ノズルを用いることにより、前記気液混合ユニットの気体導入ユニットから気液導入本体の気液流路へ気体を導入するとともに、液体導入ユニットから気液導入本体の気液流路へ液体を導入すると、液体乱流部(液体拡散部など)で少なくとも液体を拡散させることができる。そのため、液体と気体とを効率よく混合して、気液混合流体をノズル本体のオリフィスから噴射又は噴霧できる。このような方法は、気液混合流体をノズル本体のオリフィスから噴射又は噴霧し、連続鋳造ラインで圧延鋼板を冷却(二次冷却)するのに有用である。
以下に、実施例に基づいて本発明をより詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例によって限定されるものではない。
実施例1〜3
図3に示す気液混合ユニット(実施例1),図4に示す気液混合ユニット(実施例2)及び図5に示す気液混合ユニット(実施例3)を用いて、図1に示す構造の気液噴霧ノズルを構築した。
比較例1
図9に示す気液混合ユニット(比較例1)を用いる以外、実施例1〜3と同様にして図1に示す構造の気液噴霧ノズルを構築した。この気液混合ユニットは、液体導入路8が直管状で長く、液体乱流部(チャンバー)30を備えていない点を除き、図3及び図4に示すユニットと同様に構造を有している。
そして、空気圧0.1〜0.5MPa、水圧0.05〜0.6MPaの範囲で、圧力と流量との関係(圧力依存性)を調べた。結果を表1、図6〜図8(実施例1〜3)及び図10(比較例1)に示す。
Figure 2012125711
表1及び図面から明らかなように、比較例1では、水量が圧力と相関性のない領域(水圧を増加させても水量が増加せず、圧力依存性のない領域)が認められ、この領域では噴霧量を制御できなかった。それに対して、実施例では、空気量及び水量が圧力と相関性があり、噴霧量を広い範囲で制御可能であった。特に、実施例2では、気液混合部とノズル先端との距離が100mm以下という短い長さであっても、均一な噴霧に有効であった。
本発明は種々の物品の洗浄、冷却などに利用でき、特に、鋼板表面(特に熱間圧延工程での鋼板表面)の冷却に有用である。
1,20,30…気液混合ユニット
2,22…気液導入本体
3,23…気液流路
4…気体導入ユニット
6…気体導入路
7,17,27…液体導入ユニット
7a…中子
8…液体導入路
10a…液体乱流部(斜め流路)
10b…液体乱流部(解放流路)
11…中間気液導管
12…ノズル本体
13…吐出流路
14…オリフィス
30(30a、30b),40…液体乱流部

Claims (11)

  1. 気液混合流体をノズル本体に供給するための気液流路を備えた断面中空状の気液導入本体と、この気液導入本体の上流部に、気液導入本体の軸方向に第1の流体導入路を向けて装着され、かつ前記気液流路に気体及び液体のうち一方の流体を導入するための第1の流体導入ユニットと、前記気液導入本体の軸方向に対して交差する方向に第2の流体導入路を向けて前記気液導入本体に装着され、かつ前記気液流路に他方の流体を導入するための第2の流体導入ユニットと、前記第2の流体導入路の開始端から気液流路に至る間に形成され、かつ少なくとも気体及び液体のうち一方の流体が拡散又は乱流化可能な流体乱流部とを備えた気液混合ユニット。
  2. 気液導入本体の上流部に、気液導入本体の軸方向に気体導入路を向けて装着され、かつ前記気液流路に気体を導入するための気体導入ユニットと、前記気液導入本体の軸方向に対して交差する方向に液体導入路を向けて前記気液導入本体に装着され、かつ前記気液流路に液体を導入するための液体導入ユニットとを備えており、流体乱流部が液体乱流部として形成されている請求項1記載の気液混合ユニット。
  3. 第1及び第2の流体気体導入路のうち液体を導入するための導入路の内径に対する長さの比(長さ/径)が、1以下である請求項1又は2記載の気液混合ユニット。
  4. 流体乱流部が、第2の流体導入ユニットの軸方向に対してラセン状又は斜め方向に延び、かつ第2の流体導入路を形成する貫通孔を備えている請求項1〜3のいずれかに記載の気液混合ユニット。
  5. 流体乱流部が、第2の流体導入路の下流部に形成され、第2の流体導入路よりも内径が大きな流体導入チャンバーで構成されている請求項1〜4のいずれかに記載の気液混合ユニット。
  6. 流体乱流部が、第2の流体導入路に隣接して形成され、かつ第2の流体導入路からの流体と第1の流体導入路からの流体とを混合可能な気液混合チャンバーで構成されている請求項1〜3のいずれかに記載の気液混合ユニット。
  7. 第1及び第2の流体気体導入路のうち気体を導入するための導入路の内径を100としたとき、液体を導入するための導入路の内径が10〜60である請求項1〜6のいずれかに記載の気液混合ユニット。
  8. 請求項1〜7のいずれかに記載の気液混合ユニットと、この気液混合ユニットからの気液混合流体をオリフィスから噴射するためのノズル本体とを備えている気液噴霧ノズル。
  9. 気液混合ユニットとノズル本体との間に介在する中間気液導管を備えている請求項8記載の気液噴霧ノズル。
  10. 請求項1〜7のいずれかに記載の気液混合ユニットの第1の導入ユニットから気体及び液体のうち一方の流体を気液導入本体へ導入するとともに、第2の導入ユニットから他方の流体を気液導入本体へ導入し、流体乱流部で少なくとも液体を拡散させ、気液混合流体をノズル本体のオリフィスから噴射する方法。
  11. 気液混合流体をノズル本体のオリフィスから噴射し、連続鋳造ラインで圧延鋼板を冷却する請求項10記載の方法。
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