JPH0445662Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0445662Y2
JPH0445662Y2 JP1989090836U JP9083689U JPH0445662Y2 JP H0445662 Y2 JPH0445662 Y2 JP H0445662Y2 JP 1989090836 U JP1989090836 U JP 1989090836U JP 9083689 U JP9083689 U JP 9083689U JP H0445662 Y2 JPH0445662 Y2 JP H0445662Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fish
time
temperature
display prompting
displayed
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1989090836U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0330943U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1989090836U priority Critical patent/JPH0445662Y2/ja
Publication of JPH0330943U publication Critical patent/JPH0330943U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0445662Y2 publication Critical patent/JPH0445662Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Electric Stoves And Ranges (AREA)
  • Baking, Grill, Roasting (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕 本考案は、魚の種類、大きさ等に関係なく、魚
の焼き具合を一定にできる魚焼き器に関する。 〔従来の技術〕 クツキングヒータ調理器等には、グリルボツク
スタイプの魚焼き器が内蔵されているものが多
い。 これらのグリルは、調理物の加熱状態を外部よ
り観察するための透明な扉を設けたボツクスの中
に魚を載せる焼網と受け皿とを有し、上部に加熱
用ヒータを設けたものが一般的である。 ところが、このグリルで魚を焼く場合には、調
理者が魚の片面の焼き上がりを察知し裏返しを行
い、両面の焼き上がりを察知して調理を終了する
ものであるため、調理の出来具合は、調理者の技
術で大きく左右される。たとえば、ヒータの加熱
と同時に魚を入れると、魚が乾燥してしまいうま
く焼けないという欠点がある。またヒータ加熱後
に一定時間の予熱を行つた後に魚を入れるように
マニユアルで解説したものがあるが、その通りに
実行しても、魚入れタイミングのばらつきにより
仕上がりが変化するし、その間、グリルの前から
離れられないといつた欠点がある。また、調理者
が経験則より、片面の焼き具合を判断するために
は、透明扉より観察するか時々扉を開いて直接焼
け具合を観察する必要があり、非常に煩わしい。
しかも外部の焼け具合や焼き時間の経過から焼き
上がりを調理者が判断することは、魚の種類や大
きさ、一度に焼く魚の数によつて焼き時間が変化
するため非常に難しく、長年の経験と熟練が必要
であつた。また、毎回同じ焼き具合にすることは
至難の技であつた。 一方、調理の手順をガイダンスする調理装置と
して、特開昭56−64232号公報に記載されたもの
がある。これは、音声による調理説明とデジタル
信号による経過時間、加熱出力、熱源指定、加熱
シーケンス等からなる調理プログラムとをカセツ
トテープに記録しておき、これを再生することに
より、調理者には音声による説明を行い、電子レ
ンジにはその手順に従つた調理プログラムを実行
するというものである。 また、特開昭59−138829号公報には、選定され
る調理プログラムに基づいて自動調理を行う調理
器において、調理に使用する付属器具およびその
付属器具を取付けるべき取付け位置などを表示す
る表示手段を設けたものが記載されている。調理
者は、料理の種類に応じて表示手段に表示される
指示に従つて調理することにより、自動調理を行
うことができる。 これらの特開昭56−64232号公報及び特開昭59
−138829号公報に記載された調理装置では、いず
れも、ある調理の種類について好適と思われる調
理手順を予めプログラムしたものであり、調理器
の制御は、プログラムに設定された時間的順序
(タイムシーケンス)に従つて行われ、調理者は
その調理器の制御の進行に沿つて表示される指示
に従つて調理を行うものである。 〔考案が解決しようとする課題〕 しかしながら、これらの従来の自動調理器にお
いては、同じ種類の調理であつても、調理の対象
となる食品の大きさや種類に応じた融通性がな
い。 本考案が対象とする魚を例にとると、魚は種類
や大きさがまちまちであり、収穫時期によつて
も、また鮮度によつても、また一度に焼く魚の匹
数によつても、調理時間が異なることは経験的に
も分かつている。これを前記の従来の調理器の制
御にプログラムすることは非常に煩わしく、選定
を間違えると生焼けや焼け過ぎになり、最適の焼
け具合を毎回保証することは困難である。 さらに、複数の魚を連続して焼く場合、調理器
内の温度は一回目の調理によりある程度上昇して
いるにも拘わらず、同じ調理プログラムで調理す
ると、焼け過ぎるなど、焼け具合が変化してしま
うという問題がある。 本考案の目的は、上記従来の魚焼き器における
問題点を解消して、魚の種類や大きさ等が異なつ
ても、毎回、均質で且つ最適の焼け具合で調理で
きる魚焼き器を提供することにある。 〔課題を解決するための手段〕 本考案は、本体ケース内の上部に電熱ヒータを
配置したグリルボツクスタイプの魚焼き器におい
て、庫内温度を検出する温度センサを設け、この
温度センサによつて検出された庫内温度が第1の
温度θ1に達した時に魚入れを促す表示をし、庫内
温度がさらに第2の温度θ2に上昇した時からカウ
ントして所定の時間T1b経過した時に魚の裏返し
を促す表示をし、その後、前記魚入れを促す表示
をした時からカウントして魚の裏返しを促す表示
をした時までの時間T1に1より小さいある割合
を掛けた時間T2が経過した時に、魚の取り出し
を促す表示をする手段を備えたことを特徴とす
る。 さらに、2回目以降の連続魚焼き用として、魚
入れから裏返しを促す表示を行う時間T3及びそ
れから取り出しを促す時間T4をそれぞれ第1回
目の時刻T1,T2に前記の特定割合を掛けたもの
で設定する手段を備えることもできる。 〔作用〕 本考案は、電熱ヒータを熱源とする魚焼き器で
魚の焼け具合について検討を重ねた結果、魚の種
類や大きさ、収穫時期、鮮度、一度に焼く魚の匹
数等によつて庫内温度が所定の温度θ2に達する時
間T1aは異なるが、その温度に達した後はほぼ同
じ時間T1bで好適な焼け具合に焼けるという知見
に基づいて完成したもので、調理者が単に表示に
従つて魚を入れたり返したりするだけで、魚の種
類や大きさ等が異なつても、毎回均質な焼け具合
で調理できる。 〔実施例〕 第1図は本考案のコントローラを備えた魚焼き
器の実施例の扉を閉じた状態を示す正面図、第2
図は扉を開けた状態を示す正面図、第3図は第1
図の−線より見た断面図、第4図は平面図で
ある。 これらの図において、1は魚焼き器の本体ケー
スであり、正面には、耐熱ガラス製の扉2が設け
られ、内部を監視することができるようになつて
いる。3は操作及び表示パネルであり、第4図に
示す上部ヒータ4,5,6に対応した表示部を有
している。3−1〜3−3はカラー液晶を用いた
火力表示部であり、左端の「とろ火」表示から右
端の「強火」まで、6段階の表示を行う。火力
は、スイツチ3−7〜3−9を+方向又は−方向
に操作することにより、設定することができる。
上部ヒータ5と魚焼きヒータ7とは、切換スイツ
チ3−11又は3−12を押すことにより切り換
えることができる。魚の焼け具合表示部3−4
は、魚の輪郭が表示されたときは魚を庫内に入れ
る時期であることを示し、魚の内部が赤く表示さ
れたときは魚を裏返すか焼き終わりであることを
示す。3−5はやけど注意表示部であり、ヒータ
選択スイツチ3−10〜3−13の最後のスイツ
チがオフされた後、適当な時間、例えば10分間だ
け点灯する。3−6は、どのヒータが使用中であ
るかを表示するとともに、やけど注意表示部3−
5が点灯中のときは、最後にどのヒータが使用さ
れていたかをやけど注意表示部3−5の点灯とと
もに表示する表示部である。また、8はメインス
イツチ、9は通電ランプである。 さて、扉2内には、第3図に示すように魚焼き
ヒータ7が上部に配置されており、下部には、網
10、受皿11が引き出し可能に設けられてい
る。グリルボツクスの奥部には、温度センサ12
が設置されている。 第5図は本考案の制御系統のブロツク図であ
り、温度センサ12、タイマー13、CPU(中央
処理装置)14及び表示ランプやアラーム等の出
力部15よりなつている。 第6図はかかる構成を有する本考案の魚焼き器
の操作によるタイムチヤートを示す。 第6図に示すように、魚を入れないでヒータの
電源を入れると、グリルボツクス内の温度が上昇
していく。種々の検討の結果、魚を載せる網の中
心の所の温度が約200℃のときに魚を入れると、
魚の種類や大きさ等に関係なく、うまくからつと
焼けるようである。これ以下であると水つぽくな
つたりする。温度センサは、網の中心に設置する
ことが困難であるため、グリルボツクスの壁面に
取付けることとすると、網の中心部が約200℃で
も、壁面の部分はこれよりも低い温度となる。そ
こで、本例では、グリルボツクスの壁面部が170
℃のときに網の中心部が適温の200℃であると推
定して、温度センサの魚入れ設定温度θ1としては
170℃に設定している。 試作したグリルボツクスに何も入れずに空焼き
したときの飽和温度は320℃程度であり、魚を入
れて焼いている時の飽和温度は約280℃であるが、
温度センサの温度が170℃〜220℃の間は魚肉から
水分が抜ける温度領域、すなわち「前処理工程」
であり、センサ温度がある温度θ2、本例では220
℃に達してからは魚の「焼き上げ工程」に入る。 「前処理工程」に要する時間T1aは、魚の種
類、大きさ、数量等(第1表参照)によつて第6
図のa,b,cの曲線に示すようにまちまちであ
るが、「焼き上げ工程」に要する時間T1bは魚の
種類、大きさ等に余り関係なく一定であり、本例
ではその時間は5分であつた。そこで本例では
220℃に温度センサの検出温度が達した時点を基
点に5分という時間をカウントすることにしてい
る。なお、この5分という時間は、グリルボツク
スの大きさやヒータの容量等によつて変わるもの
と考えられる。本例では5分たつと、タイマーが
警報を発するようにし、魚の裏返しを促すことと
した。裏返しからT2の時間経過すると魚が両面
とも焼けるが、このT2時間としては、表側を焼
いた時間T1の間に裏側の水分が2割程度減少し
ているという経験に基づいて、T2としてはT1
8割になるようにした。 なお、同じ種類の魚を回数を分けて焼く場合に
は、2回目以降は既にグリルボツクス内は温度が
上昇しているため、1回目程の時間を必要としな
いことを考慮して、T3はT1の8割程度、T4はT2
の8割程度に設定して警報が発生するようになつ
ている。
〔考案の効果〕
以上に述べたように、本考案によれば、調理者
は、魚の種類や大きさに拘わらず、また何回も連
続して焼く場合にも、表示にしたがつて魚の出し
入れや裏返しを行うだけでよく、熟練を要するこ
となく、常に、適切な焼け具合の魚に調理するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のコントローラを備えた魚焼き
器の実施例の扉を閉じた状態を示す正面図、第2
図は扉を開けた状態を示す正面図、第3図は第1
図の−線より見た断面図、第4図は平面図、
第5図は本考案の構成例を示すブロツク図、第6
図は本考案による工程を示すタイムチヤート、第
7図は焼具合調節のためのメンバーシツプ関数の
例を示す図である。 1……本体ケース、2……扉、3……パネル、
4,5,6……上部ヒータ、7……魚焼きヒー
タ、8……メインスイツチ、9……通電ランプ、
10……網、11……受皿、12……温度セン
サ、13……タイマー、14……CPU、15…
…出力部、3−1〜3−3……火力表示部、3−
4……焼け具合表示部、3−5……やけど注意表
示部、3−6……表示部、3−7〜3−9……ス
イツチ、3−10〜3−13……ヒータ選択スイ
ツチ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 本体ケース内の上部に電熱ヒータを配置した
    グリルボツクスタイプの魚焼き器において、庫
    内温度を検出する温度センサを設け、この温度
    センサによつて検出された庫内温度が第1の温
    度θ1に達した時に魚入れを促す表示をし、庫内
    温度がさらに第2の温度θ2に上昇した時からカ
    ウントして所定の時間T1b経過した時に魚の裏
    返しを促す表示をし、その後、前記魚入れを促
    す表示をした時からカウントして魚の裏返しを
    促す表示をした時までの時間T1に1より小さ
    いある割合を掛けた時間T2が経過した時に、
    魚の取り出しを促す表示をする手段を備えた魚
    焼き器。 2 本体ケース内の上部に電熱ヒータを配置した
    グリルボツクスタイプの魚焼き器において、庫
    内温度を検出する温度センサを設け、この温度
    センサによつて検出された庫内温度が第1の温
    度θ1に達した時に魚入れを促す表示をし、庫内
    温度がさらに第2の温度θ2に上昇した時からカ
    ウントして所定の時間T1b経過した時に魚の裏
    返しを促す表示をし、その後、前記魚入れを促
    す表示をした時からカウントして魚の裏返しを
    促す表示をした時までの時間T1に1より小さ
    い特定割合を掛けた時間T2が経過した時に魚
    の取り出しを促す表示をする手段とを備え、さ
    らに、2回目以降の連続魚焼き用として、魚入
    れから裏返しを促す表示を行う時間T3及びそ
    れから取り出しを促す時間T4をそれぞれ第1
    回目の時刻T1,T2に前記の特定割合を掛けた
    もので設定する手段を備えた魚焼き器。
JP1989090836U 1989-07-31 1989-07-31 Expired JPH0445662Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1989090836U JPH0445662Y2 (ja) 1989-07-31 1989-07-31

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1989090836U JPH0445662Y2 (ja) 1989-07-31 1989-07-31

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0330943U JPH0330943U (ja) 1991-03-26
JPH0445662Y2 true JPH0445662Y2 (ja) 1992-10-27

Family

ID=31640347

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1989090836U Expired JPH0445662Y2 (ja) 1989-07-31 1989-07-31

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0445662Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4590125B2 (ja) * 2001-04-19 2010-12-01 若井産業株式会社 回転ナット

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5664232A (en) * 1979-10-29 1981-06-01 Sharp Corp Cooking device
JPS59138829A (ja) * 1983-01-29 1984-08-09 Toshiba Corp 調理器

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5664232A (en) * 1979-10-29 1981-06-01 Sharp Corp Cooking device
JPS59138829A (ja) * 1983-01-29 1984-08-09 Toshiba Corp 調理器

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0330943U (ja) 1991-03-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4374319A (en) Counter-top oven
ES2540757T3 (es) Asador automático para cocción por lotes variable
US4474107A (en) Food oven and smoker device
US4164591A (en) Method of heating a food article
CA1144588A (en) Oven having dual heating means
US5380986A (en) Multi-purpose electric fast cooking apparatus
US4191881A (en) Food oven
USRE31765E (en) Counter-top oven
KR20030074042A (ko) 전기 조리기
US6621053B1 (en) Toaster oven rack
JPH0445662Y2 (ja)
US3691935A (en) Broiler
JP2000189325A (ja) オ―ブン機能付きフィッシュロ―スタ―
JP2505765B2 (ja) 加熱調理器
JP2004079216A (ja) 誘導加熱調理器
JPH08336467A (ja) 電気魚焼き器
KR101319222B1 (ko) 균일한 굽기가 가능한 생선구이장치
JPS6112900Y2 (ja)
JP2000296063A (ja) オーブン機能付きフィッシュロースター
JP2020143847A (ja) オーブンレンジ
JP2000139697A (ja) ロースター兼用電気鍋
JPS63277021A (ja) オ−ブント−スタ−
JPH0317430A (ja) 加熱調理器
JPS5918610B2 (ja) 電気調理器
JPS5952731B2 (ja) 加熱調理器