JPH0445659Y2 - - Google Patents
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- JPH0445659Y2 JPH0445659Y2 JP1986100901U JP10090186U JPH0445659Y2 JP H0445659 Y2 JPH0445659 Y2 JP H0445659Y2 JP 1986100901 U JP1986100901 U JP 1986100901U JP 10090186 U JP10090186 U JP 10090186U JP H0445659 Y2 JPH0445659 Y2 JP H0445659Y2
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Landscapes
- Baking, Grill, Roasting (AREA)
Description
〈産業上の利用分野〉
本考案は、焼肉時等に発生した煙を処理するよ
うにした煙浄化式ロースターに関する。 〈従来技術〉 従来のロースターにおいては、吸い込んだ煙を
ダクトで室外へ排出するものがある。しかし、ダ
クトの設置が面倒でありかつ移動できないので、
これを解決するため、煙浄化装置を内蔵した無煙
ロースターが市場に提供されている。 〈考案が解決しようとする課題〉 しかし、上記従来技術において、ロストルから
吸い込んだ煙はその燃焼熱により高温となつてお
り、また肉の油分を含んでいるため、ダクト内の
煙浄化装置に付いた油等が、高温状態の雰囲気中
で火災を起こす心配がある。 本考案は、上記に鑑み、ダクト内の火災を防止
できる煙浄化式ロースターの提供を目的としてい
る。 〈課題を解決するための手段〉 本考案による課題解決手段は、第1図ないし第
3図の如く、天板Aの中央孔aに有底筒形の内ケ
ース1が配置され、該内ケース1の上部にロスト
ル2が着脱自在に載置され、該ロストル2の下側
にバーナ3が設けられ、前記内ケース1の外側に
外ケース4が設けられ、内ケース1と外ケース4
との間に吸煙路Eが設けられ、前記外ケース4の
下部に煙浄化装置5,6が設けられ、該煙浄化装
置の下流側には電動フアン7が設けられた煙浄化
式ロースターにおいて、内ケース1と外ケース4
の上部が環状枠11により閉塞され、該環状枠1
1は、前記吸煙路Eの上方を覆う上壁11aと、
該上壁11aのロストル側に垂下された垂直壁1
1bとから断面略逆L字形に形成され、該垂直壁
11bに、ロストル2の上方で、吸煙路Eの吸入
口Dの煙吸込部D1が、ロストル2の全外周に亘
つて開口され、前記環状枠11の上壁11aに、
吸入口Dの冷却空気吸込部D2が、室内上方に向
けて開口され、前記吸煙路Eは、前記吸入口Dの
冷却空気吸込部D2から縦方向に形成されたもの
である。 〈作用〉 上記課題解決手段において、ロストル2上の被
調理物から発生する煙(油ミスト、油煙)は、ロ
ストル2の全外周に亘つて開口する燃焼ガス吸入
口Dから室内空気と混合しながら吸込まれ、吸煙
路Eを通つて煙浄化装置5,6に入り、ここで浄
化されて浄化空気となつて、外側へ排出される。 このとき、吸込口Dがロストル2の全周に亘つ
て開口しているので、煙はほぼ完全に吸込まれ浄
化される。 また、被調理物から発生する煙は、吸入口Dの
煙吸込部D1からほぼ完全に吸い込まれ、しかも
吸入口Dの冷却空気吸込部D2から、ロストル上
部外側の低温空気が、積極的に吸煙路E内に吸い
込まれるので、吸煙路E内が煙と冷却空気との混
合により低温化される。 この冷却空気は、煙吸込部D1からも吸込むこ
とができるが、この場合、冷却空気はロストル2
の上方を一旦通過してから吸煙路Eに入るため、
その通過時に加熱され、冷却性能が低下する。 しかし、冷却空気吸込部D2から入いる空気
は、ロストル2の外側で上方から縦方向に吸い込
むので、ロストル2の熱の影響を受けず、低温の
まま吸込まれ、吸煙路内の低温化が促進される。 〈実施例〉 以下、本考案の実施例を図面により説明する。
第1図は本考案の一実施例を示す煙浄化式ロース
ターの平面図、第2図はその縦断正面図、第3図
は同側面断面図、第4図は要部拡大断面図であ
る。 [構成] 図示の如く、本考案に係る煙浄化式ロースター
は、内部に汁受皿Fが着脱自在に装着された有底
円筒形の内ケース1と、該内ケース1の上部に着
脱自在に設けられた平面視円形のロストル2(金
網等を含む)または五徳2Aと、その下側に配設
された円形ガスバーナ3と、内ケース1の外側に
設けられた外ケース4とを備えている。 前記内ケース1と外ケース4との間に吸煙路E
が設けられ、前記外ケース4の下部には煙浄化装
置5,6が設けられ、該煙浄化装置の下流側には
電動フアン7が設けられ、前記外ケース4を囲む
ように天板支持ケース8が設けられている。 この支持ケース8と外ケース4との間に排気路
9が形成され、該排気路9の入口に前記フアン7
の吹出部が接続され、前記吸煙路Eの吸入口Dか
ら離間して前記支持ケース8の四辺のうちの座席
に対向しない側の二辺に排気路出口10が形成さ
れている。また、支持ケース8の上端は天板Aを
支持している。 そして、前記内ケース1と外ケース4の上部が
環状枠11により閉塞され、該環状枠11は前記
吸煙路Eの上方を覆う上壁11aと、該上壁11
aのロストル側に垂下された垂直壁11bとから
断面略逆L字形に形成されている。 環状枠11の垂直壁11bには、ロストル2の
上方で、前記吸煙路Eの吸入口Dの煙吸込部D1
が、ロストル2の全外周に亘つて開口されてい
る。また、前記環状枠11の上壁11aには、吸
入口Dの冷却空気吸込部D2が、室内上方に向け
て開口されている。そして、この環状枠11は、
前記汁受皿Fの上端フランジに載置される。ま
た、前記吸煙路Eは、前記吸入口Dの冷却空気吸
込分D2から縦方向に形成されている。 なお、本実施例では、吸入口Dの下半部の煙吸
込部D1は上半部の冷却空気吸込部D2と連続し
ているが、必ずしも両者が連続していなくてもよ
い。 また、図中、12はケース1,4を貫通するガ
ス取入口である。なお、シロツコ電動フアン7及
び前記煙浄化装置5,6をON−OFF操作する電
気スイツチは図示していないが、五徳2Aを用い
る場合は通常の煮炊であるからこのスイツチは
OFFにしておく。 前記煙浄化装置5,6は、整流器5と集塵器6
とから成り、整流器5は、その壁面に油煙のうち
比較的粒径の大きいものが付着させる機能を有
し、集塵器6は、NO2等有害物の少ない正コロ
ナ放電を発生させて比較的小さい油粒、煙粒を処
理する機能を有する。 15はシロツコ形電動フアンの電動機、16は
開閉自在に設けられた整流器5及び集塵器6のフ
イルター交換扉で、ロースター使用時には閉めら
れるもので、その下部はヒンジを介して支持ケー
ス8に回動自在に枢支され、また上部に支持ケー
ス8側の板バネ17に係合する摘み18が設けら
れている。19は煙粒を帯電させるための集塵電
極である。20は外ケース4に開閉自在に設けら
れた交換扉である。 [動作] 次に作用を説明すると、円形ロストル2上の被
調理物から発生する煙(油ミスト、油煙)は、ロ
ストル2の全外周に向つて開口する燃焼ガス吸入
口Dから室内空気と混合しながら吸込まれ、吸煙
路Eを通つて煙浄化装置5,6に入り、ここで浄
化されて浄化空気となつて、排出路9から支持ケ
ース8の出口10に至り、外側へ排出される。 そして、ロストル2が円形で吸込口Dも全周に
開口しているので、煙はほぼ完全に吸込まれ浄化
される。このときの空気流のエネルギーはすべて
フアン7から与えられる。 また、吸入口Dと排気路9の出口10とは離間
しており、排気路9の出口10からでた上昇暖気
によりロストル2上の被調理物から発生した煙が
上昇することはない。 また、吸煙路E内では、煙浄化装置のうちの整
流器5は、粒径の大きいミストをその壁面に付着
させ、集塵器6では粒径の小さい煙を集塵部に吸
込ませ、正コロナ放電中を通過させて煙粒を帯電
させて集塵電極19に付着させる。 整流器5及び集塵器6には油煙、煙粒が付着す
るので定期的に洗浄あるいは取替える必要がある
が、このときは交換扉16を開放して簡単に行い
得る。 また、被調理物から発生する煙は、吸入口Dの
煙吸込部D1からほぼ完全に吸い込まれ、しかも
吸入口Dの冷却空気吸込部D2からロストル上部
外側の低温空気が積極的に吸煙路E内に吸い込ま
れるので、吸煙路E内が煙と冷却空気との混合に
より低温化される。 この冷却空気は、煙吸込部D1からも吸込むこ
とができるが、この場合冷却空気はロストル2の
上方を一旦通過してから吸煙路に入るため、その
通過時に加熱され、冷却性能が低下する。しか
し、冷却空気吸込部D2から入いる空気は、ロス
トル2の外側で上方から縦方向に吸い込むので、
ロストル2の熱の影響を受けず、低温のまま吸込
まれ、吸煙路内の低温化が促進される。 また、冷却空気吸込部D2の下方に吸煙路Eが
縦方向に形成されているから、室内空気はスムー
ズに吸込される。この空気吸込量は、吸煙路E
を、縦方向に形成された冷却空気吸込部D2から
横方向、つまり煙吸込部D1の形成方向と同方向
に形成した場合に比べて、障害物となり得るもの
がないため、大量に吸込まれるものと考えられ
る。 そのため、その冷却能力は大となり、吸煙路E
内のみならず、金属製の環状枠11をも冷却する
ことになり、使用者が誤つて環状枠に触れても火
傷するのを防止できる。 したがつて、被調理物からの煙のみを吸込む場
合の様に危険なほど高温とならず、吸煙路E内に
付着した油等による火災の発生を防止でき、ま
た、火傷等も防止できる。 このことを、立証するため、以下の実験を行つ
た。 [実験結果] 表は、吸入口Dの冷却空気吸込部D2を開口さ
せた場合と、蓋25で閉鎖した場合(第6図参
照)とにおける吸入口Dの温度と吸煙路E内の整
流器5の表面温度(第5図参照)について比較検
討したものである。 表中、X,Y,Zは第1図に示す環状枠11の
各部位の測定結果を、X1,Y1,Z1は第5図に示
す整流器5の各部位の測定結果を示す。 表から明らかなように、吸入口の冷却空気吸込
部を開放した場合と、閉鎖した場合とでは、吸入
口の温度、整流器の表面温度のいずれにおいて
も、開放した場合の方が閉鎖した場合よりもはる
かに温度が低くなつている(約1/2)。
うにした煙浄化式ロースターに関する。 〈従来技術〉 従来のロースターにおいては、吸い込んだ煙を
ダクトで室外へ排出するものがある。しかし、ダ
クトの設置が面倒でありかつ移動できないので、
これを解決するため、煙浄化装置を内蔵した無煙
ロースターが市場に提供されている。 〈考案が解決しようとする課題〉 しかし、上記従来技術において、ロストルから
吸い込んだ煙はその燃焼熱により高温となつてお
り、また肉の油分を含んでいるため、ダクト内の
煙浄化装置に付いた油等が、高温状態の雰囲気中
で火災を起こす心配がある。 本考案は、上記に鑑み、ダクト内の火災を防止
できる煙浄化式ロースターの提供を目的としてい
る。 〈課題を解決するための手段〉 本考案による課題解決手段は、第1図ないし第
3図の如く、天板Aの中央孔aに有底筒形の内ケ
ース1が配置され、該内ケース1の上部にロスト
ル2が着脱自在に載置され、該ロストル2の下側
にバーナ3が設けられ、前記内ケース1の外側に
外ケース4が設けられ、内ケース1と外ケース4
との間に吸煙路Eが設けられ、前記外ケース4の
下部に煙浄化装置5,6が設けられ、該煙浄化装
置の下流側には電動フアン7が設けられた煙浄化
式ロースターにおいて、内ケース1と外ケース4
の上部が環状枠11により閉塞され、該環状枠1
1は、前記吸煙路Eの上方を覆う上壁11aと、
該上壁11aのロストル側に垂下された垂直壁1
1bとから断面略逆L字形に形成され、該垂直壁
11bに、ロストル2の上方で、吸煙路Eの吸入
口Dの煙吸込部D1が、ロストル2の全外周に亘
つて開口され、前記環状枠11の上壁11aに、
吸入口Dの冷却空気吸込部D2が、室内上方に向
けて開口され、前記吸煙路Eは、前記吸入口Dの
冷却空気吸込部D2から縦方向に形成されたもの
である。 〈作用〉 上記課題解決手段において、ロストル2上の被
調理物から発生する煙(油ミスト、油煙)は、ロ
ストル2の全外周に亘つて開口する燃焼ガス吸入
口Dから室内空気と混合しながら吸込まれ、吸煙
路Eを通つて煙浄化装置5,6に入り、ここで浄
化されて浄化空気となつて、外側へ排出される。 このとき、吸込口Dがロストル2の全周に亘つ
て開口しているので、煙はほぼ完全に吸込まれ浄
化される。 また、被調理物から発生する煙は、吸入口Dの
煙吸込部D1からほぼ完全に吸い込まれ、しかも
吸入口Dの冷却空気吸込部D2から、ロストル上
部外側の低温空気が、積極的に吸煙路E内に吸い
込まれるので、吸煙路E内が煙と冷却空気との混
合により低温化される。 この冷却空気は、煙吸込部D1からも吸込むこ
とができるが、この場合、冷却空気はロストル2
の上方を一旦通過してから吸煙路Eに入るため、
その通過時に加熱され、冷却性能が低下する。 しかし、冷却空気吸込部D2から入いる空気
は、ロストル2の外側で上方から縦方向に吸い込
むので、ロストル2の熱の影響を受けず、低温の
まま吸込まれ、吸煙路内の低温化が促進される。 〈実施例〉 以下、本考案の実施例を図面により説明する。
第1図は本考案の一実施例を示す煙浄化式ロース
ターの平面図、第2図はその縦断正面図、第3図
は同側面断面図、第4図は要部拡大断面図であ
る。 [構成] 図示の如く、本考案に係る煙浄化式ロースター
は、内部に汁受皿Fが着脱自在に装着された有底
円筒形の内ケース1と、該内ケース1の上部に着
脱自在に設けられた平面視円形のロストル2(金
網等を含む)または五徳2Aと、その下側に配設
された円形ガスバーナ3と、内ケース1の外側に
設けられた外ケース4とを備えている。 前記内ケース1と外ケース4との間に吸煙路E
が設けられ、前記外ケース4の下部には煙浄化装
置5,6が設けられ、該煙浄化装置の下流側には
電動フアン7が設けられ、前記外ケース4を囲む
ように天板支持ケース8が設けられている。 この支持ケース8と外ケース4との間に排気路
9が形成され、該排気路9の入口に前記フアン7
の吹出部が接続され、前記吸煙路Eの吸入口Dか
ら離間して前記支持ケース8の四辺のうちの座席
に対向しない側の二辺に排気路出口10が形成さ
れている。また、支持ケース8の上端は天板Aを
支持している。 そして、前記内ケース1と外ケース4の上部が
環状枠11により閉塞され、該環状枠11は前記
吸煙路Eの上方を覆う上壁11aと、該上壁11
aのロストル側に垂下された垂直壁11bとから
断面略逆L字形に形成されている。 環状枠11の垂直壁11bには、ロストル2の
上方で、前記吸煙路Eの吸入口Dの煙吸込部D1
が、ロストル2の全外周に亘つて開口されてい
る。また、前記環状枠11の上壁11aには、吸
入口Dの冷却空気吸込部D2が、室内上方に向け
て開口されている。そして、この環状枠11は、
前記汁受皿Fの上端フランジに載置される。ま
た、前記吸煙路Eは、前記吸入口Dの冷却空気吸
込分D2から縦方向に形成されている。 なお、本実施例では、吸入口Dの下半部の煙吸
込部D1は上半部の冷却空気吸込部D2と連続し
ているが、必ずしも両者が連続していなくてもよ
い。 また、図中、12はケース1,4を貫通するガ
ス取入口である。なお、シロツコ電動フアン7及
び前記煙浄化装置5,6をON−OFF操作する電
気スイツチは図示していないが、五徳2Aを用い
る場合は通常の煮炊であるからこのスイツチは
OFFにしておく。 前記煙浄化装置5,6は、整流器5と集塵器6
とから成り、整流器5は、その壁面に油煙のうち
比較的粒径の大きいものが付着させる機能を有
し、集塵器6は、NO2等有害物の少ない正コロ
ナ放電を発生させて比較的小さい油粒、煙粒を処
理する機能を有する。 15はシロツコ形電動フアンの電動機、16は
開閉自在に設けられた整流器5及び集塵器6のフ
イルター交換扉で、ロースター使用時には閉めら
れるもので、その下部はヒンジを介して支持ケー
ス8に回動自在に枢支され、また上部に支持ケー
ス8側の板バネ17に係合する摘み18が設けら
れている。19は煙粒を帯電させるための集塵電
極である。20は外ケース4に開閉自在に設けら
れた交換扉である。 [動作] 次に作用を説明すると、円形ロストル2上の被
調理物から発生する煙(油ミスト、油煙)は、ロ
ストル2の全外周に向つて開口する燃焼ガス吸入
口Dから室内空気と混合しながら吸込まれ、吸煙
路Eを通つて煙浄化装置5,6に入り、ここで浄
化されて浄化空気となつて、排出路9から支持ケ
ース8の出口10に至り、外側へ排出される。 そして、ロストル2が円形で吸込口Dも全周に
開口しているので、煙はほぼ完全に吸込まれ浄化
される。このときの空気流のエネルギーはすべて
フアン7から与えられる。 また、吸入口Dと排気路9の出口10とは離間
しており、排気路9の出口10からでた上昇暖気
によりロストル2上の被調理物から発生した煙が
上昇することはない。 また、吸煙路E内では、煙浄化装置のうちの整
流器5は、粒径の大きいミストをその壁面に付着
させ、集塵器6では粒径の小さい煙を集塵部に吸
込ませ、正コロナ放電中を通過させて煙粒を帯電
させて集塵電極19に付着させる。 整流器5及び集塵器6には油煙、煙粒が付着す
るので定期的に洗浄あるいは取替える必要がある
が、このときは交換扉16を開放して簡単に行い
得る。 また、被調理物から発生する煙は、吸入口Dの
煙吸込部D1からほぼ完全に吸い込まれ、しかも
吸入口Dの冷却空気吸込部D2からロストル上部
外側の低温空気が積極的に吸煙路E内に吸い込ま
れるので、吸煙路E内が煙と冷却空気との混合に
より低温化される。 この冷却空気は、煙吸込部D1からも吸込むこ
とができるが、この場合冷却空気はロストル2の
上方を一旦通過してから吸煙路に入るため、その
通過時に加熱され、冷却性能が低下する。しか
し、冷却空気吸込部D2から入いる空気は、ロス
トル2の外側で上方から縦方向に吸い込むので、
ロストル2の熱の影響を受けず、低温のまま吸込
まれ、吸煙路内の低温化が促進される。 また、冷却空気吸込部D2の下方に吸煙路Eが
縦方向に形成されているから、室内空気はスムー
ズに吸込される。この空気吸込量は、吸煙路E
を、縦方向に形成された冷却空気吸込部D2から
横方向、つまり煙吸込部D1の形成方向と同方向
に形成した場合に比べて、障害物となり得るもの
がないため、大量に吸込まれるものと考えられ
る。 そのため、その冷却能力は大となり、吸煙路E
内のみならず、金属製の環状枠11をも冷却する
ことになり、使用者が誤つて環状枠に触れても火
傷するのを防止できる。 したがつて、被調理物からの煙のみを吸込む場
合の様に危険なほど高温とならず、吸煙路E内に
付着した油等による火災の発生を防止でき、ま
た、火傷等も防止できる。 このことを、立証するため、以下の実験を行つ
た。 [実験結果] 表は、吸入口Dの冷却空気吸込部D2を開口さ
せた場合と、蓋25で閉鎖した場合(第6図参
照)とにおける吸入口Dの温度と吸煙路E内の整
流器5の表面温度(第5図参照)について比較検
討したものである。 表中、X,Y,Zは第1図に示す環状枠11の
各部位の測定結果を、X1,Y1,Z1は第5図に示
す整流器5の各部位の測定結果を示す。 表から明らかなように、吸入口の冷却空気吸込
部を開放した場合と、閉鎖した場合とでは、吸入
口の温度、整流器の表面温度のいずれにおいて
も、開放した場合の方が閉鎖した場合よりもはる
かに温度が低くなつている(約1/2)。
【表】
【表】
なお、本考案は、上記実施例に限定されるもの
ではなく、本考案の範囲内で上記実施例に多くの
修正および変更を加え得ることは勿論である。 〈効果〉 以上の説明から明らかな通り、本考案による
と、環状枠の垂直壁にロストルの上方で、吸煙路
の吸入口の煙吸込部が開口され、環状枠の上壁に
吸入口の冷却空気吸込部が室内上方に向けて開口
されているから、冷却空気吸込部から積極的にロ
ストル上部外の低温室内空気を吸い込み、吸煙路
内で被調理物の煙と混合し、吸煙路内を低温化す
ることになり、被調理物からの煙のみを吸込む場
合に比べて危険温度になるのを防止し、吸煙路内
に付着した油等による火災の発生を防止できる。
ではなく、本考案の範囲内で上記実施例に多くの
修正および変更を加え得ることは勿論である。 〈効果〉 以上の説明から明らかな通り、本考案による
と、環状枠の垂直壁にロストルの上方で、吸煙路
の吸入口の煙吸込部が開口され、環状枠の上壁に
吸入口の冷却空気吸込部が室内上方に向けて開口
されているから、冷却空気吸込部から積極的にロ
ストル上部外の低温室内空気を吸い込み、吸煙路
内で被調理物の煙と混合し、吸煙路内を低温化す
ることになり、被調理物からの煙のみを吸込む場
合に比べて危険温度になるのを防止し、吸煙路内
に付着した油等による火災の発生を防止できる。
第1図は本考案の一実施例を示す煙浄化式ロー
スターの平面図、第2図はその縦断正面図、第3
図は同側面断面図、第4図は同要部拡大断面図、
第5図は整流器の平面図、第6図は本考案と比較
するために冷却空気吸込部を閉鎖した状態を示す
吸込口部の断面図である。 1……内ケース、2……ロストル、2A……五
徳、3……バーナ、4……外ケース、5,6……
煙浄化装置、7……電動フアン、8……支持ケー
ス、9……排気路、10……出口、11……環状
枠、11a……冷却空気吸込部、11b……煙吸
込部、A……天板、D……吸入口、D1……煙吸
込部、D2……冷却空気吸込部、F……汁受皿。
スターの平面図、第2図はその縦断正面図、第3
図は同側面断面図、第4図は同要部拡大断面図、
第5図は整流器の平面図、第6図は本考案と比較
するために冷却空気吸込部を閉鎖した状態を示す
吸込口部の断面図である。 1……内ケース、2……ロストル、2A……五
徳、3……バーナ、4……外ケース、5,6……
煙浄化装置、7……電動フアン、8……支持ケー
ス、9……排気路、10……出口、11……環状
枠、11a……冷却空気吸込部、11b……煙吸
込部、A……天板、D……吸入口、D1……煙吸
込部、D2……冷却空気吸込部、F……汁受皿。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 天板Aの中央孔aに有底筒形の内ケース1が配
置され、 該内ケース1の上部にロストル2が着脱自在に
載置され、 該ロストル2の下側にバーナ3が設けられ、 前記内ケース1の外側に外ケース4が設けら
れ、 内ケース1と外ケース4との間に吸煙路Eが設
けられ、 前記外ケース4の下部に煙浄化装置5,6が設
けられ、 該煙浄化装置の下流側には電動フアン7が設け
られた煙浄化式ロースターにおいて、 内ケース1と外ケース4の上部が環状枠11に
より閉塞され、 該環状枠11は、前記吸煙路Eの上方を覆う上
壁11aと、該上壁11aのロストル側に垂下さ
れた垂直壁11bとから断面略逆L字形に形成さ
れ、 該垂直壁11bに、ロストル2の上方で、吸煙
路Eの吸入口Dの煙吸込部D1が、ロストル2の
全外周に亘つて開口され、 前記環状枠11の上壁11aに、吸入口Dの冷
却空気吸込部D2が、室内上方に向けて開口さ
れ、 前記吸煙路Eは、前記吸入口Dの冷却空気吸込
部D2から縦方向に形成された ことを特徴とする煙浄化式ロースター。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986100901U JPH0445659Y2 (ja) | 1986-07-01 | 1986-07-01 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986100901U JPH0445659Y2 (ja) | 1986-07-01 | 1986-07-01 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS635935U JPS635935U (ja) | 1988-01-16 |
JPH0445659Y2 true JPH0445659Y2 (ja) | 1992-10-27 |
Family
ID=30971149
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1986100901U Expired JPH0445659Y2 (ja) | 1986-07-01 | 1986-07-01 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0445659Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010119833A (ja) * | 2008-10-20 | 2010-06-03 | Shinpo Co Ltd | 排ガス冷却構造を備えた無煙ロースター用トップリング及び該トップリング用の載置リング |
JP2011152207A (ja) * | 2010-01-26 | 2011-08-11 | Shinpo Co Ltd | 無煙ロースター用トップリング及び該トップリングを使用した無煙ロースター用内箱 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5721930B2 (ja) * | 1976-03-27 | 1982-05-11 | ||
JPS6057332B2 (ja) * | 1978-05-26 | 1985-12-14 | ア−ジヨ インストルメント アクチエンボラ−ゲ | 浴槽 |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS56148517U (ja) * | 1980-04-08 | 1981-11-09 | ||
JPS5721930U (ja) * | 1980-07-14 | 1982-02-04 | ||
JPS5985134U (ja) * | 1982-07-30 | 1984-06-08 | 鄭 観淳 | 無煙焼肉食卓 |
JPS6057332U (ja) * | 1983-09-27 | 1985-04-22 | 三晃装設工業株式会社 | ダクトレス焼肉テ−ブル |
JPS60148525U (ja) * | 1984-03-15 | 1985-10-02 | 三洋電機株式会社 | 熱交換ユニツト |
-
1986
- 1986-07-01 JP JP1986100901U patent/JPH0445659Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5721930B2 (ja) * | 1976-03-27 | 1982-05-11 | ||
JPS6057332B2 (ja) * | 1978-05-26 | 1985-12-14 | ア−ジヨ インストルメント アクチエンボラ−ゲ | 浴槽 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS635935U (ja) | 1988-01-16 |
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