JP3211984U - 加熱調理装置 - Google Patents

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雄介 加賀
雄介 加賀
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将人 大竹
将人 大竹
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英行 栗山
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秀晃 野中
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Abstract

【課題】被調理物から発生する汚染空気が風によって拡散することを防止できる、室外で使用するのに適した加熱調理装置を提供する。【解決手段】加熱調理装置Xは、加熱板2と、加熱板を覆う開閉フード3と、開閉フード及び加熱板を接続する開閉軸1と、加熱板の開閉軸側に位置し、かつ加熱板に面するガス吸込口と、ガス吸込口から通過ダクト43を通って下方へ流れるガスが集まる筐体5と、筐体内に備わるフィルター6及び排気手段7とを有する。【選択図】図3

Description

本考案は、バーベキュー等に使用することができる加熱調理装置に関するものである。
従来、バーベキューは、例えば、キャンプ場、河原、海岸等の人里から離れた屋外で行うのが一般的であった。したがって、調理の際に発生する煙や臭い等は、それほど大きな問題とはされていなかった。しかしながら、近年、バーベキューは、例えば、ビルの屋上、マンションのベランダ、ホテル、レストラン、一般住宅の庭、建物の間の遊休地等でも行われるようになっている。また、これらの場所で行いたいとの大きな需要も存在している。しかるに、これらの場所でバーベキューを行うとなると、加熱調理の際に発生する煙や臭い等を無視することができなくなる。
そこで、キッチンでの使用を前提とする従来からの加熱調理台を改良し、屋外に持ち出して使用することが考えられる。このキッチンでの使用を前提とする加熱調理台であって屋外に持ち出して使用することができそうなものとしては、例えば、特許文献1が提案する加熱調理台が存在する。同文献の加熱調理台は、「天面部に電気加熱器が設置され、室内の床に設置されるキッチンキャビネットと、前記電気加熱器の後方及び後部上方を覆うように前記キッチンキャビネット上に立設され、前記電気加熱器で加熱された被調理物から発生する汚染空気を捕集するフードと、前記キッチンキャビネットに内蔵され、前記フードで捕集された汚染空気を吸込口から吸込み、浄化して吹出口から室内に排出する空気処理装置と、を備えることを特徴とする」とする。
しかしながら、この加熱調理台は、室内で使用すること想定しており、室外で使用することを想定していない。したがって、被調理物から発生する汚染空気が風の影響等によって周囲に拡散してしまうのを防ぐことはできない。また、室内で使用する場合は汚染空気を室外に排気すれば臭いの問題が概ね解決するが、室外で使用する場合はそうはいかない。特に、例えば、ホテルやレストランの庭等で、多数の加熱調理台を同時に使用した場合は、単に排気するのみでは臭いが大きな問題となる。
特開2007−32915号公報
本考案が解決しようとする主たる課題は、室外で使用するのに適した加熱調理装置を提供することにある。
この課題を解決するための手段は、加熱板と、この加熱板を覆う開閉フードと、この開閉フード及び前記加熱板を接続する開閉軸と、前記加熱板の前記開閉軸側に位置し、かつ当該加熱板に面するガス吸込口と、このガス吸込口から吸い込んだガスが集まる筐体と、この筐体内に備わるフィルター及び排気手段とを有することを特徴とする加熱調理装置である。
本考案によると、室外で使用するのに適した加熱調理装置となる。
本形態の加熱調理装置の正面図である。 本形態の加熱調理装置の背面図である。 本形態の加熱調理装置の一方の側面図である。 本形態の加熱調理装置の他方の側面図である。 本形態の加熱調理装置の平面図である。 本形態の加熱調理装置の変形例であり、要部を示す模式斜視図である。 本形態の加熱調理装置の変形例であり、要部を示す模式側面図である。
次に、本考案を実施するための形態を説明する。なお、本形態は、本考案を実施するための一例である。本考案の範囲は、本形態の範囲に限定されない。
図1〜図5に、本形態の加熱調理装置Xを示した。この加熱調理装置Xは、加熱板2、開閉フード3、吸気ダクト4、筐体5、フィルター6、及び排気機構7を主に有する。以下、詳細に説明する。
(加熱板)
加熱板2は、例えば、肉、魚、野菜等の食材を加熱する機能を有する。加熱板2は、この加熱板2を加熱する加熱源であるバーナー(図示せず)、このバーナーを操作する操作盤21等と共に、加熱手段を構成する。加熱源は、電気であってもよい。
加熱板2は、例えば、150〜250℃に加熱される。
加熱板2は、例えば、鉄板、焼網等からなる。図示例の加熱板2は、鉄板であり、平板状である。また、図示例の加熱板2は、平面視で(上方や下方から見て)概ね方形状である。加熱板2は、平面視で、例えば、円形状、三角形状、任意の形状等にすることもできる。
(開閉フード)
開閉フード3は、加熱板2の上に備わる。開閉フード3は、開閉軸1によって加熱板2に接続されている。開閉軸1は、加熱板2及び開閉フード3の一端部側に備わる(位置する)。
開閉フード3は、開閉軸1を軸として(中心として)回動する。この回動に伴って開閉フード3の他端部が上方又は下方へ移動する。開閉フード3の他端部が上方へ移動すると、加熱板2が露出した状態になる。本明細書では、この状態を「開いた状態」ともいう。他方、開閉フード3の他端部が下方へ移動して加熱板2に当接すると、加熱板2が露出しない状態になる。本明細書では、この状態を「閉じた状態」ともいう。この閉じた状態において開閉フード3は、加熱板2の少なくとも一部を、好ましくは図示例のように全部(全面)を覆う。
なお、開閉フード3の「他端部」は、通常、調理する人Hが立つ側(手前側)に位置する。他方、開閉フード3の「一端部」は、通常、調理する人Hから離れた側(奥側、後側)に位置する。
以上のように、開閉フード3は、加熱板2の上方の空間を開閉する機能を有する。この開閉機能を利用することで、加熱板2の上の食材を焼くだけでなく、蒸す等の加熱調理することもできる。
また、開閉フード3は、閉じた状態である場合はもちろん、たとえ開いた状態であっても、加熱調理する食材に対する雨、風(外気)等の影響を防ぐ機能を有する。さらに、開閉フード3は、加熱板2上のガスG1(図7参照)を、つまり煙、油煙等を含む空気を後述するガス吸込口41へ導くガイドとしての機能も有する。
開閉フード3は、加熱板2に対する角度(開閉角度)が、少なくとも120°となるまで開く(回動する)ようにするのが好ましい。ただし、メンテナンスのことを考えると、開閉フード3は、開閉角度が90°〜180°になるまで開くように、要するに全開するようにする方が好ましい。もちろん、開閉角度に制限を設けつつ、開閉フード3を取り外すことができるようにしてもよい。
(吸気ダクト)
吸気ダクト4は、加熱板2よりも上方に位置する。また、吸気ダクト4は、加熱板2の開閉軸1側に、つまり本形態では調理する人Hから離れた側に位置する。さらに、吸気ダクト4は、当該位置において開閉軸1に沿って延在している。
なお、加熱板2の「上方」とは、加熱板2の「真上」のみを意味するものではない。当該「上方」には、図示例のように加熱板2よりも若干「後方の上方」も含む。要は、以下から明らかになる吸気ダクト4の機能が発揮される場所に位置するようであればよい。
吸気ダクト4は、内部が空洞である。この空洞(吸気ダクト4)は、当該空洞から下方へ延在する連通ダクト43を介して筐体5と連通している。
本形態の吸気ダクト4は、断面形状が方形状である。ただし、吸気ダクト4の断面形状は、必要があれば、円形状、三角形状、任意の形状等とすることもできる。
吸気ダクト4は、加熱板2と一体化されているが、開閉フード3とは一体化されていない。つまり、吸気ダクト4は、開閉フード3と共に動く部材ではない(不動部材)。
吸気ダクト4の一方の側面には、図7から理解することができるように、ガス吸込口41が備わる。当該一方の側面は、加熱板2に面する。したがって、ガス吸込口41も加熱板2に面する。結果、ガス吸込口41からは、加熱板2の上に存在するガス(気体)G1が吸い込まれる。このガスG1には、外気(空気)のほか、加熱板2から立ちのぼる煤、油煙等が含まれる。したがって、ガス吸込口41からは、ガスG1の吸引に伴って煙、油煙等も吸い込まれる。
また、吸気ダクト4が加熱板2の開閉軸31側に位置するが故に、ガス吸込口41も加熱板2の開閉軸31側に位置する。したがって、開閉フード3がガイドとなって加熱板2の上のガスG1は、加熱板2の一端部側から他端部側(開閉軸1側)へ円滑に流れることになる。したがって、煙や油煙等が拡散するおそれが少ない。
さらに、加熱板2の上を空気(外気)が流れることで、加熱板2の過剰加熱が防止される。このことは、煙や油煙等の発生自体を抑えることにつながる。しかも、過剰加熱を防止することで、油煙等の着火が防止される。
ところで、前述したように吸気ダクト4は不動部材であり、したがって、ガス吸込み口41も不動である。結果、ガスG1は、開閉フード3の開閉による影響を受けることなく加熱板2の上を安定して流れ、ガス吸込口41から確実に吸い込まれる。
以上に対し、吸気ダクト4の他方の側面には、図7から理解することができるように、外気吸込口42が備わる。当該他方の側面は、加熱板2に面しない。したがって、外気吸込口42も加熱板2に面しない。結果、ガス吸込口42からは、加熱板2によって熱せられていない外気G2が吸い込まれる。
外気吸込口42から吸い込んだ外気G2は、吸気ダクト4内においてガス吸込口41から吸い込まれたガスG1に混入する。したがって、高温であるガスG1の温度が低下する。結果、当該ガスG1が通り抜けるフィルター6、排気機構7等を高温に適するものとする必要がなくなる。
外気吸込口42からの外気G2の吸込みは、常時、行う必要はない。したがって、本形態の外気吸込口42は、外気吸込口ダンパー42Aによって開閉可能とされている。この外気吸込口ダンパー42Aは、例えば、ガスG1の温度に応じて、あるいは加熱板2の温度に応じて自動的に開閉するように構成することができる。
なお、本形態においては、ガス吸込口41が吸気ダクト4の一方の側面に、外気吸込口42が吸気ダクト4の他方の側面に備えられている。これは、吸気ダクト4の断面形状が方形状であることによる。したがって、ガス吸込口41や外気吸込口42を備える場所が吸気ダクト4の側面であることにこだわる必要はなく、吸気ダクト4の断面形状が円形状等の方形状でない場合は、単にガス吸込口41を加熱板2に面する部位に、外気吸込口42を加熱板2に面しない部位に備えればよい。
(筐体)
筐体5は、加熱調理装置Xの本体である。また、筐体5の内部は、ガス吸込口41から吸い込んだガスG1を導き入れることができる空間になっている。この空間にガス吸込口41から吸い込んだガスG1が集まる(送られる)。
筐体5は、前板5A、一対の側板5B、背板5C、天板5D、及び底板5Eを有する直方体状である。筐体5の大きさは、例えば、高さ120cm、幅(一対の側板5B間の距離)80cm、奥行(前板5A及び背板5C間の距離)60cmとすることができる。もちろん、筐体5は、これと異なる大きさ、異なる形状にすることもできる。
天板5D(筐体5)の上には、前述した加熱板2を構成要素とする加熱手段が備わる。なお、後述する図6に示す加熱調理装置Xは、説明の都合上、模式化したものである。したがって、加熱手段を構成する加熱板2以外の要素を省略しており、加熱板2と筐体5の天板5Dとが一致するかのような図になっている。しかしながら、加熱板2と筐体5の天板5Dとの間には、通常、例えば、バーナー等の加熱源が備わる。
筐体5の底板5Eには、複数の、図示例では4つのタイヤ51が備わる。このタイヤ51を転がすことで、筐体5を含む加熱調理装置X全体を移動することができる。
一対の側板5B(筐体5)の上端部には、上方へ延出する一対のスクリーン32が備わる。加熱板2は、幅方向に関してこの一対のスクリーン32の間に位置する。スクリーン32は、加熱調理する食材に対する雨、風(外気)等の影響を防ぐ機能を有する。また、スクリーン32は、加熱板2上のガスG1(煙、油煙等を含む。)をガス吸込口41へ導くガイドとしての機能も有する。ただし、これらの機能が必要ないようであれば、スクリーン32は、省略することもできる。また、スクリーン32は、取り外すことができるようにしてもよい。なお、以上のスクリーン32の機能については、開閉フード3の機能と一致する点が多く、開閉フード3の機能に関する説明を参考にすることができる。
一対の側板5B(筐体5)の上端部には、外方(側方)へ延出するサイドテーブル52が備わる。サイドテーブル52は、食材や調理器具等を置くのに使用することができる。なお、サイドテーブル52は、必要により、省略し、あるいは取り外すことができるようにしてもよい。
(フィルター)
筐体5内の空間は、仕切板8及び誘導板9によって仕切られている(図7参照)。仕切板8は、中央部に吸込穴81を有する。また、誘導板9は、筐体5の前板5A側に開口を有する。さらに、誘導板9は、仕切板8の上方に位置する。このような前提の下、フィルター6は、仕切板8よりも上方の筐体5の内部(空間)に備わる。
ガスG1は、フィルター6を通され、除塵、脱臭等される。つまり、フィルター6によって、ガスG1中に存在する煙、油煙等の粒子が除去される(除塵機能)。また、フィルター6によって、ガスG1の臭いが除去される(脱臭機能)。
本形態においては、フィルター6として第1フィルター61及び第2フィルター62が備わる。第1フィルター61は、誘導板9の上方に位置する。他方、第2フィルター62は、誘導板9の下方に位置する。つまり、ガス吸込口41に対して、第1フィルター61が相対的に近くに位置し、第2フィルター62が相対的に遠くに位置する。
本形態の第1フィルター61及び第2フィルター62は、平面視でいずれも方形状である。ただし、第1フィルター61及び第2フィルター62の平面形状は、筐体5の平面形状等に応じて適宜変更することができる。
第1フィルター61や第2フィルター62としては、適宜のフィルターを使用することができる。両者のフィルター61,62は、同じものであっても、異なるものであってもよい。また、フィルター6としてのフィルターを1つとしたり、3つ以上の複数としたりすることもできる。ただし、ガスG1には粘度の高い油煙が含まれること、脱臭が重要視されることを考慮すると、フィルター6を第1フィルター61及び第2フィルター62で構成し、かつそれぞれ以下のフィルターを使用するのが好ましい。
まず、第1フィルター61としては、吸着剤がペレット化され梱包される等してなるフィルターを使用するのが好ましい。このフィルターは、特に油煙の処理に適しており、油煙をドレンとして廃液処理することができる。他方、第2フィルター62としては、吸着剤がろ材(フィルター)に固着されてなるフィルターを使用するのが好ましい。このフィルターは、除塵性能に優れており、特に脱臭性能が優れたものとなる。このフィルターとしては、例えば、東レ(株)製のアクスタフィルターを使用することができる。なお、第1フィルター61において既に油煙等の処理がなされているので、第2フィルター62としてろ材を構成要素とするフィルターを使用し、もって除塵性能の向上を図ることができる。
一例を挙げると、後述する排気ファン73によって吸込穴81から吸い込むガスG1の風量を、10m3/分とした場合、第1フィルター61によるろ過精度は30μm×60〜80%、第2フィルター62によるろ過精度は0.5μm×80〜95%とすることができる。
吸着剤としては、例えば、多孔質の粉体を使用することができる。多孔質の粉体としては、例えば、チャコール粉体、ゼオライト粉体、これらの混合物等を使用することができる。ただし、第1フィルター61の吸着剤としてはゼオライト粉体が、第2フィルター62の吸着剤としてはチャコール粉体が好適である。この形態による場合、水蒸気、油ミスト等は、ペレット化されたゼオライト粉体に主に吸着され、他方、臭気、ヒューム等は、チャコール粉体に主に吸着される。
一方、第2フィルター62のろ材としては、例えば、硬質のろ布をひだ状に折り込んでプリーツ状にしたものを使用するのが好ましい。また、このプリーツ状にしたろ材は、平面的に配置して枠体に取り付けるのがより好ましい。
この点、当該ろ材を取り付ける枠体は、例えば、室内側枠体と室外側枠体とに分割可能とするとよい。この形態においては、室内側枠体を筐体5の前板5Aに固定する。他方、室外側枠体は、ろ布を収容し、室内側枠体に対して着脱自在となるように取り付ける。室外側枠体を着脱自在にすることで、フィルターの再生処理等に際して、図3,図4等に示すように、第2フィルター62を筐体5内から引き出して取り外すことができる。
同様に、第1フィルター61も、適宜、筐体5内から引き出して取り外すことができるようにしておくとよい。なお、背板5Cの第1フィルター61や第2フィルター62を引き出す部分には、開口を形成しておき、開閉自在なカバー63で閉じることができるようにしておくとよい。
(排気機構)
本形態においては、排気機構7として、排気手段たる排気ファン(羽根)73、消音材71、駆動モーター72、及び排気フィルター74が備わる。排気機構7は、仕切板8の下方に位置する。特に、排気ファン73は、吸込穴81の真下(直下)、つまり平面視で(上方又は下方から見て)筐体5の中央部に位置する。
排気ファン73を中心軸回りに回転すると、ガスG1が吸込穴81から仕切板8よりも下方の筐体5内の空間へ吸い込まれる。結果、仕切板8よりも上方の筐体5内の空間が負圧になり、ガス吸込口41からのガスG1の吸込みが行われる。なお、この吸込みという観点からすれば、排気ファン73は、吸込(吸気)ファンでもある。
消音材71は、排気ファン73の回りを囲むように存在する。消音材71の存在により、排気ファン73が発生する騒音が抑えられる。消音材71としては、例えば、グラスウール、ロックウール等を使用することができる。
駆動モーター72は、排気ファン73に対して駆動力(回転力)を与える。
排気フィルター74は、埃等が筐体5内へ入り込み、その影響で駆動モーター72が故障するのを防止する機能を有する。排気フィルター74は、背板5Cの下端部に形成されている開口(この開口の機能は、後述する。)を覆うように、つまり上下方向かつ幅方向に広がるように設置されている。
本形態においては、排気手段として排気ファン73を利用しているが、例えば、プロペラファン等を利用することもできる。
(その他)
筐体5の内部又は外部には、図示はしないが、必要に応じて、商用電源等に接続される電源装置、ガスボンベ等を備えることができる。電源装置は、駆動モーター73に駆動電力を供給する。また、ガスボンベは、加熱板2のバーナーに燃料を供給する。
(ガスG1の流れ)
次に、加熱処理装置Xの変形例を示す図6及び図7に基づいて、ガス吸込口41から吸い込んだガスG1の流れについて説明する。また、この説明の中で、本加熱装置Xの変形点(変更点)についても説明する。なお、図6及び図7は、ガスG1の流れを示すことを主目的とするため、開閉フード3等を省略するなど模式化している。
ガス吸込口41から吸気ダクト4内に吸い込まれたガスG1は、連通ダクト43を通って下方へ流れる。この際、外気吸込口42から吸い込まれた外気G2がガスG1に混入され、ガスG1の温度が低下する。このようにガスG1の温度が低下することから、第1フィルター61や第2フィルター62等として高温での処理に適するものを使用する必要がなくなる。
連通ダクト43を下方へ流れたガスG1は、第1フィルター61と誘導板9との間に入り込み、更に第1フィルター61を下から上へ通り抜ける。この通り抜けによって発生した油煙等を由来とするドレンは、ドレンダクト61a通して筺体5外に排出される。本形態のようにガスG1が第1フィルター61を下から上へ通り抜けるように構成することで、特に第1フィルター61として吸着剤がペレット化され梱包されてなるフィルターを使用することで、ドレンの処理が容易になる。
なお、本形態においては、連通ダクト43を下方へ流れるガスG1が第1フィルター61と筐体5の天板5Dとの間に入り込まないように、第1フィルター61及び天板5Dの背板5C側(奥側、後側、調理する人Hから離れた側)端部を、シリコンゴム等からなるシート44で閉じてある。
第1フィルター61の上方へ通り抜けたガスG1は、第1フィルター61と筺体5の天板5Dとの間を通って筺体5の前板5A側(手前側、調理する人Hが立つ側)に至る。そして、ガスG1は、第1フィルター61の手前側、更には誘導板9の前板5A側に存在する開口を通り抜けて下方へ、誘導板9よりも下方まで流れる。その後、ガスG1は、誘導板9と第2フィルター62との間に入り込み、更に第2フィルター62を下から上へ通り抜ける。
第2フィルター62の下方へ通り抜けたガスG1は、筐体5の仕切板8よりも下方の空間へ吸込穴81を通して吸い込まれる。仕切板8の下方へ流れたガスG1は、排気ファン73の径方向外方へ流れた後、下方へ流れる。この下方への流れは、図1〜5に示した加熱処理装置Xの場合であれば、排気フィルター74の内方(駆動モーター72側)において行われるように構成しても、排気フィルター74の外方(筐体5の背板5C側)において行われるように構成してもよい。排気フィルター74の内方において行われるように構成した場合は、その後、ガスG1は、排気フィルター74を通り抜け、背板5Cの下端部に形成された開口から排気される。他方、排気フィルター74の外方において行われるように構成した場合は、ガスG1は、そのまま背板5Cの下端部に形成された開口から排気される。
一方、図6及び図7に示した加熱処理装置Xにおいては、背板5Cの下端部に開口が形成されておらず、筐体5の底板5Eに開口75が形成されており、又は底板5Eが設けられていない(なお、排気フィルター74も省略されている。)。したがって、ガスG1は、筐体5の底面(底板5Eの開口75等)から排気される。本形態の加熱処理装置Xは、屋外で使用されることも想定して設計されており、加熱処理装置Xの設置面Fが床面でない場合(例えば、土、アスファルト、コンクリート等)も想定される。したがって、筐体5の底面から排気するというのも1つの手段として適用可能である。
本考案は、バーベキュー等に使用することができる加熱調理装置として利用することができる。
1 開閉軸
2 加熱板
3 開閉フード
4 吸気ダクト
5 筐体
5A 前板
5B 一対の側板
5C 背板
5D 天板
5E 底板
6 フィルター
7 排気機構
8 仕切板
9 誘導板
21 操作盤
32 スクリーン
41 ガス吸込口
42 外気吸込口
42A 外気吸込口ダンパー
43 連通ダクト
51 タイヤ
52 サイドテーブル
61 第1フィルター
62 第2フィルター
71 消音材
72 駆動モーター
73 排気ファン
74 排気フィルター
81 吸込穴
F 設置面
G1 ガス
G2 外気
H 調理する人
X 加熱調理装置

Claims (5)

  1. 加熱板と、
    この加熱板を覆う開閉フードと、
    この開閉フード及び前記加熱板を接続する開閉軸と、
    前記加熱板の前記開閉軸側に位置し、かつ当該加熱板に面するガス吸込口と、
    このガス吸込口から吸い込んだガスが集まる筐体と、
    この筐体内に備わるフィルター及び排気手段と、
    を有することを特徴とする加熱調理装置。
  2. 前記加熱板に面しない外気吸込口が備わり、
    この外気吸込口から吸い込んだ外気が前記ガス吸込口から吸い込んだガスに混入する、
    請求項1に記載の加熱調理装置。
  3. 前記加熱板の前記開閉軸側に前記筐体と連通する吸気ダクトが備わり、
    この吸気ダクトの前記加熱板に面する部位に前記ガス吸込口が備わり、
    前記吸気ダクトの前記加熱板に面しない部位に前記外気吸込口が備わる、
    請求項2に記載の加熱調理装置。
  4. 前記フィルターとして第1フィルター及び第2フィルターが備わり、
    前記ガス吸込口から吸い込んだガスは、前記第1フィルターを下から上へ通り抜け、その後に前記第2フィルターを上から下へ通り抜ける、
    請求項1〜3のいずれか1項に記載の加熱調理装置。
  5. 前記排気手段として排気ファンが備わり、
    前記筐体内の空間が中央部に吸込穴を有する仕切板によって仕切られ、
    この仕切板の上方に前記フィルターが備わり、
    前記仕切板の下方に前記排気ファンが備わり、
    前記第2フィルターを通り抜けたガスは、前記排気ファンによって前記吸込穴から吸い込まれ、前記排気ファンの径方向外方へ流れた後、下方へ流れる、
    請求項1〜4のいずれか1項に記載の加熱調理装置。
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