JPH0445328A - 吸込口ユニット - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［発明の目的］ （産業上の利用分野） 本発明は、例えば、家屋等の天井に設けられ空気調和機
のダクトシステムを構成する吸込口ユニットに関する。

（従来の技術） 例えば、家屋等の天井に設けられて空気調和機のダクト
システムを構成する吸込口ユニットには、第１２図に示
すようなものがある。すなわち、この吸込口ユニット１
は、吸込グリルを吸込グリル枠２で囲ってなる吸込グリ
ル部材３を有しており、この吸込グリル部材３を、家屋
等の天井４に設けられた吸込口グリル部材取付孔５に、
室内６から天井裏７へ向けて差込んでいる。

また、上記吸込グリル部材３は天井４に対して片側ヒン
ジ式に取付けられており、支点８を中心として上下に回
動変位できるようになっている。

そして、吸込グリル部材３はその姿勢を、図中に示すよ
うに天井４に対して水平な状態から、二点鎖線９で示す
ように自由端側を室内６に突出させて傾斜した状態に変
化させる。

そして、吸込グリル部材３は、その姿勢が天井４に対し
て水平な状態になった際に、天井４に固定され吸込口グ
リル部材取付孔５の周縁部に沿って配設された外枠ユニ
ット１０の内側に入込むとともに、吸込グリルを室内６
へ露出させて天井裏７に収納される。そして、吸込グリ
ル部材３は、吸込グリル部材３の自由端側に配置され室
内６の側から天井裏７の側へねじ込まれた化粧ねじ１１
により、外枠ユニット１０に固定される。そして、吸込
グリル部材３は、天井裏７に配設された吸込チャンバ１
２の吸込口に連結される。

また、吸込グリル部材３は、その頭部１１ａを室内６の
側に露出させた化粧ねじ１１を緩めたり取外したりする
ことにより解放され、支点８を中心に下方、即ち室内６
の側へ回動変位し、天井４に対して傾斜する。そして、
吸込グリル部材３はその一部、即ち基端側を天井裏７に
入込ませた状態で、自由端側を室内６へ突出させる。

また、吸込グリル部材３には、フィルタ１３が着脱自在
に設けられている。このフィルタ１３は、吸込グリル部
材３を通過して吸込チャンバ１２へ向かう室内６の空気
を浄化するものである。そして、このフィルタ１３の脱
着は、化粧ねじ１１を緩めたり取外したりして吸込グリ
ル部材１０を傾斜させたのちに行われる。

（発明が解決しようとする課題） ところで、上述のような吸込ユニット１では、以下のよ
うな不具合があった。

すなわち、吸込口グリル部材３からフィルタ１３を取外
す際に、−旦化粧ねじ１１を緩めて外し吸込グリル部材
３を天井４に対して傾斜させて、フィルタ１３を室内６
に露出させる必要があった。

また、化粧ねじ１１が吸込グリル部材３の表面に位置し
ており、この化粧ねじ１１と、吸込グリル枠２および外
枠ユニット１０とが室内６に露出していたため、吸込グ
リル部材３のデザインが制限されていた。

さらに、吸込グリル枠および外枠ユニット等が必要であ
り、構成部品が多かったため、コスト高だった。

本発明の目的とするところは、吸込グリル部材およびフ
ィルタの脱着が容品で、吸込グリル部材のデザインの制
限が少なく、さらに、構成力（簡単で低コストな吸込口
ユニットを提供することにある。

［発明の構成］ （発明が解決しようとする課題） 上記目的を達成するための本発明は、天井に開口し天井
裏に配設された吸込チャンバと連結する吸込グリル部材
取付孔に、天井側へ押し上げられて装着され吸込チャン
バに連結されるとともに、下方へ引張られて吸込グリル
部材取付孔から取外される吸込グリル部材と、この吸込
グリル部材に取付けられたフィルタと、天井側に取付け
られた天井側取付具と、吸込グリル部材側に取付けられ
た吸込グリル部材側取付具と、天井側取付具と吸込みグ
リル部材側取付具とに連結され吸込グリル部材が吸込グ
リル部材取付孔から取外された際に吸込グリル部材を吊
下げて支持する支持部材とを具備したことにある。

こうすることによって本発明は、容品に吸込グリル部材
およびフィルタを脱着でき、より高い自由度のデザイン
を行えるようにするとともに、構成を簡略化しコストを
低減できるようにしたことにある。

（実施例） 以下、本発明の一実施例を第１図〜第１１図に基づいて
説明する。なお、従来の技術の項で説明したものと重複
するものについては同一番号を付し、その説明は省略す
る。

第１図は本発明の一実施例を示すもので、図中の符号２
１は、例えば空気調和機のダクトシステムを構成する吸
込口ユニットである。この吸込口ユニット２１は、家屋
等の天井４に矩形状に開口した吸込グリル部材取付孔５
に、後述する吸込グリル部材２２を装着してなるもので
ある。

上記吸込グリル部材２２は、吸込グリル部材取付孔５の
形状に対して幾分大きく設定された矩形状のグリル部２
３と、このグリル部２３の裏側に突設された枠状のフィ
ルタ取付部２４とにより構成されている。そして、この
吸込グリル部材２２は吸込グリル部材取付孔５に、室内
６の側から天井裏７の側へ向けて差込まれて嵌込まれる
。

そして、吸込グリル部材２２は、フィルタ取付部２４を
吸込グリル部材取付孔５に侵入させるとともにグリル部
２３を吸込グリル部材取付孔５の周縁部に当接させ、そ
の姿勢を天井４に対して水平に向けた状態で、天井４に
脱着自在に固定される。そして、吸込グリル部材２２は
、図示しないが、天井裏７に配設された吸込チャンバ１
２の吸込口に連結され、室内６から吸込チャンバ１２へ
向う空気をグリル部２３に通過させる。

ここで、第２図中に示すように、フィルタ取付部２４の
幅Ａは、その値を例えば２５〜３５ｍｍに設定されてい
る。

また、吸込チャンバ１２の内面には、互いに対向するよ
う配置された２つの天井側取付具（一方のみ図示）２５
が設けられている。各天井側取付具２５は、第３図およ
び第４図に示すようにＬ字状の板体からなるもので、−
片側２６に対称的に設けられてコ字状に延びる２つの差
込孔２７．２７を有している。

この差込孔２７は、直線状に延びる長孔部２８とこの長
孔部２８の一端側から略直角に延びるスライド孔部２９
とを有している。さらに、差込孔２７は、スライド孔部
２９の一端側から略直角に且つ長孔部２８に対して略平
行に延びるとともに、長孔部２８よりも短寸法な係止用
孔部３０を有している。そして、両差逃孔２７．２７は
、互いのスライド孔部２９を平行に並べるとともに、互
いの長孔部２８．２８および係止用孔部３０．３０を逆
向きに延ばしている。

さらに、前記吸込グリル部材２２には、互いに向い合う
よう配置された２つの吸込グリル側取付部材３１．３１
が設けられている。各吸込グリル側取付部材３１は、第
５図に示すように例えばＬ字状或いはＶ字状の板体から
なるもので、折目に沿った方向の中間部に位置する爪部
３２、および、この爪部３２の両側部に位置する溝部３
３．３３を有している。

さらに、吸込グリル側取付部材３１は、溝部３３の入口
の部分に爪部３２の側へ向う突部３３ａ、３３ａを有し
ている。そして、各吸込グリル側取付部材３１は、第６
図に示すように、吸込グリル部材２２のフィルタ取付部
２４の内壁面２４ａに、爪部３２をフィルタ取付部２４
の吸込グリル部材２２の中心側へ向けた状態で固定され
ている。

また、天井側取付具２５．２５と吸込グリル部材側取付
具３１．３１の間には支持部材としての引掛けばね３４
．３４が設けられている。各引掛けばね３４は、第７図
および第８図に示すようにワイヤ状のもので、その両端
部および中間部を例えば円形に巻回されて環状に成形さ
れている。そして、引掛けばね３４は、その両端部に係
止用の環状部３５．３５を、また、中間部に巻付は用の
環状部３６を有している。

さらに、引掛けばね３４．３４は第７図に示すように、
例えばＵ字状に弾性変形されて、係止用の環状部３５．
３５を天井側取付具２５の差込孔２７．２７に差込んで
いる。また、引掛けばね３４．３４は巻付は用の環状部
３６を、第６図に示すように吸込グリル部材側取付具３
１の爪部３２に巻付けて係止させている。そして、引掛
けばね３４．３４は第１図に示すように天井４から略真
下に延び、吸込グリル部材２２を天井４から吊下げるよ
う支持している。

ここで、天井側取付具２５．２５および吸込グリル側取
付具３１．３１の配置は、引掛けばね３４．３４による
吸込グリル部材２２の支持位置が、吸込グリル部材２２
の長手方向中間部になるよう設定されている。

また、上記引掛けばね３４．３４は、例えば係止用の環
状部３５．３５が天井側取付具２５の差込孔２７．２７
から抜かれて外力から解放されたときに、第８図に示す
ように巻付は用環状部３６を中心として拡がるようにな
っている。

また、前記吸込グリル部材２２には、第１０図に示すよ
うなフィルタ３７（プレフィルタ）が設けられている。

このフィルタ３７は、骨部３８によって複数の区画を形
成するとともに各区画に綱部３９・・・を有するもので
、その中央部に、骨部３８に一体に突設された把手４０
を備えている。

そして、フィルタ３７は吸込グリル部材２２に、フィル
タ取付部２４の内側に収納された状態で取付けられてい
る。

つまり、上述の吸込口ユニット２１において吸込チャン
バ１２の配設は、家屋に天井４を張る作業の前に行われ
る。さらに、吸込グリル部材取付孔５は、吸込みチャン
バ１２の天井４への接続が終ったのちに設けられる。そ
して、吸込グリル部材２２に接続された引掛けばね３４
．３４の各係止用の環状部３５．３５が、天井側取付具
２５．２５の差込孔２７．２７に差込まれる。

この際、係止用の環状部３５．３５は、差込孔２７．２
７の長孔部２８．２８に差込まれたのち、スライド孔部
２９．２９に沿って移動し、長孔部２８．２８よりも短
寸法な係止用孔部３０．３０に達して、天井側取付具２
５．２５に抜は落ちないよう係止する。

そして、こののちフィルタ３７を備えた吸込グリル部材
２２が、第１図中に矢印Ｂ、Ｂで示すように持上げられ
て、吸込グリル部材取付孔５に差込まれ、天井４に装着
される。

そして、第９図に示すように、天井側取付具２５と吸込
グリル部材側取付具３１とが互いに上下に略対向し、さ
らに、吸込グリル部材側取付具３１と共に持上がった引
掛けばね３４が弾性復元力により拡がる。そして、引掛
けばね３４は、巻付は用環状部３６の近傍の部位を天井
側取付具２５に圧接させて、吸込グリル部材２２の天井
４への装着力を補助する。

一方、フィルタ３７の取外し等を行う際には、第１図に
矢印Ｂ、Ｂで示すように吸込みグリル部材２２が下方へ
引張られて吸込グリル部材取付孔５から取り外される。

そして、吸込みグリル部材２２が、引掛けばね３４．３
４により吊下げられて天井４に支持される。そして、吸
込グリル部材２２が、第２図中に矢印Ｃで示すように適
当な角度で傾けられ、さらに、矢印りで示すようにフィ
ルタ３７がフィルタ取付部２４の外側へ取り外される。

すなわち、この吸込口ユニット２１では、−吸込グリル
部材２２と天井４とを直接的には連結せず、吸込グリル
部材２２が天井４から吊下がるよう、引掛けばね３４．
３４を介して天井４に取付けているので、吸込グリル部
材２２を、押上げたり引張ったりすることにより容易に
着脱できる。

また、吸込グリル部材２２の天井４への取付を、吸込グ
リル部材２２の表面に化粧ねじ等を設けることなく行え
るので、吸込グリル部材２２のデザインが化粧ねじ等に
よって制限されるということがなく、吸込グリル部材２
２のデザインの自由度が増す。そして、吸込口ユニット
２１のインテリア性を向上することが可能になる。

また、第１２図を引用して示すような外枠ユニット１０
や化粧ねじ１１等が不要であり、構成が簡単である。し
たがって、コストの低減が可能である。

また、中央部に把手４０を有するフィルタ３７を吸込グ
リル部材２２に取付けているので、フィルタ３７の取外
しを行う際にフィルタ３７を取出すことが容易である。

さらに、フィルタ取付部２４の幅寸法を十分に大きく設
定しているので、第１０図（ａ）（ｂ）に示すようなプ
レフィルタ以外に、例えば第１１図（ａ）（ｂ）に示す
ように太幅な中性能或いは高性能なフィルタ４１を取付
けることが可能である。したがって、多様なフィルタの
取付が可能であり、消費者の要求に幅広く対応すること
ができる。

なお、本発明は要旨を逸脱しない範囲で種々に変形する
ことが可能である。

［発明の効果］ 以上説明したように本発明は、天井に開口し天井裏に配
設された吸込チャンバと連結する吸込グリル部材取付孔
に、天井側へ押し上げられて装着され吸込チャンバに連
結されるとともに、下方へ引張られて吸込グリル部材取
付孔から取外される吸込グリル部材と、この吸込グリル
部材に取付けられたフィルタと、天井側に取付けられた
天井側取付具と、吸込グリル部材側に取付けられた吸込
グリル部材側取付具と、天井側取付具と吸込みグリル部
材側取付具とに連結され吸込グリル部材が吸込グリル部
材取付孔から取外された際に吸込グリル部材を吊下げて
支持する支持部材とを具備したものである。

したがって本発明は、容易に吸込グリル部材およびフィ
ルタを脱着でき、より高い自由度のデザインを行うこと
が可能で、さらに、構成を簡略化しコストを低減できる
という効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図〜第１１図は本発明の一実施例を示すもので、第
１図は吸込グリル部材を天井から外した状態を示す斜視
図、第２図はフィルタの取外しを行っている状態を示す
同じく斜視図、第３図は天井側取付部材を示す同じく斜
視図、第４図は引掛けばねを係止させた天井側取付部材
を示す同じく斜視図、第５図（ａ）は吸込グリル部材側
取付具を示す正面図、第５図（ｂ）は同じく吸込グリル
部材側取付具を示す平面図、第６図は吸込グリル部材に
固定された吸込グリル部材側取付具の周辺部を示す斜視
図、第７図は天井側取付部材に取付けられた引掛けばね
を示す正面図、第８図は天井側取付部材から取外された
引掛けばねを示す同じく正面図、第９図は吸込グリル部
材が天井に取付られた際の引掛けばねの巻付は用の環状
部の周辺を示す正面図、第１０図（ａ）はプレフィルタ
を示す同じく正面図、第１０図（ｂ）は同じくプレフィ
ルタを示す側面図、第１１図（ａ）は中・高性能フィル
タを示す正面図、第１１図（ｂ）は同じく中・高性能フ
ィルタを一部破断して示す側面図、第１２図は従来例を
示す側断面図である。 ４・・・天井、５・・・吸込グリル部材取付孔、７・・
・天井裏、１２・・・吸込チャンバ、２１・・・吸込口
ユニット、２２・・・吸込グリル部材、２５．２５・・
・天井側取付具、３１．３１・・・吸込グリル部材側取
付具、３４．３４・・・引掛けばね、３７・・・フィル
タ。 第 図 第 図 第 図 第 図 第 図 （ａ） （ｂ） 第 図 ＜ａ＞ （ｂ） 竿

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 天井に開口し天井裏に配設された吸込チャンバと連結す
   る吸込グリル部材取付孔に、上記天井側へ押し上げられ
   て装着され上記吸込チャンバに連結されるとともに、下
   方へ引張られて上記吸込グリル部材取付孔から取外され
   る吸込グリル部材と、この吸込グリル部材に取付けられ
   たフィルタと、上記天井側に取付けられた天井側取付具
   と、上記吸込グリル部材側に取付けられた吸込グリル部
   材側取付具と、上記天井側取付具と上記吸込みグリル部
   材側取付具とに連結され上記吸込グリル部材が上記吸込
   グリル部材取付孔から取外された際に上記吸込グリル部
   材を吊下げて支持する支持部材とを具備した吸込口ユニ
   ット。