JPH07239143A - 天井用換気扇 - Google Patents

天井用換気扇

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Publication number
JPH07239143A
JPH07239143A JP6030578A JP3057894A JPH07239143A JP H07239143 A JPH07239143 A JP H07239143A JP 6030578 A JP6030578 A JP 6030578A JP 3057894 A JP3057894 A JP 3057894A JP H07239143 A JPH07239143 A JP H07239143A
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JP
Japan
Prior art keywords
annular portion
ceiling
spring member
decorative frame
metal fitting
Prior art date
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Pending
Application number
JP6030578A
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English (en)
Inventor
Yuji Tsukitari
裕二 月足
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
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  • Air Filters, Heat-Exchange Apparatuses, And Housings Of Air-Conditioning Units (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 化粧枠の金具をねじりコイルばねの環状部に
挿入する挿入作業性および環状部から抜取る抜取作業性
の向上を図る。 【構成】 ケーシング17にはブリッジ17bが形成さ
れ、このブリッジ17bには支持部17c,17cが設
けられている。これら支持部17c,17cには、ねじ
りコイルばね19の腕部19a,19aが受け支持さ
れ、ねじりコイルばね19の環状部19bには化粧枠2
0の金具21が挿入されている。そして、化粧枠20
は、両腕部19aの拡がり力により引上げられ、天井板
12の開口部12aを覆っている。この場合、両腕部1
9aが交差しているため、ねじりコイルばね19が引下
げられると、2本の腕部19aが狭まって環状部19b
が上下方向へ拡がる。従って、拡径された環状部19b
に対して金具21を挿入したり、抜取ったりすれば良
く、その結果、金具21の挿入作業性および抜取作業性
が向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、部屋の天井裏に配設さ
れ、該部屋内の空気を天井板の開口部から吸引して排出
する天井用換気扇に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、この種天井用換気扇には次の
ように構成されたものがある。即ち、図17において、
部屋1の天井裏2には換気扇本体3が配設されている。
この換気扇本体3は、本体ケース4内にケーシング4a
を設けると共に該ケーシング4a内にモータ4bによっ
て回転されるファン4cを収容してなるものであり、フ
ァン4cが回転すると、部屋1内の空気が天井板5の開
口部5aから本体ケース4の吸気開口4dを通してケー
シング4a内に吸引され、排気口4eを通して排出され
る。
【0003】ケーシング4aにはブリッジ4fが設けら
れており、このブリッジ4fには一対の支持部4gが設
けられ、これら各支持部4gに、ばね部材6の腕部6
a,6aが受け支持されている。そして、ばね部材6の
環状部6bには化粧枠7の係合部7aが挿入されてお
り、化粧枠7は、2本の腕部6aの拡がり力(矢印で示
す)により上側へ引張られ、開口部5aを部屋1側から
覆っている。この構成の場合、化粧枠7を着脱するにあ
たっては、図18に二点鎖線で示すように、ばね部材6
を両腕部6aの拡がり力に抗して引下げた状態で、係合
部7aを環状部6bから抜取ったり、あるいは、環状部
6bに挿入したりする。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記係合部
7aの抜取作業および挿入作業は脚立の上等の高所で行
われるため、極力簡単化されることが安全面の上で好ま
しい。しかしながら、上記従来構成においては、ばね部
材6を引下げると、図18に二点鎖線で示すように、2
本の腕部6aが狭まって環状部6bが縮径されるため、
係合部7aを環状部6bから抜取る抜取作業および係合
部7aを環状部6bに挿入する挿入作業を行い難く、安
全面の上で改善の余地が残されていた。しかも、ばね部
材6が引上げられると、図18に実線で示すように、2
本の腕部6aが拡がって環状部6bが拡径されるため、
挿入状態にある係合部7aが環状部6bから抜けてしま
う虞れもあった。
【0005】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、その目的は、化粧枠の係合部を環状部に挿入する
挿入作業性および環状部から抜取る抜取作業性が良好
で、しかも、挿入状態にある係合部が環状部から抜けて
しまう虞れがない天井用換気扇を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、部屋の天井裏
に配設され、該部屋内の空気を天井板の開口部から吸引
して排出する換気扇本体と、この換気扇本体に設けられ
た一対の支持部と、係合部を有する化粧枠と、前記一対
の支持部により受け支持される2本の腕部および前記化
粧枠の係合部が挿入される環状部を有し、前記化粧枠を
前記2本の腕部の拡がり力により前記天井板の開口部を
前記部屋側から覆うように保持するばね部材とを備えた
天井用換気扇において、前記ばね部材は、2本の腕部が
環状部より前記支持部側で交差するように構成されてい
るところに特徴を有するものである(請求項1)。
【0007】この場合、ばね部材の環状部を、巻回数が
1回で、化粧枠を保持すべく2本の腕部が拡がった状態
では略円形状をなし、化粧枠を着脱すべく2本の腕部が
狭まった状態では縦長状となるように設定しても良い
(請求項2)。また、ばね部材の環状部を略円形状と
し、且つ、その巻回数を複数回としても良い(請求項
3)。また、ばね部材の環状部の内径寸法を、化粧枠を
保持すべく2本の腕部が拡がった状態では化粧枠の係合
部の挿入端側の幅寸法より小さく、化粧枠を着脱すべく
2本の腕部が狭まった状態では係合部の挿入端側の幅寸
法より大きくなるように設定しても良い(請求項4)。
また、ばね部材における腕部の環状部からの導出部分
に、内方へ曲がった折曲部を形成したり(請求項5)、
ばね部材の環状部に、該環状部に挿入された係合部が収
納される収納凹部を外方へと突出形成したり(請求項
6)、化粧枠の係合部に、ばね部材の環状部の収納凹部
に嵌合される嵌合凹部を形成しても良い(請求項7)。
【0008】
【作用】請求項1記載の手段によれば、ばね部材の2本
の腕部が環状部より支持部側で交差しているため、ばね
部材を引下げると、2本の腕部が狭まって環状部の内周
寸法が大きくなる。従って、化粧枠の係合部を環状部か
ら抜取る抜取作業および環状部に挿入する挿入作業を行
い易くなる。しかも、ばね部材が引上げられると、2本
の腕部が拡がって環状部の内周寸法が小さくなるため、
挿入状態にある係合部が環状部から抜けてしまうことを
防止できる。
【0009】請求項2記載の手段によれば、環状部はそ
の巻回数が1回で、しかも、化粧枠を保持すべく2本の
腕部が拡がった状態では略円形状となり、化粧枠を着脱
すべく2本の腕部が狭まった状態では縦長状となるの
で、2本の腕部の拡縮に伴う環状部の内周寸法の変化が
顕著になる。このため、係合部の抜取作業性および挿入
作業性がより良好になると共に、挿入状態にある係合部
の抜け防止を確実化できる。請求項3記載の手段によれ
ば、環状部を略円形状に形成し、且つ、巻回数を複数回
にしているので、ばね部材の繰返し耐久性が向上する。
【0010】請求項4記載の手段によれば、ばね部材の
2本の腕部が拡がった状態では、環状部の内径寸法が係
合部の挿入端側の幅寸法より小さいため、挿入状態にあ
る係合部が環状部から一層抜け難くなる。しかも、2本
の腕部が狭まった状態では、環状部の内径寸法が係合部
の挿入端側の幅寸法より大きいので、係合部を環状部か
ら抜取る抜取作業性および環状部に挿入する挿入作業性
が一層向上する。請求項5記載の手段によれば、ばね部
材の環状部に折曲部が形成されているため、環状部の開
口面積が小さくなるので、挿入状態にある係合部が環状
部からより一層抜け難くなる。
【0011】請求項6記載の手段によれば、化粧枠の係
合部が環状部の収納凹部に収納されているため、環状部
の内周寸法が小さくなると、収納凹部により係合部が挟
み込まれ、ひいては、挿着状態にある係合部の抜け防止
を一層確実化できる。請求項7記載の手段によれば、化
粧枠の係合部は、ばね部材の環状部の収納凹部に挟み込
まれた上、その嵌合凹部が収納凹部に嵌合されるので、
挿入状態にある係合部の抜け防止をより一層確実化でき
る。
【0012】
【実施例】以下、本発明の第1実施例を図1ないし図3
に基づいて説明する。まず、図1において、部屋11の
天井板12には開口部12aが形成されている。この開
口部12aの周縁部には、天井裏13側に位置するよう
に取付枠14が取付けられ、この取付枠14には換気扇
本体15が設置されている。以下、換気扇本体15につ
いて詳述する。
【0013】即ち、取付枠14には、天井裏13側に位
置するように外筐としての鉄板製の本体ケース16がね
じ止めされ、この本体ケース16の下面には、天井板1
2の開口部12aを通して部屋11内に臨む吸気開口1
6aが形成されている。また、本体ケース16の側面に
は排気口16bが形成され、この排気口16bには、屋
外に通じるダクト16cが排気口体16dにより接続さ
れている。
【0014】本体ケース16の内面には合成樹脂製のケ
ーシング17が固定され、このケーシング17内には、
モータ18aおよびファン18bからなる送風機18が
配設されている。また、ケーシング17の下面には、吸
気口17aおよび該吸気口17aを跨ぐブリッジ17b
が形成されている。そして、ブリッジ17bには、図2
に実線で示すように、水平方向へ所定間隔を存して一対
の支持部17c,17cが設けられている。以上のよう
に、換気扇本体15は構成されている。
【0015】支持部17c,17cには、ばね部材とし
てのねじりコイルばね19の腕部19a,19aが受け
支持されている。このねじりコイルばね19は2本の腕
部19aと巻回数が1回の環状部19bとを有するもの
であり、各腕部19aの端末部には円弧状の引掛部19
cが折曲形成されている。そして、2本の腕部19aは
環状部19bより支持部17c側で交差しており、図2
に二点鎖線で示すように、ねじりコイルばね19が引下
げられると、2本の腕部19aが狭まって環状部19b
が上下方向へ拡径して内周寸法が大になる縦長状とな
り、また、ねじりコイルばね19が引上げられると、図
2に実線で示すように、2本の腕部19aが拡がって環
状部19bが縮径して内周寸法が小になる略円形状とな
るように設定されている。
【0016】化粧枠20の上面には、図3に示すよう
に、円筒状のボス部20aおよび平板状のリブ20bが
一体成形されており、このボス部20aには、係合部と
しての金具21がねじ22により固定される。この金具
21は、ボス部20aおよびリブ20bの上面に載置さ
れる取付部21aと取付部21aから側方へ延びる直立
状の係止板部21bと係止板部21bの先端部に連続形
成された略三角形状の挿入部21cとから構成されたも
のであり、取付部21aにはねじ22が挿入される孔2
1dが形成されている。そして、金具21は、係止板部
21bの基端側がリブ20bにあてがわれることによっ
て、回り止めされる。
【0017】金具21は、その挿入部21cがねじりコ
イルばね19の環状部19bに挿入されることにより、
環状部19bに係合される。そして、化粧枠20は、図
1に示すように、ねじりコイルばね19の両腕部19a
の拡がり力(矢印で示す)により持ち上げられて天井板
12に圧接され、天井板12の開口部12aを部屋11
側から覆っている。尚、金具21の係止板部21bおよ
び挿入部21cは、上下方向へ拡径された環状部19b
(図2参照)に対応して、上下方向に幅広で、左右方向
に幅狭な形状になっている。
【0018】化粧枠20には複数の吸気孔20cが形成
されている。そして、モータ18aが駆動するとファン
18bが回転し、部屋11内の空気が、化粧枠20の吸
気孔20c→天井板12の開口部12a→本体ケース1
6の吸気開口16a→ケーシング17の吸気口17aの
順でケーシング17内に吸引され、その後、本体ケース
16の排気口16bから排気口体16dおよびダクト1
6cを通して屋外へ排出される。
【0019】次に、化粧枠20の着脱手順について説明
する。まず、図2に実線で示すように、ねじりコイルば
ね19に化粧枠20が取付けられていない場合、ねじり
コイルばね19は、両腕部19aの拡がり力により引上
げられている。この状態から、図2に二点鎖線で示すよ
うに、ねじりコイルばね19を、その引掛部19c,1
9cがケーシング17の支持部17c,17cに係合保
持されるまで引下げると、両腕部19aが狭まって環状
部19bが上下方向へ拡径されるので、その拡径された
環状部19bに金具21の挿入部21cを挿入し、係止
板部21bを環状部19bに係合させる。
【0020】この状態で、化粧枠20を所定高さまで押
上げて手を離すと、両腕部19aの拡がり力により化粧
枠20が自動的に引上げられ、金具21の係止板部21
bは、縮径された環状部19bにより抜止め状態にな
る。また、図1に示す状態から化粧枠20を取外すに
は、化粧枠20と共にねじりコイルばね19を引下げ、
拡径された環状部19bから金具21の挿入部21cお
よび係止板部21bを抜取る。
【0021】上記実施例によれば、ねじりコイルばね1
9の2本の腕部19aを環状部19bより支持部17c
側で交差させたので、ねじりコイルばね19を引下げる
と、2本の腕部19aが狭まって環状部19bが縦方向
に拡がる。このため、化粧枠20の金具21を環状部1
9bから抜取る抜取作業および環状部19bに挿入する
挿入作業を行い易くなる。その結果、脚立の上等の高所
での作業が容易となり、化粧枠20の着脱作業時におけ
る安全性が向上する。しかも、ねじりコイルばね19が
引上げられると、2本の腕部19aが拡がって環状部1
9bが円形状に狭まるため、挿入状態にある金具21が
環状部19bから抜けてしまうことを防止できる。
【0022】また、環状部19bの巻回数を1回にした
ので、2本の腕部19aの拡縮に伴う環状部19bの縮
径および拡径が顕著となり、ひいては、金具21の抜取
作業性および挿入作業性がより向上すると共に、挿入状
態にある金具21の抜け防止も確実化される。しかも、
環状部19bを略円形状に形成したので、応力の集中す
る部位がなくなり、ひいては、ねじりコイルばね19の
繰返し耐久性も良好になる。
【0023】また、金具21の挿入部21cを略三角形
状に形成したので、挿入部21cの先端側を環状部19
bに挿入し易くなり、金具21の挿入作業がより向上す
る。これと共に、金具21を環状部19bに挿入した状
態において、挿入部21cの基端側が環状部19bに引
掛かかるので、金具21が環状部19bから一層抜け難
くなる。しかも、環状部19bが上下方向へ拡径される
ことに合わせて、金具21の係止板部21bおよび挿入
部21cを上下方向に幅広で且つ左右方向に幅狭な直立
形状としたので、金具21の抜取作業性および挿入作業
性がより一層向上する。
【0024】次に、本発明の第2実施例を図4ないし図
6に基づいて説明する。尚、上記第1実施例と同一の部
材については同一の符号を付して説明を省略し、以下、
異なる部材についてのみ説明を行う。まず、図4におい
て、ばね部材としてのねじりコイルばね23は、引掛部
19cが形成された2本の腕部19aと環状部23aと
を有するものであり、図5に示すように、環状部23a
は略円形状をなし、巻回数が複数回に設定されている。
また、図6において、化粧枠20の上面には、リブ20
bの対向側に位置してリブ20dが形成されており、金
具21の取付部21aは両リブ20bおよび20dの上
面に載置され、ねじ22により固定されている。
【0025】本実施例によれば、図4に二点鎖線で示す
ように、ねじりコイルばね23を引下げると、2本の腕
部19aが狭まって環状部23aが拡径するので、化粧
枠20を着脱するにあたっては、拡径された環状部23
aに対して金具21の挿入部21cを挿入したり、抜取
ったりする。また、ねじりコイルばね23が引上げられ
ると、図4に実線で示すように、2本の腕部19aが拡
がって環状部23aが縮径するので、挿着状態にある金
具21が環状部23aから抜け防止される。
【0026】従って、上記第1実施例と同様の効果を奏
するのは勿論のこと、環状部23aを略円形状に形成
し、その巻回数を複数回に設定したので、ねじりコイル
ばね23の繰返し耐久性がより向上する。しかも、金具
21の取付部21aを両リブ20bおよび20dの上面
に載置したので、金具21の安定性が向上する。
【0027】次に、本発明の第3実施例を図7および図
8に基づいて説明する。尚、上記第2実施例と同一の部
材については同一の符号を付して説明を省略し、以下、
異なる部材についてのみ説明を行う。即ち、図7は、化
粧枠20が装着された状態における環状部23aと金具
21との関係を示すものであり、同図から明らかなよう
に、ねじりコイルばね23の環状部23aは、縮径され
た状態において、その内径寸法rが挿入部21cの幅寸
法Hより小さく設定されている。図8は、化粧枠20の
着脱時における環状部23aと金具21との関係を示す
ものであり、同図から明らかなように、ねじりコイルば
ね23の環状部23aは、拡径された状態において、そ
の内径寸法Rが挿入部21cの幅寸法Hより大きく設定
されている。
【0028】上記実施例によれば、環状部23aの拡径
時の内径寸法Rを金具21の挿入端側である挿入部21
cの幅寸法Hと対応づけて設定しているため、挿入部2
1cを環状部23aに挿入し易くなり、金具21の挿入
作業が一層向上する。しかも、環状部23aの縮径時の
内径寸法rを挿入部21cの幅寸法Hと対応づけて設定
しているため、挿入状態にある挿入部21cが環状部2
3aから一層抜け難くなる。
【0029】次に、本発明の第4実施例を図9に基づい
て説明する。尚、上記第2実施例と同一の部材について
は同一の符号を付して説明を省略し、以下、異なる部材
についてのみ説明を行う。即ち、ねじりコイルばね23
には、各腕部19aの環状部23aからの導出部分に位
置して折曲部23bが形成されている。これら各折曲部
23bは、図9の(a)に示すように、両腕部19aが
拡がった状態において、環状部23aの上下方向略中間
部に位置しており、しかも、環状部23aの内方へ折れ
曲がっている。
【0030】本実施例によれば、図9の(a)に示すよ
うに、両腕部19aが拡がった化粧枠20の装着状態に
おいては、各折曲部23bが環状部23aの上下方向略
中間部に位置し、環状部24aの両端部における上下方
向幅寸法が小さくなっているため、金具21の係止板部
21bが環状部23aから抜け難くなる。また、図9の
(b)に示すように、両腕部19aが狭まった化粧枠2
0の着脱状態においては、各折曲部23bが環状部23
aの下端部に位置し、(a)に示す状態に比べて環状部
24aの両端部における上下方向幅寸法が大きくなるた
め、係止板部21bの環状部23aに対する挿入作業お
よび抜取作業を行い易くなる。
【0031】次に、本発明の第5実施例を図10に基づ
いて説明する。尚、上記第1実施例と同一の部材につい
ては同一の符号を付して説明を省略し、以下、異なる部
材についてのみ説明を行う。即ち、ねじりコイルばね1
9の環状部19bには、該環状部19aを下側に突出さ
せることにより、収納凹部19dが折曲形成されてい
る。そして、金具21の係止板部21bは、収納凹部1
9d内に収納されるようになっている。
【0032】上記実施例によれば、ねじりコイルばね1
9が引上げられると、図10の(a)に示すように、2
本の腕部19aが拡がって収納凹部19dが左右方向へ
狭まるので、金具21の係止板部21bが収納凹部19
dにより挟み込まれ、金具21が抜け難くなる。また、
ねじりコイルばね19が引下げられると、図10の
(b)に示すように、2本の腕部19aが狭まって収納
凹部19dが左右方向へ拡がり、収納凹部19dによる
係止板部21bの挟持状態が解除されるので、収納凹部
19dに対する金具21の挿入作業性および抜取作業性
も向上する。
【0033】次に、本発明の第6実施例を図11および
図12に基づいて説明する。尚、上記第1実施例と同一
の部材については同一の符号を付して説明を省略し、以
下、異なる部材についてのみ説明を行う。まず、図12
において、ねじりコイルばね19の環状部19bには、
該環状部19bを両側へ突出させることにより、収納凹
部19e,19eが折曲形成されている。また、化粧枠
20のボス部20aには係合部としての金具24がねじ
22により固定される。この金具24は、上下方向に幅
狭で且つ左右方向に幅広な平板状に形成されており、そ
の両側部が収納凹部19e,19e内に収納される。
【0034】上記実施例によれば、ねじりコイルばね1
9が引上げられると、図11の(a)に示すように、2
本の腕部19aが拡がって各収納凹部19eが上下方向
へ狭まるので、金具24の両側部が各収納凹部19eに
より挟み込まれ、金具24が抜け難くなる。また、ねじ
りコイルばね19が引下げられると、図11の(b)に
示すように、2本の腕部19aが狭まって各収納凹部1
9eが上下方向へ拡がり、各収納凹部19eによる金具
24の挟持状態が解除されるので、収納凹部19e,1
9eに対する金具24の挿入作業性および抜取作業性も
向上する。
【0035】次に、本発明の第7実施例を図13ないし
図16に基づいて説明する。尚、上記第6実施例と同一
の部材については同一の符号を付して説明を省略し、以
下、異なる部材についてのみ説明を行う。まず、図15
において、金具24の先端部には、その両側部に位置し
て切欠状の嵌合凹部24a,24aが形成されており、
これら嵌合凹部24a,24aは、図13に示すよう
に、環状部19bの収納凹部19e,19eに嵌合され
る。
【0036】上記実施例によれば、図13および図14
に示すように、両腕部19aが拡がって環状部19bが
縮径すると、金具24の各嵌合凹部24aが収納凹部1
9eに嵌合されるので、環状部19bに挿入された金具
24がより抜け難くなる。また、両腕部19aが狭まっ
て環状部19bが拡径すると、図16に示すように、各
嵌合凹部24aと収納凹部19eとの嵌合が解除される
ので、収納凹部19e,19eに対する金具24の挿入
作業性および抜取作業性も向上する。
【0037】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の天井用換気扇によれば次のような優れた効果を奏す
る。請求項1記載の手段によれば、ばね部材が引下げら
れることに伴い環状部を拡げることができるので、化粧
枠の係合部を環状部から抜取る抜取作業および環状部に
挿入する挿入作業を行い易くなり、その結果、化粧枠の
着脱作業時における安全性が向上する。しかも、ばね部
材が引上げられることに伴い環状部を狭めることができ
るので、挿入状態にある係合部が環状部から抜けてしま
うことを防止できる。
【0038】請求項2記載の手段によれば、2本の腕部
の拡縮に伴う環状部の拡縮を顕著にすることができるの
で、係合部の抜取作業性および挿入作業性の向上を図り
得ると共に、挿入状態にある係合部の抜け防止も確実化
できる。請求項3記載の手段によれば、環状部を略円形
状に形成し、且つ、その巻回数を複数回にしたので、ば
ね部材の繰返し耐久性が向上する。請求項4記載の手段
によれば、環状部の内径寸法を係合部の挿入端側の幅寸
法と対応づけて設定したので、係合部の抜取作業性およ
び挿入作業性の向上を図り得ると共に、挿入状態にある
係合部の抜け防止を一層確実化できる。
【0039】請求項5記載の手段によれば、環状部の開
口面積を小さくすることができるので、挿入状態にある
係合部の抜け防止をより確実化できる。請求項6記載の
手段によれば、ばね部材を引上げることに伴い挿入状態
にある係合部を収納凹部により挟み込むことができるの
で、挿入状態にある係合部の抜け防止をより一層確実化
できる。請求項7記載の手段によれば、係合部を収納凹
部により挟み込んだ上、係合部の嵌合凹部を収納凹部に
嵌合させることができるので、挿入状態にある係合部の
抜け防止をより一層確実化できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す縦断面図
【図2】ねじりコイルばね部分を拡大して示す縦断面図
【図3】ねじりコイルばねおよび金具の分解斜視図
【図4】本発明の第2実施例を示す図2相当図
【図5】ねじりコイルばねおよび金具を示す斜視図
【図6】化粧枠に金具が装着された状態を示す斜視図
【図7】本発明の第3実施例を示す化粧枠の取付時にお
ける環状部と金具との関係図
【図8】化粧枠の着脱時における環状部と金具との関係
【図9】本発明の第4実施例を示す環状部部分の拡大図
【図10】本発明の第6実施例を示す図9相当図
【図11】本発明の第7実施例を示す図9相当図
【図12】図3相当図
【図13】本発明の第8実施例を示す金具を環状部に挿
着した状態の斜視図
【図14】嵌合凹部が収納凹部に嵌合した状態を示す横
断面図
【図15】金具を環状部から抜取った状態の斜視図
【図16】嵌合凹部と収納凹部との嵌合が解除された状
態を示す図14相当図
【図17】従来例を示す図1相当図
【図18】図2相当図
【符号の説明】
11は部屋、12は天井板、12aは開口部、13は天
井裏、15は換気扇本体、17cは支持部、19はねじ
りコイルばね(ばね部材)、19aは腕部、19bは環
状部、19dは収納凹部、19eは収納凹部、20は化
粧枠、21は金具(係合部)、21cは挿入部、23は
ねじりコイルばね(ばね部材)、23a環状部、23b
は折曲部、24は金具(係合部)、24aは嵌合凹部を
示す。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 部屋の天井裏に配設され、該部屋内の空
    気を天井板の開口部から吸引して排出する換気扇本体
    と、 この換気扇本体に設けられた一対の支持部と、 係合部を有する化粧枠と、 前記一対の支持部により受け支持される2本の腕部およ
    び前記化粧枠の係合部が挿入される環状部を有し、前記
    化粧枠を前記2本の腕部の拡がり力により前記天井板の
    開口部を前記部屋側から覆うように保持するばね部材と
    を備えたものにおいて、 前記ばね部材は、2本の腕部が環状部より前記支持部側
    で交差するように構成されていることを特徴とする天井
    用換気扇。
  2. 【請求項2】 ばね部材の環状部は、巻回数が1回で、
    化粧枠を保持すべく2本の腕部が拡がった状態では略円
    形状をなし、化粧枠を着脱すべく2本の腕部が狭まった
    状態では縦長状となるように設定されていることを特徴
    とする請求項1記載の天井用換気扇。
  3. 【請求項3】 ばね部材の環状部は略円形状をなし、且
    つ、その巻回数が複数回であることを特徴とする請求項
    1記載の天井用換気扇。
  4. 【請求項4】 ばね部材の環状部の内径寸法は、化粧枠
    を保持すべく2本の腕部が拡がった状態では化粧枠の係
    合部の挿入端側の幅寸法より小さく、化粧枠を着脱すべ
    く2本の腕部が狭まった状態では係合部の挿入端側の幅
    寸法より大きくなるように設定されていることを特徴と
    する請求項1または3記載の天井用換気扇。
  5. 【請求項5】 ばね部材における腕部の環状部からの導
    出部分には、内方へ曲がった折曲部が形成されているこ
    とを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の天
    井用換気扇。
  6. 【請求項6】 ばね部材の環状部には、該環状部に挿入
    された係合部が収納される収納凹部が外方へ突出形成さ
    れていることを特徴とする請求項1ないし5のいずれか
    に記載の天井用換気扇。
  7. 【請求項7】 化粧枠の係合部には、ばね部材の環状部
    の収納凹部に嵌合される嵌合凹部が形成されていること
    を特徴とする請求項6記載の天井用換気扇。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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