JPH0445301B2 - - Google Patents

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JPH0445301B2
JPH0445301B2 JP28049784A JP28049784A JPH0445301B2 JP H0445301 B2 JPH0445301 B2 JP H0445301B2 JP 28049784 A JP28049784 A JP 28049784A JP 28049784 A JP28049784 A JP 28049784A JP H0445301 B2 JPH0445301 B2 JP H0445301B2
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JP
Japan
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piston
large diameter
chamber
oil
cylinder
Prior art date
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JP28049784A
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English (en)
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JPS61159386A (ja
Inventor
Hiroshi Okada
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Pneumatic Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Nippon Pneumatic Manufacturing Co Ltd
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Publication date
Application filed by Nippon Pneumatic Manufacturing Co Ltd filed Critical Nippon Pneumatic Manufacturing Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は油圧と空気や窒素ガス等のガスの圧
縮により生ずる圧力とによつてピストンに進退運
動を行なわせて、これによりチゼル等の工具を打
撃するようにし、動力源を油圧に求め、この油圧
によるピストンの上昇運動によりガスを圧縮して
その復元力によりピストンを下降させてガスの特
性である作動の迅速性を利用してピストンによる
打撃力を増すことと、ガスの回路を閉回路として
ガスの消費量は回路中からの僅かな漏洩のみとし
て従来の空気動工具のような圧縮機を不用とした
衝撃動工具の改良に関するものである。
〔従来の技術〕
このような衝撃動工具として特開昭59−124580
号公報に記載されたものはシリンダの大径部の外
周に周溝を設け、シリンダにはこの大径部の周溝
の上昇と下降で切換えられる上下の周溝に通じる
油路を設けて、ピストンの昇降により自動切換弁
を駆動する油路を切換えて自動切換弁の弁体を上
下させるようになつている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
上記のような従来の衝撃動工具では自動切換弁
を駆動する油路、すなわち、パイロツト油路の一
部がピストンの大径部に設けた周溝を通過するよ
うになり、換言すれば、ピストン自体が一種のス
プール弁となつている。大径の衝撃動工具ではピ
ストンにより大きな衝撃力を発生させるのである
が、それに耐えるためには一般の油圧機器に用い
る切換弁のスプールと異なり、径が非常に大きく
なり、この部分からの油洩れが非常に大きな問題
となる。
一例をあげると、衝撃力が1000Kg.mの液圧衝
撃動工具を設計すれば、ピストン径は200〜250mm
となり、シリンダとの間隙は金属同志の焼付を避
けるために、0.10〜0.15mm必要となるため、油温
が上昇して粘度が低下すると、ポンプから供給さ
れた油は殆んど洩れてしまう。
〔問題点を解決するための手段〕
上記の問題点を解決するために、この発明はピ
ストンの大径部の巾を相当広くしてピストンの全
ストロークにおいて、常に大径部に対向している
シリンダの内周面に適宜の液密保持手段を設けた
ものである。
〔作用〕
この発明の衝撃動工具は上記の構成であり、シ
リンダ内の上室と下室内に位置するピストンの大
径部は相当巾が広く、大径部には従来のような周
溝がない。また、ピストンの全ストロークにおい
て、常に大径部に対向しているシリンダの内周面
には複数のラビリンス溝あるいはシール材等の液
密保持手段を設けてあるから、ピストンの全スト
ロークにおいて油洩れが殆んどなくなる。
〔実施例〕
第1図、第2図において、1はシリンダ、2は
その内部に嵌装したピストンで、その中程外周に
大径部3が一体に形成されている。シリンダ1の
内側には大径部3の下部となる下室4を形成し、
大径部3上部に中室5を形成し、ピストン2の上
方の小径部8は上室6内に挿入する。また、シリ
ンダ1の下端にチゼル7を一定の範囲内で摺動し
得るように嵌装して下降してきたピストン2の下
端でチゼル7の上端が打撃されるようにする。
以下自動切換弁Aの説明は図面において上側を
後部、下側を前部として扱う。
9はシリンダ1の一側に設けた自動切換弁Aの
弁箱で、その弁箱内の弁室11に昇降自在の弁体
10を設け、弁室11の内周には周溝12,1
3,14,15,16,17,18を後部より順
次設け、弁体10の外周後部寄りには全周に亘る
突部19、前部寄りには全周に亘る巾の広い周溝
20を設ける。従つて弁体10の後退時は突部1
9により周溝13,14間を遮断し、突部19の
前部の弁体10の外周により周溝14,15間を
遮断し、周溝20により周溝16,17を連通さ
せ、弁体10の前端部外周により周溝17,18
間を遮断する。
また、弁体10の前進時は周溝20が周溝1
7,18を連通させ、弁体の外周が周溝16,1
7間を遮断し、弁体の突部19の後部で周溝1
3,14が連通し、周溝12,13間は遮断され
たままの状態にある。
弁体10の外径は突部19より後の部分が前の
部分より細くなつているから、突部19の前面の
面積より後面の面積は大きい。また、弁体10の
中心部には前後に貫通する連通孔21を設ける。
22はシリンダ1の下室4と弁室11の周溝1
8を通じる油路、23は中室5と周溝17を通じ
る油路、24,25,26はシリンダ1の内周に
設けた上中下の周溝で、上部の周溝24は逆止弁
28を有する油路29で周溝13に通じ、中間の
周溝25は油路30で16に通じ、下部の周溝2
6は油路31で周溝13に通じる。
32は弁箱9に設けた給油口で、周溝14,1
5,18と、ダイヤフラム33を有する蓄圧室3
4とに通じ、排油口36は周溝12,16に通じ
ている。
また、シリンダ1の周溝26の下方にはピスト
ン2の大径部3に対する複数のラビリンス溝40
を設けるが、ラビリンス溝以外に他のシール材等
の液密保持手段を設ける場合もある。
なお、図示省略してあるが、上室6には圧縮空
気やガスを封入し上室6内のガスが逃げないよう
に上室6の上部に逆止弁を設け、蓄圧室34のダ
イヤフラム33の上部の室にも一定圧力のガスを
封入する。
つぎに、上記第1の実施例の作用を説明すれ
ば、第1図は弁体10が後退した状態で、給油口
32からの圧油は周溝18、油路22を経て下室
4に流入し、中室5の油は油路23→周溝17,
16と流れて排油口36から排出されるから、ピ
ストン2は上昇して上室6内のガスを圧縮してい
る。
このピストン2の上昇工程において、ピストン
2の大径部3の上面と周溝24間に閉じ込められ
た油は逆止弁28を押し開いて周溝13内に流入
し、弁体10の大径部19の後面に圧力を加え
る。
一方、大径部19の前面にも給油口32からの
油圧が加わつているが、突部19の後面にかかる
押圧力の方が大きいので弁体10は前進して第2
図の位置となる。
弁体10が前進すると、給油口32からの油圧
が周溝18,17を経て油路22,23にそれぞ
れ流れ、下室4と中室5に加える。
下室4の横断面積は中室5の横断面積より小さ
いので、上記のように両室4,5に同圧の油圧が
加わると、その押圧力の差によつてピストン2は
下降するが、このとき上室6内のガス圧が働くの
でピストン2は急速に下降してチゼル7を打撃す
る。
上記のように、ピストン2が下降して最下位と
なると、大径部3が周溝26より下となつて周溝
25,26が連通するので、排油口36が周溝1
6、油路30、周溝25,26、油路31を介し
て弁室11の周溝13に通じ、弁体10の突部1
9の後部に加わつていた油圧を除去するので、弁
体10は後退し、中室5を油路23、周溝16,
17を介して排油口36に通じるので、ピストン
2は下室に加わる圧力によつて上昇する。
上記の作用において、ピストン2の大径部3は
常にラビリンス溝40のような液密保持手段の部
分を摺動して高圧の油が充満する下室4と、ピス
トン上昇時に排油口36に通じる周溝25,26
間の液密を保つている。
第3図、第4図は他の実施例を示すもので、ピ
ストン2の上下運動により作動するリミツト弁4
1を有している。
このリミツト弁41は下室4と弁室11の上部
の周溝13を通じる油路42の途中に設けたもの
で、ピストン2の大径部3の上部に設けた若干小
径の部分の上部をテーパ面43としてリミツト弁
41を作用させるようにし、また、ピストン2が
下限に達したとき、シリンダ1の周溝25,26
が連通するようにし、周溝24および逆止弁28
を有する油路29を廃止したこと以外は第1図、
第2図の実施例と同じである。
この実施例の場合、第3図のピストン2の下限
のとき、リミツト弁41はバネ44によつて閉鎖
位置にあり、油路42は遮断され排油口36は周
溝17、油路23を経て中室5に通じ、中室5は
周溝25,26に通じている。
一方、給油口32は周溝18、油路22を経て
下室4に通じているから、下室4に加わる油圧に
よりピストン2は上昇する。
また、弁体10は弁室11の後端の周溝13が
排油口36に通じ、周溝15が給油口32に通じ
ているから、後退位置にあるが、ピストン2が上
昇して第4図のようにリミツト弁41がピストン
2で押し込まれると、油路42が通じて給油口3
2が周溝18、油路22、下室4、油路42を介
して弁室11の周溝13に通じるとともに、周溝
25,26がピストン2の大径部3で遮断される
から、弁体10の突部19の上下に油圧が加わ
り、押圧力の差によつて弁体10は第4図のよう
に前進位置に動く。
このため、ピストン2の大径部3の上下に油圧
が加わり、その押圧力の差と上室6のガス圧とに
よりピストン2は下降してチゼル7を打撃する。
この実施例の場合もラビリンス溝40は常に大
径部3の摺動範囲内にあつて、周溝26と下室4
間の液密を保つている。
〔効果〕
この発明を実施した衝撃動工具は上記のよう
に、シリンダ内の下室には常に高圧の油圧が動
き、その上部のシリンダ内周の周溝や中室は高圧
の油圧が加わるときと排油口に通じる場合とがあ
り、排油口に通じたときは下室とその上方の周溝
内の圧力差は著しく大となるが、この発明の場
合、常に高圧に保たれている下室と、1行程毎に
排油口に通じる周溝の間にラビリンス溝などの液
密保持手段を設け、この部分はピストンがどの位
置にあつても必ずその大径部が位置しているの
で、油洩れが殆んどなくなる。
従つて流体の圧力を高くし流量を小さくして圧
力損失によるエネルギーの損失を少なくすること
ができるので大型で効率のよい衝撃動工具が得ら
れる。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図はこの発明の衝撃動工具の第1
の実施例を示す各状態の縦断正面図、第3図、第
4図は同じく第2の実施例の各状態を示す縦断正
面図である。 1……シリンダ、2……ピストン、3……大径
部、4……下室、5……中室、6……上室、7…
…チゼル、10……弁体、11……弁室、32…
…給油口、36……排油口、40……ラビリンス
溝。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 下端にチゼル等の工具を進退自在に取付け、
    内部には下降のとき工具を打撃するピストンを嵌
    装したシリンダに、ピストンの中程外周の大径部
    の下面に油圧を加える下室と、大径部の上方に油
    を収容する中室とを設け、同じくシリンダの上部
    にはピストンの上端にガス圧力を加える上室を設
    け、給油口および排油口を有する自動切換弁に
    は、一方に移動したとき、シリンダ内の下室を給
    油口に通じるとともに、中室を排油口に通じ、他
    方に移動したとき、下室を給油口に通じるととも
    に中室も給油口に通じる弁体を有する弁室を設
    け、さらに、ピストンが下降位置のとき、前記弁
    体を油圧により一方の位置に保持する手段と、ピ
    ストンが上昇位置のとき前記弁体を油圧により他
    方に移動させる手段を設けた衝撃動工具におい
    て、ピストンの大径部の巾を相当広くしてピスト
    ンの全ストロークにおいて、常に大径部に対向し
    ているシリンダの内周面に適宜の液密保持手段を
    設けたことを特徴とする衝撃動工具。
JP28049784A 1984-12-27 1984-12-27 衝撃動工具 Granted JPS61159386A (ja)

Priority Applications (1)

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JP28049784A JPS61159386A (ja) 1984-12-27 1984-12-27 衝撃動工具

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JP28049784A JPS61159386A (ja) 1984-12-27 1984-12-27 衝撃動工具

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Publication Number Publication Date
JPS61159386A JPS61159386A (ja) 1986-07-19
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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63256378A (ja) * 1986-12-04 1988-10-24 日本ニユ−マチツク工業株式会社 油圧衝撃動工具
JP6438896B2 (ja) 2014-01-30 2018-12-19 古河ロックドリル株式会社 液圧式打撃装置

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JPS61159386A (ja) 1986-07-19

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