JPH0444891Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0444891Y2 JPH0444891Y2 JP1987104724U JP10472487U JPH0444891Y2 JP H0444891 Y2 JPH0444891 Y2 JP H0444891Y2 JP 1987104724 U JP1987104724 U JP 1987104724U JP 10472487 U JP10472487 U JP 10472487U JP H0444891 Y2 JPH0444891 Y2 JP H0444891Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bolt
- mounting plate
- hole
- recess
- protrusion
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims description 5
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 5
- 230000002265 prevention Effects 0.000 description 3
- 238000002788 crimping Methods 0.000 description 2
- 238000007789 sealing Methods 0.000 description 2
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 1
- 238000005553 drilling Methods 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Braking Systems And Boosters (AREA)
- Connection Of Plates (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
「産業上の利用分野」
本考案は取付板とボルトとの連結構造に関し、
より詳しくはカシメ付けにより上記ボルトを取付
板に気密を保つて、かつ回転不能に連結するよう
にした取付板とボルトとの連結構造に関する。
より詳しくはカシメ付けにより上記ボルトを取付
板に気密を保つて、かつ回転不能に連結するよう
にした取付板とボルトとの連結構造に関する。
「従来の技術」
従来、例えばブレーキ倍力装置においては、シ
エルの内部から外部へボルトの軸部を貫通させて
そのボルトの頭部をシエル内に固定し、該ボルト
によつてブレーキ倍力装置を車体に取付けるとと
もに、ブレーキ倍力装置にマスターシリンダを取
付けるようにしている。この場合、上記ボルトは
シエルに気密を保つて、かつ回転不能に取付ける
必要があり、そのための一手段としてカシメ付け
が利用されている。
エルの内部から外部へボルトの軸部を貫通させて
そのボルトの頭部をシエル内に固定し、該ボルト
によつてブレーキ倍力装置を車体に取付けるとと
もに、ブレーキ倍力装置にマスターシリンダを取
付けるようにしている。この場合、上記ボルトは
シエルに気密を保つて、かつ回転不能に取付ける
必要があり、そのための一手段としてカシメ付け
が利用されている。
従来、カシメ付けによつてボルトをシエル等の
取付板に取付ける連結構造として、取付板に貫通
孔を穿設するとともに該貫通孔の周囲を軸方向に
突出させて突出部を形成し、他方、ボルトの頭部
端面に上記突出部を収容する凹部を形成するとと
もにこの凹部内に回り止め用の凹凸部を形成し、
さらにボルトの一部を上記突出部の反対面の凹部
内に塑性変形させると同時に、上記取付板の突出
部を塑性変形させてこれを上記凹凸部内に充填さ
せるようにしたものが知られている(特開昭61−
116115号公報)。
取付板に取付ける連結構造として、取付板に貫通
孔を穿設するとともに該貫通孔の周囲を軸方向に
突出させて突出部を形成し、他方、ボルトの頭部
端面に上記突出部を収容する凹部を形成するとと
もにこの凹部内に回り止め用の凹凸部を形成し、
さらにボルトの一部を上記突出部の反対面の凹部
内に塑性変形させると同時に、上記取付板の突出
部を塑性変形させてこれを上記凹凸部内に充填さ
せるようにしたものが知られている(特開昭61−
116115号公報)。
「考案が解決しようとする問題点」
しかしながら上記構成では、ボルトの一部を塑
性変形させることによつて間接的に取付板の突出
部を塑性変形させ、その取付板の塑性変形部を上
記凹凸部内に充填させるようにしていたので、大
きな塑性変形力が必要になる。そして万一、取付
板の塑性変形量が不充分で上記凹凸部内が完全に
充填されない場合には、その凹凸部に形成される
間隙と、ボルトの塑性変形部と取付板との間隙を
介して気密漏れを生じる虞があり、さらにボルト
の回り止め効果も不充分になる虞がある。また、
ボルト頭部外周が取付板に密着せず、ボルトに作
用する外力に対して充分に対抗できない虞があ
る。
性変形させることによつて間接的に取付板の突出
部を塑性変形させ、その取付板の塑性変形部を上
記凹凸部内に充填させるようにしていたので、大
きな塑性変形力が必要になる。そして万一、取付
板の塑性変形量が不充分で上記凹凸部内が完全に
充填されない場合には、その凹凸部に形成される
間隙と、ボルトの塑性変形部と取付板との間隙を
介して気密漏れを生じる虞があり、さらにボルト
の回り止め効果も不充分になる虞がある。また、
ボルト頭部外周が取付板に密着せず、ボルトに作
用する外力に対して充分に対抗できない虞があ
る。
「問題点を解決するための手段」
本考案はそのような事情に鑑み、取付板に貫通
孔を穿設し、該貫通孔の周囲を軸方向に突出させ
て突出部を形成するとともに該突出部の反対面に
回り止め用の凹凸部を形成し、またボルトの頭部
端面に上記突出部を収容する凹部を形成して該凹
部とボルト軸部とを円弧面で連続させ、該凹部内
に上記取付板の突出部を収容して上記貫通孔の内
周縁を上記円弧面に当接させ、さらに上記ボルト
の一部を上記突出部の反対面の凹部内に塑性変形
させてこれを上記凹凸部内に充填させると同時
に、上記貫通孔の内周縁と上記円弧面との当接部
を塑性変形させて相互に密着させるようにしたも
のである。
孔を穿設し、該貫通孔の周囲を軸方向に突出させ
て突出部を形成するとともに該突出部の反対面に
回り止め用の凹凸部を形成し、またボルトの頭部
端面に上記突出部を収容する凹部を形成して該凹
部とボルト軸部とを円弧面で連続させ、該凹部内
に上記取付板の突出部を収容して上記貫通孔の内
周縁を上記円弧面に当接させ、さらに上記ボルト
の一部を上記突出部の反対面の凹部内に塑性変形
させてこれを上記凹凸部内に充填させると同時
に、上記貫通孔の内周縁と上記円弧面との当接部
を塑性変形させて相互に密着させるようにしたも
のである。
「作用」
このように、取付板に形成した突出部の反対面
に回り止め用の凹凸部を形成し、かつボルトの一
部を塑性変形させてこれを直接上記凹凸部内に充
填させるようにすれば、従来に比較して小さな塑
性変形力で確実に塑性変形部を上記凹凸部内に完
全充填させることができ、しかもそれを目視によ
り容易に確認することができるため、確実に気密
漏れを防止できるとともに、確実なボルトの回り
止め効果を期待することができる。
に回り止め用の凹凸部を形成し、かつボルトの一
部を塑性変形させてこれを直接上記凹凸部内に充
填させるようにすれば、従来に比較して小さな塑
性変形力で確実に塑性変形部を上記凹凸部内に完
全充填させることができ、しかもそれを目視によ
り容易に確認することができるため、確実に気密
漏れを防止できるとともに、確実なボルトの回り
止め効果を期待することができる。
さらに上記構成においては、ボルトの頭部端面
に形成した凹部とボルト軸部とを円弧面で連続さ
せ、その凹部内に上記取付板の突出部を収容して
上記貫通孔の内周縁を上記円弧面に当接させてい
るので、上記ボルトの塑性変形時にはその当接部
が塑性変形されて密着されるようになり、この部
分によつてシール性の向上を図ることが可能とな
る。
に形成した凹部とボルト軸部とを円弧面で連続さ
せ、その凹部内に上記取付板の突出部を収容して
上記貫通孔の内周縁を上記円弧面に当接させてい
るので、上記ボルトの塑性変形時にはその当接部
が塑性変形されて密着されるようになり、この部
分によつてシール性の向上を図ることが可能とな
る。
「実施例」
以下図示実施例について本考案を説明すると、ブ
レーキ倍力装置のシエル等の取付板1には、所要
位置に貫通孔2を穿設するとともに、この貫通孔
2の周囲を軸方向に突出させて突出部3を形成し
ている。そしてこの突出部3の反対面に、上記貫
通孔2の周縁部に沿つて交互に凸部4aと凹部4
bとを形成することにより回り止め用の凹凸部4
を形成している。
レーキ倍力装置のシエル等の取付板1には、所要
位置に貫通孔2を穿設するとともに、この貫通孔
2の周囲を軸方向に突出させて突出部3を形成し
ている。そしてこの突出部3の反対面に、上記貫
通孔2の周縁部に沿つて交互に凸部4aと凹部4
bとを形成することにより回り止め用の凹凸部4
を形成している。
他方、上記取付板1に取付けられるボルト5に
は、その頭部端面6に上記突出部3を収容する凹
部7を形成するとともに、該凹部7の内面とボル
ト軸部8とを円弧面9で連続させている。
は、その頭部端面6に上記突出部3を収容する凹
部7を形成するとともに、該凹部7の内面とボル
ト軸部8とを円弧面9で連続させている。
そして上記ボルト5を取付板1に取付る際に
は、先ず、上記ボルト5の凹部7内に上記取付板
1の突出部3を収容する。この際には、上記貫通
孔2の内周縁が上記円弧面9に当接するようにな
る。そして次に、上記ボルトの一部10を上記突
出部3の反対面の凹部11内に塑性変形させると
ともに、その塑性変形部12を直接上記凹凸部4
内に充填させる。
は、先ず、上記ボルト5の凹部7内に上記取付板
1の突出部3を収容する。この際には、上記貫通
孔2の内周縁が上記円弧面9に当接するようにな
る。そして次に、上記ボルトの一部10を上記突
出部3の反対面の凹部11内に塑性変形させると
ともに、その塑性変形部12を直接上記凹凸部4
内に充填させる。
このように、上記ボルトの一部10を塑性変形
させてこれを直接上記凹凸部4内に充填させるよ
うにすれば、従来のように、ボルトの一部を塑性
変形させて間接的に取付板を塑性変形させ、該塑
性変形部を凹凸部に充填させるようにしたものに
比較して、小さな塑性変形力で確実に塑性変形部
12を凹凸部4内に充填させることができ、しか
もそれを目視により容易に確認することができる
ため、確実に気密漏れを防止できるとともに、確
実なボルトの回り止め効果を期待することができ
る。
させてこれを直接上記凹凸部4内に充填させるよ
うにすれば、従来のように、ボルトの一部を塑性
変形させて間接的に取付板を塑性変形させ、該塑
性変形部を凹凸部に充填させるようにしたものに
比較して、小さな塑性変形力で確実に塑性変形部
12を凹凸部4内に充填させることができ、しか
もそれを目視により容易に確認することができる
ため、確実に気密漏れを防止できるとともに、確
実なボルトの回り止め効果を期待することができ
る。
また上記取付け状態では、上記貫通孔2の内周
縁と円弧面9との当接部が塑性変形されて相互に
密着するので、その密着部分によつてシール性の
向上を図ることができ、さらにボルト5の頭部端
面6は取付板1に形成した突出部3の外側でその
取付板1に密着していので、ボルト5に加えられ
る横方向および軸方向の外力に有効に対抗するこ
とが可能となる。
縁と円弧面9との当接部が塑性変形されて相互に
密着するので、その密着部分によつてシール性の
向上を図ることができ、さらにボルト5の頭部端
面6は取付板1に形成した突出部3の外側でその
取付板1に密着していので、ボルト5に加えられ
る横方向および軸方向の外力に有効に対抗するこ
とが可能となる。
「考案の効果」
以上のように、本考案によれば、相対的に小さ
な塑性変形力によつて確実な気密とボルトの回り
止めとを果すことができるという効果が得られ
る。
な塑性変形力によつて確実な気密とボルトの回り
止めとを果すことができるという効果が得られ
る。
図は本考案の一実施例を示し、中心線よりも左
側がカシメ前の状態を、右側がカシメ後の状態を
示す断面図である。 1……取付板、2……貫通孔、3……突出部、
4……凹凸部、5……ボルト、6……頭部端面、
7,11……凹部、8……ボルト軸部、9……円
弧面、10……ボルトの一部、12……塑性変形
部。
側がカシメ前の状態を、右側がカシメ後の状態を
示す断面図である。 1……取付板、2……貫通孔、3……突出部、
4……凹凸部、5……ボルト、6……頭部端面、
7,11……凹部、8……ボルト軸部、9……円
弧面、10……ボルトの一部、12……塑性変形
部。
Claims (1)
- 取付板に貫通孔を穿設し、該貫通孔の周囲を軸
方向に突出させて突出部を形成するとともに該突
出部の反対面に回り止め用の凹凸部を形成し、ま
たボルトの頭部端面に上記突出部を収容する凹部
を形成して該凹部とボルト軸部とを円弧面で連続
させ、該凹部内に上記取付板の突出部を収容して
上記貫通孔の内周縁を上記円弧面に当接させ、さ
らに上記ボルトの一部を上記突出部の反対面の凹
部内に塑性変形させてこれを上記凹凸部内に充填
させると同時に、上記貫通孔の内周縁と上記円弧
面との当接部を塑性変形させて相互に密着させた
ことを特徴とする取付板とボルトとの連結構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987104724U JPH0444891Y2 (ja) | 1987-07-08 | 1987-07-08 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987104724U JPH0444891Y2 (ja) | 1987-07-08 | 1987-07-08 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6412916U JPS6412916U (ja) | 1989-01-24 |
JPH0444891Y2 true JPH0444891Y2 (ja) | 1992-10-22 |
Family
ID=31336694
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1987104724U Expired JPH0444891Y2 (ja) | 1987-07-08 | 1987-07-08 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0444891Y2 (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61116115A (ja) * | 1984-11-08 | 1986-06-03 | アライド・コーポレーシヨン | 植込ボルト |
-
1987
- 1987-07-08 JP JP1987104724U patent/JPH0444891Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61116115A (ja) * | 1984-11-08 | 1986-06-03 | アライド・コーポレーシヨン | 植込ボルト |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6412916U (ja) | 1989-01-24 |
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