JPH0244103Y2 - - Google Patents

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JPH0244103Y2
JPH0244103Y2 JP5237987U JP5237987U JPH0244103Y2 JP H0244103 Y2 JPH0244103 Y2 JP H0244103Y2 JP 5237987 U JP5237987 U JP 5237987U JP 5237987 U JP5237987 U JP 5237987U JP H0244103 Y2 JPH0244103 Y2 JP H0244103Y2
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down pin
hold down
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shoe
head
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JP5237987U
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JPS63158629U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、車両用ドラムブレーキに関し、特に
ブレーキ内部に水、砂等が侵入することをを防止
した車両用ドラムブレーキに関する。
〔従来の技術〕
車両用ドラムブレーキでは、例えば実開昭59−
6638号公報に示されるように、バツクプレートに
穿設されたシユーホールドダウンピンの挿通孔
に、シユーホールドダウンピンを挿通し、該シユ
ーホールドダウンピンにてブレーキシユーを弾持
し、ブレーキ内部に水、砂等の侵入を防止するた
め、シユーホールドダウンピンの頭部とバツクプ
レートとの間にシール部材を配設したものがあ
る。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかし、上記の構造のものでは、ブレーキシユ
ーの移動によるシユーホールドダウンピンの傾動
の繰返しによつてシール部材が潰され、シール部
材が変形して水、砂等が侵入することがあつた。
そこで本考案は、シユーホールドダウンピンの
挿通孔からブレーキ内部へ水、砂等の侵入を防止
することを目的としている。
〔問題点を解決するための手段〕
上記目的達成のため本考案は、ブレーキシユー
を弾持するシユーホールドダウンピンをバツクプ
レートに挿通し、該バツクプレートとシユーホー
ルドダウンピンの頭部間にシール部材を配設した
車両用ドラムブレーキにおいて、前記バツクプレ
ートに、シユーホールドダウンピンの挿通孔を有
する凹部を設け、前記シユーホールドダウンピン
の頭部に、前記挿通孔よりも大径の係合部と、こ
の係合部よりもさらに大径の半球部を形成し、前
記シール部材に、該シユーホールドダウンピンの
頭部の半球部を回動可能に保持する半球状の保持
部と、前記係合部に当接するフランジ部とを設
け、該シール部材を前記バツクプレートの凹部に
嵌着したことを特徴としている。
〔実施例〕 以下、本考案を密封型ドラムブレーキに適用し
た実施例を図面に基づいて説明する。
第1図乃至第3図は本考案の一実施例を示すも
ので、ドラムブレーキ1は、車輪2と一体に回転
するブレーキドラム3の口縁3aの外周に環状の
ダストシール4を嵌着し、該ダストシール4のリ
ツプ部4a,4bをバツクプレート5の外周に形
成された環状溝5aに摺接させて、ブレーキドラ
ム3とバツクプレート5との間を密封している。
バツクプレート5には、ホイールシリンダ6が
接着シール剤7及びボルト(図示せず)により密
閉固設されるとともに、一対のブレーキシユー
8,8がそれぞれシユーホールドダウンピン9,
9にシユーホールドスプリング10,10を介し
て弾持されている。
バツクプレート5には、シユーホールドダウン
ピン9の挿通孔11を有する凹部12が形成さ
れ、該挿通孔11に挿通されるシユーホールドダ
ウンピン9は、頭部9aと軸部9bとを有し、バ
ツクプレート5の外側から挿通され、頭部9aを
挿通孔11の外縁に当接し、軸部9bをブレーキ
シユー8のウエブ8aと、シユーホールドスプリ
ング10とに挿通し、軸部9bの先端に形成した
係止部9cでシユーホールドスプリング10を圧
縮してブレーキシユー8を弾持しており、ホイー
ルシリンダ6の作動により拡開するブレーキシユ
ー8の移動に伴つて第3図に二点鎖線で示される
ように傾動可能となつている。
シユーホールドダウンピン9の頭部9aには、
バツクプレート5の挿通孔11よりも大径で挿通
孔11の外縁に当接する半球状係合部9dと、こ
の係合部9dに連続して係合部9dよりもさらに
大径の半球部9eとが形成されており、大径の半
球部9eの外側には、グリス溝9fが刻設されて
いる。
また、シユーホールドダウンピン9の頭部9a
にはシール部材13が取付けられている。このシ
ール部材13はゴム等の弾性材で形成され、前記
バツクプレート5の凹部12に、シユーホールド
ダウンピン9の頭部9aを覆つて嵌着されるもの
で、内側にシユーホールドダウンピン9の頭部9
aの大径の半球部9eを回動可能に保持する半球
状の保持部13aと、該保持部13aの入口に前
記係合部9dに当接して保持部13aを密封する
フランジ部13bとを形成しており、保持部13
aは、半球部9eよりも深く形成され、フランジ
部13bと半球部9eとの間にシユーホールドダ
ウンピン9の傾動許容空間としてのグリス溜室1
3cを形成する。
このように形成されたシール部材13の保持部
13aにグリスを少量注入してシユーホールドダ
ウンピン9の頭部に取付け、バツクプレート5の
凹部12に嵌着すると、シール部材13によりバ
ツクプレート5の挿通孔11が外気と遮断され、
水、砂等の侵入が防止できるとともに、シユーホ
ールドダウンピン9の回動も円滑に行なえる。
第4図は本考案の別の実施例を示すもので、バ
ツクプレート5の挿通孔11に挿通されるシユー
ホールドダウンピン20の頭部20aには、挿通
孔11の外縁に当接する円錐状の係合部20b
と、この係合部20bに連続して係合部20bよ
りも大径の半球部20cとが形成されており、一
方、シール部材21には、半球部20cを回動可
能に保持する保持部21aと、係合部20bに当
接するフランジ部21bとが形成され、保持部2
1aには、シユーホールドダウンピン20の回動
許容空間としてグリス溜室21cが形成されてい
る。
これにより、前記実施例と同様にバツクプレー
ト5の挿通孔11がシール部材21により外気と
遮断され、水、砂等の侵入を防止できるととも
に、シユーホールドダウンピン20の回動を円滑
に行なえる。
〔考案の効果〕
本考案は以上のように、バツクプレートにシユ
ーホールドダウンピンの挿通孔を有する凹部を設
け、該凹部にシユーホールドダウンピンの回動を
許容してシユーホールドダウンピンの頭部を覆う
シール部材を嵌着したので、ピン挿通孔を外気か
ら遮断してピン挿通孔からの水、砂等の侵入を防
止するとともに、シユーホールドダウンピンの傾
動を円該に行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第3図は本考案の一実施例を示し、
第1図は密封型車両用ドラムブレーキの要部を示
す断面側面図、第2図は第1図の−断面図、
第3図は第2図の−断面図、第4図は本考案
の別の実施例の要部を示す断面図である。 1……ドラムブレーキ、3……ブレーキドラ
ム、4……ダストシール、5……バツクプレー
ト、6……ホイールシリンダ、8……ブレーキシ
ユー、9,20……シユーホールドダウンピン、
9a,20a……頭部、9d,20b……係合
部、9e,20c……半球部、10……シユーホ
ールドスプリング、11……ピン挿通孔、12…
…凹部、13,21……シール部材、13a,2
1a……保持部、13b,21b……フランジ
部、13c,21c……グリス溜室。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ブレーキシユーを弾持するシユーホールドダウ
    ンピンをバツクプレートに挿通し、該バツクプレ
    ートとシユーホールドダウンピンの頭部間にシー
    ル部材を配設した車両用ドラムブレーキにおい
    て、前記バツクプレートに、シユーホールドダウ
    ンピンの挿通孔を有する凹部を設け、前記シユー
    ホールドダウンピンの頭部に、前記挿通孔よりも
    大径の係合部と、この係合部よりもさらに大径の
    半球部を形成し、前記シール部材に、該シユーホ
    ールドダウンピンの頭部の半球部を回動可能に保
    持する半球状の保持部と、前記係合部に当接する
    フランジ部とを設け、該シール部材を前記バツク
    プレートの凹部に嵌着したことを特徴とする車両
    用ドラムブレーキ。
JP5237987U 1987-04-07 1987-04-07 Expired JPH0244103Y2 (ja)

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JP5237987U JPH0244103Y2 (ja) 1987-04-07 1987-04-07

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JPS63158629U JPS63158629U (ja) 1988-10-18
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JP5237987U Expired JPH0244103Y2 (ja) 1987-04-07 1987-04-07

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