JPH0444343Y2 - - Google Patents

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JPH0444343Y2
JPH0444343Y2 JP11372888U JP11372888U JPH0444343Y2 JP H0444343 Y2 JPH0444343 Y2 JP H0444343Y2 JP 11372888 U JP11372888 U JP 11372888U JP 11372888 U JP11372888 U JP 11372888U JP H0444343 Y2 JPH0444343 Y2 JP H0444343Y2
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nozzle
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cylinder
nozzle moving
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は射出ノズルの移動装置に関し、更に詳
しくは、射出成形機の射出ノズルの先端部と金型
の樹脂注入口との離合に用いる射出ノズルの移動
装置に関する。
(従来の技術) 射出成形機を用いて射出成形するには、一般的
に、射出ノズルの先端部と金型の樹脂注入口とを
接合、所謂ノズルタツチをさせた後に、射出ノズ
ルから金型に溶融樹脂を注入し、得られる成形品
は射出ノズルの先端部を金型の樹脂注入口から離
してから取り出す。
かかる射出ノズルと金型の樹脂注入口との離合
は、通常、射出ノズルが取付けられている射出シ
リンダを前進、後退することによつてなされる。
この様な射出シリンダの前進、後退は、射出シ
リンダに直結又は射出シリンダに一端が固設され
ているロツドの他端に設けられているノズル移動
用シリンダに圧油を給排することによつて行われ
る(例えば、「射出成形」第8版、株式会社プラ
スチツクエージ発行参考)。
尚、かかるノズル移動用シリンダ等は、ノズル
移動用シリンダの一端又はロツドの一端が固定さ
れていることは勿論のことである。
(考案が解決しようとする課題) 前記ノズルタツチは、金型に樹脂を注入する際
に、ノズル接合部からの樹脂洩れを防止するた
め、所定の力(以下、ノズルタツチ力と称するこ
とがある)で保持することを要する。
しかし、ノズル移動用シリンダ及び/又はその
油圧回路における若干のオイルリークは避けるこ
とができず、ノズルタツチ力は時間の経過と共に
低下し易い。
ところで、金型に樹脂を注入する前に、必ずノ
ズルタツチを行う射出成形の場合には、前記ノズ
ルタツチ力の経時変化は特に問題ではないが、ノ
ズルタツチ状態を連続的に維持しつつ行う連続射
出成形の場合には、ノズルタツチ力の低下は樹脂
洩れ等の問題を惹起する。
このため、前記連続射出成形を行う場合にも、
ノズルタツチ力を所定の値に維持すべく、成形サ
イクル毎に金型に樹脂を注入する直前にノズル移
動用シリンダの油圧回路を作動させている。
しかしながら、かかる油圧回路を作動させて一
連のノズルタツチ動作が完了するまでの時間は、
成形サイクルのロス時間となり、油圧回路等に使
用されている電磁弁等の動作に基く摩耗等が発生
し易い。
そこで、本考案の目的は、ノズルタツチ状態を
維持しつつ連続射出成形を行う際に、成形サイク
ル毎にノズル移動用シリンダの油圧回路を動作さ
せることなくノズルタツチ力を所定の値に保持で
きる射出ノズルの移動装置を提供することにあ
る。
(課題を解決するための手段) 前述した従来の射出成形機のノズル移動装置が
有している欠点、つまりノズルタツチ力の経時変
化は下記の構成を有する本考案のノズル移動装置
によつて解消できる。
即ち、本考案は、射出成形装置の射出ノズルの
先端部と金型の樹脂注入口との離合に用いるノズ
ル移動装置において、該射出ノズルの移動に用い
るノズル移動用シリンダのロツド上に、機械的弾
性力によつてロツドに締り嵌めするロツクシリン
ダを前記ノズル移動用氏シリンダに固設し、該ロ
ツクシリンダに圧油を供給してロツクシリンダの
ロツドに対する締り嵌めを解除する油圧回路を有
することを特徴とする射出ノズルの移動装置であ
る。
かかる本考案の射出ノズルの移動装置におい
て、ロツドの一端が板状体であつて、前記板状体
がバネ部材を介して押込用フランジによつて孔部
に挿入されて実質的に固定されていることが、ノ
ズルタツチ力を調整するうえで好ましい。
(作用) 本考案の射出ノズルの移動装置によれば、ロツ
クシリンダに圧油を供給してロツクシリンダのロ
ツドに対する締り嵌めを解除しつつノズル移動用
シリンダでノズルタツチさせる。
その後、ロツクシリンダの圧油を排出してロツ
クシリンダをロツドに対して締り嵌め状態にする
ことによつて、ノズル移動用シリンダの圧油を排
出しても、射出ノズルは所定の力でノズルタツチ
されている。
このため、ノズルタツチ状態で連続射出成形を
行う際に、成形サイクル毎にノズル移動シリンダ
の油圧回路を作動させることなくノズルタツチ力
を所定の値に維持できる。
(実施例) 本考案を図面を用いて更に詳細に説明する。
第1図は、本考案の一実施例を示す概略図であ
り、1は射出ノズル、2は射出ノズル1が取付け
られている射出シリンダ、3は金型の樹脂注入
口、4はロツド、5はノズル移動用シリンダ、6
はロツクシリンダ、14は固定ダイプレートを
夫々示す。
第1図において、固定ダイプレート14に一端
が実質的に固定されているロツドの他端にノズル
移動用シリンダ5が取付けられている。
ノズル移動用シリンダ5は、射出ノズル1が取
付けられている射出シリンダ2に直結されてお
り、固定板10に設けられているアリ溝(図示せ
ず)上を射出シリンダ2と共に移動する。
かかるノズル移動用シリンダ5の移動は、油圧
ポンプ(図示せず)から油圧シーケンス弁12と
油圧切換弁11とを経由した加圧油(圧油)によ
つてなされる。
ノズル移動用シリンダ5のA室に圧油が供給さ
れると、ロツド4の一端が固定されているため、
ノズル移動用シリンダ5は射出シリンダと共に矢
印Cの方向、即ち後退して射出ノズル1の先端部
は金型の樹脂注入口3から離れる方向に移動す
る。
また、ノズル移動用シリンダのB室に圧油が供
給されると、ノズル移動用シリンダ5は矢印Dの
方向、即ち射出ノズルの先端部と金型の樹脂注入
口とが接合する方向に移動する。
この様なノズル移動用シリンダ5には、ロツク
シリンダ6が固設されている。
かかるロツクシリンダ6は、第2図に示す構造
を有しているものである。
第2図は、ロツクシリンダ6の縦断面図であ
り、20は油圧給排口、21はスリーブ、22は
スペーサ、24はオイルシールを夫々示す。
第2図に示すスリーブ21は、ロツド4の外周
に沿つてはめ合わされ且つロツド4の径方向に機
械的弾性力によつて締り嵌めするものである。
第2図aは、スリーブ21がロツド4に対して
締り嵌め状態にあることを示しており、かかる状
態にあるロツクシリンダ6とロツド4とは極めて
緊密に連結されている。
このため、ロツクシリンダ6と一体に構成され
ているノズル移動用シリンダ5は、圧油が排出さ
れても所定の位置を保持することができる。
この様な第2図aに示す状態にあるロツクシリ
ンダ6に、油圧切換弁13を経由して油圧給排口
20から圧油を供給すると、第2図bに示す如
く、スリーブ21とロツド4との間に圧油が注入
されて第2図aの締り嵌め状態が解除され、ロツ
ド4に対して軸方向に移動可能となるため、ロツ
クシリンダ6及びノズル移動用シリンダ5が移動
することができるようになる。
第2図に示すスペーサ22は、スリーブ21と
同様に作動し、オイルシール24によつてオイル
の漏出を防止している。
かかるノズル移動用シリンダ5とロツクシリン
ダ6とが取付けられているロツド4の固定端にお
いては、板状体の固定端がバネ部材を介して押込
用フランジ7によつて孔部に挿入され実質的に固
定されている。
この様な構成を有するロツド4の固定端におい
て、射出シリンダ2を移動させる際に、射出シリ
ンダ2の移動方向とは逆方向の力がロツド4の固
定端に作用する。
このため、射出ノズル1の先端部と金型の樹脂
注入口3とを接触させた後、更にノズル移動用シ
リンダ5のB室に圧油の供給を継続すると、バネ
部材8の抗力に抗して矢印C方向にロツド4の固
定端である板状体が動く。
従つて、押込用フランジ7の押込量によつてロ
ツド4の固定端である板状体に及ぼすバネ部材8
の抗力の程度を調整することができ、ノズルタツ
チ力を容易にコントロールできる。
即ち、押込用フランジ7の押込量を大きくする
程、バネ部材8の前記板状体に及ぼす抗力が増加
し、ノズルタツチ力が増大する。
この様なバネ部材8の抗力に対してロツド4の
固定端である板状体が矢印C方向に所定の距離動
いたことを検出することによつて、所望のノズル
タツチ力になつたことを知ることができる。
次に、本考案の射出ノズルの移動装置の動作に
ついて説明する。
本考案の射出ノズルの移動装置を用いてノズル
タツチを行うには、第3図に示すフローチヤート
に従つて行うことができる。
射出ノズル1の先端部と金型の樹脂注入口3と
が離れているときには、ロツクシリンダ6用の油
圧切換弁13の電磁弁(SOL1)とノズル移動用
シリンダ5用の油圧切換弁11の電磁弁
(SOL2B)とが励磁され、ロツクシリンダ6とノ
ズル移動用シリンダ5のB室とに圧油が供給され
て射出シリンダが前進(矢印D方向)する。
ノズルタツチ後に更にノズル移動用シリンダ5
のB室に圧油の供給を継続すると、ロツド4の固
定端から矢印C方向の力が作用して固定端である
板状体がバネ部材8の抗力に抗して動き、前記板
状体に取付けられている検出端8がリミツトスイ
ツチ(LSI)に接触して所定のノズルタツチ力と
なる。
かかるLSIに検出端9が接触した時から一定時
間後に油圧切換弁13のSOL1の励磁が消磁さ
れ、ロツクシリンダ6への圧油の供給が排出側に
切換えられるため、ロツクシリンダ6は第2図a
に示す状態、即ちロツド4に対してスリーブ21
が締り嵌め状態となる。
更に、ロツクシリンダ6がロツド4に対して締
り嵌め状態になつた時から一定時間後に、ノズル
移動用シリンダ5のB室に圧油を供給している油
圧切換弁11のSOL2Bの励磁も消磁され、油圧
切換弁11がニユートラル位置となり、ノズルタ
ツチが完了する。
この様なノズルタツチ状態においては、ノズル
移動用シリンダ5のB室の油圧が低下しても、ロ
ツクシリンダ6のスリーブ21がロツド4に対し
て締り嵌め状態にあるため、所定の力でノズルタ
ツチ状態を維持することができる。
このため、ノズルタツチ状態で連続射出成形を
行う際には、ノズルタツチの油圧回路を作動させ
ることなく成形を行うことができる。
一方、ノズルタツチ状態を解消すべく、射出シ
リンダ2を後退(矢印C方向)するためには、油
圧切換弁11のSOL2Aと油圧切換弁13のSOL1
とを励磁し、ロツクシリンダ6に圧油を供給して
スリーブ21のロツド4に対する締り嵌め状態を
解消させると共に、ノズル移動用シリンダ5のA
室に圧油を供給することによつて行うことができ
る。
尚、本考案の移動装置を、成形サイクル毎にノ
ズルタツチを行う場合においても使用することが
でき、ロツクシリンダ6等をあえて取り外す必要
がないことは勿論のことである。
(考案の効果) 本考案の装置によれば、ノズルタツチの信頼性
を著しく向上することができるため、ノズルタツ
チ状態で連続射出成形を行う際に、ノズルタツチ
用の油圧回路を成形サイクル毎に作動させること
なく成形することができる。
このため、成形サイクルのロス時間及び油圧回
路等に使用されている電磁弁等の動作に基く摩耗
等を可及的に減少することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の移動装置の一実施例を示す
概略図、第2図はロツクシリンダの縦断面、第3
図は本考案の移動装置の動作を示すフローチヤー
トを夫々示す。 図において、1……射出ノズル、3……金型の
樹脂注入口、4……ロツド、5……ノズル移動用
シリンダ、6……ロツクシリンダ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 射出成形装置の射出ノズルの先端部と金型の
    樹脂注入口との離合に用いるノズル移動装置に
    おいて、該射出ノズルの移動に用いるノズル移
    動用シリンダのロツド上に、機械的弾性力によ
    つてロツドに締り嵌めするロツクシリンダを前
    記ノズル移動装置に固設し、該ロツクシリンダ
    に圧油を供給してロツクシリンダのロツドに対
    する締り嵌めを解除する油圧回路を有すること
    を特徴とする射出ノズルの移動装置。 2 ロツドの一端が板状体であつて、前記板状体
    がバネ部材を介して押込用フランジによつて孔
    部に挿入されて実質的に固定されている請求項
    第1項記載の射出ノズルの移動装置。
JP11372888U 1988-08-30 1988-08-30 Expired JPH0444343Y2 (ja)

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JP11372888U JPH0444343Y2 (ja) 1988-08-30 1988-08-30

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JPH0234222U JPH0234222U (ja) 1990-03-05
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