JPH0444285Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0444285Y2
JPH0444285Y2 JP1985047676U JP4767685U JPH0444285Y2 JP H0444285 Y2 JPH0444285 Y2 JP H0444285Y2 JP 1985047676 U JP1985047676 U JP 1985047676U JP 4767685 U JP4767685 U JP 4767685U JP H0444285 Y2 JPH0444285 Y2 JP H0444285Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wire
cut
bending die
mandrel
twisting
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1985047676U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS61162337U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1985047676U priority Critical patent/JPH0444285Y2/ja
Publication of JPS61162337U publication Critical patent/JPS61162337U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0444285Y2 publication Critical patent/JPH0444285Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Wire Processing (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案はコイリングマシン、詳しくは曲げダ
イスと、該曲げダイスにガイド部材を介して線材
を送り出す送り手段と、前記曲げダイスとガイド
部材との間で、前記曲げダイスに対する線材送り
出し方向前方側に配置する心金とを備え、所定径
で巻回されるコイルばねを成形するコイリングマ
シンに関する。
(従来の技術) 従来この種コイリングマシンは、例えば実開昭
50−98043号公報に記載され、かつ第6図に示す
ごとく、上下に対向配置された1対のロール1,
2から成る線材Aの送り手段と、該送り手段の線
材送り方向前方側に設けた曲げダイス3と、この
曲げダイス3と前記送り手段との間に配設したガ
イド部材4とを備え、前記各ロール1,2により
前記ガイド部材4を介して送り出される線材A
を、前記曲げダイス3で巻成して、コイルばねを
製作するごとくしている。
また前記ガイド部材4と曲げダイス3との間に
は、該曲げダイス3に対向させて断面半円形状を
なす心金6を配設して、該心金6の一側端縁に切
断刃面6aを形成すると共に、前記心金6の刃面
6aとの対向位置に前記線材Aの切断用ナイフN
を、前記心金6に対し進退自由に配設し、コイル
ばねの形成後に前記心金6に対し前記ナイフNを
進出させることにより、該ナイフNと前記心金6
の刃面6aとで、前記コイルばねを所定長さに切
断するこどくしている。
(考案が解決しようとする問題点) ところが前記した従来手段にあつては、 第1に、線材の線径が太く、かつ、内径が小さ
いコイルばねに対しては、前記心金6の太さが前
記コイルばねの内径以下に制約されるために、こ
の心金6の断面積が前記線材の切断に要する切断
力に対して不足して、切断が実際上行えない問題
があつた。
第2に、前記心金6の刃面6aと前記ナイフN
とによる切断手段を採用するときには、前記コイ
ルばねの線材Aの切断端面に、第7図に示すよう
なバリaができ易い問題があり、このため、線材
の外周から半径方向外方に突出するバリによつて
手怪我したり、又は相手部材を傷付けたり、さら
には、コイルばねを軸部材の外周に嵌入して使用
する場合や挿通孔内に入れて使用する場合に入ら
なくなる問題があつた。
本考案は以上のごとき問題点に鑑みて考案した
もので、その目的は、コイルばねの切断部に切り
目を入れて、該切り目部分を境に前記コイルばね
にねじり力を加えることにより、バリを生じるこ
となく、しかも線径が太く、かつ、内径の小さな
コイルばねであつても確実に切断してコイルばね
を製造することができるコイリングマシンを提供
することにある。
(問題点を解決するための手段) 本考案のコイリングマシンは、第1乃至第4図
に示すごとく構成したもので、曲げダイス3と、
該曲げダイス3に、ガイド部材4を介して線材A
を送り出す送り手段と、前記曲げダイス3とガイ
ド部材4との間で、前記曲げダイス3に対する線
材送り出し方向前方側に配置する心金6とを備
え、所定径で巻回されるコイルばねを成形するコ
イリングマシンにおいて、前記心金6を前記曲げ
ダイス3による線材Aの曲げ内径とほぼ同径とし
た断面円形状の外周をもつ円柱状に形成すると共
に、該心金6と対向する位置に、前記心金6外周
に巻回される線材Aに、該線材Aの軸方向xに対
して横断状で、前記心金6に向つて凹入する切り
目イを入れる傷つけ手段7を設けると共に、前記
切り目イ部分に前記線材Aの軸方向xに対するね
じりを与えて、前記線材Aを切り目イを境にねじ
り折るねじり折り手段8を設けたのである。
(作用) しかして前記曲げダイス3よつて前記心金6に
巻回されたコイルばねの終端部に、前記傷つけ手
段7により前記線材Aの軸方向に対して横断状
で、前記心金6に向つて凹入する切り目イを入
れ、この切り目イの前後位置において、前記ねじ
り折り手段8で前記線材Aにねじり力を加えるこ
とにより、前記切り目イに応力集中が生じて、こ
の切り目イから前記線材Aが切断されるのであ
る。
この時、前記線材は、前記切り目イ前後で該線
材の軸方向xの回りにねじられるので、第7図に
示した従来のもののように、半径方向外方に突き
出るようなバリを生じることがないのである。
(実施例) 以下本考案にかかるコイリングマシンを図面の
実施例によつて説明する。
第1図に示すコイリングマシンは、基本的には
前述した従来のものと同様であつて、線材Aの送
り手段として上下に対向配置された1対のロール
1,2を備え、該各ロール1,2の線材送り方向
前方側に曲げダイス3を配設すると共に、該曲げ
ダイス3と前記各ロール1,2との間に、前記線
材Aのガイド部材4を設けている。
また前記ガイド部材4と前記曲げダイス3との
間で、該曲げダイス3との対向位置には、前記曲
げダイス3による線材Aの曲げ内径とほぼ同径と
した断面真円形状の外周をもつ円柱状の心金6を
配設し、前記曲げダイス3で線材Aに巻回方向の
巻成力を付与して、コイルばねを形成するごとく
なすと共に、前記曲げダイス3の対向位置で前記
ガイド部材4側には、前記コイルばねのピツチを
所定ピツチに設定するピツチツール5を設けてい
る。
しかして前記のごときコイリングマシンにおい
て、前記心金6と対向する位置に、前記心金6外
周に形成されるコイルばねの線材Aに、該線材A
の軸方向xに対して横断状で前記心金6に向つて
凹入する切り目イを入れる傷つけ手段7を設ける
と共に、前記心金6に対する前記傷つけ手段7と
の対向位置に、前記切り目イ部分に前記線材Aの
軸方向xに対するねじりを与えて、前記線材Aを
切り目イを境にねじり折るねじり折り手段8を設
けたのである。
具体的には、前記傷つけ手段7は、前記心金6
の外周に巻回される線材Aの軸方向xに対し直交
する鋭角状の刃部7aをもつ傷つけ刃7bと、該
刃7bに連結する油圧装置Xから成つており、該
油圧装置Xで前記傷つけ刃7bの刃部7aを、前
記心金6に巻回される前記線材A側に進出させる
ことにより、該線材Aに軸方向xに対して横断状
に切り目イを形成できるようにしている。尚、こ
の切り目イの深さは、前記心金6の耐力、前記ね
じり折り手段8で前記線材Aに与えられるねじり
応力などを考慮して決定するものである。
また、前記ねじり折り手段8は、第1,3図に
示すごとく、断面鋭角三角形形状をした三角柱状
の押部8aをもつねじりツール8bと、該ツール
8bに連結し、該ツール8bを前記心金6側に出
退させる油圧装置Yとから成つている。また、前
記ねじりツール8bは、前記心金6に対する進出
時に、第4図に示すごとく、前記押部8aが前記
心金6外周に巻成された最下位層の線材A1と、
前記傷つけ刃7bが当接する層の線材A2との線
材ピツチ間にくい込むごとく配設している。
次に前記コイリングマシンによるコイルばねの
製作過程を説明する。
先ず前記心金6上に所定長さのコイルばねが形
成されたとき、第2及び第3図に示すごとく、前
記傷つけ刃7bを前記心金6側に進出させて、前
記刃7bの刃部7aにより前記心金6上に巻回さ
れる線材Aに、該線材Aの軸方向に対し横断状に
切り目イを形成するのである。
そして、前記刃7bをこの状態に固定しておい
て、更に、第4図に示すごとく、前記ねじりツー
ル8を前記心金6側に進出させ、このツール8の
先端刃部8aを前記線材Aのピツチ間に突入させ
るのである。
斯くすることにより、前記線材における前記切
り目イに対する該線材の送り出し方向後方側部分
Aが、該曲げダイス3及び前記ガイド部材4によ
りその回転が阻止される一方、前記切り目イに対
する前記送り出し方向前方側部分Aが前記ねじり
ツール8により押し上げられ、この結果、前記線
材Aが前記切り目イを境に、該線材Aの軸方向x
に対してねじりられるのである。
しかして、このねじりにより前記切り目イにね
じり力による集中応力が発生して、この切目イを
境に前記線材Aが切断されるのである。
尚、前記ねじる折り手段8は、第5図に示すよ
うに、前記ねじりツール8bの進出方向下方にカ
ム8cを設ける一方、前記ツール8bの下面に、
傾斜面をもち前記カム8cと係止する係止面8d
を形成し、かつ、該ツール8bの基部を回軸8e
により回動自由に支持するごとく構成してもよ
い。かくすることにより、前記ねじり折り手段8
の進出時に、前記ツール8bが前記カム8cに乗
り上げて、前記押部8aが上方に持ち上げられる
ために、前記線材Aにより大きなねじり力が与え
られるのである。
(考案の効果) 以上説明したごとく本考案のコイリングマシン
によれば、曲げダイス3による線材Aの曲げ内径
とほぼ同径とした断面円形状の外周をもつ円柱状
の心金6を用い、この心金6を利用して該心金6
の外周に巻回された線材Aの切断部に、前記傷つ
け手段7により前記線材Aの軸方向xに対して横
断状で、前記心金6に向つて凹入する切り目イを
入れ、この切り目イを境にねじり折り手段8を利
用してねじり折るようにしたから、線材Aの線径
が太く、かつ、内径が小さいコイルばねで、従来
例のように、断面半円形状の線材切断用心金では
線材Aの切断に要する十分な断面積(強度)が確
保できず、切断が行えない場合でも、線材Aを不
具合なく切断することができるのである。
つまり、前記心金6を利用して線材Aを直接切
断するのではなく、線材Aへの傷つけ手段7によ
る切り目イの形成とねじり折り手段8によるねじ
り折りとの組合わせにより線材Aを切断するもの
であるから、前記心金6には線材Aの切断に必要
なせん断力は作用せず、また、心金6には切断刃
面も不要となるので、該心金6を曲げダイス3に
よる線材Aの曲げ内径とほぼ同径とした断面円形
状の外周をもつ円柱状に形成でき、これにより、
前記心金6の断面積、つまり強度を大きくできる
ので、傷つけ手段7で、心金6外周に巻回される
線材Aに切り目イを入れる際に要する心金6の断
面積を十分に確保することができ、この結果、線
材Aの線径が太く、かつ、内径が小さいコイルば
ねであつても不具合なく切断することができるの
である。
しかも、前記切り目イの入れた線材Aを単なる
折り曲げで切断するのではなく、特に、ねじり折
り手段8を用いて、前記切り目イ部分に前記線材
Aの軸方向xに対するねじりを与えて、前記線材
Aを切り目イを境にねじり折るようにしたから、
線材Aの切断端面に半径方向外方に突き出すよう
なバリが生じることがなく、つまり、バリが生じ
るとしても、ねじりによる切断部分の中心に向か
うバリが残るのであつて線材の外周から半径方向
外方に突出することがなく、この結果、線材の外
周から半径方向外方に突出するバリによつて手を
怪我したり、又は相手部材を傷付けたり、さらに
は、コイルばねを軸部材の外周に嵌込んで使用す
る場合や挿通孔内に入れて使用する場合に入らな
くなるといつたことがないのである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案にかかるコイリングマシンの一
部切欠き側面図、第2乃至第4図は同コイリング
マシンによるコイルばねの製作過程を説明する図
面、第5図は他の実施例の要部の説明図、第6
図、第7図は従来例を示す説明図である。 1,2……送り手段(ロール)、3……曲げダ
イス、4……ガイド部材、7……傷つけ手段、8
……ねじり折り手段、イ……切り目、A……線
材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 曲げダイス3と、該曲げダイス3に、ガイド部
    材4を介して線材Aを送り出す送り手段と、前記
    曲げダイス3とガイド部材4との間で、前記曲げ
    ダイス3に対する線材送り出し方向前方側に配置
    する心金6とを備え、所定径で巻回されるコイル
    ばねを成形するコイリングマシンにおいて、前記
    心金6を前記曲げダイス3による線材Aの曲げ内
    径とほぼ同径とした断面円形状の外周をもつ円柱
    状に形成すると共に、該心金6と対向する位置
    に、前記心金6外周に巻回される線材Aに、該線
    材Aの軸方向xに対して横断状で、前記心金6に
    向つて凹入する切り目イを入れる傷つけ手段7を
    設けると共に、前記切り目イ部分に前記線材Aの
    軸方向xに対するねじりを与えて、前記線材Aを
    切り目イを境にねじり折るねじり折り手段8を設
    けたことを特徴とするコイリングマシン。
JP1985047676U 1985-03-29 1985-03-29 Expired JPH0444285Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985047676U JPH0444285Y2 (ja) 1985-03-29 1985-03-29

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985047676U JPH0444285Y2 (ja) 1985-03-29 1985-03-29

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61162337U JPS61162337U (ja) 1986-10-08
JPH0444285Y2 true JPH0444285Y2 (ja) 1992-10-19

Family

ID=30563219

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1985047676U Expired JPH0444285Y2 (ja) 1985-03-29 1985-03-29

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0444285Y2 (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58192641A (ja) * 1982-05-06 1983-11-10 Matsuoka Eng Kk 密着引張コイルばねの精密製造装置

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58192641A (ja) * 1982-05-06 1983-11-10 Matsuoka Eng Kk 密着引張コイルばねの精密製造装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPS61162337U (ja) 1986-10-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4206621A (en) Method of making a wound armature core structure
JPH0444285Y2 (ja)
JPH0450804B2 (ja)
JPH01254334A (ja) 多条片ねじりばねとねじりばねの製造方法
EP1763919B1 (de) Kalibrierverfahren für einen kommutatorläufer einer elektrischen maschine
US5743571A (en) Fitting with floating tube support and method of manufacture
JP4038433B2 (ja) 選択的に取り外し可能な端部片を含む冷間ヘッド型打ちされたファスナ挿入体
JP4214469B2 (ja) セグメント導体の整列方法及び整列装置
CH313455A (fr) Ensemble de faux rotors pour machines à bobiner les stators de machines électriques
DE10138872A1 (de) Sequentieller Walzformprozess für einen Stator
JPH10180384A (ja) コイルばねの切断方法
JP2671402B2 (ja) 回転電機のロータ
JP2807534B2 (ja) 電機子鉄心の製造方法
US20020194723A1 (en) Method for producing a tape
EP0048082A1 (en) Cutting, stripping and wrapping bit for insulated conductor wire
JPH0524476Y2 (ja)
JP4018844B2 (ja) 螺旋状コイルインサートの製造方法
JP2005304277A (ja) ウエッジ紙の成形方法
JP4030750B2 (ja) タング無し螺旋状コイルインサートの製造方法
US4947543A (en) Method of winding wire on inner surface of cylindrical member
JPH08141676A (ja) 内歯ギヤの製造方法
JPS58260Y2 (ja) コイル装置
JPH0722049Y2 (ja) 電線用スリーブ
JP2607070Y2 (ja) 回転用リベット
JPS6220765Y2 (ja)