JPS58260Y2 - コイル装置 - Google Patents

コイル装置

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Publication number
JPS58260Y2
JPS58260Y2 JP1978103232U JP10323278U JPS58260Y2 JP S58260 Y2 JPS58260 Y2 JP S58260Y2 JP 1978103232 U JP1978103232 U JP 1978103232U JP 10323278 U JP10323278 U JP 10323278U JP S58260 Y2 JPS58260 Y2 JP S58260Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
coil
winding
spool
starting end
winding groove
Prior art date
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Expired
Application number
JP1978103232U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5520284U (ja
Inventor
宮内新治
湯沢重敏
Original Assignee
オムロン株式会社
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Filing date
Publication date
Application filed by オムロン株式会社 filed Critical オムロン株式会社
Priority to JP1978103232U priority Critical patent/JPS58260Y2/ja
Publication of JPS5520284U publication Critical patent/JPS5520284U/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、電磁継電器などに用いられるコイル装置に
関するものである。
従来、この種コイル装置は次のような過程で製造される
1ず、第6図のように、細いコイル51の始端部を補強
するため、コイル51を数回折曲して束ね、これを第7
図のように捩り具52で捩ることにより、第8図のよう
に実質的にコイル51の線径が太くなって補強されたコ
イルの始端部53を作る。
つぎに、このコイルの始端部53を第9図のようにコイ
ルスプール54のつば55に接着テープ56で固定する
ついで、第10図のように上記始端部53をスプール5
4の巻回部57に固定する。
これは、スプールを巻線機で回転させたときに、重量が
重い始端部53が遠心力によって浮き上るのを防止する
ためである。
この状態で、第11図のようにスプール54を巻線機(
図示せず)に設定してコイル51を巻回し、所定回数巻
回すると、コイル51がばらけるのを防ぐため、コイル
51を被覆するようにテープ59を貼付する。
ココテ、スプール54を巻線機から取外したのち、コイ
ル終端部60を、先に述べた始端部の処理(第6図ない
し第8図)と同じ処理を施して補強したのち、第12図
のように接着テープ61でスプール54のつE55に固
定する。
さらに第13図のように上記始端部53および終端部6
0をろう付けする。
最後に第14図のように始端部53釦よヒ終端部60を
カッター62によって指定寸法の長さに切断する。
ところが上記構成では、コイルの捩り処理や接着テープ
の貼付けなど、コイルの始端部および終端部の処理に多
くの工程が必要なばかりか、コイルの始端部の処理作業
をスプールの巻線機への設定前に行なわねばならず、非
能率である。
さらに、コイルの始端部および終端部のスプールに対す
る位置決めや指定寸法の長さに切断する作業を作業者の
勘で行なうので一定せず、製品に不揃いが生ずる。
また、第15図のようにコイルスプール54のつば55
にポケット部63を設け、このポケット部63からコイ
ル51の始端部53を引き出す構造のものが知られてい
るが、第9図における接着テープ56によるコイル始端
部530つば55への固定作業が簡単化されるだけで製
造工程は依然として多い。
さらに、コイルの始端部の補強手段として、上述した第
6図ないし第8図の捩り処理に代えて、第16図のよう
にコイル51の始端部53を大径の引き出し線64に数
回巻き付けたのち、第17図のようにろう付けし、つい
で第18図のようにろう付は部分を結び、この両側から
絶縁テープ65を貼付することが採用されている。
ところがこの構造では、コイル51と引き出し線64と
の接続不良が生じたり、第19図のように上記絶縁テー
プ65がスプール巻回部57の一部分に存在するため、
コイル51が偏心したり巻太りとなって巻回される。
この考案は、これらの欠点を改善するためになされたも
ので、コイルの始端部および終端部の処理を簡単にしか
つ、コイルの始端部およびコイルの終端部間の絶縁が確
保できるコイル装置を得ることを目的とする。
以下、この考案の実施例を図面にもとづいて説明する。
第1図および第2図において、コイルスプール11のつ
ば部12にコイル始端部を巻回する巻回溝14とコイル
終端部を巻回する巻回溝25とを形成し、これら巻回溝
14.25を形成する対向壁16,17.26を図のよ
うに、外方からスプール11のコイル巻回部18側へ向
って順次小径にしたものである。
な督、19.27は巻回コイル端部が接触するコイル端
子でつば部12に設けた凹所20.28に圧入して上記
巻回溝14.25にそれぞれ固定されている。
第3図および第4図はコイル始端部を巻回する巻回溝1
4とコイル終端部を巻回する巻回溝25を示すためのス
プールのつば部12の断面図で、この図から明らかなよ
うに、コイル終端部を巻回する巻回溝25はコイル始端
部を巻回する巻回溝14にくらべて、つば部12の中心
から離れた位置に存在する。
つ筐り、巻回溝25を形成するための円形凸部29は、
巻回溝14を形成するための円形凸部15にくらべて大
きな形状となっている。
なお、第3図および第4図において21.30は巻回溝
14および25とスプールの巻回溝18(第2図)とを
連通ずるためつば部12の対向壁16および17に設け
られた切欠部であり、その深さはh)Hなる関係が成立
するよう切欠かれている。
つぎに、第5図を参照して製造過程を説明する。
lず、コイルスブール11を巻線機(図示せず)に設定
する。
ついで、第5図に示すように、コイル22の始端部23
をコイルスブール11のつば部12に形成された巻回溝
14に挿入して数回巻回し、この巻回コイルの端部24
を巻回溝14に固定されたコイル端子19に接触させる
な釦、コイル端子19と巻回コイル端部24はろう付け
により接続してもよい。
つぎに、コイル22をつば部120対向壁16に形成さ
れた切欠部21を通シてコイルスブール11のコイル巻
回部18側へ案内する。
そして、コイルスプールのコイル巻回部18にコイル2
2を所定回数巻回したのち、コイル終端部31を対向壁
16.17に形成された切欠部21および30を通して
巻回溝25に案内する。
ついで、コイル終端部31をこの巻回溝25に複数回巻
回し、同時に巻回コイル端部32をコイル端子27に接
触させる。
この構成によると、コイル始端部23の処理と同様に、
コイル終端部31の処理も巻線機にスプールを設定した
状態で行なえ、かつ、コイル始端部23およびコイル終
端部31の補強手段が不要であり、lた、コイル終端部
31のつば部12に対する位置が各製品について一定と
なる。
さらに、対向壁16.17および26の外径が対向壁2
6から対向壁16へ向って順次小径となっているので、
コイル始端部23をコイル巻回部18側からっは部12
側へもっていき、対向壁17に当接させたのち、これに
沿わせて巻回溝14へ降すことによりコイル始端部23
の挾い巻回溝14への挿入が容易になる。
また、コイル終端部引を巻回溝25へ巻回するに際して
もコイル巻回部18側から対向壁26側へコイル終端部
引をもっていき、対向壁26に当接させたのち、これに
沿って巻回溝25へ降ろすことによりコイル終端部引の
狭い巻回溝25への挿入が容易になる。
本考案によれば、コイルスプールのつば部にコイルの始
端部昔たはコイルの終端部を巻回する巻回溝を設け、こ
の巻回溝にコイルを巻回して巻回圧によりコイルを自己
保持状態で固定するようにしたので、コイルの始端部釦
よびコイルの終端部の捩り作業が不要になるとともに接
着テープ等によるコイルの固定も不要になって、組み立
て作業が巻線機に固定した1渣の状態でできることにな
る。
上述のようになるのでコイルの始端部およびコイルの終
端部のコイルスプールへの固定作業が簡略化される。
さらに、コイルの始端部とコイル巻回部とを連通ずる切
欠部の切欠き深さをコイルの始端部とコイル巻回部とを
連通ずる切欠部の切欠き深さよりも深くシ、各巻回溝を
構成する対向壁の外径を外方からスプールのコイル巻同
部側へ向って順次小径としたので、コイルを巻回溝に挿
入する作業が簡略化でき、コイル始端部の巻回保持部分
と、コイル終端部の巻回保持部分とが接触せず、さらに
スプールのコイル巻回部と巻回溝部分とに架橋されるコ
イルが交差して接触しないのでコイルの破損および絶縁
が確保できる効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この考案にかかるコイル装置の分解斜視図、
第2図は同側面図、第3図は、第2図の8−8線に沿う
断面図、第4図は、第2図の99線に沿う断面図、第5
図は第1図の実施例における製造工程を示す側面図、第
6図ないし第14図は従来のコイル装置の製造工程を示
す説明図、第15図は従来の他のコイル装置を示す斜視
図、第16図ないし第18図は従来のコイルの始端部処
理の工程を示す説明図、第19図は従来のコイル装置に
おけるコイルの巻回状態を示す断面図である。 11・・・・・・コイルスプール、12・・・・・・つ
ハ部、13・・・・・・外周部、14.25・・・・・
・巻回溝、16゜17.26・・・・・・対向壁、18
・・・・・・コイル巻回部、19.27・・・・・・コ
イル端子、22・・・・・・コイル、23・・・・・・
コイル始端部、24,32・・・・・・コイル端部、3
1・・・・・・コイル終端部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. コイルスプールのつば部の外周部を周回しコイルの始端
    部またはコイルの終端部を巻回する複数の巻回溝を形成
    し、前記複数の巻回溝を形成する対向壁を外方からスプ
    ールのコイル巻回部側へ向って順次小径にするとともに
    、各対向壁に設けられた巻回溝とスプールとを連通ずる
    切欠部の切欠き深さを外方からスプールのコイル巻同部
    側へ向って順次深く形成したコイル装置。
JP1978103232U 1978-07-26 1978-07-26 コイル装置 Expired JPS58260Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1978103232U JPS58260Y2 (ja) 1978-07-26 1978-07-26 コイル装置

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JP1978103232U JPS58260Y2 (ja) 1978-07-26 1978-07-26 コイル装置

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Publication Number Publication Date
JPS5520284U JPS5520284U (ja) 1980-02-08
JPS58260Y2 true JPS58260Y2 (ja) 1983-01-06

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ID=29043555

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS539453B2 (ja) * 1975-12-22 1978-04-06

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JPS539453U (ja) * 1976-07-08 1978-01-26
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JPS539453B2 (ja) * 1975-12-22 1978-04-06

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