JPH0443995Y2 - - Google Patents

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JPH0443995Y2
JPH0443995Y2 JP1986178371U JP17837186U JPH0443995Y2 JP H0443995 Y2 JPH0443995 Y2 JP H0443995Y2 JP 1986178371 U JP1986178371 U JP 1986178371U JP 17837186 U JP17837186 U JP 17837186U JP H0443995 Y2 JPH0443995 Y2 JP H0443995Y2
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electrodes
electrode
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thin film
panel
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は薄膜EL(エレクトロルミネツセンス)
パネルに関し、特に表示容量の大きな大面積の
ELデイスプレイをつなぎ合せ方式によつて構成
する際に用いて好適な薄膜ELパネルに関するも
のである。
〔従来の技術〕
従来の薄膜ELパネルは、その基本構造を第3
図および第4図に示すように、透明なガラス基板
1上にITO膜などからなるストライプ状の前面電
極21〜2o(nは任意の整数で、ここではn=4
の場合を示す)をY電極として縦方向に所定ピツ
チで形成したうえ、この前面電極21〜2o上に
EL層3を形成する。さらに、このEL層3上に、
前記前面電極21〜2oと直交する横方向にストラ
イプ状の背面電極41〜4oをX電極として所定ピ
ツチで形成して、これら前面電極21〜2oと背面
電極41〜4oによりX−Yマトリクス電極を構成
する。この場合、EL層3は、ZnS:Mn膜などの
発光層を絶縁層でサンドイツチ状に挟んだ3層構
造からなる。また、ガラス基板1上には、その
EL層3の周囲を取り囲むべく形成された防湿用
外囲器(図示せず)を封着して、この外囲器より
外部へ引き出される各前面電極21〜2oおよび背
面電極41〜4oの端部121〜12o,141〜14
(斜線部分)を、外部電源との端子接続のため
の端子として用いる。これにより、前記各前面電
極21〜2oおよび背面電極41〜4oに外部電源か
ら所定の駆動電圧を印加することにより、それら
両電極の交点10つまりEL層3の発光ドツトよ
り発光するEL光をガラス基板1側から取り出し
て任意の文字、図形などを表示するものとなつて
いる。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかし、このような従来の薄膜ELパネルにお
いては、X−Yマトリクス電極を形成する前面電
極21〜2oおよび背面電極41〜4oのうちそれら
電極引き出し用の端部121〜12o,141〜1
oが、第3図のように、基板1に対し2方向に
引き出されたり、第4図のように4方向に引き出
された配線構造を有しているため、これら基板1
の隣接する2辺または4辺は外部電源との端子接
続のために半田付けなどのスペースが必要とな
る。そのため、かかるパネルを横または縦方向一
列に多数並べて等ドツトピツチでつなぎ合せるこ
とが不可能となり、表示容量の大きな大面積EL
デイスプレイの実現化に支障をきたしていた。
本考案はこのような事情に鑑みてなされたもの
で、比較的ドツトピツチの粗いパネルの電極引き
出し配線構造を改良することにより、横または縦
方向に複数のパネルを等ドツトピツチでつなぎ合
せることのできる薄膜ELパネルを提供すること
を目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案に係る薄膜ELパネルは、透明な絶縁基
板上に前面電極、EL層および背面電極を順次積
層して、これら前面電極、背面電極をXまたはY
電極として互いに直交する方向に配列してX−Y
マトリクス電極を構成してなる薄膜ELパネルに
おいて、前記各前面電極と背面電極との表示領域
内の非交差部に、該前面電極を背面電極面上に引
き出すためのスルーホール部を前記EL層を貫通
させてそれぞれ設け、前記各スルーホール部に前
面電極用外部引き出し配線をそれぞれ導通接続し
て、これら外部引き出し配線を、前記各背面電極
間にそれぞれ配して該背面電極と同一方向に引き
出すようにしたものである。
〔作用〕
したがつて、本考案においては、X−Yマトリ
クス電極を構成する前面電極の各外部引き出し配
線を背面電極と同一方向に引き出すことにより、
この背面電極側に外部電源との端子接続のための
スペースを設けるだけで、前面電極の両端側はそ
のスペースが不要となり、その分デツドスペース
を狭くできる。これによつて、前面電極の配列方
向つまり横または縦方向に複数のパネルを等ドツ
トピツチでつなぎ合せることが可能となる。
〔実施例〕
以下、本考案を図面に示す実施例に基づいて詳
細に説明する。
第1図は本考案の一実施例による薄膜ELパネ
ルの概略構造を示す平面図、第2図は第1図のI
−I線断面図である。この実施例の薄膜ELパネ
ルは、ガラス基板1上にストライプ状の前面電極
1〜2oをX電極として形成するとともにEL層
3を積層して形成し、さらにストライプ状の背面
電極41〜4oをY電極として前面電極21〜2o
互いに直交する方向に形成して、これら前面電極
1〜2oと背面電極41〜4oにより従来と同様の
X−Yマトリクス電極を形成する。このとき、各
前面電極21〜2oは、その両端が基板1上に形成
されたEL層3つまりEL素子を保護するために封
着される防湿用外囲器(図示せず)の封着面付近
に配設される。また、背面電極41〜4oは、一方
の上端141〜14oが基板1上の前記外囲器より
外部へ導出されて従来と同様に外部電源との端子
接続のために配設されるのに対し、他方の下端が
その外囲器の封着面付近に配設されている。
そして、前記各前面電極21〜2oの引き出し
は、当該前面電極21〜2oと背面電極41〜4o
の表示領域内の非交差部にそのEL層3を貫通し
てそれぞれ背面電極面上に施されたスルーホール
1〜5oを設けて行う。さらに、これらスルーホ
ール51〜5oのコンタクト部に前面電極用外部引
き出し配線61〜6oを導通接続して前記各背面電
極41〜4o間に配設することにより、これら外部
引き出し配線61〜6oを該背面電極と同一方向に
して前記外囲器外へ引き出し、それら端部161
〜16o(斜線部分)を外部電源との端子接続の
ための外部端子として用いるものとなつている。
なお、図中、同一符号は同一または相当部分を示
し、EL層3は従来と同様にZnS:Mn膜などの発
光層30を絶縁層31,32でサンドイツチ状に
挟んだ3層構造を有している。
このような構成の薄膜ELパネルは、例えばコ
ラム電極に直流的パルス(一方向の電圧パルス)
を順次印加し、発光ドツトのロー電極にはコラム
電極と反対方向の電位のパルスを印加し、両電極
に印加されたパルスの電位差がスレツシホールド
電圧以上のドツトを発光させ、リフレシユ時は全
ドツトに発光時と逆方向のスレツシホールド電圧
以上の電位を印加する交流電圧リフレシユ方式に
て駆動される。
そこで、本考案の薄膜ELパネルの駆動例を第
1図に基づき以下に説明する。前面電極用外部引
き出し配線61〜6oをコラム電極、背面電極の端
部141〜14oをロー電極とすると、これら61
〜6oの各電極に0〜+60Vのパルス電圧を順次
印加し、141〜14oの電極の内発光ドツトに対
応する電極に−140Vのパルス電圧を印加する。
そこでスレツシホールド電圧以上の電位差(+
60Vと−140Vの差)の生じたドツトのみが発光
する。次に、リフレシユ時は前記各61〜6oの全
電極を0Vにしておき、141〜14oの全電極に
+200Vである書き込み時逆方向の電位差を生じ
させることで駆動される。
このように上記実施例の薄膜ELパネルによる
と、X−Yマトリクス電極を構成する前面電極2
〜2oの各外部引き出し配線161〜16oを背面
電極41〜4oと同一方向に引き出す構造にするこ
とにより、背面電極41〜4oの引き出しは、従来
と同様に基板1の一辺に外部電源との接続スペー
スをもつて構成されるが、前面電極21〜2oの左
右両端には外部端子がないので、基板1の左右2
辺は接続スペースを作る必要がない。これによつ
て、スペースを必要とする外部電源との接続部は
基板1の上下2辺となり、左右2辺は狭いデツド
スペースとなつて、前面電極21〜2oと背面電極
1〜4oとの交点10のドツトピツチPと等ピツチ
で横方向へのパネルのつなぎ合せが可能となる。
なお、上記実施例においては、前面電極21
oをX電極とし、背面電極41〜4oをY電極と
した場合であつたが、これら電極の配列方向は逆
でもよいことは言うまでもない。また、前面電極
用外部引き出し配線61〜6oの方向は背面電極の
配列方向と同じであればよく、スルーホール位置
も上記実施例に限定されるものではない。さら
に、上記実施例における外部引き出し配線61
oは他の配線と同様の構造としたが、これら外
部引き出し配線61,6oは最外部の前面電極の外
部引き出し配線であるから、前面電極形成時に一
体電極として形成し、スルーホールを介してコン
タクトをなくすことも容易に考えられる。
〔考案の効果〕
以上のように本考案の薄膜ELパネルによれば、
横または縦方向一列に複数個並べて等ドツトピツ
チでつなぎ合せることができるので、表示容量の
大きな大面積のELデイスプレイ装置が実現可能
となり、実用上の効果は大である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例による薄膜ELパネ
ルの概略構造を示す平面図、第2図は第1図のI
−I線断面図、第3図および第4図はそれぞれ従
来例による薄膜ELパネルの概略構造を示す平面
図である。 1……ガラス基板、21〜2o……前面電極、3
……EL層、41〜4o……背面電極、51〜5o……
スルーホール、61〜6o……外部引き出し配線、
141〜14o……背面電極の端部、161〜16o
……外部引き出し配線の端部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 透明な絶縁基板上に前面電極、EL層および背
    面電極を順次積層して、これら前面電極、背面電
    極をXまたはY電極として互いに直交する方向に
    配列してX−Yマトリクス電極を構成してなる薄
    膜ELパネルにおいて、前記各前面電極と背面電
    極との表示領域内の非交差部に、該前面電極を背
    面電極面上に引き出すためのスルーホール部を前
    記EL層を貫通させてそれぞれ設け、前記各スル
    ーホール部に前面電極用外部引き出し配線をそれ
    ぞれ導通接続して、これら外部引き出し配線を、
    前記各背面電極間にそれぞれ配して該背面電極と
    同一方向に引き出すようにしたことを特徴とする
    薄膜ELパネル。
JP1986178371U 1986-11-21 1986-11-21 Expired JPH0443995Y2 (ja)

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JPS6089098A (ja) * 1983-10-21 1985-05-18 シャープ株式会社 薄膜el素子の電極構造

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