JPH0443770Y2 - - Google Patents

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JPH0443770Y2
JPH0443770Y2 JP17074486U JP17074486U JPH0443770Y2 JP H0443770 Y2 JPH0443770 Y2 JP H0443770Y2 JP 17074486 U JP17074486 U JP 17074486U JP 17074486 U JP17074486 U JP 17074486U JP H0443770 Y2 JPH0443770 Y2 JP H0443770Y2
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pantograph
detector
height
driven
arm
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、電車線路上のトロリー線の高さを測
定するトロリー線の高さ測定器に関する。
〔従来の技術〕
電車線においては、トロリー線の高さがパンタ
グラフの寿命に大きく影響するので、トロリー線
の高さを所定の基準に確保することが肝要であ
る。そこで、電気検測車によつてトロリー線の高
さを定期的に測定することが行なわれている。こ
の場合、トロリー線高さ測定用パンタグラフの可
動脚を支える主軸に回転式抵抗変化形検出器を直
結し、検出器の抵抗変化を利用してトロリー線の
高さを測定している。
しかしながら、この構成においては、パンタグ
ラフの高さ変化と可動脚の回転角は直線的に比例
しないため、検出器の抵抗変化がトロリー線の高
さ変化に比例しない不具合がある。このような不
具合を防止するため、例えば実公昭56−28484号
公報に開示されているように、パンタグラフの高
さ変化と検出器の抵抗変化の関係を、直線的に比
例するように機械的に補正したものが知られてい
る。このものは、パンタグラフの可動脚を支える
主軸にアームを直結し、このアームと、該アーム
と離れた位置で揺動自在に支持された揺動棒との
各自由端を連結棒で連結するとともに、パンタグ
ラフの形状、寸法等によつて定まる所定の位置で
一端を回転自在に固定し、かつ他端に上記連結棒
と揺動棒を連結したガイド棒を設け、ガイド棒の
回転を受けて抵抗の変化を測定する検出器を、歯
車を介して配置することにより、パンタグラフの
可動脚の回転運動を一旦水平運動に変換したの
ち、パンタグラフの高さ変化と可動脚の回転角の
関数関係と逆の関数関係になるように、上記水平
運動をガイド棒の回転運動に変換し、パンタグラ
フの高さ変化と検出器の抵抗変化を直線的な比例
関係に近似させている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら、上述した従来のトロリー線の高
さ測定器によると、構造が著しく複雑なリンク機
構を使用しており、しかもガイド棒等をパンタグ
ラフの形状、寸法等にその都度高精密に合わせる
必要があるなど一定の条件を満たすような制約が
あり、製品の設計、製作、メインテナンス等が面
倒であつた。さらに、部品点数が多く、製品を高
価であつた。
本考案の目的は、上述した従来の欠点を除き、
トロリー線の高さ変化を直線的な変化量として検
出することができるトロリー線の高さ測定器を提
供しようとするものである。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は、測定用パンタグラフの可動脚を支え
る主軸に直結した駆動アームと、上記測定用パン
タグラフと相似関係をなす検出器取付用パンタグ
ラフの従動脚を支持する従動軸に直結した従動ア
ームと、上記駆動アームと従動アームの各自由端
に回転自在に連結された駆動アームの運動を従動
アームに伝達する連結機構と、上記検出器取付用
パンタグラフの一端頂部に設けられ、上記従動ア
ームの運動を受けて検出器取付用パンタグラフの
一端頂部の位置を測定する検出器とを具備したこ
とを特徴とする。
〔作用〕
本考案の構成によれば、トロリー線の高さが上
下に変動すると、測定用パンタグラフが伸縮さ
れ、このとき可動脚は回動し、この回動は主軸を
介して駆動アームを回動させるため、連結機構を
介して従動アームを回動し、かつ従動軸を介して
従動脚を回動させる。このため検出器取付用パン
タグラフが伸縮され、検出器によつてトロリー線
の高さを測定することができる。
ここで、測定用パンタグラフと検出器取付用パ
ンタグラフは互いに相似関係をなすので、仮にこ
れらの相似比をγとすると、検出器取付用パンタ
グラフの高さ変化は、測定用パンタグラフの高さ
変化に相似比γを乗じた値となり、したがつて、
トロリー線の高さ変化を直線的な変化量として検
出することができる。
〔実施例〕
以下本考案を、第1図に示す第1の実施例にも
とづいて説明する。
第1図はトロリー線の高さ測定器を示す概略的
な構成図であり、符号1で示す測定用パンタグラ
フは肉薄の鋼管等からなり、電気検測車2の屋根
上に配置されている。
測定用パンタグラフ1の可動脚3a,3bは、
その下端部を、軸受(図示しない)に回転自在に
支持された主軸4a,4bに固定されている。そ
して、一方の主軸4aには駆動アーム5の一端が
固定されている。
6は検出器取付用パンタグラフであり、その従
動脚7a,7bの下端部は、他の軸受(図示しな
い)に回転自在に支持された従動軸8a,8bに
固定されている。そして、この検出器取付用パン
タグラフ6は、上記測定用パンタグラフ1と互い
に相似関係をなしており、その相似比を仮にγと
する。また、一方の従動軸8aには従動アーム9
の一端が固定されている。
10は連結機構であり、その一端部には上記駆
動アーム5の他端が回転自在に連結されていると
ともに、他端部には上記従動アーム9の他端が回
転自在に連結されて、駆動アーム5の運動を従動
アーム9に伝達するようになつている。そして、
この連結機構10の途中には絶縁部材11が介在
されており、測定用パンタグラフ1に印加された
高電圧を電気絶縁する。
検出器取付用パンタグラフ6の一端頂部には検
出器12が設置されている。
検出器12は、公知のポテンシヨメータであつ
てよく、検出器取付用パンタグラフ6の一端頂部
の位置を測定するようになつており、この測定値
を電気的信号に変換する。この検出器12によつ
て測定された測定値は、電気検側車2内に設置し
たコンピユータにより処理され、ペンレコーダで
記録するようになつている。
なお、13はトロリー線を示し、またHは測定
用パンタグラフ1の高さを、hは検出器取付用パ
ンタグラフ6の高さをそれぞれ示す。
このような構成において、トロリー線13の高
さが上下に変動すると、このトロリー線13に摺
接する測定用パンタグラフ1はトロリー線13の
高さの変動に追従して、その高さHが変動する。
そして、トロリー線13の高さが高くなると、測
定用パンタグラフ1は矢印A方向に伸長される。
このとき、一方の可動脚3aは矢印B方向に回動
し、一方の主軸4aを介して駆動アーム5を矢印
C方向に回動させる。すると、連結機構10が矢
印D方向に移動して、従動アーム9を矢印E方向
に回動させ、かつ一方の従動軸8aを介して一方
の従動脚7aを矢印F方向に回動させる。このた
め、検出器取付用パンタグラフ6は矢印G方向に
伸長され、その高さhが変動する。したがつて、
検出器取付用パンタグラフ6の一端頂部の位置は
検出器12によつて検出される。このことから、
トロリー線13の高さの変動を、検出器12によ
つて測定することができる。
ここで、駆動アーム5と従動アーム9は連結機
構10にて結ばれて、一体的に変動するから、こ
れら駆動アーム5と従動アーム9の回転角は同じ
であり、しかも測定用パンタグラフ1と検出器取
付用パンタグラフ6は、互いに相似関係を構成し
ているので、検出器取付用パンタグラフ6の高さ
変化は、相似比γの割合で測定用パンタグラフ1
の高さ変化に変換される。したがつて、測定用パ
ンタグラフ1の高さ変化と検出器取付用パンタグ
ラフ6の高さ変化の関係は直線的に比例する。
したがつて、このような構成によれば、測定用
パンタグラフ1と互いに相似関係をなす検出器取
付用パンタグラフ6を設けたので、構造が簡単で
あるにも拘らず、測定用パンタグラフ1の高さ変
化と検出器12の出力の変化との直線的な比例関
係を容易に確保することができる。
このため、トロリー線13の高さ変化を直線的
な変化量として検出でき、しかもこのものは構造
が簡単であるから、設計、製作、メインテナンス
等が容易化されるとともに、部品点数が削減され
て、コストの低減に寄与する。
第2図は本考案の第2の実施例を示す。
このものは、従動軸8a,8b、検出器取付用
パンタグラフ6、検出器12等を90°回転して横
方向に運動させる構造とした点以外は上記第1の
実施例と同様な構成である。
この構成によれば、図に示す検出器取付用パン
タグラフ6の点線部分、および他の従動軸8bを
省くことができるので、構造が一層簡単になる。
〔考案の効果〕
以上詳述した本考案によれば、測定用パンタグ
ラフと互いに相似関係をなす検出器取付用パンタ
グラフを設け、かつこれら測定用パンタグラフと
検出器取付用パンタグラフを連結する連結機構を
形成するとともに、検出器取付用パンタグラフの
一端頂部に検出器を取付けたので、構造が簡単で
あるにも拘らず、トロリー線の高さ変化を直線的
な変化量として検出できるから、精度の高い測定
を行なうことができる等の優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の第1の実施例を示す全体の概
略的構成図であり、第2図は本考案の第2の実施
例を示す全体の概略的構成図である。 1……測定用パンタグラフ、3a……可動脚、
4a……主軸、5……駆動アーム、6……検出器
取付用パンタグラフ、7a……従動脚、8a……
従動軸、9……従動アーム、10……連結機構、
12……検出器。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 測定用パンタグラフの可動脚を支える主軸に直
    結した駆動アームと、上記測定用パンタグラフと
    相似関係をなす検出器取付用パンタグラフの従動
    脚を支持する従動軸に直結した従動アームと、上
    記駆動アームと従動アームの各自由端に回転自在
    に連結されて駆動アームの運動を従動アームに伝
    達する連結機構と、上記検出器取付用パンタグラ
    フの一端頂部に設けられ、上記従動アームの運動
    を受けて検出器取付用パンタグラフの一端頂部の
    位置を測定する検出器とを具備したことを特徴と
    するトロリー線の高さ測定器。
JP17074486U 1986-11-06 1986-11-06 Expired JPH0443770Y2 (ja)

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JP17074486U JPH0443770Y2 (ja) 1986-11-06 1986-11-06

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JP17074486U JPH0443770Y2 (ja) 1986-11-06 1986-11-06

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JPS6375809U JPS6375809U (ja) 1988-05-20
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JP17074486U Expired JPH0443770Y2 (ja) 1986-11-06 1986-11-06

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