JP2559984Y2 - 同期移動装置 - Google Patents

同期移動装置

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JP2559984Y2
JP2559984Y2 JP32091U JP32091U JP2559984Y2 JP 2559984 Y2 JP2559984 Y2 JP 2559984Y2 JP 32091 U JP32091 U JP 32091U JP 32091 U JP32091 U JP 32091U JP 2559984 Y2 JP2559984 Y2 JP 2559984Y2
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moving
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movable
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真浩 小澤
義一 小沢
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Meidensha Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、一対の移動台が同一方
向へ同期して移動するようにした同期移動装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】一対の移動台を同一方向へ同期して移動
させる同期移動装置として、例えばシャシダイナモメー
タがある。図2にシャシダイナモメータの斜視図を示
す。一対のベッド1a,1bが夫々一対のレール2上に
具えられ、同一方向へ移動自在となっている。夫々のベ
ッド1a,1bには駆動手段が設けられる。即ち、一対
のレール2間に噛込レール3が配設される一方、移動台
1a,1b上に駆動モータ4が固定され、移動台1a,
1bに取り付けられたピンギヤ5がチェン6を介して駆
動モータ4に連動連結されるとともに噛込レール3と噛
み合う。
【0003】移動台1a,1bには軸受7が設けられ、
軸受7には一本の回転軸8が回転自在に設けられる。こ
の回転軸8には一対のローラ9とフライホイール10と
動力吸収装置11とが設けられる。そして、一対の移動
台1a,1bを同期して移動させるためにレール2の横
にストレートスケール12が配設される一方、移動台1
a,1bの側面に検出器13が取り付けられる。
【0004】一対の駆動モータ4を使って一対の移動台
1a,1bを同時に移動させることができ、検出器13
が移動台1a,1bの移動誤差を検出した場合は駆動モ
ータ4に制御信号が送られ、移動台1a,1bは常に同
じ量だけ移動するようになっている。なお、移動誤差を
検出するためにモータ4にパルスカウンタを取り付けて
回転パルスを検出することもでき、同期して移動させる
ために移動台どうしを機械的に結合することもできる。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】ところが、検出器の検
出精度が低く精度の高いものは高価である。また、夫々
の移動台の設置環境(温度,湿度)を同一にしないと検
出精度が低いという問題もある。一方、パルスカウンタ
を用いた場合は、チェン,ベルト,減速機を使用すると
バックラッシュ等があることにより回転に遅れを生じて
正確な検出ができない。そこで本考案は、斯る課題を解
決した同期移動装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】斯る目的を達成するため
の本考案の構成は、同一方向へ移動自在に並列に設けら
れた二以上の移動台に夫々個別に駆動手段を設けると共
に、連結ロッドの両端を隣り合う移動台に屈曲自在に連
結し、連結ロッドの少なくともいずれか一方側の端部近
傍であって移動台の走行する方向での少なくとも一方側
に連結ロッドの外周面と対向させて変位センサを配置す
ると共に移動台に固定し、連結ロッドの傾斜角が所定の
値よりも大きくなると傾斜角が小さくなるように駆動手
段を制御するようにしたことを特徴とする。
【0007】
【作用】隣り合う移動台の移動速度に差が生じて連結ロ
ッドが移動方向と直角な方向に対して傾いた場合には、
変位センサが変位センサと連結ロッドの外周面との距離
の変位を検出することで連結ロッドの傾斜角を検出し、
傾斜角が所定の値よりも大きくなった場合には各駆動手
段を制御する。これにより、各移動台の速度が変化し、
同期移動が実効される。
【0008】
【実施例】以下、本考案を図面に示す実施例に基づいて
詳細に説明する。なお、本実施例は従来の同期移動装置
の一部を改良したものなので、従来と同一部分には同一
符号を付して説明を省略し、異なる部分のみを説明す
る。
【0009】本考案による同期移動装置の構成を、図1
に示す。図のように壁15の左右に図示しない移動台1
a,1bが紙面の上下方向へ移動自在かつ駆動可能に設
けられる。夫々の移動台1a,1b上の回転軸8は、移
動方向と直角な軸心を有する回転軸16a,16bに分
割され、壁15に設けた貫通孔17に挿通して設けた連
結ロッドとしての連結軸18の端部が一対のフランジ1
9を介して屈曲自在に回転軸16a,16bに連結され
る。これらの一対のフランジ19どうしの連結は遊嵌さ
せたボルト等を介して行われる。これにより、回転軸1
6a,16bと連結軸18は床面より同一の高さであっ
て同一直線上に屈曲自在に設けられる。
【0010】そして、連結軸18の右端近傍であって移
動台の移動方向から連結軸18を挟む位置に一対の変位
センサ20,21が配設され、変位センサ20,21は
支持材22を介して図中の右側の図示しない移動台に取
り付けられる。ここで、連結軸18の軸心と変位センサ
20,21の軸心は同一の水平面上に位置することにな
り、回転軸16a,16bと連結軸18とが同一直線上
にあるときの変位センサ20,21と連結軸18との間
隔は同一に設定される。なお、23は移動台の移動範囲
を制限するリミットスイッッチである。
【0011】本実施例では回転軸16a,16bに取り
付けられたフランジ19どうしの間隔がL1=1000
mmであり、フランジ19と変位センサ20との距離が
2=100mmである。双方の移動台の移動量の許容
誤差l1と、これに対応する変位センサの検出値l
と、連結軸18の傾斜角θとは、移動台の停止時と移
動時とに分けて表1のように設定される。
【0012】
【表1】
【0013】変位センサ20,21としては静電容量方
式又は渦電流方式のものが用いられ、非接触で変位セン
サと検出体の距離に比例した電圧を連続的に出力するも
のを用いる。例えば測定範囲が0〜5mmで分解能が
0.1%F.Sで直線性が1%F.Sのものがある。な
お、光電式,レーザ式の変位センサでも使用可能である
が、ゴミの付着等によって検出性能が落ちる可能性があ
る。
【0014】次に、斯かる同期移動装置の作用を説明す
る。二台の移動台が同じ速さで移動する場合は連結軸1
8が移動方向と直角であって傾きを生じないが、図1に
示すように移動量に相対的な差が生じて連結軸18に傾
き角θを生じると、連結軸18が変位センサ21に接近
して変位センサ21の接近値がl2>0.6となった場
合には少なくともいずれかの駆動モータに制御指令が送
られる。その結果、駆動モータの回転数が増減され、l
1=0となって移動台の移動量の誤差がなくなる。ま
た、移動台が停止中のときに変位センサ21の接近値が
2>0.2の場合にも同様にして駆動モータが制御さ
れ、l1=0となって移動台どうしが横に並ぶ。連結軸
18が変位センサ20に接近した場合も同様にして制御
される。
【0015】本実施例では2つの変位センサ20,21
によってl2の値を検出できるため、2つの変位センサ
20,21の検出距離の平均値をとることによってl2
の値を 決定するようにしてもよい。本実施の場合は回
転力を伝える連結軸を回転軸に対して屈曲自在に連結し
回転伝達手段と移動量の誤差を検出するための手段とを
兼用するが、連結軸とは別個に連結ロッドを設けること
もできる。
【0016】なお、本実施例ではシャシダイナモメータ
に本考案を適用した場合を示したが、これに限定される
ものではない。また、本実施例では移動台が二つの場合
を示したが、移動台が並列に3つ以上並んだ場合にも適
用されるものである。
【0017】
【考案の効果】以上の説明からわかるように、本考案に
よる同期移動装置によれば、移動台を連結する連結ロッ
ドの傾斜角を検出することにより隣り合う移動台の相対
的な移動誤差を検出して駆動手段を制御するので、簡単
な構造で確実に移動台を同期移動させることができる。
【0018】また、駆動手段にバックラッシュがあって
も移動誤差の検出は移動台そのものの移動誤差として検
出するので、検出精度が高く、従って制御が適正に行え
る。
【0019】このほか、双方の移動台間に連結ロッドを
設け、連結ロッドの端部近傍に変位センサを設けるだけ
の簡単な構成なので、多くのスペースを占領せず、しか
も低コストで済む。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案による同期移動装置の実施例としてのシ
ャシダイナモメータの要部を示す平面図。
【図2】従来のシャシダイナモメータを示す斜視図。
【符号の説明】
1a,1b…移動台 2…レール 3…噛込レール 4…駆動モータ 5…ピンギヤ 6…チェン 16a,16b…回転軸 18…連結軸 20,21…変位センサ

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 同一方向へ移動自在に並列に設けられた
    二以上の移動台に夫々個別に駆動手段を設けると共に、
    連結ロッドの両端を隣り合う移動台に屈曲自在に連結
    し、連結ロッドの少なくともいずれか一方側の端部近傍
    であって移動台の走行する方向での少なくとも一方側に
    連結ロッドの外周面と対向させて変位センサを配置する
    と共に移動台に固定し、連結ロッドの傾斜角が所定の値
    よりも大きくなると傾斜角が小さくなるように駆動手段
    を制御するようにしたことを特徴とする同期移動装置。
JP32091U 1991-01-10 1991-01-10 同期移動装置 Expired - Fee Related JP2559984Y2 (ja)

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JPH0493304U JPH0493304U (ja) 1992-08-13
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