JPH044372Y2 - - Google Patents

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JPH044372Y2
JPH044372Y2 JP1986008557U JP855786U JPH044372Y2 JP H044372 Y2 JPH044372 Y2 JP H044372Y2 JP 1986008557 U JP1986008557 U JP 1986008557U JP 855786 U JP855786 U JP 855786U JP H044372 Y2 JPH044372 Y2 JP H044372Y2
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screw
recess
earth terminal
terminal device
terminal board
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JP1986008557U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔技術分野〕 この考案は、アース配線に用いられるアースタ
ーミナル器具に関する。
〔背景技術〕
従来のアースターミナル器具は、一般に、複数
の部材が合わせられてなるボデイ内に端子板が収
容されており、端子板には巻締式で先行配線を接
続するようにしていた。そのため、ボデイの組み
立てに時間を要するといつた問題や、先行配線の
結線に時間がかかるといつた問題があつた。先行
配線が、直径2.6mm(φ2.6)といつた太い単線の
場合、巻締式では結線しにくく、そのため、結線
の時間が特に長くかかつていた。そのうえ、従来
のアースターミナル器具は、単独で設置されるよ
うになつていることが多く、他の配線器具と併設
することが困難であるという問題もあつた。
〔考案の目的〕
この考案は、このような事情に鑑みてなされた
ものであつて、ボデイの組み立てを行わなくても
すむとともに、先行配線の接続が短時間ででき、
そのうえ、壁等に対する取り付けが簡単にできる
とともに、他の配線器具と併設することも簡単に
できるアースターミナル器具を提供することを目
的としている。
〔考案の開示〕
前記のような目的を達成するため、この考案
は、凹所を有する一体物のボデイ、結線手段を有
する端子板、押圧により導線をこの端子板に接続
する錠ばね、および、錠ばねによる導線の接続を
解除する解除釦をそれぞれ備え、前記結線手段が
前記凹所より露出するようにして、端子板、錠ば
ねおよび解除釦が前記凹所内に収容され、ボデイ
が配線器具取付枠用の単位モジユールを構成し、
ボデイの両側には取付枠に対する取付手段が設け
られているアースターミナル器具をその要旨とし
ている。
以下に、この考案を詳しく説明する。
第1図ないし第3図は、この考案にかかるアー
スターミナル器具の1実施例をあらわす。図にみ
るように、このアースターミナル器具は、ボデイ
1、端子板(フルテツク)2、錠ばね3、解除釦
4、ねじ5および押さえ板6をそれぞれ備えてい
る。ボデイ1は、一体物であつて、上面に開口す
る凹所(くり抜き部、アンダーカツト)1aを備
え、両側には、爪(突起)1bが二つずつ、凹部
1cが一つずつ設けられている。爪1b、凹部1
cは取付枠に対する取付手段となるものである。
ボデイ1の底には、導線挿入用の穴1dと端子板
2に接続された導線をはずすのに用いられるはず
し穴(図示せず)が設けられている。ボデイ1
は、熱可塑性樹脂からなるのが好ましいが、これ
に限定されるものではない。端子板2は、ほぼC
字形の周壁部2aおよび天井部2bを備え、天井
部2bにはねじ穴7が設けられている。錠ばね3
は、上部3aがほぼS字形となり、下部3bがほ
ぼV字形となつている。解除釦4は、側方に突き
出した凸部からなる押圧部4aを両側に備えてい
る。ねじ5は、つまみ5aおよび軸(芯棒)5b
の二つの部材からなる。つまみ5aの下面には、
下向きに開口する凹部8が設けられ、凹部8の底
面には突起9が設けられている。軸5bは、下部
にねじが切られており、太径となつた基部11の
上端面に上向きに開口する穴10が設けられてい
る。そして、軸5bは、穴10に突起9が挿入さ
れるようにして、基部11が凹部8に圧入されて
いる。押さえ板6は、ねじ挿入用の穴6aが設け
られている。そして、軸5bに設けられた細径部
12に穴6aが挿入されて、ねじ5からはずれな
いようになつている。ねじ5は、軸5bがねじ穴
7に通されたのち、軸5b先端に太径部13を設
ける等して抜け止め加工(第2図参照)されて、
端子板2からはずれないようになつている。端子
板のねじ穴7、ねじ5および押さえ板6は、電気
機器等からのアース線を接続(ユーザー結線)さ
れる結線手段を構成している。端子板2は、前記
のようにねじ5の抜け止めがなされたのち、前記
結線手段を凹部1aの開口部から露出させるよう
にして、嵌合固定(嵌め込み嵌合方式)により、
凹部1a内に収容されている。錠ばね3は、両端
を周壁部2aの開口部側に向けるようにして、端
子板2内の両側に配置されるとともに、周壁部2
aに設けられて錠ばね押さえ14が上部3aに当
てられて上方向にずれないようにされ、この状態
で端子板2とともに凹所1a内に収納されてい
る。解除釦4は、錠ばね3の下部3b先端と押圧
部4aが向かい合うようにして、端子板2ととも
に凹部1a内に収容されている。
このアースターミナル器具は、ボデイが一体物
になつている(1ピース化されている)ので、ボ
デイの組み立てを行わなくてすみ、そのため、器
具の組み立ても短時間ですむようになつている。
また、ボデイの構造が簡単(コンパクト合理化構
造)になつて製造も簡単になり、製造コストが低
いものとなつている。
先行配線の接続は、つぎのようにして行う。穴
1dより導線を挿入し、さらに、錠ばね3と端子
板2の間に挿入する(第2図参照)。そうすると、
錠ばね3により導線先端が端子板2に押圧され、
導線が端子板2に接続される。したがつて、先行
配線の接続が簡単で短時間にできるようになり、
施工時間が短くてすむ。この状態で、導線が引つ
張られても、錠ばねの下部3bの先端が斜め下方
から導線に当てられているので抜けない。そこ
で、導線をはずすときは、はずし穴からドライバ
を突つ込む等して解除釦4を押し、錠ばねの下部
3bの先端を押す。こうしておいて、導線を引つ
張れば、はずすことができる。
電気器具等のアース線を端子板2に接続すると
きは、端子板2と押さえ板6の間にアース線の先
端をはさんでねじ5を締める。
このアースターミナル器具は、たとえば、第4
図に示されている、複数の単位モジユールが併設
可能になつた規格構造の配線器具取付枠を用いて
壁等に設置することができる。この取付枠は、プ
ラスチツクス製等からなり、図にみるように、前
後端にプレートねじ穴15、ボツクスねじ穴1
6、はさみ金具取付穴17が設けられている。取
付枠の片側には、二つで1組となつた穴18が3
組設けられ、反対側には下方に突出する横長の板
体19が設けられている。この板体19には開口
部20が三つ並設され、各開口部20の下縁に
は、凸形の突出片21が設けられている。アース
ターミナル器具の片側の二つの爪1b(第1図参
照)を1組の穴18に挿入したのち、反対側に二
つの爪1bを突出片21の両肩21aに乗せるよ
うにして開口部20に挿入して、開口部22より
上面を突き出させるようにしてアースターミナル
器具を取付枠に取り付ける。このように、アース
ターミナル器具の取付枠に対する取り付けは簡単
にできる。ここでは、アースターミナル器具は、
1組の穴18と一つの突出片を利用するようにな
つている(一定の規格形状を有する配線器具の単
位モジユールが3個まで併設可能な配線器具取付
枠に対して、1個分の単位モジユールを構成する
ようになつている)。したがつて、残りの穴18
の組および突出片を利用して、両側に爪を備えた
他の配線器具を取付枠に取り付けることができ、
このようにすれば、他の配線器具と併設すること
が簡単にできる。このあと、壁等に埋め込んだ配
線ボツクスに、ねじ穴16を利用して取付枠を取
り付け、ねじ穴15を利用してプレートを取付枠
に取り付けて、アースターミナル器具を壁等に取
り付ける。アースターミナル器具を薄壁に取り付
ける場合は、取付穴17を利用して、はさみ金具
により、薄壁に設けられた開口部に取付枠を取り
付けるようにするとよい。このように、この考案
にかかるアースターミナル器具は、取付枠を用い
て壁等に簡単に取り付けることができる。
このアースターミナル器具は、第4図に示され
ている取付枠の代わりに、固定爪と可動爪を開口
部の両側に備えた金属等からなる取付枠を用いて
壁等に設置することもできる。この場合、アース
ターミナル器具は、固定爪を片側の凹部1c(第
1図参照)に挿入したのち、可動爪を反対側の凹
部1cに押し込むことにより取付枠に取り付け
る。
なお、前記実施例は、ねじが、軸とつまみの二
つの部材からなつているが一体物であつてもよ
い。また、押さえ板がねじからはずれないように
されているとともに、ねじが端子板からはずれな
いようにされているが、必ずしもこのようにされ
ている必要はない。しかし、ねじが端子板からは
ずれないようになつていると、ねじおよび押さえ
板が紛失することがなく、押さえ板がねじからは
ずれないようになつていると、組み立てが楽に行
えるといつたような効果がある。ねじ、押さえ板
およびねじ穴からなる結線手段を備えているが、
必ずしもこのような結線手段を備えている必要は
ない。たとえば、ねじおよびねじ穴からなる結線
手段を備えているようであつてもよい。この結線
手段ではねじの軸に導線を巻き付けたのちねじを
締めて結線を行う。爪および凹部の2種類の取付
手段を備えているが、いずれか一方だけであつて
もよい。また、これら以外の取付手段が設けられ
るようであつてもよい。解除釦、錠ばねは、他の
種類の配線器具のものと共通して用いるようにす
ると便利である。
〔考案の効果〕
この考案にかかるアースターミナル器具は、凹
所を有する一体物のボデイ、結線手段を有する端
子板、押圧により導線をこの端子板に接続する錠
ばね、および、錠ばねによる導線の接続を解除す
る解除釦をそれぞれ備え、前記結線手段が前記凹
所より露出するようにして、端子板、錠ばねおよ
び解除釦が前記凹所内に収容され、ボデイの両側
には取付枠に対する取付手段が設けられているの
で、ボデイの組み立てを行わなくてもすむととも
に、先行配線の接続が短時間ででき、そのうえ、
壁等に対する取り付けが簡単にできるとともに、
他の配線器具と併設することも簡単にできる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案にかかるアースターミナル器
具の1実施例の分解斜視図、第2図は同アースタ
ーミナル器具の縦断面図、第3図は、同アースタ
ーミナル器具の端子板、錠ばねおよび解除釦の組
み合わせ説明図、第4図は取付枠の斜視図であ
る。 1……ボデイ、1a……凹所、1b……爪、1
c……凹部、2……端子板、3……錠ばね、4…
…解除釦、5……ねじ、6……押さえ板、7……
ねじ穴。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 凹所を有する一体物のボデイ、結線手段を有
    する端子板、押圧により導線をこの端子板に接
    続する錠ばね、および、錠ばねによる導線の接
    続を解除する解除釦をそれぞれ備え、前記結線
    手段が前記凹所より露出するようにして、端子
    板、錠ばねおよび解除釦が前記凹所内に収容さ
    れ、ボデイが配線器具取付枠用の単位モジユー
    ルを構成し、ボデイの両側には取付枠に対する
    取付手段が設けられているアースターミナル器
    具。 (2) ボデイが、熱可塑性樹脂からなるものである
    実用新案登録請求の範囲第1項記載のアースタ
    ーミナル器具。 (3) 端子板が、嵌合固定によつてボデイの凹所内
    に収容されている実用新案登録請求の範囲第1
    項または第2項記載のアースターミナル器具。 (4) 端子板の結線手段が、端子板に設けられたね
    じ穴、ねじ挿入穴を備えた押さえ板、押さえ板
    およびねじ穴に通されるねじを備え、ねじを締
    めると、押さえ板が端子板に押圧されるように
    なつたものである実用新案登録請求の範囲第1
    項から第3項までのいずれかに記載のアースタ
    ーミナル器具。 (5) ねじは、端子板のねじ穴から抜けないよう先
    端に太径部が設けられている実用新案登録請求
    の範囲第4項記載のアースターミナル器具。 (6) ねじは、ねじが切られた軸とつまみの二つの
    部材からなり、つまみに設けられた凹部に軸の
    基部が圧入固定されている実用新案登録請求の
    範囲第4項または第5項記載のアースターミナ
    ル器具。 (7) 押さえ板は、ねじの軸に設けられた細径部が
    ねじ挿入穴に挿入されて、ねじから抜けないよ
    うになつている実用新案登録請求の範囲第4項
    から第6項までのいずれかに記載のアースター
    ミナル器具。 (8) 取付手段が、爪および/または凹部からなる
    ものである実用新案登録請求の範囲第1項から
    第7項までのいずれかに記載のアースターミナ
    ル器具。
JP1986008557U 1986-01-23 1986-01-23 Expired JPH044372Y2 (ja)

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6226933U (ja) * 1985-07-31 1987-02-18

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5844548Y2 (ja) * 1980-03-15 1983-10-08 松下電工株式会社 ア−スタ−ミナル

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS6226933U (ja) * 1985-07-31 1987-02-18

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