JPH0443538B2 - - Google Patents

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JPH0443538B2
JPH0443538B2 JP30961086A JP30961086A JPH0443538B2 JP H0443538 B2 JPH0443538 B2 JP H0443538B2 JP 30961086 A JP30961086 A JP 30961086A JP 30961086 A JP30961086 A JP 30961086A JP H0443538 B2 JPH0443538 B2 JP H0443538B2
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JP
Japan
Prior art keywords
repair
finishing material
adhesive
surface finishing
fitting
Prior art date
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JP30961086A
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English (en)
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JPS63161265A (ja
Inventor
Fujimi Mikami
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TOHO TENNEN GASU KK
Original Assignee
TOHO TENNEN GASU KK
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はコンクリート構造体のモルタル、表面
仕上材(大理石、擬石、人造洗い出し石等)の浮
陸の補修方法に関する。
(従来の技術) 従来コンクリート構造体のモルタル、表面仕上
材としての張石(大理石、擬石、人造洗い出し石
等)の浮陸の補修に際しては、第11図に示すよ
うに、表面仕上材としての張石1の目地部からモ
ルタル2、コンクリート体3にかけて補修孔4を
穿ち、この補修孔4にエポキシ接着剤5を注入し
た後袋ナツト6付ステンレスピン7を差し込み、
エポキシ接着剤5の硬化後に袋ナツト6を締付け
て固定するか、或いは、第12図に示すように、
平ビスステンレスピン8をエポキシ接着剤5が注
入された補修孔4に差し込んで補修する方法が知
られている。
(発明が解決しようとする問題点) 上記従来の方法では、袋ナツト6を有するピン
7を用いた場合は袋ナツト6で張石1の表面を支
持することができるが、袋ナツト6で支持される
面は小さくコンクリート体3に対する張石1の支
持効果はあまり期待できない。さらに、袋ナツト
6が張石1の表面に突出して外観を害なうという
問題がある。また、平ビスステンレスピン8を用
いた場合は、外観を害なうおそれはないが、張石
1の外面をおさえる効果は期待できないという問
題がある。
本発明は上記問題点に鑑みなされたもので、表
面仕上材の支持効果が大で、また、表面仕上材の
表面の美観を害なわないコンクリート構造物の補
修方法を提供しようとするものである。
(問題点を解決するための手段) 本発明のコンクリート構造体の補修方法は、コ
ンクリート体の表面に固着されている表面仕上材
の表面に形成した溝状の目地部よりコンクリート
体中に補修孔を穿設し、この補修孔に接着剤を充
填した後補修金具の挿入部を挿入し、この補修金
具の挿入部の外端にこの挿入部と直交する方向に
形成された係止部を前記目地部に嵌合し、前記係
止部を被覆して前記目地部に充填された接着剤を
前記補修孔の接着剤と一体に固結させるものであ
る。
(作用) 本発明のコンクリート構造体の補修方法は、コ
ンクリート構造物の表面に固着されている表面仕
上材の表面に形成されている目地部に補修孔を穿
設し、この補修孔に挿入された補修金具の挿入部
が接着剤を介してコンクリート構造物と結合し、
この補修金具の係止部は表面仕上材の表面をおさ
えるように支持し剥離を防止する。
(実施例) 本発明の実施例を第1図ないし第10図によつ
て説明する。
第1図において11は補修金具で、全長に螺糸
部12が形成され一端が略直角に屈曲されたL型
ステンレスピンよりなり、長尺の挿入部13と短
尺の係止部14とが形成されている。
次に第1図の補修金具11を用いたコンクリー
ト構造物15の補修方法を第5図によつて説明す
る。
コンクリート構造物15はコンクリート体16
とこの外面に形成されたモルタル17とこのモル
タル17の外面に形成された表面仕上材18とよ
り構成されている。この表面仕上材18は大理
石、擬石、人造洗い出し石等である。
このような構成のコンクリート構造物15にお
いてコンクリート体16とモルタル17間、モル
タル17と表面仕上材18間に剥離が生じたよう
な場合は、表面仕上材18の表面に形成されてい
る目地部19より表面仕上材18、モルタル1
7、コンクリート体16を貫通して補修孔20を
穿孔し、この補修孔20が開口した目地部19を
長さ方向にl=45mm程度で係止部14の長さより
も稍長くなるように削除する。次に補修孔20に
エポキシ接着剤等の接着剤21を注入した後補修
金具11の挿入部13を挿入する。そして、補修
金具11の係止部14を削除された目地部19中
に嵌合させて表面仕上材18の表面を支持させ
る。さらに、接着剤21を削除された目地部19
中に充填し補修孔20中の接着剤21と一体化さ
せるとともに係止部14を目地部19に結合させ
る。
このようにして、補修金具11の挿入部13は
コンクリート体16中に接着剤21によつて結合
され、この補修金具11の係止部14が第7図に
示すように表面仕上材18の表面を支持して接着
剤21で一体に結合されるためコンクリート体1
6からモルタル17や、表面仕上材18の剥離が
防止される。また、係止部14は目地部19の接
着剤21中に埋設されるから表面仕上材18の表
面に顕われることがなく係止部14によつて外観
を害われることがない。
次に補修金具の他の実施例を第2図について説
明する。
第2図に示す補修金具11は、2本のL型ステ
ンレスピンの長尺側を平行に重ね合せて一体に溶
接し挿入部13が形成され、この挿入部13の一
端部に同一平面で互に反対方向に直角に屈曲され
た係止片14a,14bによつて係止部14が形
成されている。
この第2図に示す補修金具11を用いたとき
は、第6図に示すように挿入部13が2本のステ
ンレスピンよりなるため強度が高く、さらに、左
右の係止片14a,14bによつて第7図に示す
ように表面仕上材18の左右面が支持されるか
ら、支持面を拡大させることができる。
さらに補修金具11の他の実施例を第3図につ
いて説明する。
この第3図に示す補修金具11は、第2図に示
す補修金具11の係止部14の中心に同一面で直
交する係止片14cが溶接され係止片14a,1
4b,14cよりなるT字型の係止部14が形成
されている。
この第3図に示す補修金具11は、第8図に示
すように表面仕上材18の目地部19がT字型に
交叉する位置に用いることにより、係止片14
a,14b,14cによつて三方向に係止部14
の支持力を作用させることができる。
さらに補修金具11の他の実施例を説明する。
第4図に示す補修金具11は、第2図に示す補
修金具11の係止部14にこれと同一平面で直交
するように中心から両側に係止片14c,14d
を突設し係止片14a,14b,14c,14d
で十字型の係止部14を形成したものである。
この第4図に示す補修金具11は第7図に示す
ように表面仕上材18の目地部19が十字型に直
交した位置に用いることにより表面仕上材18の
四方向に係止部14の支持力を作用させることが
できる。
本発明の方法と従来の方法による補修個所を引
張試験によつて剥離の比較を行つた結果は次のと
おりである。
(1) 補修金具 本発明の方法:第1図に示すL型ステンレスピ
ン(9mmφ) 従来の方法:直線状ステンレスピン(9mmφ) (2) 試験の方法 第9図(本発明の方法)、第10図(従来の方
法)に示すように補修金具をエポキシ接着剤を充
填した挿入孔に挿入しエポキシ接着剤で補修孔及
び目地に一体に結合させる。補修個所の外面に引
張試験機のアタツチメント22(接着面75mmφ)
をエポキシ接着剤で接着し7日間養生後引張試験
を行つた。
(3) 試験の結果 本発明の方法によるときは最大荷重380Kg/cm2
〜525Kg/cm2で第9図に示すA面即ちアタツチメ
ント22の接着面で剥離し表面仕上材やモルタル
での剥離はなかつた。
従来の方法によるときは最大荷重380Kg/cm2
420Kg/cm2で第10図に示すB面及びモルタル層
で剥離した。
以上の試験の結果から、本発明の方法によると
きは、表面仕上材18の保持効果が高く、コンク
リート体16との結合力が高いことが示された。
また、従来の方法はピン8がコンクリート体3に
固定されているが、表面仕上材1に対しては結合
効果がないことを示している。
(発明の効果) 本発明によれば、補修金具の挿入部は接着剤を
介してコンクリート体に結合され挿入部と直交す
る係止部は表面仕上材の表面に形成した目地部の
外面に係合し表面仕上材をコンクリート体に保持
させる作用をし、表面仕上材の剥離が防止され
る。
また、補修孔と目地部は接着剤で一体に充填さ
れているからコンクリート体、モルタルへの雨水
の侵入、大気中の炭酸ガスの影響を遮断すること
ができ、それに伴いダボ筋、引金物、引金物受け
の横金等の腐食停止、劣化の防止をし、また表面
仕上材自体の中性化を防ぎ、表面仕上材の腐食防
止効果がある。また補修金具の係止部は目地部の
接着剤中に埋設されており、表面仕上材の美観を
害なうこともない。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第4図は本発明の方法に用いられ
るそれぞれ異る補修金具の斜視図、第5図は同上
第1図の補修金具を用いた本発明の一実施例を示
す縦断側面図、第6図は同上第2図に示す補修金
具を用いた他の実施例を示す横断平面図、第7図
は同上第1図、第2図、第4図に示す補修金具を
用いた実施例を示す正面図、第8図は同上第3図
に示す補修金具を用いた実施例を示す正面図、第
9図、第10図は引張試験説明図、第11図、第
12図は従来のそれぞれ異る補修金具を用いた施
工法を示す縦断側面図である。 11……補修金具、13……挿入部、14……
係止部、15……コンクリート構造物、16……
コンクリート体、18……表面仕上材、19……
目地部、20……補修孔、21……接着剤。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 コンクリート体の表面に固着されている表面
    仕上材の表面に形成された溝状の目地部よりコン
    クリート体中に補修孔を穿設し、この補修孔に接
    着剤を充填した後補修金具の挿入部を挿入し、こ
    の補修金具の挿入部の外端にこの挿入部と直交す
    る方向に形成された係止部を前記目地部に嵌合
    し、前記係止部を被覆して前記目地部に充填され
    た接着剤を前記補修孔の接着剤と一体に固結させ
    ることを特徴とするコンクリート構造物の補修方
    法。
JP30961086A 1986-12-25 1986-12-25 コンクリ−ト構造物の補修方法 Granted JPS63161265A (ja)

Priority Applications (1)

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JP30961086A JPS63161265A (ja) 1986-12-25 1986-12-25 コンクリ−ト構造物の補修方法

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JPS63161265A JPS63161265A (ja) 1988-07-04
JPH0443538B2 true JPH0443538B2 (ja) 1992-07-16

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JP2021074076A (ja) * 2019-11-06 2021-05-20 株式会社ニトリホールディングス 清掃具ユニット

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