JPH0443536Y2 - - Google Patents

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JPH0443536Y2
JPH0443536Y2 JP2242288U JP2242288U JPH0443536Y2 JP H0443536 Y2 JPH0443536 Y2 JP H0443536Y2 JP 2242288 U JP2242288 U JP 2242288U JP 2242288 U JP2242288 U JP 2242288U JP H0443536 Y2 JPH0443536 Y2 JP H0443536Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本考案は、手摺笠木を支柱上に設置するために
使用される笠木ブラケツトに関するものである。
【従来の技術】
ベランダや廊下の床面上に所定間隔をおいて立
設された手摺支柱上に手摺笠木を設置して手摺を
形成する場合、その長さ方向に連続する手摺笠木
を手摺支柱上に固定するため、あるいは複数の手
摺笠木を連結する目的で、従来、例えば実開昭60
−195419号公報(以下従来例と記載する)に見ら
れるような笠木ブラケツトが考案されている。 この従来例、第4図に示すように、手摺支柱2
の上端に装着されたブラケツト本体3の上端部に
手摺笠木1を載置し、その手摺笠木1を上方から
跨架するブラケツトカバー4の一対の自由端を、
一対のねじ5によつてブラケツト本体3の内側面
に締付けて固定するようにし、ブラケツト本体3
の中央上部とブラケツトカバー4の中央下部とに
設けた一対の凸条15を手摺笠木1の表面に軸方
向に沿つて設けられた複数の条溝16の上下2箇
所に上下方向から同時に係合させたものである。 そして、この従来例は、一対の条溝16に係合
された一対の凸条15によつて手摺笠木1の回り
止めを行うようにしたものである。
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、この従来例では、手摺笠木1の
回り止めを十分に行えなかつた。 即ち、一対の条溝16に対する一対の凸条15
の係合方向F1が、一対のねじ5によね締付け方
向F2に対して直角な方向であるために、ねじ5
を強く締付けると、その締付け応力によつて矢印
F1′方向に示す上下方向に撓み易いブラケツト本
体3及びブラケツトカバー4の中央部の撓みによ
つて、一対の凸条15が一対の条溝16から矢印
F1′方向へ抜ける傾向を示す。つまり、ねじ5の
締付け力が、凸条15を条溝16から引き抜く方
向に作用してしまい、凸条15と条溝16との係
合に対して何等寄与されていなかつた。 一方、上下方向に対応して形成される条溝16
は、通常手摺笠木1の外周に形成された樹脂被膜
12の表面に、その長さ方向に連続して形成され
ており、成形上、上下部の条溝16には軸方向に
おける捩れが生じ易い。 このため、上記従来例のように、一対の凸条1
5を一対の条溝16に相対向する上下方向から同
時に係合させる構造では、一対の凸条15が係合
される一対の条溝16に捩れがあると、一対の凸
条15の一方が一対の条溝16の一方に係合し難
くなつてしまい、この条溝16の捩れによつて
も、一対の凸条15を一対の条溝16にそれぞれ
十分に係合させられなかつた。 また、このブラケツトカバー4の凸条15と手
摺笠木1の条溝16とは単に嵌合されているのみ
で締付け力が付与されていないため、ねじの締付
け部位のずれや製品の精度等により十分係合され
ないという不具合が生じ易い。 従つて、従来例では、条溝16に十分な状態で
係合されていない凸条15が、ブラケツト本体3
及びブラケツトカバー4の中央部の撓みと相俟つ
て、条溝16から上下に簡単に外れてしまい、手
摺笠木1が容易に回転し易く、安全性に欠ける問
題点があつた。 本考案は、上記の問題点を解決するためになさ
れたものであつて、ねじの締付け力と係合部位と
を有効に利用して、ブラケツトカバーの凸条を手
摺笠木の条溝に深く圧入させることができる笠木
ブラケツトを提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案の笠木ブラ
ケツトにおいては、ブラケツトカバー本体にねじ
によつて締付け固定するときに、その締付け箇所
に近接されてブラケツトカバーの内周に設けられ
た凸条を、手摺笠木の表面に軸方向に沿つて設け
られた条溝に、上記ねじの締付け力を利用して圧
入させるように構成したものである。 この際、ねじによる締付け方向とほぼ平行な方
向から凸条を条溝に圧入させることが望ましい。 また、ブラケツトカバーの一方の自由端側をブ
ラケツト本体に対して手摺笠木の軸方向から相互
に差込まれて係合されかつ上記軸方向に対する直
角な方向に抜けることがない係合構造によつて係
合させるようにし、ブラケツトカバーの他方の自
由端側のみをねじによつてブラケツト本体に締付
けて固定する際に、そのブラケツトカバーの締付
け箇所に近接させて設けた凸条を条溝に、上記ね
じによる締付け力を利用して圧入させるように構
成したものである。
【作用】
上記の如く構成された笠木ブラケツトによれ
ば、ブラケツトカバーをブラケツト本体に締付け
て固定するねじの締付け力と係合部位とを有効に
利用して、ブラケツトカバーの凸条を手摺笠木の
条溝に強く深く圧入させることができる。 そして、ブラケツトカバーの自由端側を係合構
造としてブラケツト本体に係合させた状態で、ブ
ラケツトカバーの一方の自由端側のみをねじによ
つてブラケツト本体に締付けて固定するだけで、
ブラケツト本体に対するブラケツトカバーの固定
と同時に凸条を条溝に強く深く圧入させることが
できる。
【実施例】
以下、本考案の望ましい実施例を添付図面に基
づいて詳細に説明する。 第3図は本考案による笠木ブラケツトを使用し
て設置された手摺を示すもので、図中20はベラ
ンダ等の床部、2はこの床部20に所定間隔をお
いて立設された手摺支柱、21はこの手摺支柱2
間に支持される手摺子ユニツト、1は手摺支柱2
上端に支持されて設置される手摺笠木を示すもの
である。 この実施例による手摺笠木1は、第1図および
第2図に示すように、鋼管11の外表面部に樹脂
被覆12を施したもので、断面円形に形成されて
いる。この手摺笠木1を載置して支持するブラケ
ツト本体3は、手摺支柱2の上端開口22を閉塞
する遮蔽板30の裏面に2本の固定脚31,31
を突設して構成され、これら固定脚31,31を
手摺支柱2の上端開口に嵌め込んで一対のねじ3
3によつてねじ止めすることにより手摺支柱2に
固定される。このブラケツト本体3の遮蔽板30
の上部には、上面を上記手摺笠木1の曲率に略合
致する円弧状面とした支持部32が形成されてお
り、この支持部32の一対の側壁部には、一対の
係合凸条8,9が手摺笠木1の軸方向に沿つて突
設されている。これら係合凸条8,9は、後述す
るブラケツトカバー4の一対の係合凹溝6,7に
係合して該ブラケツトカバー4を固定するための
もので、設置時に屋外側に位置する方が断面T字
状に形成されるとともに、他側壁、すなわち設置
時に屋内側に位置する方が断面コ字状に形成さ
れ、コ字状断面を有する係合凸状8には、ねじ孔
81が穿設されている。 ブラケツトカバー4は、屈曲部40の曲率を上
記手摺笠木1の曲率に略合致させた逆U字状部材
で、その一対の自由端部には、上記ブラケツト本
体3の係合凸条8,9に対応して断面T字状の係
合凹溝7と、断面コ字状の係合凹溝6とが各々形
成されており、係合凸条8のねじ孔81に合致す
る位置にねじ挿通孔60が穿設されている。 そして、ブラケツトカバー4の屈曲部40の内
周で、ねじ孔60の上部に近接された位置に凸条
41が手摺笠木1の軸方向に沿つて突設されてい
る。そして、手摺笠木1の樹脂被覆12の表面に
その軸方向に沿つて形成されている複数の条溝1
6の1つに上記凸条41が圧入されている。 したがつて、この実施例によれば、手摺支柱2
の上端にブラケツト本体3を固定した後、ブラケ
ツト本体3の円弧状面により手摺笠木1を支持
し、手摺笠木1の軸方向、すなわち第1図におい
て鎖線で示した方向から係合凹溝6,7をブラケ
ツト本体3の係合凸条8,9に摺動させながら係
合させ、次いで、ねじ孔81にねじ80を螺合さ
せて締付けることにより手摺笠木1を固定するこ
とができるので、ブラケツト本体3のコ字状断面
を有する係合凸条8を屋内側に向けて位置してお
けば、ねじ止め作業は屋内側からのみ行え、屋外
側からの作業が不要になる。またこのとき、屋外
側は、断面T字状の係合凹溝7と係合凸条9とが
係合していて、これら係合凹溝7と係合凸条9と
は手摺笠木1の軸方向に対する直角な方向(上下
及び左右の方向)には抜けることがない。 従つて、ブラケツトカバー4の屋外側の自由端
がブラケツト本体3から外側に外れることなく確
実に固定される。 このように、本考案の笠木ブラケツトにおいて
は、第2図に示すように、ブラケツトカバー4の
屋内側の自由端をねじ80によつて矢印F2方向
から締付けると、凸条41が手摺笠木1の条溝1
6の1つに強く深く圧入される。すなわち、ねじ
80による締付け力を利用し、しかも、そのねじ
80の締付け方向である矢印F2方向と平行な方
向から、凸条41が条溝16に圧入され、凸条4
1の矢印F2方向への先端面が条溝16の底面に
強く押圧される状態にまで、凸条41が条溝16
に強く深く圧入される。 そして、条溝16に圧入された凸条41は手摺
笠木1の回り止めを強固に行い、手摺笠木1に強
い回転力が与えられても、凸条41が条溝16か
ら外れず、手摺笠木1の回転を未然にかつ確実に
防止する。 以上、本考案の一実施例につき述べたが、本考
案は上記実施例に限定されることなく、本考案の
技術的思想に基づいて各種の有効な変更が可能で
ある。 例えば、この実施例では係合凸条8,9をブラ
ケツト本体3側に設け、係合凹溝6,7をブラケ
ツトカバー4側に設けたが、この逆の構成を採用
しても良い。 また、係合凸条9と係合凹溝7とを断面T字状
ではなく、鳩尾状と蟻溝状とに構成することもで
きる。
【考案の効果】
本考案は、以上のとおり構成されているので、
次ぎに記載する効果を奏する。 ブラケツトカバーの凸条を手摺笠木の条溝に強
く、しかも深く圧入させることができるので、手
摺笠木に強い回転力が与えられても、凸条が条溝
から簡単に外れて、手摺笠木が容易に回転してし
まうような不都合を未然に防止することができ
る。従つて、手摺笠木の回り止めを強固に行える
ので、安全性が非常に高い。 そして、ブラケツトカバーをブラケツト本体に
締付けて固定するねじの締付け力およびその係合
部位を有効に利用して、凸条を条溝に強く深く圧
入させるものであり、凸条を条溝に強く深く圧入
させるための特別な締付け金具は一切用いていな
い。従つて、構造が簡単であり、低コストでもあ
る。 しかも、ブラケツトカバーの一対の自由端のう
ちの一方の側のみをねじで締付けるだけで、ブラ
ケツト本体に対するブラケツトカバーの固定と同
時に手摺笠木の強固な回り止めを行つてしまうこ
とができるから、組立て作業が著しく簡単であ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の笠木ブラケツトの一実施例を
示す分解斜視図、第2図は同上の組立て状態の断
面図、第3図は本考案が適用された手摺を示す断
面図、第4図は従来例を示す断面図である。 1……手摺笠木、2……手摺支柱、3……ブラ
ケツト本体、4……ブラケツトカバー、7……係
合凹溝、9……係合凸条、16……条溝、41…
…凸条、80……ねじ、F2……ねじによる締付
け方向。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 手摺支柱の上端に装着されるブラケツト本体
    と、このブラケツト本体の上部に載置される手
    摺笠木を上方から跨架するブラケツトカバー
    と、上記ブラケツト本体に上記ブラケツトカバ
    ーを締付けて固定するねじと、上記ねじによる
    上記ブラケツトカバーの締付け部位に近接され
    て上記カバーの内周に設けられる凸条とからな
    り、上記ブラケツトカバーを上記ブラケツト本
    体に締付ける上記ねじの締付け力によつて、上
    記凸条を上記手摺笠木の表面にその軸方向に沿
    つて設けられている条溝に圧入させるように構
    成した笠木ブラケツト。 上記条溝への上記凸条の圧入方向を上記ねじ
    による締付け方向とほぼ平行な方向に構成した
    ことを特徴とする請求項1記載の笠木ブラケツ
    ト。 請求項1記載の笠木ブラケツトにおいて、上
    記ブラケツトカバーの一方の自由端側を、上記
    ブラケツト本体に対して上記手摺笠木の軸方向
    から相互に差込まれて係合され、かつその係合
    状態では上記軸方向に対する直角な方向には抜
    けることができない形状の係合凹溝と係合凸条
    とによつて係合させ、上記ブラケツトカバーの
    他方の自由端側のみを上記ねじによつて上記ブ
    ラケツト本体に締付けて固定するように構成し
    たことを特徴とする笠木ブラケツト。
JP2242288U 1988-02-24 1988-02-24 Expired JPH0443536Y2 (ja)

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JPH01130428U JPH01130428U (ja) 1989-09-05
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