JPH0443534Y2 - - Google Patents

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JPH0443534Y2
JPH0443534Y2 JP18718987U JP18718987U JPH0443534Y2 JP H0443534 Y2 JPH0443534 Y2 JP H0443534Y2 JP 18718987 U JP18718987 U JP 18718987U JP 18718987 U JP18718987 U JP 18718987U JP H0443534 Y2 JPH0443534 Y2 JP H0443534Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は例えば階段やベランダの手摺等を構
成する笠木や下弦材等、略コの字型断面形状の部
材を任意の角度で継ぎ合せるための連結構造に関
するものである。
[従来の技術] 階段やベランダの手摺等を構成する笠木や下弦
材は直交するように継ぎ合されるばかりではな
く、それらを設置するスペースに応じて任意の角
度に継ぎ合せる必要がある。
従来、このような場合には、所望の角度になる
ように連結しようとする部材の端部を適当な角度
で切断した後、切断面を密着させた状態で溶接す
るか、又はくぎ等を打ちつけて接合していた。
[考案が解決しようとする問題点] 上記のような従来の部材連結構造においては、
連結のために溶接機等の特別の工具を必要とし連
結作業に手間が掛かるばかりでなく、連結後の継
ぎ目の外観も見苦しくなるという問題点を有して
いた。
さらに、一端連結してしまうと容易に取り外す
ことができず、また連結部分が緩んできても再度
調整して密接させることもできないという不便な
ものであつた。
本考案は、かかる点に鑑みてなされたもので、
笠木や下弦材等の部材を任意の角度に容易に連結
でき、また取外や継ぎ目の調整も簡単にできる部
材連結構造を提供することを目的としている。
[問題点を解決するための手段] この考案においては、少なくとも一方向に開口
部を有する略コの字型断面形状の2つの部材を該
コの字型断面が接合するように連結する部材連結
構造において、一方の対角線(第1の対角線)が
接合断面と直交し、他方の対角線(第2の対角
線)の方向が部材の開口方向と一致するように、
2つの部材間にその内部において連架される略菱
形形状のパンタグラフ式連結具と、該パンタグラ
フ式連結具をその第2の対角線方向に伸縮し所定
の位置で固定する手段とを備えたことより上記の
問題点を解決したものである。
[作用] この考案において用いられる連結具は略菱形形
状をなすパンタグラフ式連結具であり、菱形の1
辺の長さをC、第1の対角線の長さをX、第2の
対角線の長さをY、とすると以下のような式が成
り立つ。
X=2√224……(1) ここで、Cは該連結具の寸法により決る定数あ
るから、(1)式から明らかなように長さYを適当に
伸張すれば、長さXを所定の長さまで縮小するこ
とができる。
すなわち、このパンタグラフ式連結具は連結し
ようとする2つの部材の接合断面に対してその第
1の対角線が直行するように2つの部材間に連架
されているので、その第2の対角線長さを適当に
伸張していけば、連架されている部材は向きあつ
た接合断面が平行な関係を保ちながら徐々に接近
していく。
そして、パンタグラフ式連結具が連架される位
置からそれぞれの部材の接合断面までの距離の和
が該連結具の第1の対角線方向の長さと等しくな
つた時、2つの部材の接合断面は密接した状態と
なり、この状態で固定すれば連結は完了する。
以上のように、本考案においては、部材の開口
部から例えばねじ等を差し込んで2つの部材間に
連架されているパンタグラフ式連結具を第2の対
角線方向に伸張して、所定の位置で固定するだけ
で極めて容易に部材を連結することができ、又連
結具が連結される部材の内部に納まつているので
連結部分の外観も継ぎ目が見えるだけで美観を損
なうことがない。
連結する角度については連結しようとする部材
の端部を所望の連結角度になるような角度で切断
しておくだけでよく、パンタグラフ式連結具につ
いては前述したように接合断面と第1の対角線が
直交し、第2の対角線の方向が部材の開口方向と
一致するように連架しさえすれば連結角度によら
ず同じものを使用できる。
さらに、何等かの衝撃等で部材の継ぎ目に隙間
ができた場合にもパンタグラフ式連結具を第2の
対角線方向に伸張するようにねじ等を締め直すだ
けで元通りに密接させることができる。
また、一端連結した部材を取り外す際には連結
する場合とは逆にねじ等を緩めてパンタグラフ式
連結具を第2の対角線方向に縮小すれば、2つの
部材を容易に離すことができる。
[実施例] 実施例 1 第1図は、本考案の部材連結構造を水平方向に
任意の角度をつける場合に適用した実施例の組立
斜視図、第2図は第1図に示された実施例の平面
図である。
図において、1aはパンタグラフ式連結具、2
は係止具、3は連結される部材、4は係止用ね
じ、5は調整用ねじ、6は継ぎ目である。
先ず連結しようとする2つの部材3は接合され
た時所望の角度を形成し、かつ隙間ができないよ
うに予め継ぎ合される側の端部が切断される。
また、部材3にはパンタグラフ式連結具1aを
係止するためのねじ穴が穿設されており、この実
施例においては2つの部材3の該ねじ穴から接合
断面までの距離が等しくなつている。
係止具2は、向きあう2辺が接合断面と平行
で、他の2辺が部材3の側面と平行である平行四
辺形形状をなしており、図に示されるように該係
止具2を部材3内部に挿嵌して、この間にパンタ
グラフ式連結具1aを連架すれば、自動的に該連
結具1aの連架される方向の対角線(第1の対角
線)が接合断面に対して直交するようになる。
先ず、パンタグラフ式連結具1aを係止具2を
介して部材3間に連架する際には、部材3の係止
位置から接合断面までの距離の和Aと該連結部材
1aの第1の対角線の長さと係止具2の長さの和
Xは、A<Xの関係にあり、部材3間には隙間が
空いている。
次ぎに第1図に示されるように調整ねじ5を部
材の開口部から差し込んで、パンタグラフ式連結
具1aの下部に穿設された穴に螺嵌して該連結具
の上部を持ちあげると、向きあつた部材3の接合
断面は平行な関係を保ちながら徐々に接近する。
そして、A=Xとなつた時、部材3間の隙間は
なくなりこの位置で固定すれば連結は完了し、こ
の時調整ねじ5は接合断面上にくる。
この実施例では連結される部材3の高さをH、
パンタグラフ式連結具1aの高さ(第2の対角線
方向)をYとするとX=Aの時、0<Y<Hであ
るように寸法が調整されているので、部材3の接
合断面が密接しないうちに該連結具1aが連結さ
れる部材からはみだすことがなく、連結完了後は
部材の開口部をふさいでもよい。
又、この実施例においては、係止具2を連結し
ようとする所望の角度に見合つた形状とすること
によつて、パンタグラフ式連結具1aをその第1
の対角線が接合断面を直交するように、すなわち
連結する部材3の接合断面が平行な状態で密接す
るように取付けるのを容易にしている。
第3図は第1図および第2図に示された部材の
連結構造をベランダの手摺の下弦材の連結に適用
した場合の斜視図である。
実施例 2 第4図は垂直方向に任意の角度を持たせて連結
する場合に本考案にかかる部材連結構造を用いた
実施例の組立斜視図、第5図は第4図に示された
実施例の側面図である。
図において、1bはパンタグラフ式連結具、3
は部材、4は係止用ねじ、5は調整用ねじ、6は
継ぎ目である。
連結しようとする部材3は垂直方向に所望の角
度がつくように予めその端部が切断されており、
実施例1と同様にパンタグラフ式連結具1bを連
架するためのねじ穴が穿設されている。
調整ねじ5を締付けることによつて、向きあつ
た2つの部材3の接合断面を平行な状態で接近さ
せていき、一定の所で切断面が密接して連結が完
了するのは実施例1と同様であるが、この実施例
においては、パンタグラフ式連結具1bを連架す
るための特別の係止具は用いられておらず、該連
結具1bは係止用ねじ4間に直接連架されてい
る。
垂直方向のみに角度をつける場合にはパンタグ
ラフ式連結具1bを係止する位置を連結する笠木
3間でその側面における高さを同じにすれば、該
連結具1bの第1の対角線が接合断面と直交する
ように取付けることができる。
第6図は階段の手摺の下弦材の連結に第4図お
よび第5図に示された部材連結構造を適用した側
面図である。
実施例 3 実施例1および2において述べたようにして連
結された部材の継ぎ目は、第7図に示されたよう
な断面形状の樹脂製のカバーによつて覆うことが
できる。
図において、7aはカバー部、7bは挿入部、
8は両面接着テープである。この樹脂製カバーは
挿入部7bを部材の継ぎ目に挟持させて用いる
が、先ず第8図に示されるように部材3の幅、高
さの寸法に合せて部材3の角部にあたる部分の余
分な挿入部7bを切取つて除去しておく。
そして、挿入部7bを連結する部材3の側面間
および上面間に挿入して、前述した本考案にかか
る部材連結構造によつて接合断面を密接させれ
ば、挿入部7bが挟持され継ぎ目はカバー部7a
で覆われ、両面接着剤8によつてカバー部7a下
面と部材3の表面が容易に密着される。
第9図は樹脂製カバーを水平方向に角度をもた
せた部材の連結部に適用した斜視図、第10図は
垂直方向に角度をつけた連結部に適用した斜視図
である。
この樹脂製カバーは例えば塩化ビニル樹脂等か
ら成り、カバー部7aのシヨア高度は50°程度、
挿入部のシヨア高度は90°程度が好ましい。
かかる樹脂製カバーは適当な硬度の樹脂からな
つているので、部材の断面形状や連結角度がさま
ざまであつてもカバー自体の変形によつて対応で
き、射出成形法等によつて量産して安価なものと
することができる。
本考案による部材連結構造は上記のような樹脂
製カバーを用いて、容易にかつ安価にその美観を
高め又継ぎ目の保護を図ることができる。
[考案の効果] この考案においては、連結しようとする2つの
略コの字型断面形状部材間にパンタグラフ式連結
具を特定の位置関係になるようにその内部におい
て連架して、該連結具を部材の開口方向に伸張
し、所定の位置で固定することにより、特別の工
具を必要とせずに極めて容易に、かつ美観を損な
わないで任意の角度に部材を連結できるという優
れた効果を有するものである。
又、かかる部材連結構造を用いれば、何等かの
衝撃により継ぎ目が緩んだ場合でも、極めて簡単
に隙間をなくすように調節でき、一端連結したも
のを取り外すことも非常に容易である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案にかかる部材連結構造によつて
水平方向に角度をつけて連結した実施例の組立斜
視図、第2図は第1図に示された実施例の平面
図、第3図はベランダの手摺の下弦材の連結に本
考案を適用した場合の斜視図、第4図は本考案に
かかる部材連結構造によつて垂直方向に角度をつ
けて連結した実施例の組立斜視図、第5図は第4
図に示された実施例の側面図、第6図は階段の手
摺の下弦材の連結に本考案を適用した場合の斜視
図、第7図は本考案による部材連結部を覆うのに
適した樹脂製カバーの断面図、第8図は第7図に
示された樹脂製カバーの取付け前の斜視図、第9
図および第10図は本考案にかかる部材連結部に
樹脂製カバーを取付けた斜視図である。 1a,1b……パンタグラフ式連結具、2……
係止具、3……部材、4……係止用ねじ、5……
調整用ねじ、6……継ぎ目、7a……カバー部、
7b……挿入部、8……両面接着テープ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 少なくとも一方向に開口部を有する略コの字
    型断面形状の2つの部材を該コの字型断面が接
    合するように連結する部材連結構造において、
    一方の対角線(第1の対角線)が接合断面と直
    交し、他方の対角線(第2の対角線)の方向が
    部材の開口方向と一致するように、2つの部材
    間にその内部において連架される略菱形形状の
    パンタグラフ式連結具と、該パンタグラフ式連
    結具をその第2の対角線方向に伸縮し所定の位
    置で固定する手段とを備えたことを特徴とした
    部材連結構造。 (2) 前記連結される2つの部材間に挟持された状
    態で、該2つの部材の継ぎ目を覆う樹脂製のカ
    バーを備えたことを特徴とする実用新案登録請
    求の範囲第1項記載の部材連結構造。
JP18718987U 1987-12-10 1987-12-10 Expired JPH0443534Y2 (ja)

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JPH0190931U JPH0190931U (ja) 1989-06-15
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