JPH0443331Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0443331Y2
JPH0443331Y2 JP6027786U JP6027786U JPH0443331Y2 JP H0443331 Y2 JPH0443331 Y2 JP H0443331Y2 JP 6027786 U JP6027786 U JP 6027786U JP 6027786 U JP6027786 U JP 6027786U JP H0443331 Y2 JPH0443331 Y2 JP H0443331Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
displacement
lever
members
printing
piezoelectric element
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP6027786U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS62172046U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP6027786U priority Critical patent/JPH0443331Y2/ja
Publication of JPS62172046U publication Critical patent/JPS62172046U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0443331Y2 publication Critical patent/JPH0443331Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、印字エレメントに関し、特にドツト
インパクト方式の印字を行うための印字エレメン
トに関する。
[従来の技術] 従来この種の印字エレメントにおいては、第3
図に示すように圧電素子2に生ずる寸法歪を拡大
伝達しワイヤー11に対して変位を与えることに
よつてドツト印字を行つていた。すなわち圧電素
子2は、下端部が金属製のベース部材1に固着さ
れ、かつ上端部が金属製の結合部材3に固着され
ていた。結合部材3は薄板状の部分を介して第1
のレバー部材6および第2のレバー部材7の下端
部に接続されていた。第1、第2のレバー部材
6,7の下端部は薄板状の結合部材4,5を介し
てベース部材1の上端部に固定されており、第
1、第2のレバー部材6,7の先端部にはそれぞ
れ変位を伝達するための薄板状金属製の第1、第
2の伝達部材8,9の一端部が固着されていた。
第1、第2の伝達部材8,9の他端部にはそれぞ
れ金属の可動部材10の一端部が固着されてお
り、可動部材10の他端部にはインパクト用のワ
イヤー11が取付けられていた。
更に圧電素子2の寸法歪ξ1、第1のレバー部材
6の変位ξ2および第2のレバー部材7の変位ξ3
時間Tに関する変位を示した第4図を用いて更に
詳述すると、駆動時には圧電素子2に破線矢印A
方向に寸法歪ξ1(第4図a参照)が生じこれに応
じて結合部材3が押し上げられて第1、第2のレ
バー部材6,7の一端部を押圧するので、第1、
第2のレバー部材6,7がそれぞれ逆向きの第
1、第2の角変位を生じ結合部材4,5の板面が
屈曲していた。従つて第1のレバー部材6の先端
部には破線矢印Bで示す向きに変位ξ2が生じ(第
4図b参照)、第2のレバー部材7の先端部には
破線矢印Cで示す向きに変位ξ3が生じていた(第
4図c参照)。こうして圧電素子2に生じた寸法
歪を第1、第2のレバー部材6,7で拡大した変
位が第1、第2の伝達部材8,9に互いに逆向き
に伝達され更に可動部材10へ伝達されるので、
可動部材10には第3の角変位が生じ、これに伴
つてワイヤー11が破線矢印D方向に運動してド
ツト印字動作を行つていた。
[解決すべき問題点] 上述した従来の印字エレメントでは、第4図
b,Cに示した如く変位の周期にズレが生じる欠
点があつた。すなわち第1のレバー部材6と第2
のレバー部材7との動きに位相差が生じる欠点が
あつた。印字エレメントの正常な動きは第1、第
2のレバー部材6,7の互いに逆向きの角変位で
圧電素子2の寸法歪を拡大してワイヤー11に伝
達することがあつたが、第4図b,cに示す如く
第1のレバー部材6の変位ξ2S第2のレバー部材
7の変位ξ3との間に位相差が生じていると駆動周
波数によつて第1のレバー部材6と第2のレバー
部材7が同方向に変位し圧電素子2の寸法歪を拡
大しなくなる欠点があつた。その結果、拡大伝達
される変位がワイヤー11に伝達されず、第3図
で示した破線矢印D方向の変位が生じないか、あ
るいは所定の変位が発生しなくなる欠点があつ
た。また第1のレバー部材6と第2のレバー部材
7とが同方向に変位すると第3図に示す破線矢印
Aと垂直方向の変位が励起され、圧電素子2に曲
げ方向の力が作用し圧電素子2を破損してしまう
という欠点もあつた。
[問題点の解決手段] 本考案は、上述の欠点であるレバー部材の同方
向の変位を除去し、ワイヤーに伝達される変位量
を安定せしめるとともに圧電素子の破損を防止し
てなる印字エレメントを提供せんとするものであ
る。
提言すれば本考案は、第1、第2のレバー部材
の周期が互いに異なる原因が第1のレバー部材と
第2のレバー部材との等価質量が異なることに起
因することに着目し、第1のレバー部材と第2の
レバー部材との等価質量を同等としてなることに
より、第1、第2のレバー部材の同方向の変位を
除去し、ワイヤーに伝達される変位量を安定せし
めるとともに圧電素子の破損を防止してなる印字
エレメントを提供せんとするものである。
そのために本考案は、一端がベース部材に固定
されており印加された駆動電圧に応答して他端に
寸法歪を発生する圧電素子と、前記寸法歪に応じ
て互いに逆向きの第1および第2の角変位を発生
する第1および第2のレバー部材と、前記第1お
よび第2のレバー部材に対してそれぞれ一端が固
定された第1および第2の伝達部材と、前記第1
および第2の伝達部材の他端に固定されており、
前記第1および第2の角変位に応じて第3の角変
位を発生する可動部材と、前記可動部材に応じて
一端が所定方向に運動して印字動作を行うワイヤ
ーを包有してなる印字エレメントにおいて、前記
第1および第2のレバー部材に複数個の穴を有し
てなり、互いの等価質量が同等とされてなること
を特徴とする印字エレメントを提供するものであ
る。
[実施例] 次に、本考案について添付図面を参照しつつ具
体的に説明する。
第1図は本考案の印字エレメントの一実施例を
示す正面図である。第2図は第1図実施例の動作
説明図である。
本実施例は、第3図に示した従来の印字エレメ
ントにおいて、第1、第2のレバー部材6,7に
等価質量調整用の穴20が複数個穿設されたもの
であり、動作原理は上述した第3図の印字エレメ
ントと同様である。
すなわち圧電素子2の寸法歪は第1、第2のレ
バー部材6,7により拡大されて第1、第2の結
合部材8,9に伝達され、ワイヤー11により伝
達拡大された変位により破線矢印D方向に向けて
ドツト印字を行なつている。
第2図に第1図で示した本考案の一実施例の印
字エレメントの破線矢印A、B、C方向への変位
ξ1、ξ2、ξ3と時間Tとの関係を示す。第2図によ
れば、第1のレバー部材6と第2のレバー部材7
との周期は互いに一致している。従つて、圧電素
子2に生じた寸法歪は第1、第2のレバー部材
6,7で変位を損失することなく拡大されワイヤ
ー11に伝達され、これにより任意の周波数にお
いて正常な印字動作を繰り返し行える。更に第1
図で示す破線矢印Aに対し垂直方向の変位も発生
がなく、圧電素子2の破損を防止できる。
[考案の効果] 以上説明したように本考案は、第1、第2のレ
バー部材にそれぞれ複数個の穴を形成することに
より互いの等価質量を同等にしてなるので、変位
を損失するこしなくワイヤーに伝達することがで
きる効果を有し、さらには圧電素子を破損するこ
となしに印字動作を実行できる効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す正面図、第2
図は第1図実施例の動作説明図、第3図は従来例
の正面図、第4図は第3図従来例の動作説明図で
ある。 1……ベース部材、2……圧電素子、3,4,
5……結合部材、6,7……レバー部材、8,9
……伝達部材、10……可動部材、11……ワイ
ヤー、20……穴。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 一端がベース部材に固定されており印加された
    駆動電圧に応答して他端に寸法歪を発生する圧電
    素子と、前記寸法歪に応じて互いに逆向きの第1
    および第2の角変位を発生する第1および第2の
    レバー部材と、前記第1および第2のレバー部材
    に対してそれぞれ一端が固定された第1および第
    2の伝達部材と、前記第1および第2の伝達部材
    の他端に固定されており、前記第1および第2の
    角変位に応じて第3の角変位を発生する可動部材
    と、前記可動部材に応じて一端が所定方向に運動
    して印字動作を行うワイヤーを包有してなる印字
    エレメントにおいて、前記第1および第2のレバ
    ー部材に複数個の穴を有してなり、互いの等価質
    量が同等とされていることを特徴とする印字エレ
    メント。
JP6027786U 1986-04-23 1986-04-23 Expired JPH0443331Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6027786U JPH0443331Y2 (ja) 1986-04-23 1986-04-23

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6027786U JPH0443331Y2 (ja) 1986-04-23 1986-04-23

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62172046U JPS62172046U (ja) 1987-10-31
JPH0443331Y2 true JPH0443331Y2 (ja) 1992-10-13

Family

ID=30892549

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6027786U Expired JPH0443331Y2 (ja) 1986-04-23 1986-04-23

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0443331Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS62172046U (ja) 1987-10-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5005994A (en) Printing head of wire-dot impact printer
JPH0443331Y2 (ja)
JPS61150287A (ja) 圧電体変位装置
JPH0364313B2 (ja)
JPS5916767A (ja) 印字ユニツト
JP2500114Y2 (ja) 圧電素子変位増幅機構
JPH0432284Y2 (ja)
JPS63194956A (ja) 印字ヘツド
JPH0434039Y2 (ja)
JPH059178Y2 (ja)
JP3045064B2 (ja) 角度変位機構
JPS63194955A (ja) 印字ヘツド
JP2844717B2 (ja) ドットインパクト式プリンタ印字ハンマ
JPS6230769Y2 (ja)
JPH042056Y2 (ja)
JPS58213484A (ja) 差動型変位発生機構
JPH0376227B2 (ja)
JPH0715145Y2 (ja) 変位拡大機構
JPH0440930Y2 (ja)
JPH066382B2 (ja) 印字エレメント
JPH0256821B2 (ja)
JPS5843289Y2 (ja) 厚み振動圧電振動子
JPS6221066Y2 (ja)
JPH03124788U (ja)
JPH02103794U (ja)