JPH0443050Y2 - - Google Patents

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JPH0443050Y2
JPH0443050Y2 JP14856888U JP14856888U JPH0443050Y2 JP H0443050 Y2 JPH0443050 Y2 JP H0443050Y2 JP 14856888 U JP14856888 U JP 14856888U JP 14856888 U JP14856888 U JP 14856888U JP H0443050 Y2 JPH0443050 Y2 JP H0443050Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、着用する衣服の腰回り、胴回り等の
重複部を調整可能に連結する衣服用腰回り調整装
置に関する。
(従来の技術) 従来、ズボン、スカート等衣服の側面に設ける
ポケツトを上端まで切開し、重複する外側腰回り
部と内側腰回り部とを形成して、内側腰回り部の
外側面にレールを、これと係合して腰回りを調整
可能にするスライダーを外側腰回り部に、それぞ
れ取付けるようにした衣服が特開昭50−72746号
公報、実開昭54−58412号公報等において公知に
なつている。
(考案が解決しようとする問題点) しかるに、前者の特開昭50−72746号公報記載
の調整装置は、内側腰回りの端が自由端となつて
スライダーと係合する構成であるため、両者の係
合が不用意に外れやすいだけでなく、内側腰回り
帯部の表面が損傷される欠点があり、後者の実開
昭54−58412号公報記載の調整装置は、レール固
定する生地部材とは別にレール表面の突条の露出
を防止するためカバー部材が必要になるだけでな
く構造が複雑であり、しかも、腰回りが湾曲状で
ありかつ外側腰回り部は腰回りから離れ勝手な配
置関係にあるにも拘らず、レールとスライダーと
の係合構造がこれに適応したものではないので、
両者の係合が不用意に外れ易くなつて、調整機能
が喪失されるといつた問題点が存在する。
本考案は、上記のような従来の問題点を解消し
て、確実な調整掛止が良好な操作性において実施
できるだけでなく、部品数が少なくて構造が簡単
な衣服用腰回り調整装置を提供することを目的と
している。
(問題を解決するための手段) 本考案に係る衣服用腰回り調整装置は次のとお
り構成される。
すなわち、衣服の側面に設けるポケツトを上端
まで切開して、重複する外側腰回り部と内側腰回
り部とを形成し、該内側腰回り部に外面に付設す
る突条を有するレールと、該レールが挿通され突
条と掛止するように外側腰回り部に付設するスラ
イダーとからなる腰回り調整装置において、レー
ルが挿通されるスライダーが、取付基板と両側壁
と天板部とでレール空間を形成し且つ前記両側壁
の後端縁部を外方へ折曲して支点用片を形成した
取付枠体と、前記支点用片に嵌合して回動する側
板にカム縁を形成しこれと一体に形成された覆板
の先端縁部を折り返し状態に内方へ折曲した掛止
舌片とし後他端部を掛止解除操作片とした操作枠
体と、前記カム縁の回動軌跡上に自由端部が位置
するように前記取付基板に固定された板バネとか
らなり、前記カム縁による板バネの自由端部の押
圧により、前記操作枠体を伏倒状態で掛止舌片が
レールの突状に掛止し、起立状態で掛止解除状態
を維持するように構成し、突条の無い裏面側を取
付基板内面に摺動させるべくレールをスライダー
に挿通し、突条を内側腰回り部の外面に面するよ
うにして、その両端部を固定するとともに、スラ
イダーの取付基板を外側腰回り部内面に固定する
ようにしたことを特徴とする衣服用腰回り調整装
置を要旨としている。
(実施例) 本考案に係る衣服用腰回り調整装置を実施例に
より説明する。
第1図は衣服用腰回り調整装置の分解斜視図、
第2図はスライダーの組立状態側面図、第3図は
同背面図、第4図は同底面図、第5図は衣服用腰
回り調整装置の組立状態を示すものであつて、第
6図に示す使用例説明図のA−A線に相当する位
置に装着した場合を示した断面図、第6図は使用
例の説明図である。
本考案の衣服用腰回り調整装置はレール1とス
ライダー2とからなる。
レール1は、生地製の取付ベルト3上に、合成
樹脂製の帯状板の表面に巾方向の突条4の多数が
等間隔で突設されたレール主体5の裏面を重ねて
長手方向両側縁を縫着6し、取付ベルト3の両端
部に縫い代部7を延長した構成となつている。
スライダー2は、取付枠体13と操作枠体20
と板バネ21とからなる。
取付枠体13は、図面上、上方へ隆起した部分
に取付孔8を有し、前記レール1が挿通される内
巾を有する取付基板9の両側を上方へ折曲して側
壁10を形成するとともに、該側壁10を水平方
向内方へ折曲した天板部11を形成してレール空
間12を形成し、両側壁10の後端部に支点用孔
22を穿設した金属製の部材である。
操作枠体20は、前記支点用片14に支点用孔
22を嵌合して回動する側板16に、前記支点用
孔22と同心円の縁とこれより大きいアールとな
る縁が連続するカム縁15を形成し、これと一体
に形成された覆板17の先端縁部を折り返し状態
に内方へ折曲した掛止舌片18とし、後他端部を
掛止解除操作片19とした構成である。
板バネ21は、前記カム縁15の回動軌跡上に
自由端部が位置するように、前記取付基板9にピ
ン23固定され、前記カム縁15による板バネ2
1の自由端部の押圧により、前記操作枠体20を
伏倒状態で掛止舌片18がレール1の突状4に掛
止し、起立状態で掛止解除状態を維持するように
構成されている。
そして上記構成したスライダー2の操作枠体2
0を板バネ21に抗して起立させて、取付枠体1
3のレール空間12へレール1を挿入した後、操
作枠体20を倒し、掛止舌片18を突条4に掛止
させるように、レール1とスライダー2とは結合
される。
尚、図中24は、裏面に固定爪脚25を設けた
飾り釦であつて、取付対象生地(第5図、6図外
側腰回り部B参照)に貫通させた固定爪脚25を
取付基板9の取付孔8に挿入し、取付基板9を取
抱き込むうようにして、取付対象生地、即ち外側
腰回り部Bに固定する。
また前記実施例では、レール1を取付ベルト3
の内側面に縫着するようにしたが、取付ベルト3
を省略し、可撓性と強度とを有する適宜厚みのレ
ール1のみを使用して、その両端部を直接取付対
象物に固定するようにしてもよい。
以上のように構成された本考案の衣服用腰回り
調整装置を、例えば第6図に示すようにズボンS
に装着するには、従来と同様、ズボンSは側面に
設けるポケツトPを上端まで切開して、重複する
外側腰回り部Bと内側腰回り部Cとを形成してお
く必要がある。
そして、第5図に示すように、レール1は、そ
の両端部の縫い代部7でレール主体5の両端部を
巻き込み状態とし且つ取付ベルト3が外側となる
ように外側腰回り部Bと重複する内側腰回り部C
の外面に横長に配設して前記巻き込み部分のみを
縫着Eすることにより内側腰回り部Cに固定する
とともに、スライダー2は、前記したように、裏
面に固定爪脚25を設けた飾り釦24の固定爪脚
25を取付基板9の取付孔8に挿入し、取付基板
9を抱き込むうようにして、取付対象生地、即ち
外側腰回り部Bに固定する。
次に、衣服用腰回り調整装置により、ズボンS
の腰回りを短くした状態で腰部に対して調整する
には、第5図において、内側腰回り部Cの上端と
外側腰回り部Bの端部とを指先で持ち、第5図、
第6図において、外側腰回り部Bの端部を図面上
右方向に引けば、スライダー2は、その操作枠体
20の掛止舌片18がレール1の突条4を乗り越
えつつ左方向に移動し、ズボンSの腰回りを腰部
に対し所望通り密着させることができる。
この密着状態で、例えば運動中に腰回りがやや
太くなり、図面上、内側腰回り部Cが右方向に移
動するような場合には、操作枠体20の掛止舌片
18がレール1の突条4の根元を押圧するように
なるので腰回りが変動することがなく、常時ズボ
ンSを腰回りに密着状態で着用することができる
のである。
また、ズボンSの腰回りを太くするには、第5
図において、親指を内側腰回り部Cの外面と掛止
解除操作片19の間へ挿入するとともに人差指を
飾り釦24に当てがつて挟みつけて、操作枠体2
0を押圧すると、カム縁15と板バネ21との作
用で操作枠体20は起立状態に維持されるように
なり、掛止舌片18とレール1の突条4との係合
が解除されるので、スライダー2を図面上左方向
に移動させ、所望位置で操作枠体20を倒せばよ
いのである。
(考案の作用効果) 本考案に係る衣服用腰回り調整装置によれば、
レールが挿通されるスライダーが、取付基板と両
側壁と天板部とでレール空間を形成し且つ前記両
側壁の後端縁部を外方へ折曲して支点用片を形成
した取付枠体と、前記支点用片に嵌合して回動す
る側板にカム縁を形成し、これと一体に形成され
た覆板の先端縁部を折り返し状態に内方へ折曲し
た掛止舌片とするとともに、後他端部を掛止解除
操作片とした操作枠体と、前記カム縁の回動軌跡
上に自由端部が位置するように前記取付基板に固
定された板バネとからなるものであるから、部品
点数が少なくて製作、組立てが容易で安価に提供
できるとともに、前記カム縁による板バネの自由
端部の押圧により、前記操作枠体を伏倒状態で掛
止舌片がレールの突状に掛止し、起立状態で掛止
解除状態を維持するように構成したから、調整時
に掛止舌片がレールの突条との摺接が軽減される
とともに、コイルバネを使用した場合のように折
損の機会も少なく、耐久性に優れた衣服用腰回り
調整装置とすることができる。
また、突条の無い裏面側を取付基板内面に摺動
させるべくレールをスライダーに挿通し、突条を
内側腰回り部の外面に面するようにして、その両
端部を固定するとともに、スライダーの取付基板
を外側腰回り部内面に固定するようにしたから、
外側腰回り部の内側面に付設するスライダーとレ
ールとの係合構造は、着用に際し、内側腰回り部
から外側に向けて離れ勝手に作用する外側腰回り
部の引張力が、スライダーの係合部をより一層レ
ールを押圧するように作用することになり、この
ため従来のかかる調整装置の場合とは相違して、
上記両部品がより確実に係合連結せしめられると
ともに、レールが上記の引張力に柔軟に対応しう
るようになり、係合が不用意に外れることもレー
ルが破損するようなこともなく、また、内側腰回
り帯部の表面が損傷されたり、レールを固定する
生地部材とは別にカバー部材を使用せずにレール
主体表面の突条が露出する不体裁も解消すること
ができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は衣服用腰回り調整装置の分解斜視図、
第2図はスライダーの組立状態側面図、第3図は
同背面図、第4図は同底面図、第5図は衣服用腰
回り調整装置の組立状態を示すものであつて、第
6図に示す使用例説明図のA−A線に相当する位
置に装着した場合を示した断面図、第6図は使用
例の説明図である。 1……レール、2……スライダー、3……取付
ベルト、4……突条、5……レール主体、6……
縫着、7……縫い代部、8……取付孔、9……取
付基板、10……側壁、11……天板部、12…
…レール空間、13……取付枠体、14……支点
用片、15……カム縁、16……側板、17……
覆板、18……掛止舌片、19……掛止解除操作
片、20……操作枠体、21……板バネ、22…
…支点用孔、23……ピン、24……飾り釦、2
5……固定爪脚、S……ズボン、P……ポケツ
ト、B……外側腰回り部、C……内側腰回り部、
E……縫着。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 衣服の側面に設けるポケツトPを上端まで切開
    して、重複する外側腰回り部Bと内側腰回り部C
    とを形成し、該内側腰回り部Cに外面に付設する
    突条4を有するレール1と、該レール1が挿通さ
    れ突条4と掛止するように外側腰回り部Bに付設
    するスライダー2とからなる腰回り調整装置にお
    いて、レール1が挿通されるスライダー2が、取
    付基板9と両側壁10と天板部11とでレール空
    間12を形成し且つ前記両側壁10の後端縁部を
    外方へ折曲して支点用片14を形成した取付枠体
    13と、前記支点用片14に嵌合して回動する側
    板16にカム縁15を形成しこれと一体に形成さ
    れた覆板17の先端縁部を折り返し状態に内方へ
    折曲した掛止舌片18とし後他端部を掛止解除操
    作片19とした操作枠体20と、前記カム縁15
    の回動軌跡上に自由端部が位置するように前記取
    付基板9に固定された板バネ21とからなり、前
    記カム縁15による板バネ21の自由端部の押圧
    により、前記操作枠体20を伏倒状態で掛止舌片
    18がレール1の突状4に掛止し、起立状態で掛
    止解除状態を維持するように構成し、突条4の無
    い裏面側を取付基板9内面に摺動させるべくレー
    ル1をスライダー2に挿通し、突条4を内側腰回
    り部Cの外面に面するようにして、その両端部を
    固定するとともに、スライダー2の取付基板9を
    外側腰回り部B内面に固定するようにしたことを
    特徴とする衣服用腰回り調整装置。
JP14856888U 1988-11-15 1988-11-15 Expired JPH0443050Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14856888U JPH0443050Y2 (ja) 1988-11-15 1988-11-15

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14856888U JPH0443050Y2 (ja) 1988-11-15 1988-11-15

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Publication Number Publication Date
JPH0269930U JPH0269930U (ja) 1990-05-28
JPH0443050Y2 true JPH0443050Y2 (ja) 1992-10-12

Family

ID=31420005

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JP14856888U Expired JPH0443050Y2 (ja) 1988-11-15 1988-11-15

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JPH0269930U (ja) 1990-05-28

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