JP4056022B2 - バックル - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ズボンやスカート等の衣服の重ね合わせ部分(例えばズボンやスカートの腰回り部分、上着の袖口部分)、鞄やバッグ等の袋物の重ね合わせ部分(例えば蓋部分と本体の重ね合わせ部分)、或いは帽子の周縁部(後頭部に対向する部分)に形成したサイズ調節用の切欠部に夫々取り付けられ、衣服等の重ね合わせ部分の重ね具合や帽子等の切欠部の幅を調整できるようにした締付け用調整具のバックルに係り、特にプラスチック材で一体成形したバックルの改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、一部のズボンやスカート等の衣服に於いては、腰回り部分の寸法を調整できるように締め付け用の調整具が取り付けられている。
この調整具は、衣服の腰回り部分を切開して形成した重ね合わせ部分の一方に取り付けられるベルトと、衣服の重ね合わせ部分の他方に取り付けられ、ベルトに係合自在で且つベルトに沿って移動調整自在なバックルとから成り、バックルを調節ベルトに沿って移動させ、衣服の重ね合わせ部分の重ね具合を変えることによって、腰回り部分の寸法を調整できるようになっている。
【0003】
図12乃至図16は衣服等に取り付けられる従来の締め付け用の調整具を示すものであり、当該調整具は、衣服の重ね合わせ部分の一方に固定具(図示省略)を介して取り付けられたベルト4と、衣服の重ね合わせ部分の他方に固定具(図示省略)を介して取り付けられたバックル5とから成る。
【0004】
具体的には、前記ベルト4は、図1に示す如く、弾性変形可能なプラスチック材や合成ゴム材により細幅の薄板状に形成されて居り、その表面側には幅方向に沿う多数の係止突条4aがベルト4の長手方向に並列形成されている。
【0005】
一方、前記バックル5は、図12乃至図16に示す如く、弾性変形可能なプラスチック材により一体成形されて居り、ベルト4の係止突条4aを形成していない裏面側に対向する板状の底壁部5aと、底壁部5aの両側縁部に対向状態で連設され、中間部分が切り欠かれた側壁部5bと、両側壁部5bの上端に上下方向へ揺動自在且つ弾性変形可能に連設され、底壁部5aとの間にベルト4が挿通される間隙を形成すると共に先端部にベルト4の係止突条4aへ係合自在な係止爪5cを備えた板状の係止部5dと、両側壁部5bの切り欠き部分に配置され、基端部側が両側壁部5bに内方へ弾性変形可能に連設された一対の操作部5fとから成り、両操作部5fの先端部を内方へ押圧して弾性変形させたときに、両操作部5fの先端部の内側部分が係止部5dの先端部両側に形成したテーパ面5eに当接して係止部5dの先端部側を底壁部5aから離れる方向へ弾性変形させるようになっている。
【0006】
而して、ベルト4の先端部をバックル5の底壁部5aと係止部5dとの間隙に挿入して行くと、ベルト4はバックル5の係止部5dをその弾性力に抗して上方へ押し上げつつバックル5内に挿入され、係止爪5cが係止突条4aに係合して抜け止めされた状態となる(図16参照)。
この状態でバックル5の両操作部5fを指で内方へ押し込むと、操作部5fが内方へ弾性変形し、操作部5fの先端部内側部分が係止部5dのテーパ面5eに当接して該係止部5dをベルト4から離れる方向へ弾性変形させる。その結果、係止部5dの係止爪5cとベルト4の係止突条4aとの係合が外れ、バックル5はベルト4に沿って移動自在となる。
又、バックル5をベルト4の所定の位置に移動させた後、操作部5fから指を離すと、係止部5dがそれ自身の弾性力によって元の位置に復帰し、係止爪5cがベルト4の係止突条4aに係合してバックル5の移動が阻止される。
【0007】
このように、前記調整具は、バックル5をベルト4に沿って移動させることによって、衣服の重ね合わせ部分(腰回り部分)の重ね具合を自由に調整することができ、又、バックル5をベルト4の所定の位置に係合させることによって、衣服の腰周り寸法を所定の寸法に保持することができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、前記調整具に用いる従来のバックル5に於いては、両側壁部5bに設けた両操作部5fを内方へ押圧操作することによってベルト4との係合を解除できる構成となっている為、バックル5自体の厚みが極めて薄くなっている。
ところが、前記バックル5は、両操作部5fを押圧操作するときにバックル5自体の厚みが極めて薄くなっていることとも相俟って、バックル5自体が極めて不安定な姿勢で指と指との間に挾まれることになる。その結果、両方の操作部5fを指で押し込むときにバックル5自体が指と指の間で引っ繰り返ったりすることがあり、操作し難いと云う問題がある。然も、操作部5f自体が比較的小さい為、これの押圧操作を行い難く、前記問題がより助長されることになる。
又、両側壁部5bに係止部5dを弾性変形させる為の操作部5fを別に形成しなければならない為、バックル5自体の形状及び構造も複雑化することになる。その結果、金型自体の形状及び構造も複雑になってコストの高騰を招くと云う問題がある。
【0009】
本発明は、上記の問題点を解消する為に創作されたものであり、その目的は操作性に優れていると共に、形状及び構造の簡略化を図れるようにした締め付け用調整具のバックルを提供するにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成する為に、本発明の請求項1のバックルは、片側面に多数の係止突条を並列形成したベルトに移動調整自在且つ係合自在に挿着され、弾性変形可能なプラスチック材により一体成形されたバックルであって、当該バックルは、ベルトの係止突条を形成していない面に対向すると共に中央部側が両端部側よりも高くなるように円弧状に彎曲する板状に形成された底壁部と、底壁部の両側縁部に対向状態で連設され、中央部側が両端部側よりも高くなるように円弧状に彎曲する板状に形成された側壁部と、両側壁部間に底壁部と対向するように配置され、底壁部との間にベルトが挿通される間隙を形成すると共に一端部側にベルトの係止突条へ係合自在な係止突起を備えた板状の係止部と、両側壁部の一部分と係止部の両側縁の略中間部分とを一体的に連結して係止部を両側壁部間に揺動自在に支持する弾性変形可能な略軸状の支持部と、両側壁部の支持部が連設された部分の両側位置と係止部の支持部が連設された部分の両側位置に形成された切欠とから成り、前記係止部の他端部側を底壁部側へ押圧したときには、係止部が支持部の弾性変形により支持部を支点にして回動し、係止部の係止突起とベルトの係止突条との係合が外れるように、又、係止部の押圧状態を解除したときには、係止部が支持部の弾性力により支持部を支点にして前記と反対方向へ回動し、係止部の係止突起とベルトの係止突条とが係合するように構成したことに特徴がある。
【0011】
又、本発明の請求項2のバックルは、板状の係止部の表面側に凹所を形成し、該凹所に装飾体を嵌合固定したことに特徴がある。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は本発明の実施の形態に係るバックル1を用いた締め付け用調整具の斜視図を示し、当該調整具は、ズボンやスカート等の衣服の腰回り部分を切開して形成した重ね合わせ部分の一方に取り付けられるベルト2と、衣服の重ね合わせ部分の他方に取り付けられ、ベルト2が移動調整自在に挿通されるバックル1とから構成されて居り、バックル1をベルト2に沿って移動させ、衣服の重ね合わせ部分の重ね具合を変えることによって、腰回り部分の寸法を自由に調整できるようになっている。
【0013】
前記ベルト2は、図1及び図8に示す如く、弾性変形可能なプラスチック材(例えばナイロン等)や合成ゴム材により細幅の薄板状に形成されて居り、その表面側には幅方向に沿う多数の係止突条2aがベルト2の長手方向に並列状に形成されている。
又、ベルト2の端部は、係止突条2aが形成されて居らず、ベルト2を衣服の重ね合わせ部分に取り付ける為の取付け部2bとなっている。
【0014】
本発明の実施の形態に係るバックル1は、図1乃至図7に示す如く、弾性変形可能なプラスチック材(例えばナイロン等)により一体成形されて居り、板状の底壁部1aと、底壁部1aの両側縁部に夫々連設された側壁部1bと、両側壁部1b間に底壁部1aと対向するように配置された板状の係止部1cと、両側壁部1bと係止部1cとを一体的に連結する略軸状の支持部1dとから構成されている。
【0015】
具体的には、前記底壁部1aは、中央部側が両端部側よりも高くなるように円弧状に彎曲する板状に形成されて居り、その表面側にベルト2の係止突条2aを形成していない裏面側が摺動するようになっている。
又、底壁部1aの中央部分には、後述する係止部1cへ装飾体3を取り付ける際に、装飾体3を係止部1cへかしめられるように工具を挿入できる穴1eが形成されている。
【0016】
前記両側壁部1bは、底壁部1aの両側縁部に対向状態で且つ一端部側が底壁部1aから外方へ突出する状態で連設されて居り、底壁部1aと同様に中央部側が両端部側よりも高くなるように円弧状に彎曲する板状に形成されている。
又、両側壁部1bの底壁部1aから外方へ突出する一端部側(図7の左側)には、補強用の桟部1fと、バックル1自体を衣服の重ね合わせ部分へ取り付ける為の棒状の取付け部1gとが夫々一体的に形成されている。
【0017】
前記係止部1cは、底壁部1aと略同じ大きさの板状に形成されて居り、両側壁部1b間に底壁部1aと対向するように配置され、底壁部1aとの間にベルト2が挿通される間隙を形成するものである。
又、係止部1cの先端部裏面には、ベルト2の係止突条2aに係合自在な係止突起1hが一体的に形成されている。この係止突起1hは、断面形状が略楔状に形成されて居り、バックル1がベルト2に対して図8の左方向へ移動するときにはベルト2の係止突条2aに係止され、バックル1が図8の右方向へ移動するときには係止突条2aに接触しつつこれを乗り越えられるようになっている。
更に、係止部1cの基端部表面には、滑り止め用の複数本の突条1iが幅方向に沿う姿勢で且つ並列状に形成されている。
【0018】
そして、係止部1cの表面側の中央部には、ここへ金属製の装飾体3(例えば装飾用のボタン)を取り付けられるように、円形の凹所1jと取付け孔1kとが同心状に形成されている。
尚、金属製の装飾体3は、図5に示す如く、凹所1jに嵌合される円盤部3aと、円盤部3aの中央に突設されて取付け孔1kへ挿通される筒部3bとから成り、円盤部3aを凹所1jに嵌合すると共に筒部3bを取付け孔1kへ挿通し、係止部1cの裏面側へ突出した筒部3bを係止部1cの裏面側へかしめることによって、係止部1cへ取り付けられる。
【0019】
前記支持部1dは、両側壁部1bの一部分と係止部1cの両側縁の略中間部分とを一体的に連結して、係止部1cを両側壁部1b間に上下方向へ揺動自在に支持するものであり、断面形状が略四角形の軸状に形成されている。この支持部1dは、係止部1cの基端部を底壁部1a側へ押圧したときには、側壁部1bに対して捩じられるように弾性変形するようになっている。
尚、両側壁部1bの支持部1dが連設された部分の両側位置と係止部1cの支持部1dが連設された部分の両側位置には、支持部1dが容易に弾性変形できるように切欠1lが夫々形成されている。
【0020】
尚、前記バックル1に於いて、底壁部1aと係止部1cとの間隔は、ベルト2を移動自在に挿通できるように設定されている。又、底壁部1a上面と係止部1cの係止突起1hとの間隔は、両者間にベルト2を挿通したときに係止部1cの係止突起1hがベルト2の隣接する係止突条2a間に入り込み、係止突条2aへ係止されるように設定されている。
【0021】
而して、上記構成のバックル1は、ズボンやスカート等の衣服の腰回り部分に形成した重ね合わせ部分の一方に布製の短いバンド(図示省略)を介して取り付けられている。即ち、バックル1は、その取付け部1gに衣服の重ね合わせ部分の一方に縫着等により取り付けた布製の短いバンドを巻き付け固定することによって、衣服の重ね合わせ部分の一方に取り付けられている。
又、このバックル1の底壁部1aと係止部1cとの間には、衣服の重ね合わせ部分の他方に縫着等により取り付けたベルト2が挿通されている。
尚、バックル1及びベルト2は、係止部1c及び係止突条2aが衣服の外方へ向くようにして衣服の腰回り部分に取り付けられている。
【0022】
前記バックル1に於いて、その係止部1cの基端部を指で底壁部1a側へ押すか、或いは底壁部1aと係止部1cの基端部とを指で挾んで係止部1cの基端部を底壁部1a側へ近づけると、支持部1dと側壁部1bの支持部1dが連設された部分とが弾性変形すると共に、これに伴って係止部1cが支持部1dを支点にして若干量だけ回動する。即ち、係止部1cは、係止突起1hを形成した先端部側がベルト2から離れるように回動する。
その結果、係止部1cの係止突起1hとベルト2の係止突条2aとの係合が外れることになり、バックル1はベルト2に沿って移動自在となる(図9参照)。この状態でバックル1をベルト2に沿って移動させることによって、衣服の腰回り部分の重ね具合を自由に調整することができる。
【0023】
一方、バックル1を所定の位置に移動させた後、係止部1cから指を離して係止部1cの押圧状態を解除すると、係止部1cが支持部1dの弾性力により支持部1dを支点にして前記と反対方向へ回動し、その係止突起1hがベルト2の係止突条2aに係合されることになる(図8参照)。
その結果、バックル1は、その移動が阻止されることになり、衣服の腰周り寸法を所定の寸法に保持することができる。
【0024】
前記バックル1は、バックル1の表面側から比較的面積の大きい係止部1cを押圧操作してベルト2との係合を解除する構成としている為、比較的面積の小さい両側面から押圧操作するようにした従来のバックルに比較して安定した姿勢でバックル1を押圧操作することができ、操作性に優れたものとなる。
又、このバックル1は、係止部1c自体を押圧操作してベルト2との係合を解除する構成としている為、従来のバックルのように係止部を押圧操作する為の操作部を新たに形成する必要もなく、従来のバックルに比較して形状及び構造の簡略を図れると共に、金型の形状及び構造も簡単なものとなり、コスト低減を図れることになる。
更に、このバックル1は、係止部1cに装飾体3を設けている為、見栄えが良くなると共に、デザイン性にも優れたものとなる。
そのうえ、このバックル1は、底壁部1a及び両側壁部1bが円弧状に彎曲している為、衣服の腰回り部分に取り付けたときに腰回り部分へ密着することになり、バックル1の両端部が衣服の腰回り部分から浮き上がったりすることもない。
加えて、このバックル1は、係止突起1hが断面形状楔状を呈している為、係止部1cを押圧操作しなくても、バックル1をベルト2に沿って図8の右方向へ移動させることができる。その結果、衣服の重ね合わせ部分の重ね具合を変える場合(例えば腰回り部分の寸法を小さくする場合)、バックル1を移動操作するだけで良く、調整操作が極めて簡単となる。
【0025】
尚、上記実施の形態に於いては、バックル1を衣服の腰回り部分に形成した重ね合わせ部分に取り付けるようにしたが、他の実施の形態に於いては、上着の袖口部分、鞄やバッグ等の袋物の重ね合わせ部分(例えば蓋部分と本体の重ね合わせ部分)、或いは帽子の周縁部(後頭部に対向する部分)に形成したサイズ調節用の切欠部に夫々取り付けるようにしても良い。
【0026】
上記実施の形態に於いては、バックル1に棒状の取付け部1gを形成し、この取付け部1gに衣服に縫着した布製の短いバンドを巻き付け固定することによって、バックル1を衣服へ取り付けるようにしたが、他の実施の形態に於いては、バックル1の取付け部1gを省略し、バックル1の底壁部1aをリベット等の固定具(図示省略)を介して直接衣服へ取り付けるようにしても良い。
【0027】
上記実施の形態に於いては、両側壁部1b間に補強用の桟部1fを連設するようにしたが、他の実施の形態に於いては、補強用の桟部1fを省略するようにしても良い。
【0028】
上記実施の形態に於いては、係止部1cに装飾体3を設けるようにしたが、他の実施の形態に於いては、図10及び図11に示すように係止部1cの装飾体3を省略するようにしても良い。この場合、係止部1cの凹所1j及び取付け孔1kも省略することは勿論である。
【0030】
上記実施例に於いては、係止部1cの係止突起1hを断面形状略楔状に形成したが、この係止突起1hの形状は、ベルト2の係止突条2aに係止される形状であれば、如何なる形状であっても良い。
【0031】
【発明の効果】
上述の通り、本発明の請求項1のバックルにあっては、バックルの表面側から比較的面積の大きい係止部を押圧操作してベルトとの係合を解除する構成としている為、比較的面積の小さい両側面から押圧操作するようにした従来のバックルに比較して安定した姿勢でバックルを押圧操作することができる。その結果、このバックルは、押圧操作するときにバックルが引っ繰り返ったりすると云うようなことがなく、操作が行い易くなって操作性に優れたものとなる。
又、このバックルは、係止部自体を押圧操作してベルトとの係合を解除する構成としている為、従来のバックルのように係止部を押圧操作する為の操作部を別に形成する必要もない。その結果、このバックルは、従来のバックルに比較して形状及び構造の簡略を図れると共に、金型の形状及び構造も簡単なものとなり、コスト低減を図れることになる。
更に、このバックルは、底壁部及び両側壁部が円弧状に彎曲している為、例えば、衣服の腰回り部分に取り付けたときに腰回り部分へ密着することになり、バックルの両端部が衣服の腰回り部分から浮き上がったりすることがない。
然も、このバックルは、両側壁部の支持部が連設された部分の両側位置と係止部の支持部が連設された部分の両側位置に夫々切欠を形成しているため、支持部が容易に弾性変形することができる。
【0032】
本発明の請求項2のバックルにあっては、上記効果に加えて更に次のような効果を奏し得る。
即ち、請求項2のバックルにあっては、係止部に装飾体を設けている為、見栄えが良くなると共に、デザイン性にも優れたものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るバックルを用いた調整具の拡大斜視図である。
【図2】本発明の実施の形態に係るバックルの拡大平面図である。
【図3】バックルの拡大側面図である。
【図4】バックルの拡大底面図である。
【図5】図2のA−A線断面図である。
【図6】図2のB−B線断面図である。
【図7】図2のC−C線断面図である。
【図8】バックルにベルトを挿通した状態を示し、バックルとベルトが係止された状態の拡大断面図である。
【図9】バックルを押圧操作してバックルとベルトとの係止状態を解除した状態の拡大断面図である。
【図10】本発明の他の実施の形態に係るバックルの拡大斜視図である。
【図11】図10に示すバックルの拡大断面図である。
【図12】従来のバックルを用いた調整具の拡大斜視図である。
【図13】従来のバックルの拡大平面図である。
【図14】図13のD−D線断面図である。
【図15】図13のE−E線断面図である。
【図16】従来のバックルにベルトを挿通した状態を示し、バックルとベルトが係止された状態の拡大断面図である。
【符号の説明】
1はバックル、1aは底壁部、1bは側壁部、1cは係止部、1dは支持部、1hは係止突起、1jは凹所、2はベルト、2aは係止突条、3は装飾体。

Claims (2)

  1. 片側面に多数の係止突条(2a)を並列形成したベルト(2)に移動調整自在且つ係合自在に挿着され、弾性変形可能なプラスチック材により一体成形されたバックル(1)であって、当該バックル(1)は、ベルト(2)の係止突条(2a)を形成していない面に対向すると共に中央部側が両端部側よりも高くなるように円弧状に彎曲する板状に形成された底壁部(1a)と、底壁部(1a)の両側縁部に対向状態で連設され、中央部側が両端部側よりも高くなるように円弧状に彎曲する板状に形成された側壁部(1b)と、両側壁部(1b)間に底壁部(1a)と対向するように配置され、底壁部(1a)との間にベルト(2)が挿通される間隙を形成すると共に一端部側にベルト(2)の係止突条(2a)へ係合自在な係止突起(1h)を備えた板状の係止部(1c)と、両側壁部(1b)の一部分と係止部(1c)の両側縁の略中間部分とを一体的に連結して係止部(1c)を両側壁部(1b)間に揺動自在に支持する弾性変形可能な略軸状の支持部(1d)と、両側壁部(1b)の支持部(1d)が連設された部分の両側位置と係止部(1c)の支持部(1d)が連設された部分の両側位置に形成された切欠(1l)とから成り、前記係止部(1c)の他端部側を底壁部(1a)側へ押圧したときには、係止部(1c)が支持部(1d)の弾性変形により支持部(1d)を支点にして回動し、係止部(1c)の係止突起(1h)とベルト(2)の係止突条(2a)との係合が外れるように、又、係止部(1c)の押圧状態を解除したときには、係止部(1c)が支持部(1d)の弾性力により支持部(1d)を支点にして前記と反対方向へ回動し、係止部(1c)の係止突起(1h)とベルト(2)の係止突条(2a)とが係合するように構成されていることを特徴とするバックル。
  2. 板状の係止部(1c)の表面側に凹所(1j)を形成し、該凹所(1j)に装飾体(3)を嵌合固定したことを特徴とする請求項1に記載のバックル。
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