JP2561462Y2 - 被服用サイズ調節具 - Google Patents

被服用サイズ調節具

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JP2561462Y2
JP2561462Y2 JP7972691U JP7972691U JP2561462Y2 JP 2561462 Y2 JP2561462 Y2 JP 2561462Y2 JP 7972691 U JP7972691 U JP 7972691U JP 7972691 U JP7972691 U JP 7972691U JP 2561462 Y2 JP2561462 Y2 JP 2561462Y2
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slit
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adjuster
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JP7972691U
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JPH065512U (ja
Inventor
英一 藤本
Original Assignee
フルヤ工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、帽子のサイズ、スカー
トやズボンのウエストサイズを調節するために使用する
被服用サイズ調節具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の被服用サイズ調節具とし
ては、例えば、実公昭63−12728号公報により開
示されているように、中央長手方向に凹溝を形成すると
ともに、該凹溝の両側に長手方向と直交する多数の突状
歯を列設し、裏面には長手方向に沿って脚片を列設し、
対象物に逢着固定されるたベルト体と、該ベルト体を握
持するように係合され、一端部に取付環を一体に形成し
たスライダーと、該スライダーに内に抱持されて前記ベ
ルト体の突状歯に解除自在に噛合し、その一部を押子と
してスライダー横へ突出させた係合子と、一端を前記ス
ライダーの取付環に取付け、他端を対象物に逢着する帯
体との四部品からなり、該帯体とベルト体とを対象物に
縫着して、固定されたベルト体に沿ってスライダーを係
止、解除自在にスライドさせる構成となっている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところが上記のように
四部品からなる従来の被服用サイズ調節具は、それぞれ
の部品を製作準備しなければならない不経済があるとと
もに、対象物への装着においては、スライダーに帯体を
連結固定した後、ベルト体と帯体とを対象物に固定しな
ければならないので、その作業が厄介であり、しかも固
定されたベルト体が、帯体とは別に対象物上に露呈して
体裁が悪いといった解決すべき課題があった。
【0004】本考案は、部品点数を少なくして、製作の
不経済と、装着の非能率を解消するとともに、対象物へ
の装着後の外観体裁を良好にすることのできる安価な被
服用サイズ調節具の提供を目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案の被服用サイズ調
節具は合成樹脂からなり、図に示すように、中央長手方
向にスリット1を形成するとともに、該スリット1の両
側に鋸歯状ラック2を形成し、一端には取付け縫着部3
を形成した可撓性部材からなる薄いスライドバンド4
と、一端部内面に前記スリット1に位置する弾性脚5
を、また他端部内面に鋸歯状ラック2に噛合する爪脚6
をそれぞれ形成し、揺動中心軸7を支点として揺動する
ようにした係止操作片8を、スライド方向直角断面をス
ライドバンド4が挿通される凹形としたボックス部9の
側壁に揺動自在に保持させ、該ボックス部9の一端部を
スライド方向に延長させて自由端部を縫着片10とし、
スライドバンド4が摺接する面の両側にはスライド規制
突起11が列設されたカバー帯12を設けた調節具主体
13とからなり、ボックス部9に挿通したスライドバン
ド4の鋸歯状ラック2に、係止操作片8の弾性脚5の弾
性により爪脚6を噛合させ、スライドバンド4の自由端
部を調節具主体13のカバー帯12で隠すようにしたこ
とを特徴とする構成である。
【0006】
【作用】上記のように構成した衣服用バンド調節具は、
図4に使用状態の一例を示すように、スライドバンド4
の一端の縫着部3を帽子Cの調節用開口部の一方に縫着
するとともに、調節具主体13の縫着編10を調節開口
部の他方に縫着した後、スライドバンド4の自由端を調
節具主体13に挿通して対象物に装着し、調節具主体1
3に保持された係止操作片8を、弾性脚5の弾性によっ
て鋸歯状ラック2に噛合している爪脚6の噛合を解除す
るように押圧操作して、スライドバンド4が調節具主体
13に対しスライド自在の状態とし、任意の位置で係止
操作片8の押圧を解放すると、爪脚6が弾性脚5の弾性
よって鋸歯状ラック2に噛合し、所定の長さに設定さ
れ、これによって帽子Cのサイズが決定されるようにな
る。この場合、スライドバンド4は、従来のベルト体と
帯体との機能を発揮するようになるとともに、スライド
バンド4の自由端部は、スライド規制突起11にガイド
されてスムーズにスライドしてカバー帯12の裏面に隠
蔽されるようになる。
【0007】
【考案の効果】以上説明したように本考案の被服用バン
ド調節具は、中央長手方向にスリット1を形成するとと
もに、該スリット1の両側に鋸歯状ラック2を形成し、
一端には取付け縫着部3を形成した可撓性部材からなる
薄いスライドバンド4と、一端部内面に前記スリット1
に位置する弾性脚5を、また他端部内面に鋸歯状ラック
2に噛合する爪脚6をそれぞれ形成し、揺動中心軸7を
支点として揺動するようにした係止操作片8を、スライ
ド方向直角断面をスライドバンド4が挿通される凹形と
したボックス部9の側壁に揺動自在に保持させ、該ボッ
クス部9の一端部をスライド方向に延長させて自由端部
を縫着片10とし、スライドバンド4が摺接する面の両
側にはスライド規制突起11が列設されたカバー帯12
を設けた調節具主体13とからなり、ボックス部9に挿
通したスライドバンド4の鋸歯状ラック2に、係止操作
片8の弾性脚5の弾性により爪脚6を噛合させ、スライ
ドバンド4の自由端部を調節具主体13のカバー帯12
で隠すようにしたから、従来のベルト体と帯体との機能
をスライドバンド4のみで発揮するようになって部品点
数が少なくなり、これにより部品の製作経済性と対象物
への取付け作業性を良好にする。またスライドバンド4
の自由端部は、スライド規制突起11にガイドされてス
ムーズにスライドしてカバー帯12の裏面に隠蔽される
ようになり、取付け後の外観体裁を良好とする。さらに
スライドバンド4に形成したスリット1は、係止操作片
8の弾性脚5が貫通して、スライド時の摺接抵抗となら
ずにガイド作用をなし、円滑なスライドを確保すること
ができるとともに、スライドバンド4のバンドとしての
柔軟性を確保することができる。従って本考案によれ
ば、部品点数を少なくして、製作の不経済性と、装着の
非能率性を解消するとともに、対象物への装着後の外観
体裁が良好で安価な被服用サイズ調節具を提供すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る被服用サイズ調節具の平面図であ
る。
【図2】本考案に係る被服用サイズ調節具の側面図であ
る。
【図3】本考案に係る被服用サイズ調節具の断面図であ
る。
【図4】本考案に係る被服用サイズ調節具の使用状態の
一例を示す。
【符号の説明】
1 スリット 2 鋸歯状ラック 3
縫着部 4 スライドバンド 5 弾性脚 6
爪脚 7 揺動中心軸 8 係止操作片 9
ボックス部 10 縫着片 11 スライド規制突起 1
2 カバー帯 13 調節具主体

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中央長手方向にスリット1を形成すると
    ともに、該スリット1の両側に鋸歯状ラック2を形成
    し、一端には取付け縫着部3を形成した可撓性部材から
    なる薄いスライドバンド4と、一端部内面に前記スリッ
    ト1に位置する弾性脚5を、また他端部内面に鋸歯状ラ
    ック2に噛合する爪脚6をそれぞれ形成し、揺動中心軸
    7を支点として揺動するようにした係止操作片8を、ス
    ライド方向直角断面をスライドバンド4が挿通される凹
    形としたボックス部9の側壁に揺動自在に保持させ、該
    ボックス部9の一端部をスライド方向に延長させて自由
    端部を縫着片10とし、スライドバンド4が摺接する面
    の両側にはスライド規制突起11が列設されたカバー帯
    12を設けた調節具主体13とからなり、ボックス部9
    に挿通したスライドバンド4の鋸歯状ラック2に、係止
    操作片8の弾性脚5の弾性により爪脚6を噛合させ、ス
    ライドバンド4の自由端部を調節具主体13のカバー帯
    12で隠すようにしたことを特徴とする合成樹脂製の被
    服用サイズ調節具。
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JPH065512U JPH065512U (ja) 1994-01-25
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