JPH0442743Y2 - - Google Patents

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JPH0442743Y2
JPH0442743Y2 JP8940085U JP8940085U JPH0442743Y2 JP H0442743 Y2 JPH0442743 Y2 JP H0442743Y2 JP 8940085 U JP8940085 U JP 8940085U JP 8940085 U JP8940085 U JP 8940085U JP H0442743 Y2 JPH0442743 Y2 JP H0442743Y2
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【考案の詳細な説明】 (考案の分野) 本考案は、例えば、人体検出に基づいて、一定
時間にわたつて照明装置を点灯したりするために
使用されるもので、詳しくは、焦電センサと、外
部装置に出力する出力回路と、前記焦電センサと
前記出力回路との間に介挿され、前記焦電センサ
からの出力信号に基づいて一定時間にわたつて前
記出力回路への出力を継続するオフデイレータイ
マと、電源投入時点から回路安定所定時間以上の
所定時間にわたつて前記出力回路の出力を禁止す
る初期タイマとを備えた焦電型赤外線検出装置に
関する。
(考案の概要) 本考案は、初期タイマからの出力に基づいて動
作する初期出力禁止時間帯報知回路を利用するこ
とにより、電源投入から所定時間にわたつて焦電
型赤外線検出装置が出力禁止状態であることを使
用者に知らせることができるようにするものであ
る。
(従来技術とその問題点) 従来の焦電型赤外線検出装置を照明装置の制御
に適用した場合の一例を第4図および第5図に示
す。第4図はブロツク図、第5図は焦電センサ周
辺の回路図である。
第4図において、1は光学系、2は人体検出用
の焦電センサ、3は増幅回路、4はレベル弁別回
路、5はオフデイレータイマ、6は出力回路、7
は照明装置、8は電源回路、9は初期タイマ、1
0は出力禁止回路である。
焦電センサ2、増幅回路3、レベル弁別回路
4、オフデイレータイマ5、出力回路6および照
明装置7は、それぞれ電源回路8に接続され、給
電されている。
第5図において、11は焦電素子、12は電
極、13,14は抵抗、15はノイズ除去用コン
デンサ、16はOPアンプである。ノイズ除去用
コンデンサ15に代えて、点線で示す位置にノイ
ズ除去用コンデンサ15′を接続する場合もある。
次に、この従来の点灯制御用の焦電型赤外線検
出装置の平常時の動作を第6図のタイムチヤート
の右半分に示す部分で説明する。
人体から照射された赤外線が図Bのように焦電
素子11に入射されると、焦電素子11に自発分
極値の変化が生じ、図Cのように抵抗13に励起
電流が流れる。人体検出の初期においては、抵抗
13に正方向の電流が流れ、焦電素子11の状態
の平衡化に伴つて抵抗13に逆方向の電流が流れ
る。この励起電流がOPアンプ16で増幅され、
レベル弁別回路4でレベル判定され、スレツシヨ
ルドレベルを超えているときは、オフデイレータ
イマ5に出力する。レベル弁別回路4からの出力
によつて、図Eのようにオフデイレータイマ5が
一定時間T1(オフデイレー時間)にわたつて出力
回路6に出力する。従つて、照明装置7も図Fの
ように一定時間T1にわたつて点灯する。
次に、電源投入時の動作を第6図のタイムチヤ
ートの左半分に示す部分で説明する。
ノイズ除去用コンデンサ15は、OPアンプ1
6の出力にノイズが混入することを防止するため
のものであるが、このノイズ除去用コンデンサ1
5のために、電源投入時に回路が不安定となる。
また、焦電素子11の特性として、電源投入時に
自発分極値が変動して、人体検出がないにもかか
わらず、図Cのように抵抗13に非常に不安定な
励起電流が流れ、OPアンプ16から出力が生じ
てしまう。この電源投入時の出力の不安定さは、
通常、20〜30秒も継続する。
このような電源投入時の出力の不安定さがある
ため、もし、初期タイマ9および出力禁止回路1
0がないとすると、電源投入時点から一定時間、
即ち、回路安定時間T0にわたつて、オフデイレ
ータイマ5から出力回路6に不安定な出力信号が
出力され、照明装置7において点灯と消灯とが不
安定的に繰り返される状態となる。
このような点灯と消灯との不安定的な繰り返し
は、使用者にとつて非常に不快なものである。
そこで、初期タイマ9と出力禁止回路10とを
設けて、電源投入時点から回路安定時間T0以上
の所定時間(ウオームアツプ時間)T2にわたつ
て出力回路6の出力を禁止するように構成してい
る。
これによつて、電源投入時における照明装置7
の不安定的な点灯と消灯との繰り返し、即ち、ち
らつきを防止することができる。
しかしながら、このような構成を有する従来例
には、次のような問題点がある。
即ち、使用者にとつては、焦電型赤外線検出装
置がウオームアツプ時間T2の時間帯にあること
や、その時間帯が経過すれば照明装置7が点灯し
得る状態に移行することになつていることを認識
することができない。
そのため、従来では、使用者が時間を計つたり、
実際に焦電素子11を動作させてみて、照明装置
7が点灯するかどうかを判断したりしていた。し
かし、そのための手間が大変であつた。
また、ウオームアツプ時間T2の時間帯である
ことに気がつかないで、焦電型赤外線検出装置の
故障であると誤認することもあり、甚だ不都合で
あつた。
(考案の目的) 本考案は、このような事情に鑑みてなされたも
のであつて、ウオームアツプ時間中において、出
力を禁止しているという構成を有している焦電型
赤外線検出装置において、電源投入から所定時間
(ウオームアツプ時間)にわたつて出力禁止状態
にあることを使用者に知らせることができるよう
にすることを目的とする。
(考案の構成と効果) 本考案は、このような目的を達成するために、
次のような構成をとる。
即ち、本考案の焦電型赤外線検出装置は、焦電
センサと、外部装置に出力する出力回路と、電源
投入時点から回路安定時間以上の所定時間にわた
つて前記出力回路の出力を禁止する初期タイマ
と、この初期タイマからの出力に基づいて動作す
る初期出力禁止時間帯報知回路とを備えたもので
ある。
この構成による作用は、次の通りである。
即ち、電源を投入すると、初期タイマが動作
し、電源投入時点から所定時間にわたつて出力回
路からの出力が禁止されるとともに、初期タイマ
が初期出力禁止時間帯報知回路を駆動して、初期
出力禁止時間帯である旨の報知を行う。
以上のことから、本考案によれば、ウオームア
ツプ時間であるために出力回路からの出力が禁止
状態にあることを明確かつ容易に知らせることが
できるという効果が発揮される。
(実施例の説明) 以下、本考案を図面に示す実施例に基づいて詳
細に説明する。第1図は本考案の実施例に係る焦
電型赤外線検出装置のブロツク図である。
第1図において、従来例に係る第4図に示した
符号と同一の符号は、本実施例においても、その
符号が示す部品、部分等と同様のものを指す。
また、特記しない限り、接続関係についても本
実施例と従来例とは同様の構成を有している。
本実施例のブロツク図において、従来例と異な
つている構成は、次の通りである。
電源回路8の次段の初期タイマ9にマルチバイ
ブレータ17が接続され、マルチバイブレータ1
7の出力端子に灯具の一例としてのLED(発光ダ
イオード)18が接続されている。このマルチバ
イブレータ17とLED18とが発明の構成にい
う初期出力禁止時間帯報知回路19を構成してい
る。マルチバイブレータ17およびLED18は、
電源回路8に接続され、給電されている。
ブロツク回路において、その他の構成は従来例
と同様であるので、説明を省略する。
初期タイマ9、マルチバイブレータ17および
LED18の回路は、第2図に示すように構成さ
れている。以下、この回路構成について説明す
る。
初期タイマ9は、抵抗R1〜R3、コンデンサ
C1およびコンパレータ20から構成されてい
る。
マルチバイブレータ17は、抵抗R4〜R7、
コンデンサC2,C3およびトランジスタTr1,
Tr2から構成されている。
トランジスタTr2のベースがダイオードD1を
介してコンパレータ20に接続されている。トラ
ンジスタTr1のコレクタに抵抗R7を介して
LED18が接続されている。 次に、この実施
例の電源投入時の動作を第3図のタイムチヤート
に基づいて説明する。
図Aに示すように電源を投入すると、図Cの
ようにある時間にわたつて焦電センサ2に不安
定な励起電流が生じるが、図Dのように電源投
入と同時に初期タイマ9から出力禁止回路10
に出力があり、この出力がウオームアツプ時間
T2にわたつて継続する。従つて、このウオー
ムアツプ時間T2の間、出力回路6から照明装
置7への出力が禁止される。
一方、電源投入に伴つて、初期タイマ9から
初期出力禁止時間帯報知回路19にも出力さ
れ、図Gのようにウオームアツプ時間T2の間、
LED18が点灯する。これによつて、使用者
は、焦電型赤外線検出装置がウオームアツプ時
間T2の時間帯であることを知ることができる。
初期出力禁止時間帯報知回路19の詳しい動
作を以下に説明する。
スイツチSwのオンによつて電源を投入すると、
マルチバイブレータ17が発振する。
即ち、トランジスタTr2がオフでかつトラン
ジスタTr1がオンとなると、LED18に電流が
流れて、LED18が発光する。そして、コンデ
ンサC2の充電電荷が放電を開始し、かつコンデ
ンサC3が充電され始める。コンデンサC2の充
電電圧がトランジスタTr1のベース・エミツタ
間電圧よりも低くなり、コンデンサC3の充電電
圧がトランジスタTr2のベース・エミツタ間電
圧よりも高くなると、トランジスタTr1がオフ
となり、トランジスタTr2がオンとなる。トラ
ンジスタTr1がオフすると、LED18に電流が
流れなくなり、LED18が清光する。
トランジスタTr1がオフとなり、トランジス
タTr2がオンとなると、コンデンサC3の充電
電荷が放電を開始するとともに、コンデンサC2
が充電され始める。コンデンサC3の充電電圧が
トランジスタTr2のベース・エミツタ間電圧よ
りも低くなり、コンデンサC2の充電電圧がトラ
ンジスタTr1のベース・エミツタ間電圧よりも
高くなると、トランジスタTr2がオフとなり、
トランジスタTr1がオンとなる。トランジスタ
Tr1がオンすると、LED18に電流が流れ、
LED18が発光する。
以上の動作の繰り返しにより、マルチバイブレ
ータ17が発振し、LED18が図Gのようにフ
リツカする。
一方、スイツチSwの投入によつて、コンパレ
ータ20の正入力端子に抵抗R1,R2で分圧さ
れた電圧が印加され、基準電圧となる。また、抵
抗R3を介してコンデンサC1に充電が開始さ
れ、その充電電圧が徐々に上昇する。コンデンサ
C1の充電電圧はコンパレータ20の負入力端子
に入力され、その入力電圧が基準電圧を超えるま
では、コンパレータ20の出力端子は“H”レベ
ルにある。従つて、ダイオードD1は導通せず、
マルチバイブレータ17の発振が継続される。
しかし、コンデンサC1の充電電圧がコンパレ
ータ20の基準電圧を超えた時、コンパレータ2
0の出力端子が“L”レベルとなるため、ダイオ
ードD1が導通してトランジスタTr2を遮断状
態に固定化する。即ち、マルチバイブレータ17
の発振が停止される。
トランジスタTr2が遮断状態に固定化される
と、トランジスタTr1の導通状態が継続され、
LED18は、それまでのフリツカ状態を中止し
て、通常発光する状態に移行する。
コンデンサC1の充電電圧がコンパレータ20
の基準電圧を超える時点は、抵抗R3とコンデン
サC1とで決定される時定数による。即ち、この
時定数が初期タイマ9によるウオームアツプ時間
T2である。そして、ウオームアツプ時間T2の間
は、LED18が図Gのようにフリツカする。
このLED18のフリツカによつて、使用者は、
焦電型赤外線検出装置がウオームアツプの時間帯
にあることを確実かつ容易に認識することができ
る。また、LED18の常時発光によつて、焦電
型赤外線検出装置が能動状態にあることを知るこ
とができる。
人体検出に基づく動作は、従来例と同様である
ので、説明を省略する。
なお、初期出力禁止時間帯報知回路としては、
LEDなどの灯具を点灯させるだけのものであつ
てもよい。また、ブザーなどの警音器を鳴動させ
るものであつてもよい。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図は本考案の実施例に係り、
第1図は焦電型赤外線検出装置のブロツク図、第
2図はマルチバイブレータ、初期タイマおよびそ
の周辺回路の回路図、第3図はタイムチヤート、
第4図ないし第6図は従来の焦電型赤外線検出装
置を照明装置に係り、第4図はブロツク図、第5
図は焦電センサ周辺の回路図、第6図はタイムチ
ヤートである。 2……焦電センサ、5……オフデイレータイ
マ、6……出力回路、9……初期タイマ、17…
…マルチバイブレータ、18……LED(灯具)、
19……初期出力禁止時間帯報知回路。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 焦電センサと、外部装置に出力する出力回路
    と、電源投入時点から回路安定時間以上の所定時
    間にわたつて前記出力回路の出力を禁止する初期
    タイマと、この初期タイマからの出力に基づいて
    動作する初期出力禁止時間帯報知回路とを備えた
    焦電型赤外線検出装置。
JP8940085U 1985-06-12 1985-06-12 Expired JPH0442743Y2 (ja)

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JP8940085U JPH0442743Y2 (ja) 1985-06-12 1985-06-12

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JP8940085U JPH0442743Y2 (ja) 1985-06-12 1985-06-12

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JPS61205039U JPS61205039U (ja) 1986-12-24
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0736305Y2 (ja) * 1988-10-03 1995-08-16 竹中エンジニアリング工業株式会社 移動物体検知器
JP2571951Y2 (ja) * 1988-10-17 1998-05-20 オプテックス株式会社 赤外線式人体検出装置
JP2592219Y2 (ja) * 1991-10-05 1999-03-17 株式会社堀場製作所 焦電型赤外線検出装置

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JPS61205039U (ja) 1986-12-24

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