JPH04425Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は座標入力装置におけるカーソルに係
る。

〔従来の技術〕

座標入力装置におけるカーソルは、操作者が手
に持つて移動させるものであるから、能率を向上
させるためには軽量小形にする必要がある。この
ため、第２図に示すように、制御回路基板１の上
に他の制御用電気部品と共にスイツチ２を載置し
半田付していた。なお、３は励磁コイル。４は励
磁コイル３と制御回路基板１とを接続する信号
線。５は制御回路基板１と図示しない座標入力装
置本体とを接続する制御線。６はカーソルのベー
ス。７はベース６に係合するカバー。８はボルト
である。また、第３図はカーソルの全体を示す平
面図である。ここで、熟練者の場合、スイツチ２
の開閉頻度は１秒以下になることがある。

〔考案が解決しようとする問題点〕

一般にスイツチ２の電気的開閉寿命は300万回
程度である。このため、寿命の尽きたスイツチ２
は交換しなければならない。しかしながら、前記
したように、スイツチ２が制御回路基板１に半田
付されているため、交換作業が面倒であるだけで
なく、交換作業をすることのできる人が限られる
という問題点があつた。

本考案の目的は、スイツチ２の交換作業が容易
で、誰にでも交換作業ができる座標入力装置のカ
ーソルを提供するにある。

〔問題点を解決するための手段〕

本考案の一実施例図である第１図に示すよう
に、制御用電気部品としてスイツチ２だけを載置
し、一端に端子部１０を持つスイツチ基板９と、
コネクタ１１およびスイツチ２を除く制御用電気
部品を載置する制御基板１２とを設けた。

〔作用〕

以上のように構成したカーソルにおいては、ス
イツチ２の寿命が尽きた場合、寿命が尽きたスイ
ツチ２を載置するスイツチ基板９をコネクタ１１
から外し、新しいスイツチ基板９をコネクタ１１
に接続することによつてスイツチ２の交換ができ
る。

〔実施例〕

第１図は本考案の一実施例を示すカーソルの正
面断面図である。なお、第２図と同じものは同じ
符号を付してある。

９はスイツチ２を載置するスイツチ基板。１０
はスイツチ基板９の端子部。１１は制御基板１２
に半田付されたコネクタで、端子部１０を挿入す
るとスイツチ基板９と制御基板１２とは電気的に
接続される。１３はカーソルのベース。１４はベ
ース１３に係合するカバー。１５はボルトであ
る。

以下、スイツチ２の交換方法について述べる。
まず、カバー１４を外し、ボルト１５を外してか
ら、スイツチ基板９をコネクタ１１から外す（す
なわち、スイツチ２が外れる）。次に、別に用意
したスイツチ基板９（すなわち、スイツチ２）を
コネクタ１１に挿入し、ボルト１５を締め、カバ
ー１４を装着すれば、スイツチ２の交換が完了す
る。

〔考案の効果〕 以上詳述したように、本考案によれば、スイツ
チ２をスイツチ基板９ごと交換し、スイツチ基板
９をコネクタ１１に挿入すると両者は電気的に接
続される。従つて、スイツチ２を交換するにあた
り半田付を外したり、半田付をするという電気作
業が不要となり、誰にでも容易に交換ができると
いう効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の一実施例を示す正面断面図、
第２図ないし第３図は従来技術の説明図。 ２……スイツチ、９……スイツチ基板、１０…
…端子部、１１……コネクタ、１２……制御基
板。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. スイツチにより入力信号を入力する座標入力装
   置のカーソルにおいて、一端に端子部を持ちスイ
   ツチを載置したスイツチ基板と、スイツチを除く
   制御用電気部品およびコネクタを載置した制御基
   板とからなり、端子部をコネクタに接続したこと
   を特徴とする座標入力装置のカーソル。