JPH0718455U - 混成集積回路 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 混成集積回路の構造の簡略化、有効部品実装
面積の拡大、廉価を目的とする。 【構成】 電気的に接続するための専用接続端子を用い
ず、混成集積回路の回路を構成する部品として使用され
ている面付け部品を、接続端子の機能を持たせた部品と
して使用するようにしたもので、これにより専用の接続
端子としての材料費及び組立て加工費の発生もなく、接
続端子のための実装面積も不要とすることができる。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、面実装形混成集積回路の構造に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

面実装形混成集積回路の従来の構造は、電気的に接続するための専用部品とし て端子を必ず有しており、これを他の回路基板にはんだ付けなどで接続すること で電気的に導通をとっている。 従来、図２に示す回路ブロックの混成集積回路を実現しようとした場合、面実 装形混成集積回路の構造は、図３および図４に示すようなものになる。 混成集積回路基板１に、図２の回路部品４に相当する面付け部品４ａおよび回路 部品５に相当する面付け部品５ａがはんだ付けなどにより実装されており、それ ら面付け部品の片側電極と電気的に接続された接続端子３および３′を介して他 の回路基板２と電気的に接続される構造となる。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

前述の様に、従来は電気的に接続するための専用接続端子が必要であるため、 接続端子の材料費および組立て加工費が発生する。さらに、接続端子を実装する ための面積が必要となり、回路部品の有効実装面積を減少させる欠点がある。 本考案はこれらの欠点を除去し、構造の簡略化、廉価を目的とする。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

本考案は上記の目的を達成するため、電気的に接続するための専用接続端子を 用いず、混成集積回路の回路を構成する部品として既に使用されている部品を、 接続端子の機能を持たせた部品として使用するようにしたものである。

【０００５】

【作用】

これにより、専用の接続端子としての材料費及び組立て加工費の発生もなく、 接続端子のための実装面積も不要とすることができる。

【０００６】

【実施例】

図２に示す回路ブロックの混成集積回路を、本考案により実現させた構造の一 実施例を図１に示す。図２の回路部品４に相当するものが図１の面付け部品４ａ であり、回路部品５に相当するものが面付け部品５ａである。 面付け部品４ａおよび５ａは混成集積回路基板１に、はんだ付けなどにより実 装されている。この面付け部品の片側電極を利用して他の回路基板２にはんだ付 けなどにより実装することで、専用接続端子を必要とせず混成集積回路基板１と 他の回路基板２を電気的に接続することができる。

【０００７】

【考案の効果】

本考案によれば、混成集積回路に接続端子が不要となるため、接続端子に相当 する材料費およびその組立て加工費は不要となる。また、接続端子を設けないた め、接続端子を実装する電極が不要となり、混成集積回路の部品有効実装面積が 拡大する。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案による混成集積回路の一実施例を示す構
成図。

【図２】混成集積回路の回路ブロック図。

【図３】従来技術の説明図。

【図４】従来技術の説明図。

【符号の説明】

１ 混成集積回路基板 ２ 他の回路基板 ４ａ，５ａ 面付け部品

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 混成集積回路において、回路の一部を構
   成している面付け部品を接続端子として用いる構成とし
   たことを特徴とする混成集積回路。