JPH0442486Y2 - - Google Patents

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JPH0442486Y2
JPH0442486Y2 JP1986053229U JP5322986U JPH0442486Y2 JP H0442486 Y2 JPH0442486 Y2 JP H0442486Y2 JP 1986053229 U JP1986053229 U JP 1986053229U JP 5322986 U JP5322986 U JP 5322986U JP H0442486 Y2 JPH0442486 Y2 JP H0442486Y2
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JP
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casing
partition plates
ring
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shaped member
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JP1986053229U
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JPS62165424U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、排気サイレンサ構造の改良に関する
ものである。
(従来技術) 自動車等のエンジンから排出される排気ガス
は、消音器(サイレンサ)を通過させ消音を行つ
てから大気中に放出させている。かかるサイレン
サの1つに、排気ガスを膨張させて該排気ガスの
音響を低い抵抗で消耗させる膨張室を備えて成る
膨張型のものがあり、このタイプのものとして
は、例えば第4図に示すものが知られている。こ
れは、ケーシング11内部を2枚の仕切り板1
2,12で仕切り、ガス流方向にならぶ3つの部
屋13,14,15を形成し、導入用連通管16
a,排出用連通管16bおよび各々の部屋同志を
適宜に連通する連通管16を設け、これらの連通
管によつて排気ガスをサイレンサ内に導入すると
共に、3つの部屋13,14,15を通過させ、
それぞれの部屋で膨張させて消音した後排出する
構造のものである(実開昭59−52023号公報)。
しかしこのような排気サイレンサ構造において
は排気ガス圧および排気振動の影響をうけ、輻射
音が発生する。とくに、右左両側壁が、仕切板に
より形成されている中央の部屋14は仕切板間の
距離が長く、従つて他の部屋13,15に比べて
横方向(矢印A方向)の長さが長い場合が多く、
その様な場合にはケーシングの剛性が不足気味と
なり、上記輻射音が大きくなりやすい。
上記剛性不足を補うため外板および内板の板厚
をあげて輻射音を防止することも不可能ではない
が、これはサイレンサ−重量が大幅に増加し排気
系の信頼性に悪影響をおよぼすおそれがある。
したがつて、ケーシングの重量を大幅に増加さ
せることなく剛性が強化された、排気サイレンサ
構造の開発が要望されている。
(考案の目的) 本考案は、剛性の向上した排気サイレンサ構造
の提供を目的とするものである。
(考案の構成) 本考案による排気サイレンサ構造は、両端に端
板を備えた筒形ケーシング内を少なくとも2枚の
仕切板によりケーシング長手方向へ並ぶ3個以上
の部屋に区分し、隣り合う2枚の前記仕切板を貫
通させた連通管により該隣り合う2枚の仕切板間
の部屋の両側に位置する部屋同志を連通してなる
排気サイレンサであつて、前記連通管が貫通した
隣り合う2枚の仕切板間の部屋に前記ケーシング
の内周面に当接すると共に半径方向内側部分は空
間部となつているリング状部材が配設され、該リ
ング状部材は、前記連通管を嵌合支持する前記ケ
ーシング長手方向から見て前記空間部の一部にの
み突出して形成された連通管支持部を有すると共
に前記ケーシングに固定されていることを特徴と
する。かかるリング状部材は上記連通管を介して
両仕切板と一体化されており、このリング状部材
によつてケーシングの剛性向上を図ることができ
る。
上記リング状部材は、仕切板と略平行にケーシ
ングに嵌合されると共に仕切板間の略中間に設け
られるのが好ましい。
(実施例) 本考案の実施例を以下図面に基づいて説明す
る。
第1図は排気系の概略図である。排気ガスはエ
ンジン1からキヤタリストコンバーター2に送ら
れ、プリマフラー3A、メインマフラー3Bで消
音されて外部へ排出される。本考案はプリマフラ
ー3Aにもメインマフラー3Bにも適用可能であ
る。
本考案に係る排気サイレンサは、第2図に示す
ように、両端に端板3c(図中右側の端板は図示
せず)を備えた筒型のケーシング3を備えて成
り、このケーシング3の内部は2枚の仕切板5,
5により仕切られ、ケーシング長手方向に並ぶ3
つの部屋(膨張室)6,7,8が形成されてい
る。
排気ガスは導入用連通管4aからいずれかの部
屋に導入されてその部屋で膨張すると共に各部屋
を適当に連通させる連通管(図示せず)によりそ
れぞれの部屋に導かれて膨張を繰り返して消音せ
しめられた後、排出用連通管4bから排出され
る。
上記ケーシング3は、図示の如く外板3aと該
外板3aに対して所定の間隔を置いて配設された
内板3bとから成る2重壁構造に形成されてい
る。
上記3つの部屋6,7,8のうち離れた部屋
6,8即ち2枚の隣り合う仕切板5,5間の部屋
7の両側に位置する部屋6,8は第3図に詳しく
示す様に、上記各部屋を適当に連通させる連通管
の1つである連通管4cによつて互いに連通せし
められており、かつこの連通管4cは2枚の隣り
合う仕切板5,5を貫通してその仕切板5,5に
よつて嵌合支持されている。
中央の部屋7、即ち横方向(矢印A方向)に位
置する左右両側壁が仕切板5,5によつて形成さ
れている部屋7つまり2枚の隣り合う仕切板5,
5間の部屋7内には、その横方向中央にリング状
部材9が配設されている。
このリング状部材9は、ケーシング3の断面と
ほぼ同大の環状をなし従つてその半径方向内側部
分は空間部9aとなつており、仕切板5,5と平
行に設置され、ケーシング3の内周面に当接して
該ケーシング3に嵌合固定されている。また、こ
のリング状部材9の内側には、左右の部屋、6,
8を連通させる上記連通管4cを嵌合支持する連
通管支持部10が形成される。該連通管支持部1
0は、上記ケーシング長手方向(矢印A方向)か
ら見て上記空間部9aの一部にのみ突出して形成
されており、リング状部材9からリング内側に向
けて突出形成されたブラケツト10bと該ブラケ
ツト10bに設けられた上記連通管4の断面とほ
ぼ同大の孔を有するフランジを10aとからなる
ものであり、この連通管支持部10によつてリン
グ状部材9は両端を仕切端5,5によつて支持さ
れた連通管4cに嵌合支持され、ケーシング3内
に固定される。またこのリング状部材は、ケーシ
ング3内により確実に嵌合固定させるため、例え
ばケーシング3に溶接するのが好ましい。
(考案の効果) 本考案に係る排気サイレンサ構造は、ケーシン
グ内の左右両側壁が仕切板により構成されている
部屋の中にリング状部材を配設し、該リング状部
材は、両端部が両仕切板を貫通している連通管を
嵌合支持して成ると共にケーシングに嵌合固定し
て成るものである。よつて上記連通管を介して両
仕切板と一体化された上記リング状部材のケーシ
ングへの嵌合固定によりケーシングの剛性が増
し、ケーシング内部の排気ガス圧および排気振動
等の影響による輻射音が低減される。
また、上記リング状部材はリング状であつてそ
の半径方向内側部分は空間部となつており、かつ
リング状部材に設けられた上記連通管支持部もケ
ーシング長手方向から見て上記空間部の一部にの
み突出して形成されているので、リング状部材及
び連通管支持部が存在する部分においてもそれら
の両側に位置する部屋部分を連通させる十分大き
な空間が確保され、従つて上記2枚の隣り合う仕
切板間の部屋におけるリング状部材や連通管支持
部による排気ガスの流通抵抗は小さく、該部屋は
元々の大きい容積をもつた1つの部屋としての機
能を維持し、よつてその部屋の膨張消音機能が阻
害される虞れはない。
また、前記リング状部材は、連通管に保持され
ているため、組付作業性が改善される。 さら
に、本構造によればケーシング板厚増加による剛
性向上に比べてケーシングの重量を増加させるこ
となく、ケーシングの剛性を向上することができ
るため大変効果的である。
【図面の簡単な説明】
第1図は排気系の概略図、第2図は本考案の排
気サイレンサ構造の一実施例の一部破断正面略
図、第3図は本考案によるリング部材の一実施例
の斜視図、第4図は従来例の断面略図である。 3……ケーシング、4c……連通管、5……仕
切板、6,7,8……部屋、9……リング状部
材、9A……支持部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 両端に端板を備えた筒形ケーシング内を少なく
    とも2枚の仕切板によりケーシング長手方向へ並
    ぶ3個以上の部屋に区分し、隣り合う2枚の前記
    仕切板を貫通させた連通管により該隣り合う2枚
    の仕切板間の部屋の両側に位置する部屋同志を連
    通してなる排気サイレンサであつて、前記連通管
    が貫通した隣り合う2枚の仕切板間の部屋に前記
    ケーシングの内周面に当接すると共に半径方向内
    側部分は空間部となつているリング状部材が配設
    され、該リング状部材は、前記連通管を嵌合支持
    する前記ケーシング長手方向から見て前記空間部
    の一部にのみ突出して形成された連通管支持部を
    有すると共に前記ケーシングに固定されているこ
    とを特徴とする排気サイレンサ構造。
JP1986053229U 1986-04-09 1986-04-09 Expired JPH0442486Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986053229U JPH0442486Y2 (ja) 1986-04-09 1986-04-09

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JP1986053229U JPH0442486Y2 (ja) 1986-04-09 1986-04-09

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62165424U JPS62165424U (ja) 1987-10-21
JPH0442486Y2 true JPH0442486Y2 (ja) 1992-10-07

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ID=30879098

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JP1986053229U Expired JPH0442486Y2 (ja) 1986-04-09 1986-04-09

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60175721A (ja) * 1984-02-20 1985-09-09 Honda Motor Co Ltd 内燃機関用消音器

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5997222U (ja) * 1982-12-21 1984-07-02 本田技研工業株式会社 消音器

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60175721A (ja) * 1984-02-20 1985-09-09 Honda Motor Co Ltd 内燃機関用消音器

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JPS62165424U (ja) 1987-10-21

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