JPH0442365Y2 - - Google Patents

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JPH0442365Y2
JPH0442365Y2 JP1985187132U JP18713285U JPH0442365Y2 JP H0442365 Y2 JPH0442365 Y2 JP H0442365Y2 JP 1985187132 U JP1985187132 U JP 1985187132U JP 18713285 U JP18713285 U JP 18713285U JP H0442365 Y2 JPH0442365 Y2 JP H0442365Y2
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JP
Japan
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basement
floor
ventilation
duct
north
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JP1985187132U
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JPS6294136U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、箱状に形成されたコンクリート製の
地下室の結露防止構造に関するものである。
[従来の技術] コンクリート製の地下室の結露防止に関する技
術として、実開昭59−36428号が知られている。
上記技術は、地下室の内周面との間に通気路を
設けて断熱材を取り付け、上部に換気扇と空気取
り入れ口とを設けて地下室の内周面と断熱材との
間の通気路に空気を強制的に流通させることによ
り湿気を除去し、結露を防止しようとするもので
ある。このような結露防止技術は、湿気が浸透し
やすくて結露しやすいコンクリート製の地下室に
おいては不可欠のものである。
[考案が解決しようとする問題点] しかしながら、上記技術にあつては、地下室の
室内側で結露を防止しようとするものであるため
に、どうしても地中の湿気や水分がコンクリート
製の壁体に浸透して地下室内部の湿度を高め、空
気を循環させても結露しやすい環境になつてい
た。そのために、地下室内の通気路内に生じる結
露水を屋外に排水するための排水口を、地下室の
内壁に設けなければならず、施工が煩雑になると
いう問題があつた。また、地下室の室内側に空気
を流通させる通気路を設けているので、その通気
路の分だけ居住面積が狭くなり、実質的な居住面
積当たりの単価が高くなるという問題があつた。
この考案は、通気路を地下室の外部に設けるこ
とにより、湿気や水分の室内側への浸透を防ぐと
ともに、居住空間をできるだけ広くとつて単位面
積当たりの単価を低くし、かつ施工を簡素化する
ことができるコンクリート製の地下室における結
露防止構造を提供することを目的としている。
[問題点を解決するための手段] 箱状に形成されたコンクリート製の地下室の結
露防止構造において、前記地下室の床部底面に
は、断面4角形の複数のダクト状外装部材が離間
した状態で互いに平行に敷設されて、床部の外部
底面と地下室周囲の土とを隔離する床部通気路を
形成して取り付けられるとともに、当該床部通気
路は地下室の南北方向に沿つて延在してなり、一
方、前記地下室の側壁の東西南北に位置する各外
周面には、外装部材が、側壁の外周面および床部
の外部底面と地下室周囲の土とを隔離する側部通
気路を形成して取り付けられるとともに、これら
側部通気路は、その下端において床部通気路に連
通してなり、しかも側部通気路の上端部は地表面
よりも高位の位置で屋外に臨ませられてなること
を特徴とするものである。
[作用] 地下室外表面に空気を流通させて乾燥するよう
にしているので、地中の湿気や水分が側壁から地
下室内に浸透する前にこれを遮断することがで
き、そのため地下室内の湿度の上昇を抑え、結露
を防止することができる。
[実施例] 第1図と第2図は、この考案の1実施例を示す
もので、地下室10は、コンクリートで箱状に形
成され、その上部を地表面Gよりも高位にかつ前
面を南側に位置させて地中に埋設されている。
地下室10の床部10aの外部底面には、貫通
孔を有するコンクリートブロツク11aを水平に
かつ南北方向に配列して形成した複数のダクト状
外装部材11が、離間した状態で互いに平行に敷
設されている。このダクト状外装部材11におい
ては、コンクリートブロツク11aの貫通孔が南
北方向に連通して通気路A1になつている。な
お、両側に位置するダクト状外装部材11には、
第2図に示すように、東西方向に延びるダクト状
外装部材12が、一定間隔で配設され、かつその
通気路A2を前記通気路A1に連通させて敷設さ
れている。
また、地下室10の側壁10bの外周面にも、
前記コンクリートブロツク11aを積み重ねて形
成された複数のダクト状外装部材13が取り付け
られている。このダクト状外装部材13の中で
も、南北に位置する側壁10bに取り付けられた
ダクト状外装部材13は、離間した状態で互いに
平行に、かつその通気路A3の下端を、南北方向
に延びる前記通気路A1に連通させて取り付けら
れている。他方、東西に位置する側壁10bに取
り付けられたダクト状外装部材13の通気路A4
は、床部10aの東西方向の外部底面に敷設され
たダクト状外装部材12の通気路A2に連通させ
られている。
このように、各通気路A1,A2,A3,A4
は、側壁10bの外周面および床部10aの外部
底面と、地下室10周囲の土とを隔離するように
形成されている。また、ダクト状外装部材13の
上端開口部13aは、地表面Gよりも高位に位置
して屋外に臨ませられており、必要に応じて換気
扇が取り付けられている。
地下室10の外部を上記のように構成した場合
には、第1図に示すように、日中では太陽の当た
らない住宅の北側よりも、太陽の当たる住宅の南
側の空気が暖められるので、空気が北側の上端開
口部13aから通気路A3を下降し、底部の通気
路A1を通つて南側の通気路A3を上昇し、南側
の上端開口部13aから流出する。この空気の流
れによつて、通気路A1,A2,A3内を乾燥さ
せ、側壁10b外部表面の結露を防止する。その
結果、コンクリート製の側壁10bに対する湿気
や水分の浸透を、外部側であらかじめ遮断するこ
とができ、従来のように、地下室内の湿度を上げ
ることがないので、側壁内の表面の結露を有効に
解消することができる。また、結露を有効に解消
することができるので、結露水の排水口を設けな
くてすみ、地下室を構築する場合の施工が簡単に
なる。
また、地下室側壁10bの東西に位置する通気
路A4も、他の通気路A1,A2に連通している
ので、空気が流通し乾燥する。
なお、空気の流通量が少ない場合には、必要に
応じて換気扇を作動させ、強制的に換気すればよ
い。
このように、地下室10の外部側に通気路A
1,A2,A3,A4を設けることにより、従来
のように地下室内に通気路を設けていた場合と異
なり、その通気路の分だけ地下室10の室内空間
を広くし、居住面積当たりの単価を抑えることが
できる。
[考案の効果] この考案によれば、地下室の床部に形成された
通気路が、地下室の南北に延在して形成され、か
つ当該通気路が地下室側壁の通気路に連通してい
るので、日中、太陽の当たらない住宅の北側より
も、太陽の当たる住宅の南側の空気が暖められる
ことにより、空気が北側の上端開口部から側部通
気路を下降し、底部の床部通気路を通つて南側の
側部通気路を上昇し、南側の上端開口部から流出
し、この自然の空気の流れによつて、通気路内を
乾燥させ得て、側壁外部表面の結露を防止するこ
とができる。
また前記により、換気扇等によつて強制的に換
気させることなく、通気路内を乾燥させることが
でき、コンクリート製の側壁に対する湿気や水分
の浸透を、外部側で予め遮断することができ、従
来のように、地下室内の湿度を上げることがない
ので、側壁内表面の結露を有効に解消することが
できる。したがつて、コンクリート側壁に対する
湿気や水分の浸透を防ぎ、室内側の湿度の上昇を
抑えて結露を有効に防止することができるととも
に、地下室内で結露水を処理しなくて済むので、
施工が簡単になる。また、従来のように室内側に
通気路を形成しないので、居住面積を広くとるこ
とができ、居住面積当たりの単価を低く抑えるこ
とができる。
また、床部通気路を形成するダクト状外装部材
を断面4角形としているので、例えば単に4角形
状のブロツクを互いの端部どうしがつながるよう
に連結すれだけで該ダクト状外装部材を得ること
ができ、ダクト状外装部材の施工が容易に行え、
かつ該ダクト状外装部材の上部のフラツトな面を
利用することにより、その上部に構築する地下室
の床部の配筋作業や型枠組立作業、あるいはプレ
キヤスト板の敷設作業が簡単になり、地下室自身
の施工も容易になる。
さらに、複数のダクト状外装部材を離間した状
態で互いに平行に敷設することにより、床部通気
路を構成しているので、地下室の床部の強度アツ
プと結露防止を同時に満足させることができる。
すなわち、地下室の床部に加わる垂直荷重は主に
ダクト状外装部材の間に存する土部分で受けるこ
ととなり、その分ダクト状外装部材に加わる荷重
を軽減させることができ、これにより地下室の床
部の強度アツプを図ることができる。一方、土に
接する地下室の床部から地下室内に湿気が浸入す
ることが懸念されるが、地下室の床部に当接する
ダクト状外装部材どうしの間に存する土に含まれ
る湿気が、地下室の内部ではなく主にダクト状外
装部材の内部に浸入する程度に、隣り合うダクト
状外装部材の側壁の離間距離を設定すれば、地下
室の外側の土に含まれる湿気を、ダクト状外装部
材の中空部を介して外部に流出させることがで
き、湿気の浸入も同時に防止できる。
【図面の簡単な説明】
第1図と第2図は、この考案の1実施例を示す
もので、第1図は地下室の横断面図、第2図は縦
断面図である。 10……地下室、10a……床部、10b……
側壁、11,12,13……外装部材、A1,A
2,A3,A4……通気路、G……地表面。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 箱状に形成されたコンクリート製の地下室の結
    露防止構造において、前記地下室の床部底面に
    は、断面4角形の複数のダクト状外装部材が離間
    した状態で互いに平行に敷設されて、床部の外部
    底面と地下室周囲の土とを隔離する床部通気路を
    形成して取り付けられるとともに、当該床部通気
    路は地下室の南北方向に沿つて延在してなり、一
    方、前記地下室の側壁の東西南北に位置する各外
    周面には、外装部材が、側壁の外周面および床部
    の外部底面と地下室周囲の土とを隔離する側部通
    気路を形成して取り付けられるとともに、これら
    側部通気路は、その下端において床部通気路に連
    通してなり、しかも側部通気路の上端部は地表面
    よりも高位の位置で屋外に臨ませられてなること
    を特徴とするコンクリート製地下室の結露防止構
    造。
JP1985187132U 1985-12-04 1985-12-04 Expired JPH0442365Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985187132U JPH0442365Y2 (ja) 1985-12-04 1985-12-04

Applications Claiming Priority (1)

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JP1985187132U JPH0442365Y2 (ja) 1985-12-04 1985-12-04

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6294136U JPS6294136U (ja) 1987-06-16
JPH0442365Y2 true JPH0442365Y2 (ja) 1992-10-06

Family

ID=31137323

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1985187132U Expired JPH0442365Y2 (ja) 1985-12-04 1985-12-04

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JPS581654U (ja) * 1981-06-26 1983-01-07 積水化学工業株式会社 地下室
JPS5829921A (ja) * 1981-08-12 1983-02-22 Misawa Homes Co Ltd 建物の地下室外壁パネル構造

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JPS6294136U (ja) 1987-06-16

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