JPH0442347Y2 - - Google Patents

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JPH0442347Y2
JPH0442347Y2 JP11617386U JP11617386U JPH0442347Y2 JP H0442347 Y2 JPH0442347 Y2 JP H0442347Y2 JP 11617386 U JP11617386 U JP 11617386U JP 11617386 U JP11617386 U JP 11617386U JP H0442347 Y2 JPH0442347 Y2 JP H0442347Y2
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JP
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concrete
steel bar
support
hollow member
impact force
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JP11617386U
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JPS6323313U (ja
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  • Refuge Islands, Traffic Blockers, Or Guard Fence (AREA)
  • Fencing (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は道路の路肩等に取付けるガードレール
や標示板等の支柱の支持構造に関する。
(従来の技術) 自動車の交通量の増加等により至る所の道路に
ガードレールや標識等が設けられているが、この
ガードレールや標識等は従来路肩のコンクリート
等に取付穴を形成しておき、これに支柱やポール
を挿入し砂、アスフアルト、モルタル等を隙間に
充填して支柱やポールを固定していた。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながらこの支柱やポール取付けの際、用
地の幅員や建築限界等の制約により支柱の位置か
らコンクリート外端までの寸法が設計値より少い
寸法位置に取付けられたり、又擁壁や布基礎等に
取付ける場合でもその天端の巾が狭く、衝撃を受
け持つコンクリートの部分が少いため強度が不足
し、支柱を通じて衝撃を受けたとき破損する等の
問題点があつた。
(問題点を解決するための手段) 本考案はかかる従来の問題点を解決するために
なされたもので、ガードレール等の支柱が計討値
より少い寸法位置に取付けられたり、又擁壁や布
基礎等の天端の巾が狭いものに取付けられても支
柱が受ける衝撃力を広く分散してコンクリートの
破損を防止することのできる支柱の支持構造を提
供せんとするものであり、その要旨は道路の路肩
等のコンクリートに埋設してガードレール等の支
柱を挿入固定する支持金具が支柱を挿入する中空
部材を備え、同中空部材の上部外側面に中空部材
の断面形状に合せて折り曲げられた棒鋼が中空部
材の軸心に直角方向に冠着されて溶接等で固着さ
れ、更に同棒鋼の両端部が中空部材の外側面に対
し直角方向に適宜延設され、しかも同棒鋼の先端
が直角に折り曲げられ、又は両端部に厚板が固着
されていることを特徴とするガードレール等の支
柱の支持構造にある。
(作用) 従つて本考案では中空部材の外側面に直角方向
に延設した棒鋼がコンクリートの外側に平行とな
り、かつ棒鋼の中空部材巻付部分がコンクリート
外側向きとするように支柱固定具を埋設し、中空
部材にガードレール等の支柱を挿入して固定させ
る。そしてこの支柱がコンクリートの外側に向け
て衝撃力を受けたとき支柱固定具は中空部材、棒
鋼を通じて衝撃力をコンクリートに伝播する。従
つて衝撃力は中空部材以外に棒鋼によつて分散さ
れ、コンクリートは巾広い範囲で衝撃力を負担す
ることになり支柱の位置からコンクリート外端ま
での寸法が少い場合でも破損することがない。
(実施例) 以下本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。
第1図〜第7図は本実施例の支持金具1を示し
ており、この支持金具1は外径150mm、長さ400mm
の円形状の鋼管2の上端から下方へ50mm毎の位置
に3段棒鋼3が取付けられている。前記棒鋼3は
強度部材として充分な太さのものを使用し、実施
例のものでは外径22mmのものを使用し、中央部を
深さ150mmのU字状に折り曲げられて鋼管2に軸
心に直角方向に冠着して溶接で固着され、又、そ
の両端部4,4は鋼管2の外側面5に鋼管2の軸
心の直角方向に巾350mmとなるまで延設されてい
る。更に両端部4,4の先端6,6が棒鋼3の鋼
管2への冠着側へ直角に折り曲げられている。
又、7は鋼管2の先端を密閉した鉄板、8はガ
ードレール、9はガードレール8の支柱、10は
砂、11は路肩のコンクリートである。
本実施例の支持金具1は棒鋼3の半周巻き付け
部位を路肩のコンクリート11の外側に向け、か
つ鋼管2の上端面をコンクリート上面に露出させ
て埋設する。そして鋼管2へ支持9を挿入し隙間
に砂10を充填して支柱9を固定しガードレール
8を取付ける。
この支柱9にコンクリート11の外側に向けて
衝撃力12が作用した場合従来構造のものでは第
8図のように支柱巾端から45度以内に力が均等に
分布すると考えてよい。すなわちコンクリート1
1は支柱9の巾から45度の拡がり部分内で衝撃力
12を受け持たなければならない。
本実施例のものでは第7図のように衝撃力12
は一旦棒鋼3によつて支柱9の後方に伝達し、棒
鋼3の全巾から45度の拡がり部分内で衝撃力をコ
ンクリート11に伝えるからコンクリート11の
衝撃力受持ち部分は略2倍に延長される。又同棒
鋼3は50mmピツチで取付けられているためコンク
リート11に対して衝撃力12は巾広い部分に分
担させることができる。従つてガードレールの支
柱9を路肩のコンクリート11に取付けたとき支
柱からコンクリート外側までの距離が強度的に短
くても支持金具1をコンクリート11に埋設して
これに支柱9を挿入するとコンクリート外側まで
の距離を強度的に長いものとして衝撃力を安全に
受持つことができる。
又、棒鋼3の先端6は棒鋼3のコンクリート1
1内でのズレ防止としている。
尚、棒鋼3は丸鋼でもよいが好ましくは異形棒
鋼が良い。
以上本考案の実施例を図面に示して説明した
が、本考案の具体的な構成はこの実施例に限定さ
れるものではなく、考案の要旨を逸脱しない範囲
の設計変更等があつても本考案の技術的範囲にあ
る。
例えば本実施例では円形状の鋼管2に棒鋼を折
り曲げて冠着させたがこれに限らず支柱9が角形
であれば角形鋼管20を使用してもよい。
又棒鋼3は外径22mm、巾350mmのものを50mm毎
の位置に3段取付けるとしたが、これに限らずコ
ンクリートへの埋設位置、支柱の深さ、衝撃力の
大きさ等によつて適宜増減させてもよく、又、先
端6も上下方向に折り曲げてもよい。それに第1
1図に示すように先端6の代わりに棒鋼3の両端
部4に厚鋼板21等を固着させて棒鋼3の衝撃力
伝達面積を広げると共にズレ防止としてもよい。
(考案の効果) 以上の様に本考案によれば道路巾等の寸法によ
つて路肩に取付けたガードレールの支柱がコンク
リートの外側に対して十分な距離が取れなくても
支持金具を埋設してこれに支柱を挿入固定させれ
ば衝撃力に対して十分剛な構造の支持とすること
ができる。
しかも支持金具は構造が簡単で安価に製作でき
る利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案実施例の説明図、第2図は支持
金具の正面図、第3図は同平面図、第4図は同右
側面図、第5図は同背面図、第6図は同底面図、
第7図は同衝撃力の分布を示す説明図、第8図は
従来の衝撃力の分布を示す説明図、第9図から第
11図までは他の実施例を示す説明図である。 1……支持金具、2……鋼管(中空部材)、3
……棒鋼、4……両端部、5……外側面、6……
先端、8……ガードレール、9……支柱、11…
…コンクリート。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 道路の路肩等のコンクリートに埋設してガード
    レール等の支柱を挿入固定する支持金具が支柱を
    挿入する中空部材を備え、同中空部材の上部外側
    面に中空部材の断面形状に合せて折り曲げられた
    棒鋼が中空部材の軸心に直角方向に冠着されて溶
    接等で固着され、更に同棒鋼の両端部が中空部材
    の外側面に対し直角方向に適宜延設され、しかも
    同棒鋼の先端が直角に折り曲げられ、又は両端部
    に厚板が固着されていることを特徴とするガード
    レール等の支柱の支持構造。
JP11617386U 1986-07-28 1986-07-28 Expired JPH0442347Y2 (ja)

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JP11617386U JPH0442347Y2 (ja) 1986-07-28 1986-07-28

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JP11617386U JPH0442347Y2 (ja) 1986-07-28 1986-07-28

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JPS6323313U JPS6323313U (ja) 1988-02-16
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JP11617386U Expired JPH0442347Y2 (ja) 1986-07-28 1986-07-28

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7084712B2 (ja) * 2017-11-21 2022-06-15 日鉄神鋼建材株式会社 道路用防護柵の鋼製基礎部材及び道路用防護柵並びにその構築工法
JP7132681B2 (ja) * 2018-08-14 2022-09-07 日鉄神鋼建材株式会社 道路用防護柵の基礎部材及び道路用防護柵並びにその構築工法

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JPS6323313U (ja) 1988-02-16

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