JPH0442224Y2 - - Google Patents

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JPH0442224Y2
JPH0442224Y2 JP1986106244U JP10624486U JPH0442224Y2 JP H0442224 Y2 JPH0442224 Y2 JP H0442224Y2 JP 1986106244 U JP1986106244 U JP 1986106244U JP 10624486 U JP10624486 U JP 10624486U JP H0442224 Y2 JPH0442224 Y2 JP H0442224Y2
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JP1986106244U
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、アウターパネル上にインナーパネル
を搬送し、位置決めして重ね合わせる搬送位置決
め装置に関する。
(従来技術その問題点) 従来、上記のような搬送位置決め装置として
は、第4図に示すように、第1ワーク支持部1に
アウターパネル2を搬送し、第2ワーク支持部3
にインナーパネル4を搬送して、アウターパネル
2上にインナーパネル4を落下させ、ついでワー
ク受け5を上昇させて重ね合わさつたアウターパ
ネル2とインナーパネル4を持ち上げ、マリツジ
加工部6で両パネル2,4にマリツジ加工をして
結合するようにしたのが提案されている(実公昭
55−13184号公報参照)。
ところが上記従来装置では、アウターパネル2
の上にインナーパネル4を落下させて重ね合わせ
るものであるから、アウターパネル2に対するイ
ンナーパネル4の位置ずれが生じ、組付け精度が
悪いという問題がある。
(考案の目的) 本考案は上記従来の問題点に鑑みてなされたも
ので、アウターパネルに対するインナーパネルの
位置ずれをなくして、組付け精度の向上を図るこ
とを目的とするものである。
(考案の構成) このため本考案は、アウターパネル上にインナ
ーパネルを搬送し、位置決め状態で重ね合わせる
装置において、アウターパネルを所定位置でクラ
ンプするアウター治具と、インナーパネルをクラ
ンプしたハンドリング機構をアウターパネル上に
搬送する移動機構とが備えられ、上記アウター治
具の側方には複数の昇降機構が設けられ、該各昇
降機構の昇降部材には、該昇降部材の上昇時に上
記ハンドリング機構との位置決めを行う位置決め
部が設けられるとともに、上記ハンドリング機構
をアウターパネルの上方でクランプして上記昇降
機構に対し上記ハンドリング機構を位置決め状態
に保持するクランパーが取付けられ、上記各昇降
機構には各昇降部材を同時に同ストロークだけ昇
降動させる同期機構が設けられていることを特徴
とするものである。
(考案の効果) 本考案によれば、アウターパネルは第1所定位
置のアウター治具にクランプされ、インナーパネ
ルはハンドリング機構でクランプされて移動機構
でアウターパネルの上方に搬送されるとともに、
ハンドリング機構は、第1所定位置の複数の昇降
機構で位置決めされてクランプされ、該各昇降機
構でハンドリング機構とともにインナーパネルが
同期機構により同時に同ストロークだけ下降され
るようにしたものであるから、アウターパネル上
にインナーパネルが位置決め状態で重ね合わさる
ようになる。
従つて、この重ね合わせ状態でアウターパネル
とインナーパネルをスポツト熔接等で結合するこ
とができるので、両パネルに位置ずれが生じるお
それは全くなく、組付け精度が大幅に向上するよ
うになる。
(実施例) 以下、本考案の実施例を添付図面について詳細
に説明する。
第1図は、自動車の組立てラインにおいて、自
動車の車体後部のアウターパネル10上にインナ
ーパネル11を搬送し、位置決め状態で重ね合わ
せる装置の例を示す。
組立てラインLの第1所定位置Aには、アウタ
ーパネル10を載置するアウター治具12(第3
図参照)が配置され、アウターパネル10はアウ
ター治具12上に載置されて第1クランパー(不
図示)により外縁部がクランプされて位置決めさ
れている。
なお、第1所定位置Aは組立てラインLの搬送
コンベア上に設定され、組立て方向に移動する
が、次述する第2所定位置Bのロボツト16がこ
の移動に同期して動作するので、説明の便宜上、
以下では静止状態にあるとして説明することとす
る。
上記組立てラインLの第1所定位置Aの側方の
第2所定位置Bには、インナーパネル11を第2
クランパー14,…,14でクランプしたマテハ
ン(マテリアル・ハンドリング)治具15とロボ
ツト16とが配置され、該マテハン治具15はロ
ボツト16のアーム17にチヤツクされて、該ロ
ボツト16により第1所定位置A上に移動される
ようになつている。
第2図及び第3図に詳細に示すように、第1所
定位置Aには、アウター治具12上にクランプさ
れたアウターパネル10と干渉しない位置に昇降
シリンダ20,21,22が配置されている。
該各昇降シリンダ20〜22には、流体圧で昇
降動するピストンロツド23,…,23がそれぞ
れ設けられ、該各ピストンロツド23の上端部に
は半球状の位置決め突起24a,b,c(第1図
参照)がそれぞれ取付けられている。
該各ピストンロツド23の上側部には、マテハ
ンクランプシリンダ25がブラケツト26を介し
て取付けられ、該各クランプシリンダ25のピス
トンロツド27には、該ピストンロツド27の位
置決め突起24に嵌合されたマテハン治具15の
位置決め脚部15a,15b,15cを上方から
クランプするクランプアーム28が連結されてい
る。
上記各ピストンロツド23には上下方向のラツ
ク29が取付けられている。
上記前右側の昇降シリンダ20と後右側の昇降
シリンダ21の右側方には組立てラインL方向の
第1同期シヤフト30が配置され、後右側の昇降
シリンダ21の後方に組立てラインLと直交する
方向に第2同期シヤフト31が配置され、後左側
の昇降シリンダ22の左側方に組立てラインL方
向の第3同期シヤフト32が配置されていて、第
1同期シヤフト30はブラケツト33と34で、
第2同期シヤフト31はブラケツト34と35
で、第3同期シヤフト32はブラケツト35と3
6で、それぞれ回転自在に支承されている。
そして、第1同期シヤフト30の後端部と第2
同期シヤフト31の右端部とは傘歯車37a,3
7bで連結されるとともに、第2同期シヤフト3
1の左端部と第3同期シヤフト32の後端部とは
傘歯車38a,38bで連結されている。
また、第1同期シヤフト30の前端部のピニオ
ン39aが前右側の昇降シリンダ20のラツク2
9と噛合し、第1同期シヤフト30の後端部のピ
ニオン39bが後右側の昇降シリンダ21のラツ
ク29と噛合し、第3同期シヤフト32の前端部
のピニオン39cが後左側の昇降シリンダ22の
ラツク29と噛合している。
従つて、各昇降シリンダ20〜22に流体が給
排されてピストンロツド23が昇降動するとき、
各ピストンロツド23はラツク29,ピニオン3
9a〜39c,第1〜第3同期シヤフト30〜3
2,傘歯車37a,37b,38a,38bによ
り同期的に連動するので、同時に同ストロークだ
け昇降動するようになる。
一方、マテハン治具15の中央部には、上記ロ
ボツト16のアーム17に取付けられたチヤツク
機構41に着脱自在にチヤツクされるチヤツク部
材42が取付けられ、該マテハン治具15のアー
ム部には、インナーパネル11の外縁部及び開口
内縁部をクランプして位置決めする第2クランパ
ー14,…,14が取付けられている。
該マテハン治具15のアーム部の端部には、上
記昇降シリンダ20,21,22のピストンロツ
ド23に取付けられた位置決め突起24a,b,
cに上方からそれぞれ嵌合する位置決め凹部43
a′,b′,c′(第1図参照)が形成された位置決め脚
部15a,15b,15cが設けられている。
上記のように構成した搬送位置決め装置の作用
を次に説明する。
組立てラインL上の第1所定位置Aに配置され
たアウター治具12上にアウターパネル10が載
置されて、第1クランパーでクランプされて位置
決めされている。
また組立てラインL側方の第2所定位置Bに配
置されたロボツト16のアーム17にマテハン治
具15がチヤツクされるとともに、該マテハン治
具15にインナーパネル11が第2クランパー1
4でクランプされて位置決めされている。
そして、ロボツト16のアーム17が旋回さ
れ、マテハン治具15とともにインナーパネル1
1が第1所定位置Aのアウターパネル10の上方
に搬送され、ついでロボツト16のアーム17の
下降でマテハン治具15の位置決め脚部15a〜
15cの位置決め凹部43a′,b′,c′が昇降シリ
ンダ20〜22のピストンロツド23の位置決め
突起24a,b,cに上方からそれぞれ嵌合して
位置決めされる。
このとき、アウターパネル10とインナーパネ
ル11との間には、僅かの隙間が隔てられてい
る。
ついで、マテハンクランプシリンダ25が上作
動して、クランプアーム28によりマテハン治具
15の位置決め脚部15a〜15cが上方からク
ランプされる。
その後、ロボツト16のアーム17のチヤツク
機構41からマテハン治具15のチヤツク部材4
2がアンチヤツクされる。
そして、昇降シリンダ20〜22が下作動する
と、マテハン治具15とともにインナーパネル1
1が下降され、アウター治具12上にクランプさ
れたアウターパネル10上にインナーパネル11
が位置決め状態で重ね合わされる。
この昇降シリンダ20〜22の下作動時、ピス
トンロツド27は、ラツク29,ピニオン39a
〜39c,第1〜第3同期シヤフト30〜32な
どを介して連結されているので、同時に同ストロ
ークだけ下降動するようになり、マテハン治具1
5が傾くことがなく位置がずれるおそれがない。
そして、位置決め状態で重ね合わされたアウタ
ーパネル10とインナーパネル11の外縁部を他
のクランパーでクランプして、ロボツト16のア
ーム17の先端に取付けられたスポツト溶接具4
4や他のロボツトのスポツト溶接具などでアウタ
ーパネル10とインナーパネル11をスポツト溶
接で結合する。
このように、アウターパネル10上にインナー
パネル11を位置決め状態で重ね合わせたままス
ポツト溶接で結合できるので、両パネル10,1
1に位置ずれが生じないのである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る搬送位置決め装置を採用
した組立てラインの平面図、第2図は搬送位置決
め装置の平面図、第3図は第2図の右側面図、第
4図は従来の搬送位置決め装置の側面図である。 10……アウターパネル、11……インナーパ
ネル、12……アウター治具、14……第2クラ
ンパー、15……マテハン治具、16……ロボツ
ト、20〜21……昇降シリンダ、24……位置
決め突起a,b,c、25……マテハンクランプ
シリンダ、29……ラツク、30〜32……同期
シヤフト、39a〜39c……ピニオン、41…
…チヤツク機構、42……チヤツク部材、43…
…位置決め凹部a′,b′,c′、L……組立てライン、
A……第1所定位置、B……第2所定位置。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. アウターパネル上にインナーパネルを搬送し、
    位置決め状態で重ね合わせる装置であつて、アウ
    ターパネルを所定位置でクランプするアウター治
    具と、インナーパネルをクランプしたハンドリン
    グ機構をアウターパネル上に搬送する移動機構と
    が備えられ、上記アウター治具の側方には複数の
    昇降機構が設けられ、該各昇降機構の昇降部材に
    は、該昇降部材の上昇時に上記ハンドリング機構
    との位置決めを行う位置決め部が設けられるとと
    もに、上記ハンドリング機構をアウターパネルの
    上方でクランプして上記昇降機構に対し上記ハン
    ドリング機構を位置決め状態に保持するクランパ
    ーが取付けられ、上記各昇降機構には各昇降部材
    を同時に同ストロークだけ昇降動させる同期機構
    が設けられていることを特徴とする搬送位置決め
    装置。
JP1986106244U 1986-07-09 1986-07-09 Expired JPH0442224Y2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986106244U JPH0442224Y2 (ja) 1986-07-09 1986-07-09
US07/356,632 US4869416A (en) 1986-07-09 1989-05-23 Assembly line conveyance

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986106244U JPH0442224Y2 (ja) 1986-07-09 1986-07-09

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JPS6311285U JPS6311285U (ja) 1988-01-25
JPH0442224Y2 true JPH0442224Y2 (ja) 1992-10-05

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JP1986106244U Expired JPH0442224Y2 (ja) 1986-07-09 1986-07-09

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0729622B2 (ja) * 1988-06-11 1995-04-05 マツダ株式会社 車体組立方法

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61100332A (ja) * 1984-10-19 1986-05-19 Nissan Motor Co Ltd 部品の組み付け装置

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JPS61100332A (ja) * 1984-10-19 1986-05-19 Nissan Motor Co Ltd 部品の組み付け装置

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JPS6311285U (ja) 1988-01-25

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