JPH0442211A - 液晶パネルの駆動方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、液晶パネルにおいて、表示データの変化に対
して液晶パネルの光学的透過率（または反射率）の応答
性を改善する液晶パネルの駆動方法に関するものである
。

従来の技術 近年、コンピュータを中心とする情報機器分野およびテ
レビジョン、ビデオテープレコーダなどを中心とする映
像機器分野において、大画面で薄型の表示装置の需要が
高まっている。この種の表示装置として液晶表示パネル
が広く利用されつつある。以下、図面を用いて従来の液
晶パネルの駆動方法について説明する。

第４図は一般的なアクティブマトリクス型の液晶パネル
の構成を示す等価回路図で、パネル内部にトランジスタ
を形成したものである。第４図において４１は走査（ゲ
ート）電極でトランジスタ４３のゲートに接続されてい
る。４２は信号（ソース）電極でトランジスタ４３のソ
ースに接続されている。

４４はトランジスタ４３に接続される画素電極である。

第４図に示されるアクティブマトリクス型の液晶パネル
は、信号電極４２に書き込むべき電圧を印加し、書き込
む画素の行のゲート電極４１に信号電圧より高いゲート
電圧を印加することで、トランジスタ４３がオンになり
画素電極４４に電圧を印加できる。ゲート電圧を信号電
圧および画素電圧より低くするごとにより、トランジス
タ４３はオフになり、書き込まれた画素電圧は保持され
る。

第３図は第４図に示されるアクティブマトリクス型の液
晶パネルの従来の駆動方法による駆動電圧波形図と光学
応答を示すグラフである。第３図（ａ）はある画素の駆
動電圧を示しており、３１は走査側（ゲート）の駆動電
圧、３２は信号側（ソース）の駆動電圧で、第３図（ハ
）は水平同期信号を示しており、同期信号３３の期間ｔ
１は水平ブランキング期間、ｔ２は水平走査期間で、期
間ｔ２の間にゲート電圧３１を高電圧として一行のデー
タを書き換える。

第３図（Ｃ）は画素に印加される電圧を示している。

発明が解決しようとする課題 しかしながら、液晶の光学応答は遅いため、画素電圧３
４に対して第３図（ｄ）の光学応答３５に示されるよう
に正規の透過率に達するまでにかなりの時間が必要とな
る。そのため、理想的な光学応答３６と比較して実効的
な透過率は低下し、特に、表示データの変化が速い場合
には表示が暗くなったり、変化に追従できないため尾引
き現象が発生ずるという課題を有していた。

本発明は上記課題を解決し、応答性の良い液晶パネルを
実現できる駆動方法を提供するものである。

課題を解決するための手段 上記課題を解決するために、本発明の駆動方法は、表示
データに対応した正規の電圧を印加する前に、所定の補
助電圧を印加するものである。また、印加する補助電圧
は表示データの変化に対、応させて選択印加し、補助電
圧を印加する時は水平ブランキング期間に画素へ書き込
むものである。

作用 本発明は、上記した構成によって液晶の光学応答特性が
、印加電圧に依存することを利用し、表示データに対応
した正規の書き込み電圧の実効値が増加していく場合は
、駆動電圧の絶対値が最大となる補助電圧を印加し、液
晶の光学応答を速くするものである。また、逆に正規の
書き込み電圧が減少する場合は、補助電圧をＯにするご
とにより、同様に高速化を図るものである。さらに、こ
の補助電圧は、表示データに対応した正規電圧印加の少
なくとも一水平走査期間以前の水平ブランキング期間に
画素へ印加することで、表示データそのものを補正した
り、補正のために大容量の画像メモリを用いることなく
応答性を改善することができるものである。

実施例 以下、本発明の一実施例の駆動方法について、図面を参
照しながら説明する。

第１図は、本発明の一実施例の駆動方法における駆動電
圧波形図と液晶パネルの光学応答を示すグラフで、第１
図（ａ）において、■は走査（ゲート）電圧波形、２は
信号（ソース）電圧波形を示しており、＋Ｖｍ−−Ｖｍ
は信号側の印加可能な最大および最小の電圧、Ｖｇｏｎ
　、　Ｖｇｏｆｆはそれぞれゲートオンおよびゲートオ
フ電圧である。第１図（ｂ）は水平同期信号を示してお
り、ｔｌは水平ブランキング期間、ｔ２は水平走査期間
である。

第１図は直前のフィールドさらに次のフィールドで表示
データに対応した画素電圧の実効値が増加していく場合
を示しており、まず水平プランキング期間ｔ１で最大の
電圧−１−Ｖｍの補助電圧を書き込み、数ラインの走査
期間後に正規の電圧を期間ｔ２で書き込む。画素の印加
電圧は４のようになり、高電圧か印加されるため、液晶
の光学応答は高速化され、光学応答６のように、目的の
電圧まで速く到達することができる。比較のために、従
来の駆動方法による画素電圧５とその光学応答７も示し
ている。

なお、画素電圧の実効値か変化し７ないか減少する場合
は、補助電圧を書き込まないようにする。

第２図は、本発明の別の実施例の駆動方法における駆動
電圧波形図と液晶パネルの光学応答を示すグラフで、参
照番号は第１図に示されるものと同一・である。第２図
は書き込み電圧の実効値が直前のフィールドに対して減
少し、次のフィールドで増加する場合を示しており、最
初の補助電圧として、０■を水平ブランキング期間ｔ１
に書き込み、次の補助電圧とシフ′ζ、最小値の−Ｖｍ
を水平ブランキング期間に書き込むものである。

なお、液晶パネルはアクティブマトリクス型に限られず
、また、駆動電圧もこれに限定されるものではなく、書
き込み画素に対して、正規の電圧印加の前に補助電圧を
印加できるものであれば良い 発明の効果 以−ヒのように、本発明は液晶パイルにおいて、正規の
電圧印加の前に、所定の補助電圧を印加することによっ
て、液晶パネルの応答性を改善し、表示データの変化が
速い場合に、表示が暗くなったり、圧用ぎ現象が発生す
るという課題を解決し、品位の良い液晶パネルを実現で
きるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例における駆動方法を示す駆動
電圧波形図と光学応答を示すグラフ、第２図は本発明の
別の実施例における駆動方法を示す駆動電圧波形図と光
学応答を示すグラフ、第３図は従来の駆動方法を示す駆
動電圧波形図と光学応答を示すグラフ、第４図は一般的
なアクティブマトリクスパネルの構成を示す等価回路図
である。 １・・・・・・走査（ゲート）電圧、２・・・・・・信
号（ソス）電圧、３・・・・・・水平同期信号、４・・
・・・・画素電圧、６・・・・・・光学応答、ｔｌ・−
・−・水平ブランキング期間、ｔ２・・−・−水平走査
期間、十Ｖ＋＋＋−−Ｖｍ・・・・・・印加可能最大信
号電圧、Ｖ　ｇｏｎ・・・・・・ゲートオン電圧、Ｖ（
Ｈｏｆｆ・・・・・−ゲー［・オフ電圧。

Claims (6)

【特許請求の範囲】
1. （１）液晶パネルにおいて、表示情報を書き込むべき画
   素に対して、表示データに対応した正規の電圧を書き込
   む少なくとも一水平走査期間以前に、所定の補助電圧を
   必要に応じて書き込むことを特徴とする液晶パネルの駆
   動方法。
2. （２）所定の補助電圧は、画素に印加可能な最大値およ
   び最小値、または０であることを特徴とする請求項（１
   ）記載の液晶パネルの駆動方法。
3. （３）表示データに対応した正規電圧の実効値が、直前
   のフィールド（またはフレーム）で書き込まれた正規電
   圧の実効値に対して増加する時は、その電圧の絶対値が
   最大となる補助電圧を画素に印加することを特徴とする
   請求項（２）記載の液晶パネルの駆動方法。
4. （４）表示データに対応した正規電圧の実効値が、直前
   のフィールド（またはフレーム）で書き込まれた正規電
   圧の実効値に対して減少する時は、その電圧が０となる
   補助電圧を画素に印加することを特徴とする請求項（３
   ）記載の液晶パネルの駆動方法。
5. （５）補助電圧は、各水平走査期間の水平ブランキング
   期間に各画素に印加することを特徴とする請求項（１）
   、（２）、（３）または（４）のいずれかに記載の液晶
   パネルの駆動方法。
6. （６）液晶パネルはスイッチ素子を内蔵したアクティブ
   マトリクス液晶パネルであることを特徴とする請求項（
   １）、（２）、（３）、（４）または（５）のいずれか
   に記載の液晶パネルの駆動方法。