JPH0442290A

JPH0442290A - 液晶表示装置

Info

Publication number: JPH0442290A
Application number: JP15095490A
Authority: JP
Inventors: Yoshihiro Gohara; 良寛郷原; Hiroshi Takahara; 博司高原
Original assignee: Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Current assignee: Panasonic Holdings Corp
Priority date: 1990-06-08
Filing date: 1990-06-08
Publication date: 1992-02-12

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】産業上の利用分野本発明は、液晶パネルの表示データの変化に対する光学
的透過率（または反射率）の応答性を改善した液晶表示
装置に関するものである。

従来の技術近年、コンピュータを中心とする情報機器分野およびテ
レビジョン、ビデオテープレコーダなどを中心とする映
像機器分野において、大画面で薄型の表示装置の需要が
高まっている。この種の表示装置として液晶表示パネル
を用いたものが広く利用されつつある。以下、図面を用
いて従来の液晶表示装置について説明する。

第４図は一般的なアクティブマトリクス型の液晶パネル
の構成を示す等価回路図で、パネル内部にトランジスタ
を形成したものである。第４図において４１は走査（ゲ
ート）電極でトランジスタ４３のゲートに接続されてい
る。４２は信号（ソース）電極でトランジスタ４３のソ
ースに接続されている。

４４はトランジスタ４３に接続される画素電極である。

第４図に示されるアクティブマトリクス型の液晶パネル
は、信号電極４２に書き込むべき電圧を印加し、書き込
む画素の行のゲート電極４１に信号電圧より高いゲート
電圧を印加することで、Ｉ・ランジスタ４３がオンにな
り画素電極４４に電圧を印加できる。ゲート電圧を信号
電圧および画素電圧より低くすることにより、トランジ
スタ４３はオフになり、書き込まれた画素電圧は保持さ
れる。

第３図は第４図に示されるアクティブマトリクス型の液
晶パネルを用いた従来の表示装置の駆動電圧波形図と光
学応答を示すグラフである。第３図（ａ）はある画素の
駆動電圧を示しており、３１は走査側（ゲート）の駆動
電圧、３２は信号側（ソース）の駆動電圧で、第３図（
ｂ）は水平同期信号を示しており、同期信号３３の期間
ｔ１は水平ブランキング期間、ｔ２は水平走査期間で、
期間Ｌ２の間にゲート電圧３１を高電圧として一行のデ
ータを書き換える。

第３図（Ｃ）は画素に印加されている電圧を示している
。

発明が解決しようとする課題しかしながら、液晶の光学応答は遅いため、画素電圧３
４に対して第３図（ｄ）の光学応答３５に示されるよう
に正規の透過率に達するまでにかなりの時間が必要とな
る。そのため、理想的な光学応答３６と比較して実効的
な光学的透過率は低下し、特に、表示データの変化が速
い場合には表示が暗くなったり、変化に追従できないた
め尾引き現象が発生するという課題を有していた。

本発明は上記課題を解決し、応答性の良い高品位の液晶
表示装置を提供するものである。

課題を解決するための手段上記課題を解決するために、本発明の液晶表示装置は、
画像データを保持するフィールド（またはフレーム）メ
モリを備え、フィールド（またはフレーム）間の表示デ
ータの変化状態を抽出し、表示情報を書き込むべき画素
に対して、表示データに対応した電圧を書き込む以前に
、上記表示データの変化状態に応じて所定の補助電圧を
印加できるように構成するものである。

そして、補助電圧の印加は、水平ブランキング期間に印
加するものである。

また、アクティブマトリクス型の液晶パネルを用いるこ
とにより、さらに効果が上がるものである。

作用本発明は上記構成により、液晶の光学応答特性が、印加
電圧に依存することを利用し、画素電圧の実効値を増加
させる方向へ表示データが変化した場合は、駆動電圧の
絶対値が最大となる補助電圧を印加し、液晶の光学応答
を速くするものである。また、逆に画素電圧の実効値を
減少させる方向へ表示データか変化した場合は、補助電
圧を０にすることにより、同様に光学応答の高速化を図
るものである。さらに、この補助電圧は、表示データに
対応した電圧印加の少なくとも一水平走査期間以前の水
平ブランキング期間に画素へ印加することで、表示デー
タそのものを補正したり、補正のための大容量画像メモ
リを用いることなく応答性を改善することができるもの
である。

実施例以下、本発明の一実施例の表示装置について、図面を参
照しながら説明する。

第１図は、本発明の一実施例の表示装置の構成を示すブ
ロック図で、１２は表示データを記憶するフィールド（
またはフレーム）メモリ、１３はフィールド間の表示デ
ータの変化状態を抽出する比較回路、１４はフィールド
メモリ１２、比較回路１３を制御するメモリ制御回路、
１５は液晶パネル１８を駆動する走査ドライバ１６と信
号ドライバ１７とを制御するドライバ制御回路である。

以上のように構成された表示装置の動作を以下に説明す
る。

入力される表示データは、比較回路１３によって、直前
のフィールドのデータと比較され、データの変化状態が
抽出される。それと同時にフィールドメモリ弗の内容が
更新され、上記変化状態に応じて所定の補助電圧が信号
ドライバ１７へ転送され、液晶パネル１８の最初の一行
に書き込まれる。その後順次上記補助電圧の書き込みを
続け、所定の時間が経過後、フィールドメモ１Ｊ１２の
最初の行からデータを読みだし、信号ドライバ１７に転
送し、液晶パネル１８の最初の行から表示データに対応
した電圧を書き込む。この際、補助電圧の印加期間と正
規電圧の印加期間を分離するために、補助電圧は水平ブ
ランキング期間に印加する。以下同様の走査を順次繰り
返し、一画面の表示を行う。

第２図は、本発明の一実施例の表示装置における駆動電
圧波形図と液晶パネルの光学応答を示すグラフである。

第２図（ａ）において、１は走査（ゲート）電圧波形、
２は信号（ソース）電圧波形を示しており、＋Ｖｍ・−
Ｖｍは信号側の印加可能な最大および最小の電圧、Ｖｇ
ｏｎ　、Ｖｇｏｆｆはそれぞれゲートオンおよびゲート
オフ電圧である。第２図（ｂ）は水平同期信号を示して
おり、ｔｌは水平ブランキング期間、ｔ２は水平走査期
間である。

第２図は、画素電圧の実効値を減少させ、再び増加させ
る方向へ表示データが変化した場合を示しており、最初
の補助電圧として、ＯＶを水平ブランキング期間ｔＨこ
書き込み、次の補助電圧として、最小値の一■用を水平
ブランキング期間に書き込むものである。このようにす
ることによって、ＯＶまたは高い実効値の電圧が前もっ
て印加されるので、光学応答性が改善され、６の光学応
答に示されるように、目的の電圧まで速く到達すること
ができる。比較しやすいように従来の駆動電圧波形５と
光学応答７も示している。このように、表示装置全体と
して高速のデータ変化に対しても追従できるようになり
、高品位の表示装置を実現できるものである。

なお、表示データが変化しない場合は、この補助電圧を
書き込まないようにする。また、液晶パネルの特性に応
じて、画素電圧の実効値を減少させる方向へデータが変
化する場合も、補助電圧を書き込まないようにしても良
い。

ざらに、液晶パネルはアクティブマトリクス型に限られ
ず、また、駆動電圧もこれに限定されるものではなく、
書き込み画素に対して、正規の電圧印加の前に補助電圧
を印加できるものであれば良い。

発明の効果以上のように、本発明は液晶表示装置の書き込み画素に
対して、正規の電圧印加の前に、所定の補助電圧を印加
することによって、液晶パネルの光学応答性を改善し、
表示データの変化が速い場合に、表示が暗くなったり、
尾引き現象が発生ずるという課題を解決し、品位の良い
液晶表示装置を実現できるものである。

さらに、表示データに対する補正を行ったり、フィール
ド（またはフレーム）単位での電圧補正を必要としない
ため、補正のための数フレーム分の大容量画像メモリや
膨大な処理回路を必要とせず、１フイールド（またはフ
レーム）メモリと僅かな制御回路のみで構成することが
でき、安価な高品位表示装置を実現できるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例における表示装置の構成を示
すブロック図、第２図は本発明の一実施例における表示
装置の駆動電圧波形図と光学応答を示すグラフ、第３図
は従来の表示装置の駆動電圧波形図と光学応答を示すグ
ラフ、第４図は一般的なアクティダマ１リクスパネルの
構成を示す等価回路図である。１・・・・・・走査（ゲート）電圧、２・・・・・・信
号（ソース）電圧、３・・・・・・水平同期信号、４・
・・・・・画素電圧、６・・・・・・光学応答、１２・
・・・・・フィールドメモリ、１３・・・・・・比較回
路、１４・・・・・・メモリ制御回路、１５・・・・・
・ドライバ制御回路、１６・・・・・・走査ドライバ、
１７・旧・・信号ドライバ、１８・・・・・・液晶パネ
ル、ｔｌ・・・・・・水平プランキング期間、ｔ２・・
・・・・水平走査期間、＋Ｖｍ・−Ｖｍ・・・・・・印
加可能最大信号電圧、Ｖ　ｇｏｎ・・・・・・ケートオ
ン電圧、Ｖｇｏｆｆ・・・・・・デー１〜オフ電圧。代理人の氏名　弁理士　粟野重孝　はか１名■ 架訃ｇ１腫壷

Claims

【特許請求の範囲】

（１）液晶パネルに表示データに対応した所定の電圧を
画素に印加して表示をする表示装置において、１フィー
ルド（または１フレーム）の表示データを保持する記憶
手段と、フィールド（またはフレーム）間の表示データ
の変化状態を抽出する比較手段と、上記比較手段の結果
に対応した所定の補助電圧の印加手段とを具備し、表示
情報を書き込むべき画素に対して、表示データに対応し
た電圧を書き込む少なくとも一水平走査期間以前に、上
記補助電圧を印可することを特徴とする液晶表示装置。
（２）所定の補助電圧は、画素に印加可能な最大値また
は最小値または０であることを特徴とする請求項（１）
記載の液晶表示装置。
（３）画素電圧の実効値を増加させる方向へ表示データ
が変化した場合は、その電圧の絶対値が最大となる補助
電圧を画素に印加することを特徴とする請求項（２）記
載の液晶表示装置。
（４）画素電圧の実効値を減少させる方向へ表示データ
が変化した場合は、その電圧が０となる補助電圧を画素
に印加することを特徴とする請求項（３）記載の液晶表
示装置。
（５）補助電圧は、各水平走査期間の水平ブランキング
期間に各画素に印加することを特徴とする請求項（１）
、（２）、（３）または（４）のいずれかに記載の液晶
表示装置。
（６）液晶パネルはスイッチ素子を内蔵したアクティブ
マトリクス液晶パネルであることを特徴とする請求項（
１）、（２）、（３）、（４）または（５）のいずれか
に記載の液晶表示装置。