JPH0441Y2 - - Google Patents

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JPH0441Y2
JPH0441Y2 JP7420885U JP7420885U JPH0441Y2 JP H0441 Y2 JPH0441 Y2 JP H0441Y2 JP 7420885 U JP7420885 U JP 7420885U JP 7420885 U JP7420885 U JP 7420885U JP H0441 Y2 JPH0441 Y2 JP H0441Y2
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【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、新規なコークス乾式消火設備のバケ
ツト装置に係り、特に、バケツトがその開閉ゲー
トを開放して赤熱コークスを消火設備の装入ホツ
パ内に投入した後、巻上モータによりロープを介
して巻上げられる際、開閉ゲートが確実に全閉状
態となつたことを確認した後巻上げられるように
したものに関する。
[従来の技術] 製鉄や化学工業の分野では、高温の粒塊の顕熱
の回収を目的とした乾式冷却方法が知られてい
る。これは、高温の粒塊を塔内に入れ、冷却ガス
を循環させて粒塊の顕熱を回収し、ボイラで蒸気
エネルギーに変換する方法であり、その一つとし
てコークス乾式消火設備がある。この乾式消火設
備1は、第7図に示す如く構成されている。第7
図は、乾式消火設備の側断面を示すもので、装入
口2より装入された赤熱コークス3とN2を主成
分とし、CO、H2を混合した冷却ガスとを熱交換
し、この赤熱コークス3を冷却する冷却塔4と、
熱交換により加熱された上記冷却ガスを取り出
し、このガス中の顕熱を回収すると共にこのガス
を再び上記冷却塔4内へ移送する循環系5とによ
り主に構成されている。一方、冷却塔4の底部に
は、冷却後のコークスを少量ずつ切り出して排出
させる切出装置が設けられると共に冷却塔4の装
入口2の上方には、装入口2に赤熱コークス3を
案内するための装入ホツパ7が設けられている。
そして、こうしたコークス乾式消火設備1には、
上記設備に赤熱コークス3を搬入するための運搬
設備8が付設されている。
この運搬設備8は、コークス炉9より排出され
た赤熱コークス3を乾式消火設備1の装入ホツパ
ー7内に搬送するバケツト本体10と、このバケ
ツト本体10を吊下げロープ11を介して昇降自
在に移動させる巻上機23により主に構成されて
いる。このバケツト本体10は、第4図及び第5
図に示すように、その底部に開閉ゲート12を有
すると共に、開閉ゲート12の両側中間部は、リ
ンク13及び吊りロツド14とを順次介して吊下
げロープ11の下端に設けられたフツク15と連
結するよう構成されている。従つて、ゲート12
の開閉は、吊下げロープ11の上下に追従させて
行うことができる。
つまり、バケツト本体10が装入ホツパ7上か
ら吊り下げられ、バケツト受16上に着床した
後、巻上機23が更に吊下げロープ11を巻下げ
ると、開閉ゲート12はそれに追従して下方に開
き、バケツト本体10内の赤熱コークス3は、装
入ホツパ7内に排出される。その後、巻上機23
が吊下げロープ11を巻上げると、開閉ゲート1
2は閉じられる。そして引続き巻上げを続行する
と、バケツト本体10は上昇を開始することにな
る。
尚、赤熱コークス3の排出後は、一定時間経過
後、自動的に巻上機23が吊下げロープ11を巻
上げるようなされている。このため何らかの原因
で赤熱コークス3が完全に排出されなかつた場
合、残つたコークス3が、第6図に示すように、
開閉ゲート12に噛込まれた状態のままバケツト
本体10が上昇を開始してしまう。
仮に、この状態でバケツト本体10が巻上げら
れた後、横方向に移動すると、開閉ゲート12が
移動経路上の梁等の構造物と干渉して、互いに破
損してしまう恐れがある。そこでこれを防止する
ため、ロードセル22を用いてバケツト本体10
の重量変化を知ることにより、開閉ゲート12の
開閉状態を確認するようにしたものが採用されて
いる。
[考案が解決しようとする問題点] しかしながら、上述したロードセル22は精度
が低く、赤熱コークス3が少量であつた場合には
これを検知できず、この少量の赤熱コークス3が
開閉ゲート12に噛込まれた状態のままバケツト
本体10が巻上げられてしまい、上述した事態を
招いてしまうという欠点があつた。
[考案の目的] 本考案は上述した問題を有効に解決するために
創案されたものであつて、その目的は、コークス
乾式消火設備のバケツト装置に関し、バケツト内
の赤熱コークスを装入ホツパ内に排出した後これ
を巻上げるに際し、ゲートの閉状態を確実に検知
した後これを行い得るようにし、以つて、ゲート
の半開状態による設備の破損等を未然に防止する
と共に安全性の向上を達成したコークス乾式消火
設備のバケツト装置を提供するにある。
[考案の概要] 本考案は上記の目的を達成するために、赤熱コ
ークスを収容するバケツト本体の底部に開閉ゲー
トを設け、その開閉ゲートにリンクを介して吊下
げロープを連結すると共にそのロープを巻上げモ
ータに連結し、巻上モータの正逆転でロープを巻
上げ巻き下げて開閉ゲートを開閉すると共にバケ
ツト本体を昇降して収容した赤熱コークスを消火
設備の装入ホツパに搬入するコークス乾式消火設
備のバケツト装置において、装入ホツパーの近傍
に設けられ、赤熱コークスの搬入後にバケツト本
体を装入ホツパからの離床を検出するバケツト離
床検出センサと、バケツト本体の離床後の開閉ゲ
ートの開閉を検出するゲート開閉検出センサと、
バケツト離床検出センサとゲート開閉検出センサ
の検出信号が入力され、赤熱コークスの搬入後に
バケツト本体を装入ホツパから離床すべく上記巻
上げモータを正転させると共にバケツト離床検出
センサから離床信号が入力された後にゲート開閉
検出センサからの信号で開閉ゲートが閉じていれ
ばそのまま正転し、開閉ゲートが開放のままの時
に巻上げモータを逆転させて再度バケツト本体を
再度着床させる巻上げモータ制御回路とを備えて
構成し、バケツト内の赤熱コークスを装入ホツパ
内に排出した後これを巻上げるに際し、バケツト
離床検出センサにより離床が検出された後、ゲー
ト開閉検出センサにより開閉ゲートがコークスの
噛込み等により全閉状態となつていないことが検
出された場合には、巻上モータを逆転させて、再
度バケツトを装入ホツパに着床させてゲートを開
放させた後、再度巻上げを繰返すようにして、開
閉ゲートが確実に全閉状態となつた後バケツトが
巻上げられるようにしたものである。
[実施例] 以下、本考案の好適実施例を添付図面に基づい
て説明する。
第1図及び第2図は、本実施例に係るコークス
乾式消火設備のバケツト装置の要部側断面図及び
側面図である。
このバケツト装置は、従来同様、そのバケツト
本体10の底部に開閉ゲート12を有すると共
に、この開閉ゲート12の両側中間部は、リンク
13及び吊りロツド14とを順次介して吊下げロ
ープの下端に設けられたフツクと連結するよう構
成されている。
本考案の特徴は、バケツト装置にバケツト離床
検出センサ17と、ゲート開閉検出センサ18
と、巻上モータ制御回路19を設けた点にある。
具体的には、バケツト離床検出センサ17は、
バケツト本体10の底部に設けたリミツトスイツ
チBからなり、このスイツチBは、バケツト本体
10がホツパ7内から延出されているバケツト受
16上に着床したときON作動するようになつて
いる。
上記ゲート開閉検出センサ18は、両開閉ゲー
ト12,12の支点側端部より外方に延出された
ゲートレバー20,20と、このレバー20,2
0が水平状態となつたときこれによりON作動さ
れるよう設けられたリミツトスイツチAとから構
成されている。
尚、このリミツトスイツチAは、上記リミツト
スイツチBがON作動していないときには、ON
作動しないよう構成されている。
一方、上記巻上モータ制御回路19は、上記リ
ミツトスイツチA及びBの出力を入力すると共
に、これらにより、巻上モータにこれを制御する
信号を出力する制御回路21により構成されてい
る。
次に、上述の如く構成された本実施例に係るバ
ケツト装置の作用について、第3図のフローチヤ
ートを参照して説明する。
第3図は、バケツト本体10が、赤熱コークス
3を装入ホツパ7内に排出した後、装入完了タイ
マにより巻上げを開始されてから、開閉ゲート1
2の閉状態を確実に検知した後、巻上げられて走
行する迄の作動工程を示すフローチヤート図であ
る。
装入完了タイマが、所定時間の経過によりON
状態となると、巻上モータが作動され巻上げが開
始される。これにより、開閉ゲート12が閉じら
れ、完全な閉状態となつたときには、これと同時
に、ゲートレバー20が水平状態となつてリミツ
トスイツチAをON作動させる。従つてこのと
き、リミツトスイツチA及びBのいずれもがON
状態となつているため、この出力を受けて制御回
路21は、巻上げを続行するよう巻上モータに指
令信号を送る。その後巻上げが完了したならば、
バケツト本体10は、水平移動に移る。このと
き、開閉ゲート12は完全に閉じているので梁等
の構造物と干渉することはない。
一方、巻上げ開始後、赤熱コークス3の噛込等
により開閉ゲート12が完全に閉じていない場合
には、リミツトスイツチAはON状態とならず、
また、バケツト本体10がバケツト受16から離
床し、リミツトスイツチBがOFF状態となると
同時に、制御回路21は巻上モータに巻上げの停
止並びに巻下げの開始の指令信号を出力する。
これにより、バケツト本体10は巻下げられて
バケツト受16に着床し、その後開閉ゲート12
が開放される。またその後は、再び巻上モータに
より巻上げられ、開閉ゲート12が完全に閉じた
場合には、巻上げが続行され次工程に移る。
開閉ゲート12が完全に閉じない場合には、完
全に閉じるまで上述の巻上げ、巻下げが繰り返さ
れる。
[考案の効果] 以上述べたように本考案は、コークス乾式消火
設備のバケツト装置において、バケツト離床検出
センサと、ゲート開閉検出センサと、巻上モータ
制御回路とを設けて構成したので次のような優れ
た効果を発揮する。
(1) 開閉ゲートが完全に閉じた状態を検知した後
バケツト装置を巻上げることができるので、バ
ケツト本体の走行時に、半開状態のゲートが梁
等の構造物と干渉し相互に損傷するのを未然に
防止でき、作業の安全性が高まる。
(2) 開閉ゲートの開閉状態を確実に検知できると
共にその信頼性が高い。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るコークス乾式消火設備の
バケツト装置の一実施例を示す要部側断面図、第
2図は本実施例に係るバケツト装置の開閉ゲート
の開状態(左半分)及び閉状態(右半分)を示す
側面図、第3図は本実施例に係るバケツト装置の
作動工程を示すフローチヤート図、第4図及び第
5図は従来のコークス乾式消火設備のバケツト装
置を示す側面図及び正面図、第6図はバケツト装
置の開閉ゲートにコークスが噛込まれた状態を示
す側断面図、第7図は従来のコークス乾式消火設
備及び運搬設備を示す要部断面側面図である。 図中、7は装入ホツパ、10はバケツト本体、
12は開閉ゲート、16はバケツト受、17はバ
ケツト離床検出センサ、18はゲート開閉検出セ
ンサ、19は巻上モータ制御回路である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 赤熱コークスを収容するバケツト本体の底部に
    開閉ゲートを設け、その開閉ゲートにリンクを介
    して吊下げロープを連結すると共にそのロープを
    巻上げモータに連結し、巻上モータの正逆転でロ
    ープを巻上げ巻き下げて開閉ゲートを開閉すると
    共にバケツト本体を昇降して収容した赤熱コーク
    スを消火設備の装入ホツパに搬入するコークス乾
    式消火設備のバケツト装置において、装入ホツパ
    ーの近傍に設けられ、赤熱コークスの搬入後にバ
    ケツト本体の装入ホツパからの離床を検出するバ
    ケツト離床検出センサと、バケツト本体の離床後
    の開閉ゲートの開閉を検出するゲート開閉検出セ
    ンサと、バケツト離床検出センサとゲート開閉検
    出センサの検出信号が入力され、赤熱コークスの
    搬入後にバケツト本体を装入ホツパから離床すべ
    く上記巻上げモータを正転させると共にバケツト
    離床検出センサから離床信号が入力された後にゲ
    ート開閉検出センサからの信号で開閉ゲートが閉
    じていればそのまま正転し、開閉ゲートが開放の
    ままの時に巻上げモータを逆転させて再度バケツ
    ト本体を再度着床させる巻上げモータ制御回路と
    を備えたことを特徴とするコークス乾式消火設備
    のバケツト装置。
JP7420885U 1985-05-21 1985-05-21 Expired JPH0441Y2 (ja)

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JPS61191450U JPS61191450U (ja) 1986-11-28
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