JPH0441870B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0441870B2
JPH0441870B2 JP60054677A JP5467785A JPH0441870B2 JP H0441870 B2 JPH0441870 B2 JP H0441870B2 JP 60054677 A JP60054677 A JP 60054677A JP 5467785 A JP5467785 A JP 5467785A JP H0441870 B2 JPH0441870 B2 JP H0441870B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
video signal
eye
recorded
signal
field period
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP60054677A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS61214693A (ja
Inventor
Makoto Iwahara
Kyoaki Suzuki
Hideji Suzuki
Atsushi Sakamoto
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Victor Company of Japan Ltd
Original Assignee
Victor Company of Japan Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Victor Company of Japan Ltd filed Critical Victor Company of Japan Ltd
Priority to JP60054677A priority Critical patent/JPS61214693A/ja
Priority to US06/840,588 priority patent/US4739418A/en
Priority to GB8606964A priority patent/GB2175122B/en
Publication of JPS61214693A publication Critical patent/JPS61214693A/ja
Publication of JPH0441870B2 publication Critical patent/JPH0441870B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Recording Or Reproducing By Magnetic Means (AREA)
  • Television Signal Processing For Recording (AREA)
  • Testing, Inspecting, Measuring Of Stereoscopic Televisions And Televisions (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、記録済情報記録媒体円盤、特に、同
時式立体テレビジヨン映像信号の再生と順次式立
体テレビジヨン映像信号の再生、及び、通常のテ
レビジヨン映像信号{立体画像でないテレビジヨ
ン画像(平面画像のテレビジヨン画像)の再生に
用いられるテレビジヨン映像信号}の再生を行な
うことができるようになされている記録済情報記
録媒体円盤に関する。
(従来の技術) 近年になつて、各種の記録媒体による高密度記
録再生方式が実用化されたのに伴なつて、テレビ
ジヨン映像信号(以下、テレビジヨンをTVと略
記する)を記録した各種方式による記録済情報記
録媒体円盤(ビデオデイスク)が提供されるよう
になつた。
(発明が解決しようとする問題点) 現在までに実用化された各種の記録媒体を用い
た各種の記録再生方式によるビデオデイスクは、
すべて平面画像のTV画像を再生させるような
TV映像信号を記録しているものであつたが、最
近になつて立体TV映像信号を記録したビデオデ
イスクの出現が待望されるようになつた。
ところで、立体画像を映出する立体TV方式と
しては、立体映画において視聴者に立体像を感じ
させるのと同時に、左右それぞれの眼で左眼用の
像と右眼用の像が見られるようにして、心理的に
立体像を知覚させるようにする、という構成原理
に従う、大別して2種類の立体TV方式、すなわ
ち、同時式の立体TV方式と順次式の立体TV方
式とのそれぞれについて、それぞれ数十年前から
知られているが、立体TV放送が未だに実用化さ
れていないことは周知のとおりである。
それは、現在広く実施されている平面画像を再
生させるTV方式とのコンパチビリテイが容易に
得られるように、左眼用のTV映像信号と、右眼
用のTV映像信号との個々のものの放送のため
に、それぞれ現在のTV方式による放送に割当て
られている周波数帯域の割当てを行なつた場合に
は、同時式の立体TV放送の実施のために、TV
放送に割当てられるチヤンネル数が実質的に半減
してしまうこと、また、左眼用のTV映像信号
と、右眼用のTV映像信号とに帯域圧縮手段を適
用するなどした場合には、TV方式自体が現在広
く実施されているTV放送とは異なるものとなる
ために実施し難いこと、フイールド順次方式によ
つて左眼用のTV映像信号と、右眼用のTV映像
信号とを送るようにした場合には、それを通常の
TV受像機で再生した場合に二重像として再生さ
れるために採用できない、その他多くの問題点が
あるからである。
ところが、TV放送において問題になつたよう
なチヤンネル割当ての点はビデオデイスクでは無
関係であり、また、大きな自由度で採用するTV
方式の決定を行なうこともできるので、ビデオデ
イスクを立体TVの媒体に用いることは有意義で
あると考えられた。
しかし、立体TV映像信号の再生を行なうため
のビデオデイスクであつても、それを既に普及し
ているビデオデイスクの再生装置によつて再生し
た場合に、正常な平面画像の再生と正常な音声の
再生とが行なわれうるようになされていることが
望ましいことは当然であり、また、ビデオデイス
クに記録されている左眼用のTV映像信号と、右
眼用のTV映像信号とが、それを同時方式で再生
できるように構成されている立体TV映像信号の
再生装置によつて立体画像に再生できるように用
いられたり、あるいはビデオデイスクに記録され
ている左眼用のTV映像信号と、右眼用のTV映
像信号とを順次方式で再生できるように構成され
ている立体TV映像信号の再生装置によつて立体
画像に再生できるように用いられたりすることも
望ましい事柄であるために、上記したような各条
件を満足しうるようなビデオデイスクの出現が要
望された。
それで、本出願人会社では、先に上記のような
各条件を満たしうるようなビデオデイスクに関し
て特願昭59−137701号その他の特許出願によつて
提案しているが、前記した本出願人会社による既
提案の記録済情報記録媒体円盤では、平面画像の
再生と立体画像の再生との兼用に際して、従来の
ビデオデイスクプレーヤにおいて再生の対象にさ
れている平面画像の再生との両立性に主眼をおい
て記録済情報記録媒体円盤を構成していたので、
その記録済情報記録媒体円盤から順次式の立体
TV映像信号を再生する場合に、記録跡間で必要
にされている再生素子の変位動作の回数が多くな
り、そのために、映像信号に付随している音声信
号の再生結果がややもすると不満足になるという
点が問題になつた。
すなわち、前記した記録済情報記録媒体円盤か
ら、各種方式に適合する映像信号を再生する際に
は、目的としている所望の信号形態の映像信号が
記録済情報記録媒体円盤から得られるように、再
生モードに応じて再生素子を記録済情報記録媒体
円盤における所定の垂直帰線期間内で所定の記録
跡間隔だけ変位させることが必要とされるが、前
記の再生素子の変位動作は映像信号にとつては無
関係な垂直帰線期間内で行なわれるために、前記
の再生素子の変位動作の回数が多くても、再生さ
れる映像信号に対しては何等の影響も及ぼすこと
はないが、映像信号とともに記録済情報記録媒体
円盤に記録されている音声信号は時間軸上で連続
的に存在しているものであるため、記録跡間での
再生素子の変位動作がたとえ垂直帰線期間内で行
なわれたとしても、再生素子の変位の瞬間に記録
済情報記録媒体円盤から再生される信号が乱れる
から、音声信号によつて変調されている周波数変
調波は再生素子の変位動作の度毎に乱れることに
なるので、良好な状態の音声信号の再生のために
は再生素子の変位動作の回数は少ない方が良いの
である。
(問題点を解決するための手段) 本発明は、特定な半径位置からその半径位置ま
での各1周毎にそれぞれ4フイールド期間の映像
信号が順次に記録されて1本の渦巻状の記録跡が
形成されている記録済情報記録媒体円盤であつ
て、前記した順次の各1周毎の4フイールド期間
の映像信号は、前記した特定な半径位置からの最
初の1周の期間の記録跡には同時式の立体テレビ
ジヨン映像信号における左眼用の映像信号と右眼
用の映像信号との2つの映像信号の内の一方の眼
用の1フイールド期間の映像信号→他方の眼用の
1フイールド期間の映像信号→他方の眼用の1フ
イールド期間の映像信号→一方の眼用の1フイー
ルド期間の映像信号が記録され、また前記した記
録跡に引続く1周の記録跡には、前記した特定な
半径位置から同時式の立体テレビジヨン映像信号
における左眼用の映像信号と右眼用の映像信号と
の2つの映像信号の内の他方の眼用の1フイール
ド期間の映像信号→一方の眼用の1フイールド期
間の映像信号→一方の眼用の1フイールド期間の
映像信号→他方の眼用の1フイールド期間の映像
信号が記録されるようになされており、以下前記
の連続した2周の記録跡における順次のフイール
ド期間の映像信号の記録の態様と同様な記録の態
様を以つて、引続く2周づつの記録跡に対する映
像信号の記録が繰返えして行なわれているととも
に、前記した2周づつの記録跡における相隣る部
分における記録信号が、同時式の立体テレビジヨ
ン映像信号において対をなすフイールド期間の映
像信号である如くに、同時式の立体テレビジヨン
映像信号における一方の眼用の順次のフイールド
期間の映像信号と他方の眼用の順次のフイールド
期間の映像信号とが記録されてなる記録済情報記
録媒体円盤、及び、前記した特定な半径位置から
の1周の記録跡において前記の特定な半径位置か
ら始まる1フイールド期間の記録信号が同時式の
立体テレビジヨン映像信号における左眼用の映像
信号と右眼用の映像信号との2つの映像信号の内
の他方の眼用の1フイールド期間の映像信号であ
る如き記録跡の頭の部分には前記した特定な半径
位置から1フイールド期間の経過後の時点に再生
素子を外方に1記録跡間隔だけ変位させるととも
に、前記した特定な半径位置から3フイールド期
間の経過後と4フイールド期間の経過後との双方
の時点で再生素子を内方に1記録跡間隔だけ変位
させるような制御指令信号を記録し、また、前記
した特定な半径位置からの1周の記録跡において
前記の特定な半径位置から始まる1フイールド期
間の記録信号が同時式の立体テレビジヨン映像信
号における左眼用の映像信号と右眼用の映像信号
との2つの映像信号の内の一方の眼用の1フイー
ルド期間の映像信号である如き記録跡の頭の部分
には、前記した特定な半径位置から3フイールド
期間の経過後と4フイールド期間の経過後との双
方の時点で再生素子を内方に1記録跡間隔だけ変
位させるような制御指令信号を記録してなる記録
済情報記録媒体円盤、ならびに、前記した特定な
半径位置から始まる1周に記録されている4フイ
ールド期間の映像信号における4フイールド目に
記録されている映像信号が、同時式の立体テレビ
ジヨン映像信号における左眼用の映像信号と右眼
用の映像信号との2つの映像信号の内の一方の眼
用の1フイールド期間の映像信号である場合に
は、その4フイールド目の1フイールド期間を任
意に2分して得た2つの部分における始端寄りの
部分に対して、その1フイールド期間の映像信号
に付随している音声信号が記録されるようになさ
れているとともに、前記した2つの部分における
終端寄りの部分に対しては、その記録跡の外方に
隣接する記録跡に記録されている映像信号に付随
している音声信号が記録されるようになされ、さ
らに、前記したフイールド期間以外のすべての各
1フイールド期間には、それらの各1フイールド
期間の映像信号に付随している音声信号が記録さ
れるようになされている記録済情報記録媒体円盤
を提供するものである。
(実施例) 以下、本発明の記録済情報記録媒体円盤の具体
的な内容を添付図面を参照して詳細に説明する。
第1図は、本発明の記録済情報記録媒体円盤にお
ける渦巻状の記録跡に記録されている映像信号の
記録態様を図示説明している平面図であつて、こ
の図においてZ−Zは記録済情報記録媒体円盤D
における特定な半径位置を示している。
第1図に示されている記録済情報記録媒体円盤
Dにおいて、図中のZ−Z線位置に設定された特
定な半径位置から、その特定な半径位置までの各
1周毎に、それぞれ記録されている各4フイール
ド期間の映像信号における各垂直帰線消去期間の
記録部分a,b,c,dは、記録済情報記録媒D
の盤面を4等分する部分に形成される。
さて、本発明の記録済情報記録媒体円盤Dにお
いては、それの特定な半径位置(Z−Z)からそ
の半径位置(Z−Z)までの各1周毎に、それぞ
れ4フイールド期間の映像信号が順次に記録され
ることにより、1本の渦巻状の記録跡が形成され
ているのであるが、前記の記録跡中の映像信号の
具体的な記録態様は次のとおりである。
すなわち、本発明の記録済情報記録媒体円盤D
に記録されている前記した順次の各1周毎の4フ
イールド期間の映像信号の記録態様は、前記した
特定な半径位置(Z−Z)からの最初の1周の期
間の記録跡には、同時式の立体テレビジヨン映像
信号における左眼用の映像信号(図中ではLで示
している)と右眼用の映像信号(図中ではRで示
している)との2つの映像信号の内の一方の眼用
の1フイールド期間の映像信号→他方の眼用の1
フイールド期間の映像信号→他方の眼用の1フイ
ールド期間の映像信号→一方の眼用の1フイール
ド期間の映像信号が記録され、また、前記した記
録跡に引続く1周の記録跡には、前記した特定な
半径位置から同時式の立体テレビジヨン映像信号
における左眼用の映像信号と右眼用の映像信号と
の2つの映像信号の内の他方の眼用の1フイール
ド期間の映像信号→一方の眼用の1フイールド期
間の映像信号→一方の眼用の1フイールド期間の
映像信号→他方の眼用の1フイールド期間の映像
信号が記録されるようになされており、以下、前
記の連続した2周の記録跡における順次のフイー
ルド期間の映像信号の記録の態様と同様な記録の
態様を以つて、引続く2周づつの記録跡に対する
映像信号の記録が繰返えして行なわれているとと
もに、前記した2周づつの記録跡における相隣る
部分における記録信号が、同時式の立体テレビジ
ヨン映像信号において対をなすフイールド期間の
映像信号である如くに、同時式の立体テレビジヨ
ン映像信号における一方の眼用の順次のフイール
ド期間の映像信号と他方の眼用の順次のフイール
ド期間の映像信号とが記録されているようになさ
れているのであり、前記のような記録態様によつ
て映像信号が記録されている記録済情報記録媒体
円盤の一例構成が第1図に示されている。
そして第1図においては、前記した同時式の立
体テレビジヨン映像信号における左眼用の映像信
号と右眼用の映像信号との2つの映像信号の内の
一方の眼用の映像信号は左眼用の映像信号L(図
中に示されている数字の添字はフイールド番号を
示している)であるとされており、また、前記し
た同時式の立体テレビジヨン映像信号における左
眼用の映像信号と右眼用の映像信号との2つの映
像信号の内の他方の眼用の映像信号は右眼用の映
像信号R(図中に示されている数字の添字はフイ
ールド番号を示している)であるとされている。
本発明の記録済情報記録媒体円盤Dにおける渦
巻状の1本の記録跡には、第1図を参照して説明
したような記録態様で、同時式の立体テレビジヨ
ン映像信号の左眼用の映像信号Lと同時式の立体
テレビジヨン映像信号の右眼用の映像信号Rとが
記録されているとともに、同時式の立体テレビジ
ヨン映像信号に付随している音声信号が、各種の
再生モードによる再生動作時にも不都合なく再生
されうるように、後述されているような特殊な記
録パターンで記録されている他、特定な再生モー
ドにおける再生動作時で必要とされる後述されて
いるような各種の制御信号も後述されるような態
様で記録されているのである。
そして、本発明の記録済情報記録媒体円盤D
が、例えば本出願人会社の開発した静電容量値の
変化検出型の記録済情報記録媒体円盤、いわゆる
VHD方式に従う記録済情報記録媒体円盤の再生
機(プレーヤ)でも再生できるようなものとして
実施される場合には、その記録済情報記録媒体円
盤は第1図に示されている記録済情報記録媒体円
盤Dのように、Z−Z線位置に設定された特定な
半径位置付近の記録部分aに記録されている各垂
直帰線消去期間中には、盤の基準の回転位相を示
す信号(以下、信号fp3のように記載されること
もある)が記録され、さらに、記録再生の対象に
されている主情報信号によるピツトの配列によつ
て構成されている記録跡を挟むような態様で、前
記した主情報信号の占有周波数帯域よりも低い周
波数帯域に位置するそれぞれ異なる低い周波数値
の2種類のトラツキング参照信号fp1,fp2(以
下、信号fp1,fp2のように記載されることがあ
る)による記録跡が形成されるようになされ、さ
らにまた、前記した2種類のトラツキング参照信
号が、前記した信号fp3の記録位置毎に順次交互
に切換えられている状態で記録される等のVHD
方式のビデオデイスクで必要とされる諸条件を満
足した上で本発明の記録済情報記録媒体円盤で必
要とされる諸条件を満足しうるものとして実施さ
れるのである。
そして、以下の実施例の記載においては、本発
明の記録済情報記録媒体円盤Dを、いわゆる
VHD方式の記録済情報記録媒体円盤の再生機で
も再生できるようなものとして実施する場合を例
にして説明されているが、第1図、その他の図に
示されている本発明の記録済情報記録媒体円盤D
の平面図においては、図示の簡略化を図かるため
にトラツキング参照信号fp1,fp2による記録跡
についての図示説明は省略されている。
さて本発明の記録済情報記録媒体円盤Dは、第
1図を参照して既述したような記録態様で、同時
式の立体TV映像信号における左眼用の映像信号
と右眼用の映像信号とが、記録されているもので
あるから、前記のように左眼用の映像信号と右眼
用の映像信号とが記録されている記録済情報記録
媒体円盤Dからは、(1)右眼用(または左眼用)の
映像信号だけを第2図(左眼用の場合についての
図示は省略)中の太実線図示のようなフイールド
番号順に連続的に再生すれば、R1→R2→R3
→R4→R5→R6→……またはL1→L2→L
3→L4→L5→L6→……の各フイールドの映
像信号の連続により平面画像再生用の映像信号が
得られ、また、(2)フイールド番号が奇数の左眼用
の映像信号と、フイールド番号が偶数の右眼用の
映像信号(または、フイールド番号が奇数の右眼
用の映像信号と、フイールド番号が偶数の左眼用
の映像信号)とを順次交互にフイールド番号順に
第3図中の太実線図示のように連続的に再生すれ
ば、L1→R2→L3→R4→L5→R6→……
またはR1→L2→R3→L4→R5→L6→…
…の各フイールドの映像信号の連続により、フイ
ールド順次の立体画像再生用の映像信号が得ら
れ、さらに、(3)左眼用の映像信号と、右眼用の映
像信号との同一のフイールド番号の映像信号が同
時に再生されるようにすれば、同時式の立体画像
再生用の映像信号が得られる、というように、(1)
〜(3)の各異なる再生モードによる再生動作と対応
して、本発明の記録済情報記録媒体円盤Dから
は、平面画像のTV映像信号と、フイールド順次
の立体TV映像信号と、同時式の立体TV映像信
号とを選択的に再生できる。
前記した第2図中の太実線で示されているとこ
ろから明らかなように、本発明の記録済情報記録
媒体円盤においては、前記の(1)の平面画像の映像
信号の再生時に、記録済情報記録媒体円盤の一周
毎に再生素子が3回ずつ隣接の記録跡に変位しな
がら記録跡を辿ることが必要とされているが、前
記した再生素子の変位動作は、記録済情報記録媒
体円盤に予め記録されている制御指令信号に基づ
く再生機の制御動作によつて自動的に行なわれる
ために、平面画像の再生動作は何の支障もなく行
なわれるのである。
すなわち、本発明の記録済情報記録媒体円盤D
には、それの特定な半径位置(Z−Z)からの1
周の記録跡において前記の特定な半径位置から始
まる1フイールド期間の記録信号が同時式の立体
テレビジヨン映像信号における左眼用の映像信号
と右眼用の映像信号との2つの映像信号の内の一
方の眼用の1フイールド期間の映像信号である如
き記録跡の頭の部分には、前記した特定な半径位
置(Z−Z線位置)から1フイールド期間を経過
した時点に再生素子を外方に1記録跡間隔だけ変
位させるとともに、前記した特定な半径位置から
3フイールド期間を経過した時点と4フイールド
期間を経過した時点との双方に再生素子を内方に
1記録跡間隔だけ変位させるような制御指令信号
が記録され、また、前記した特定な半径位置から
の1周の記録跡において前記の特定な半径位置か
ら始まる1フイールド期間の記録信号が同時式の
立体テレビジヨン映像信号における左眼用の映像
信号と右眼用の映像信号との2つの映像信号の内
の一方の眼用の1フイールド期間の映像信号であ
る如き記録跡の頭の部分には、前記した特定な半
径位置(Z−Z線位置)から3フイールド期間の
経過後と4フイールド期間の経過後との双方の時
点で再生素子を内方に1記録跡間隔だけ変位させ
るような制御指令信号が記録されているから、平
面画像の再生動作時に記録済情報記録媒体円盤か
ら再生された制御指令信号により、再生機が再生
素子を自動的に変位するように動作し、それによ
り平面画像の再生動作は何の支障もなく行なわれ
るのである。
また、本発明の記録済情報記録媒体円盤におい
て、前記した(2)のフイールド順次式立体TV映像
信号の再生が行なわれる際の再生素子の軌跡は、
第3図中の太実線によつて示されているとおりで
あり、この再生モード時においてはフイールド順
次式立体TV映像信号の再生が良好になされる。
さらに、同時式の立体TV映像信号の再生時に
は、記録済情報記録媒体円盤Dに設定された特定
な半径位置(第1図中のZ−Z線の位置)からの
各1周4フイールドの隣接する左眼用の映像信号
の記録跡と、右眼用の映像信号の記録跡とから同
一のフイールド番号を示している左眼用の映像信
号と、右眼用の映像信号とを再生すればよい。
次に、本発明の記録済情報記録媒体円盤Dにお
ける映像信号に付随して記録されるべき音声信号
の記録態様(音声信号の編集態様)について説明
する。
前記のように、記録済情報記録媒体円盤Dから
情報信号の再生を行なうために使用される再生素
子は、再生モードが異なるのに応じてそれぞれ異
なつた軌跡を描くものとなされているが、前記し
た所要の移動軌跡となるように、垂直帰線消去期
間付近で行なわれる再生素子の変位する位置は
個々の再生機毎にばらついていることが通常であ
る。
ところで、再生モードの相違によつてそれぞれ
異なる移動軌跡を示すように変位される再生素子
によつても映像信号に付随する音声信号が不具合
いなく再生されなければならないことは当然であ
り、また、再生機の再生動作時における再生素子
の変位々置のばらつきによつて、記録済情報記録
媒体円盤Dに記録されている前記した再生素子の
変位の制御指令信号が読取れなかつた場合でも、
映像信号に付随する音声信号が不具合いなく再生
されるようにしなければならないから、映像信号
とともに記録されるべき音声信号としては、再生
動作時に行なわれる再生素子の変位動作によつて
も時間軸上での連続性が損なわれることがないよ
うなものとして編集されていることが必要とされ
る。次に、前記した音声信号の編集について説明
する。
まず、第1図示の記録済情報記録媒体円盤Dか
ら、順次式立体TV映像信号の再生を行なう場合
について考えると、この再生モードにおいて記録
済情報記録媒体円盤Dの記録跡を辿る再生素子
は、第3図中の実線図示のようにL1→R2→L
3→R4→L5→R6……のように辿ることが必
要とされるから、再生素子は記録済情報記録媒体
円盤Dの1周毎に、それの特定な径位置(Z−
Z)から2フイールド期間を経過する時点(U−
U線位置)付近で1記録跡間隔だけ内方に変位す
るようになされているが、この場合に記録跡にお
けるそれぞれのフイールド期間に記録されている
べき音声信号としては、それぞれのフイールド期
間に記録されている各フイールド期間の映像信号
に付随する音声信号L1s,R2s,L3s、R
4s,L5s,R6s……(なお、音声信号の表
示について、フイールド番号L1のフイールドの
映像信号に付随する音声信号をL1s、フイール
ド番号L2のフイールドの映像信号に付随する音
声信号をL2s、……フイールド番号R1のフイ
ールドの映像信号に付随する音声信号をR1sと
いうように音声信号を表わしたが、同一の数字が
付されているフイールド番号をもつフイールドの
左眼用の映像信号に付随する音声信号と、右眼用
の映像信号に付随する音声信号とはもともと同一
のものであるから、以下の記載、及び図中の記載
における音声信号の表示についてはL,Rの区別
を付けることなく、例えば1s,2s,3sのよ
うに表示されることがある)がそれぞれ記録され
ていさえすれば、再生素子の変位する位置が記録
済情報記録媒体円盤Dの再生に使用される再生機
毎に多少ばらついていることなどの理由によつ
て、再生素子が実際に変位する位置がU−U線位
置付近でずれたとしても、再生される音声信号の
連続性は良好に保持される。
しかしながら、記録済情報記録媒体円盤Dから
の情報信号の再生時における再生素子の軌跡が、
第2図に示されるようなものになされる平面画像
の映像信号の再生時には、再生素子が記録済情報
記録媒体円盤における特定な半径位置(Z−Z線
位置)において1記録跡間隔だけ変位することが
必要とされているから、記録跡における音声信号
の記録の態様が前述のように、記録跡におけるそ
れぞれのフイールド期間に記録されている映像信
号に付随する音声信号であつた場合には、前記の
ように特定な半径位置(Z−Z)の部分における
再生素子の変位の位置にばらつきがあると、再生
された音声信号の連続性に支障が生じる。
ところが、前記した特定な半径位置(Z−Z)
の部分における再生素子の変位再生素子の変位
は、記録済情報記録媒体円盤Dから再生素子が読
取つた再生素子変位制御信号K1,K2に基づい
て、再生機内で作られたキツクパルスがアクチユ
エータに供給されたり、記録済情報記録媒体円盤
Dから再生素子が読取つた盤の基準回転位相信号
fp3に基づいて再生機内で作られたキツクパルス
がアクチユエータに供給されたりすることによつ
て生じるが、再生機内で作られるキツクパルスで
駆動されるアクチユエータによつて生じる再生素
子の変位のタイミングには、個々の再生機毎に多
少のばらつきがあるから、再生素子の変位の予定
位置がZ−Z線位置であるとされていても、実際
に再生素子が変位する位置は、Z−Z線位置を中
心にばらついているものになるから、第1図に示
されているような記録パターンとなされている記
録済情報記録媒体円盤Dの記録跡における音声信
号の記録の態様が、前述のように記録跡における
それぞれのフイールド期間に記録されている映像
信号に付随する音声信号であつた場合には、記録
済情報記録媒体円盤Dからの情報信号の再生時に
おける再生素子の軌跡が、第2図に示されるよう
なものになされる平面画像の映像信号の再生時に
再生される音声信号の連続性に支障が生じる。
この点について、第4段を参照して具体的に説
明すると次のとおりである。第4図のa〜cは、
記録済情報記録媒体円盤Dから平面画像再生用の
映像信号を再生する際に、再生素子の変位する位
置がばらついたときに、音声信号のつながりの状
態が不満足になることが起こりうる点を説明する
ための図である。
まず、第4図のaのように、それぞれのフイー
ルドR8,L9,L12,R9の映像信号に付随
している音声信号R8s,L9s,L12s,R
9sが、それぞれのフイールドの映像信号が記録
されるフイールド区間と正しく対応して記録され
ている場合を考えると、この場合に再生素子の変
位する位置がフイールドの切換え位置(第4図中
のZ−Z線)に達するまでの区間側(フイールド
番号がR8の区間側)に少しでもずれると、音声
信号のつながりの状態が悪化する。
すなわち、映像信号に付随する音声信号R8
s,L9s,L12s,R9sの切換え位置が第
4図のaのようにZ−Z線位置におけるフイール
ドの切換え位置と一致していた場合に、再生素子
の変位する位置が第4図のbのようにフイールド
R8側にづれると、再生される音声信号はR8s
→L12s→R9sのように、切換えの時点に不
要な音声信号L12sが混入するからである。
しかし、映像信号に付随する音声信号R8s,
L9s,L12s,R9sの切換え位置が第4図
のaのようにフイールドの切換え位置と一致して
いたとしても、再生素子の変位する位置が、第4
図のcのようにフイールドR9側の場合には、再
生される音声信号はR8s→L9s,L9s=R
9s=9s→R9sのようになるから、切換え時
に不要な音声信号は発生することがない。
それで、前記の問題点が生じないようにするた
めには、第4図のbに示すように、フイールドR
9の手前のフイールドL12の少なくとも終りの
部分に対して、フイールドR8の映像信号に付随
している音声信号8sを記録しておくようにすれ
ばよい。
前記の条件を一般的に記載して表わした記録済
情報記録媒体円盤の構成は次のように示される。
すなわち、特定な半径位置からその半径位置まで
の各1周毎にそれぞれ4フイールド期間の映像信
号が順次に記録されて1本の渦巻状の記録跡が形
成されている記録済情報記録媒体円盤における前
記した順次の各1周毎の4フイールド期間の映像
信号は、前記した特定な半径位置からの最初の1
周の期間の記録跡には同時式の立体テレビジヨン
映像信号における左眼用の映像信号と右眼用の映
像信号との2つの映像信号の内の一方の眼用の1
フイールド期間の映像信号→他方の眼用の1フイ
ールド期間の映像信号→他方の眼用の1フイール
ド期間の映像信号→一方の眼用の1フイールド期
間の映像信号が記録され、また、前記した記録跡
に引続く1周の記録跡には、前記した特定な半径
位置から同時式の立体テレビジヨン映像信号にお
ける左眼用の映像信号と右眼用の映像信号との2
つの映像信号の内の他方の眼用の1フイールド期
間の映像信号→一方の眼用の1フイールド期間の
映像信号→一方の眼用の1フイールド期間の映像
信号→他方の眼用の1フイールド期間の映像信号
が記録されるようになされており、以下前記の連
続した2周の記録跡における順次のフイールド期
間の映像信号の記録の態様と同様な記録の態様を
以つて引続く2周づつの記録跡に対する映像信号
の記録が繰返えして行なわれているとともに、前
記した2周づつの記録跡における相隣る部分にお
ける記録信号が同時式の立体テレビジヨン映像信
号において対をなすフイールド期間の映像信号で
ある如くに、同時式の立体テレビジヨン映像信号
における一方の眼用の順次のフイールド期間の映
像信号と他方の眼用の順次のフイールド期間の映
像信号とが記録されてなる記録済情報記録媒体円
盤において、前記した特定な半径位置から始まる
1周に記録されている4フイールド期間の映像信
号における4フイールド目に記録されている映像
信号が、同時式の立体テレビジヨン映像信号にお
ける左眼用の映像信号と右眼用の映像信号との2
つの映像信号の内の一方の眼用の1フイールド期
間の映像信号である場合には、その4フイールド
目の1フイールド期間を任意に2分して得た2つ
の部分における始端寄りの部分に対して、その1
フイールド期間の映像信号に付随している音声信
号が記録されるようになされているとともに、前
記した2つの部分における終端寄りの部分に対し
ては、その記録跡の外方に隣接する記録跡に記録
されている映像信号に付随している音声信号が記
録されるようになされ、さらに、前記したフイー
ルド期間以外のすべての各1フイールド期間に
は、それらの各1フイールド期間の映像信号に付
随している音声信号が記録されるようにして構成
されている記録済情報記録媒体円盤ということが
できる。
そして、本発明の記録済情報記録媒体円盤Dに
おいて平面画像再生用の映像信号の再生時におけ
る音声信号のつながりの問題だけが解決されれば
よい、とされた場合には、音声信号の編集点xa
を、記録済情報記録媒体円盤Dにおける特定な半
径位置Z−Z線位置の手前側に設ければよいこと
になる。
前記のような手段を適用して音声信号が記録さ
れている記録済情報記録媒体円盤Dから再生され
る音声信号は、記録済情報記録媒体円盤Dから同
時方式の立体TV映像信号を再生する場合でも、
フイールド順次方式の立体TV映像信号を再生す
る場合でも、平面画像再生用の映像信号を再生す
る場合でも、音声信号の連続性上での不具合いが
生じない状態のものになされるのである。
第1図に示されている本発明の記録済情報記録
媒体円盤DにおけるY−Y線位置(この位置は任
意に設定できるのであり、第1図中に示されてい
る位置は一例である)には、記録済情報記録媒体
円盤Dを再生機で再生したときに、記録済情報記
録媒体円盤Dから平面画像再生用の映像信号が再
生されるように、再生素子の変位の制御指令信号
が記録されていることは既述のとおりであるが、
前記した再生素子の変位の制御指令信号として
は、次のような2種類のものが記録されるのであ
る。
すなわち、前記した再生素子の変位の制御指令
信号としては、前記した特定な半径位置(Z−
Z)からの1周の記録跡において前記の特定な半
径位置から始まる1フイールド期間の記録信号が
同時式の立体テレビジヨン映像信号における左眼
用の映像信号と右眼用の映像信号との2つの映像
信号の内の他方の眼用の1フイールド期間の映像
信号である如き記録跡の頭の部分(第1図中では
例えばR1の頭の部分)には前記した特定な半径
位置から1フイールド期間の経過後の時点に再生
素子を外方に1記録跡期間だけ変位させるととも
に、前記した特定な半径位置から3フイールド期
間の経過後と4フイールド期間の経過後との双方
の時点で再生素子を内方に1記録跡間隔だけ変位
させるような制御指令信号K1(第1図乃至第3
図中で四角印で示す)が記録され、また、前記し
た特定な半径位置からの1周の記録跡において前
記の特定な半径位置(Z−Z)から始まる1フイ
ールド期間の記録信号が同時式の立体テレビジヨ
ン映像信号における左眼用の映像信号と右眼用の
映像信号との2つの映像信号の内の一方の眼用の
1フイールド期間の映像信号である如き記録跡の
頭の部分(第1図中では例えばL1の頭の部分)
には、前記した特定な半径位置から3フイールド
期間の経過後と4フイールド期間の経過後との双
方の時点で再生素子を内方に1記録跡間隔だけ変
位させるような制御指令信号K2(第1図乃至第
3図中で丸印で示す)が記録されているのであ
る。
前記した再生素子の変位の第1の制御指令信号
K1及び再生素子の変位の第2の制御指令信号K
2などは、それらの信号が再生素子で読取られて
再生機に与えられたときに、再生素子に対して前
記のような所定の方向で1記録跡間隔分の変位が
行なわれるべき変位制御情報を含んで構成されて
いる(第1図に示されている記録済情報記録媒体
円盤Dに記録された記録跡再生素子の変位の第1
の制御指令信号K1と、再生素子が記録済情報記
録媒体円盤Dから前記した再生素子の変位の第1
の制御指令信号K1を読み損ねて記録済情報記録
媒体円盤Dの記録跡を追跡して行つた時に、本来
辿るべき記録跡にできるだけ早く再生素子を辿ら
せることができるように再生素子を変位させるた
めに用いられる再生素子の変位の第2の制御指令
信号K2との2種類の再生素子の変位の制御指令
信号K1,K2である)。
それで、記録済情報記録媒体円盤Dから平面画
像再生用の映像信号が再生されている場合に、再
生素子が前記のような内容を有する再生素子の変
位の第1の制御指令信号K1を正しく読取つたと
きは、再生機は再生素子が第2図中の太実線図示
のような移動軌跡を示すような変位動作を行なう
ように動作する。そして、再生機における上記の
動作は、前記した再生素子の変位の第1の制御指
令信号K1が再生機に与えられたときに、その再
生素子の変位の第1の制御指令信号K1に含まれ
ている変位情報に従つて、例えば、トラキング制
御系のアクチユエータにキツクパルスを与えて再
生素子が所定の方向に1記録跡間隔分だけ変位さ
れるようにすればよい。
次に、第1図に示されている記録済情報記録媒
体円盤Dに記録されている再生素子の変位の第2
の制御指令信号K2についていえば、例えば、フ
イールド番号L9のフイールド期間の始端部分に
記録されている再生素子の変位の第2の制御指令
信号K2は、フイールド番号R11のフイールド
期間の終端において再生素子をフイールド番号R
12のフイールド期間の始端に変位させうるよう
な変位情報と、再生素子をフイールド番号R12
のフイールド期間の終端から、フイールド番号R
13のフイールド期間の始端に変位させうるよう
な変位情報とを含んで構成されている、というよ
うなものとして再生素子の変位の第2の制御指令
信号K2が構成されているのである。
記録済情報記録媒体円盤Dから平面画像再生用
の映像信号を再生している場合に、再生素子が前
記のような内容を有する再生素子の変位の第2の
制御指令信号K2を読取つたときは、再生素子が
再生素子の変位の第1の制御指令信号K1を読み
損なつて間違つた記録跡上を追跡している状態に
なつているのであり、再生機はそれに対して再生
素子の第2の制御指令信号K2が与えられたとき
は、それに含まれいる変位制御情報によつて、速
やかに再生素子が本来辿るべき記録跡上に再生素
子を変位させるのである。
すなわち、再生素子が例えば第1図に示されて
いる記録済情報記録媒体円盤Dから平面画像再生
用の映像信号を再生している状態において、例え
ば、フイールド番号L9のフイールド期間の始端
部分に記録されている再生素子の第2の制御指令
信号K2を読みとつたときは、再生機は既述した
ような変位制御情報を含んで構成されている再生
素子の変位の第2の制御指令信号K2における変
位制御情報により、再生素子がフイールド番号L
9のフイールド期間→フイールド番号R10のフ
イールド期間→フイールド番号R11のフイール
ド期間→フイールド番号R12のフイールド期間
→フイールド番号R13のフイールド期間→フイ
ールド番号R14のフイールド期間→というよう
な経路を通つて記録済情報記録媒体円盤Dの記録
跡を辿ることができるように再生素子を変位させ
る。
したがつて、記録済情報記録媒体円盤Dから平
面画像再生用の映像信号を再生している場合に、
再生素子が再生素子の変位の第1の制御指令信号
K1を読み損なつて間違つた記録跡上を追跡して
いて、再生素子の変位の第2の制御指令信号K2
を読取つたときは、再生機は再生素子が読取つた
再生素子の変位の第2の制御指令信号K2に含ま
れている変位制御情報により、速やかに再生素子
を本来辿るべき記録跡上に変位させるのである。
第6図は、いわゆるVHD方式の記録済情報記
録媒体円盤の再生機によつても、情報信号の再生
が可能であるようにした本発明の記録済情報記録
媒体円盤Dの原盤の記録信号系のブロツク図であ
り、図中において、1は同時式立体TV映像信号
の左眼用の映像信号の発生装置であり、また、2
は同時式立体TV映像信号の右眼用の映像信号の
発生装置、5は音声信号源であり、この音声信号
源5では前記した同時式立体TV映像信号に付随
する音声信号(所定のチヤンネル数の音声信号)
を発生する。
8はアドレス信号や識別信号などのような付加
号の発生回路であつて、この付加信号の発生回路
8では、必要とされる各種のアドレス信号や制御
信号、識別信号を発生する。また、9は信号発生
器であつて、この信号発生器9では、例えば映像
信号源2から送出された垂直同期信号、色副搬送
波などに基づいて、既述した信号fp1,fp2,fp
3を発生させる。
また、3は同時式立体TV映像信号の左眼用の
映像信号の発生装置1で発生された左眼用の映像
信号と、同時式立体TV映像信号の右眼用の映像
信号の発生装置2で発生された右眼用の映像信号
とが、1フイールド期間づつ時間軸上で順次交互
に配列された状態の映像信号に編集されるように
されている映像信号の編集装置であり、6は音声
信号源5で発生された音声信号を、前記した音声
信号の編集装置3で編集された映像信号に対し
て、既述した第1図の下方に示されている図表中
に示されるような対応関係の信号として時間軸上
に配列させるのに用いられる音声信号の編集装置
である。
前記した音声信号の編集装置6の出力信号は、
周波数変調器7で周波数変調となされてから混合
器4に供給され、混合器4において映像信号の編
集装置3から出力された映像信号と、付加信号の
発生回路8で発生された付加信号と混合される。
前記した混合器4の出力信号は周波数変調器10
で周波数変調された後に、それに加算回路11で
信号fp3が加算されてから出力端子12を介し
て、図示されていない光学的記録装置に供給さ
れ、また、信号発生器9で発生された信号fp1,
fp2は、それぞれ個別の出力端子13,14を介
して、図示されていない光学的記録装置に供給さ
れる。光学的記録装置としては、例えば、特開昭
53−100217号公報に記載されているようなものが
用いられてもよいものである。
前記の出力端子12を介して送出された信号
と、出力端子13,14を介して送出されたトラ
ツキング参照信号fp3とは、図示されていない光
学的記録装置において、それぞれ光変調器でレー
ザビームの強度変調を行なつて、記録済情報記録
媒体円盤の原盤の感光層を、記録の対象にされて
いる情報信号の強度に応じて感光させる。
前記の記録済情報記録媒体円盤の原盤は、現像
処理工程を経ることにより、それの感光層には記
録の対象にされている情報信号に従つたピツトの
配列が形成され、次いで、この記録済情報記録媒
体円盤の原盤に基づいて、マスター盤、マザー
盤、スタンパが所定の工程を経て順次に作られ、
スタンパによるプレスによつて記録済情報記録媒
体円盤Dが量産される。
前記した記録済情報記録媒体円盤Dの原盤の記
録信号系によつて記録される各種の情報信号の相
互の関係は、例えば第7図に示されるようなもの
となされている。
すなわち、第7図は記録済情報記録媒体円盤に
記録されるべき各種の情報信号、例えば垂直帰線
消去期間内における映像信号、トラツキング参照
信号fp1〜fp2、盤の基準の回転位相を示す信号
fp3、付加信号(既述した再生素子の変位の第
1,第2の制御指令信号も含まれる他、必要があ
れば立体TV映像信号における右眼用の映像信号
のフイールドと右眼用の映像信号のフイールドと
の識別にも用いられるアドレス情報)などの諸信
号の相互の対応関係を示す波形図であり、aには
輝度信号の帯域内に輝度信号と搬送色信号とが帯
域共有多重化されているような信号形態の複合カ
ラー映像信号を示し、bには信号fp1,fp2を示
し、cには信号fp3を示し、dには付加信号の一
つとしての変位制御信号K1,K2を示してい
る。なお、第7図のaに示すScはカラーバース
ト信号であり、また図中に記入されている524,
525,1,2,3,4……などの数字は、TV映
像信号における水平走査期間を示す数字であり、
この水平走査期間の数字は第7図のa〜dに示さ
れている各種の信号の存在位置の例示のために用
いられている。
第8図は本発明の記録済情報記録媒体円盤Dが
前記のような静電容量値の変化検出型の記録済情
報記録媒体円盤として構成されているものであつ
た場合に記録済情報記録媒体円盤Dから情報信号
を再生するのに用いられる再生機(再生装置)の
一例構成を示すブロツク図であり、この第8図で
は本発明の記録済情報記録媒体円盤Dから、平面
画像のTV映像信号と、フイールド順次式立体
TV映像信号とを選択的に再生できるように構成
した再生装置の構成例を示している。
また第9図は、本発明の記録済情報記録媒体円
盤Dから、平面画像のTV映像信号と、フイール
ド順次式立体TV映像信号と、同時式立体TV映
像信号とを選択的に再生できるように構成した再
生装置の一例構成を示している。
そして、前記した第8図、第9図にそれぞれ示
されている各再生装置におけるそれぞれ対応して
いる各構成部分には、それぞれ同様な図面符号を
付しているが、図面符号において、立体TV映像
信号における左眼用の映像信号に対して設けられ
ている構成部分には添字のlを付し、また、立体
TV映像信号における右眼用の映像信号に対して
設けられている構成部分には、添字のrを付して
いる。以下の説明において、構成や作用などが特
に左眼用の映像信号、右眼用の映像信号の区別な
く共通に説明される場合には、各構成部分の図面
符号における添字のl,rの記載が省略される。
前記した第9図に示した再生装置は、記録済情
報記録媒体円盤Dから情報信号を静電容量値の変
化として読出すのに用いられる静電容量値の変化
検出型の再生針として、記録済情報記録媒体円盤
Dにおける相隣る2条の記録跡に対して個別に対
応するような電極を設けた構成態様の1個の静電
容量値の変化検出型の再生針を使用することによ
り、記録済情報記録媒体円盤Dから同時式の立体
TV映像信号も再生できるように構成した再生装
置の一例構成を示したものである(記録済情報記
録媒体円盤Dから同時式の立体TV映像信号も再
生できるようにするために、記録済情報記録媒体
円盤Dから情報信号を静電容量値の変化として読
出すのに用いられる静電容量値の変化検出型再生
針を、記録済情報記録媒体円盤Dにおける相隣る
2条の記録跡にそれぞれ個別に対応するように2
個使用し、それにより記録済情報記録媒体円盤D
から同時式の立体TV映像信号も再生できるよう
に再生装置を構成することもできる。例えば、遅
延回路を用いて前記した2個の静電容量値の変化
検出型再生針からの出力信号の時間軸上の位置を
一致させるようにし、また、左眼用の映像信号を
処理回路と右眼用の映像信号の処理回路とを各別
に設けることによつて同時式立体TV映像信号の
再生も可能な再生装置が構成できるのである)。
第8図及び第9図において、Dは記録済情報記
録媒体円盤であつて、この記録済情報記録媒体円
盤Dは実施例の場合には静電容量値の変化検出型
のものとされており、この記録済情報記録媒体円
盤Dは図示されていない回転駆動機構によつて、
所定の一定の回転数で回転される(図中では図示
の簡略化のために、回転駆動機構及びサーボ回路
などについての記載は行なつてはいない)。
Sは前記した記録済情報記録媒体円盤Dからの
情報信号の読取りに用いられる再生素子(再生
針)であり、この再生素子としては例えば耐摩耗
性を有する高硬度材料の再生針本体に導電性物質
による電極を付着させた構造の再生針が用いられ
る。再生針については、例えば、特開昭57−
158051号公報を参照されるのがよい。
前記した再生針Sの電極の先端部と記録済情報
記録媒体円盤D面に形成されるピツトの列との間
で生じる静電容量値の変化は、前置増幅器Ap,
Apl,Aprにおいて電気量の変化に変換されて、
復調器DEM,DEMl,DEMrと、自動利得制御
回路AGCに与えられる{再生針Sの電極の先端
部と記録済情報記録媒体円盤D面に形成されるピ
ツトの列との間で生じる静電容量値の変化を電気
量の変化に変換するには、例えば高周波発振器か
ら高周波電力が供給されている半同軸共振器の中
心導体に再生針の電極部を接続して、静電容量値
の変化に対応して半同軸共振器の共振周波数が変
化されるようにし、静電容量値の変化が電圧値の
変化として取出されるようにすればよい}。
なお、前置増幅器Ap,Apl,Aprから出力され
た信号は、第6図を参照して説明した記録信号系
における出力端子12から送出された信号と、出
力端子13,14から出力された信号との周波数
分割多重化信号である。
復調器DEM,DEMl,DEMrからの出力信号
は、出力端子15,15l,15rに送出される
とともに、再生素子を変位させるための制御指令
信号の抽出回路KAGにも供給される。第8図及
び第9図示の実施例においては、前記のように復
調器DEM,DEMl,DEMrから出力端子15,
15l,15rに送出される信号は、再生装置に
設定されている再生モードに応じて、平面画像再
生用の映像信号であつたり、フイールド順次式立
体TV映像信号であつたりするのであり、また、
第9図示の実施例では、それの再生モードが同時
式の立体TV映像信号の再生モードになされてい
るときは、復調器DEMlから出力端子15lに送
出される信号が同時式立体TV映像信号における
左眼用の映像信号であり、また復調器DEMrから
出力端子15rに送出される信号が同時式立体
TV映像信号における左眼用の映像信号である。
前置増幅器Ap,Apl,Aprの出力信号は自動利
得制御回路AGCを介して、帯域通過濾波器BPF
1,BPF2,BPF3に供給される。前記した帯
域通過濾波器BPF1はトラツキング参照信号fp
1だけを抽出し、また、帯域通過濾波器BPF2
はトラツキング参照信号fp2だけを抽出し、帯域
通過濾波器BPF3はトラツキング参照信号fp3
だけを抽出しうるような通過帯域特性を有するよ
うになされている。
帯域通過濾波器BPF1,BPF2で抽出された
信号fp1,fp2は、信号極性切換回路SWPに与
えられ、また、帯域通過濾波器BPF3で抽出さ
れた信号fp3は、検波器Det3を介して切換パル
ス発生器SPGに与えられる。
前記した信号fp3に基づいて切換パルス発生器
SPGで発生された切換パルスが、信号極性切換
回路SWPに供給されると、信号極性切換回路
SWPでは記録済情報記録媒体円盤Dにおける特
定な回転位相の場所(トラツキング参照信号がfp
1からfp2、またはfp2からfp1に切換わるとこ
ろ)で切換パルスにより切換え動作を行なう。な
お、前記した信号極性切換回路SWPは、再生素
子を変位させるための制御信号発生器KPGで発
生された信号に基づいて切換パルス発生器SPG
で発生された切換パルスによつても切換え動作を
行なう。
前記した信号極性切換回路SPGからの出力信
号は、検波器Det1,Det2で整流平滑されてか
ら差動増幅器DAに与えらえれる。前記した差動
増幅器DAの出力信号は、サーボ回路TSCにおい
てトラツキング制御信号となされてトラツキング
制御系のアクチユエータACTに供給される。な
お、前記のサーボ回路TSCには、再生素子を変
位させるための変位制御信号発生器KPGで発生
された信号も供給されている。
トラツキング制御系のアクチユエータACTは
再生針を駆動変位し、再生針Sをトラツキング制
御系の動作によつて記録済情報記録媒体円盤Dの
記録跡に正しく追従するようにされる。再生針は
それを記録済情報記録媒体円盤Dの径方向に移送
させる移送機構FMによつて、記録済情報記録媒
体円盤Dの径方向に移送される。移送機構FMは
再生装置における再生モード、再生装置の動作状
態に応じた態様でサーボ系の制御の下に再生針を
記録済情報記録媒体円盤Dの径方向に所定のよう
に移動させうるようになされている。
さて、復調器DEMからの出力信号が供給され
る制御指令信号の抽出回路KAGは、それに供給
された信号中から再生素子の変位態様を示してい
る制御指令信号K1,K2を抽出して、それを切
換スイツチSWkの固定接点aに供給するととも
に、フイールド順次の立体TV再生モード時にお
ける再生素子の変位態様を示す制御指令信号の発
生回路SKGにも供給する。
再生装置の動作モードが平面画像の再生モード
のときには、前記した切換スイツチSWkの可動
接点vは、固定接点aに接触されていて、この状
態で前記した制御指令信号の抽出回路KAGで抽
出された制御指令信号K1,K2は、固定接点と
可動接点vとを介して再生素子の変位制御信号発
生器KPGに供給される。前記した制御指令信号
の抽出回路KAGで抽出される再生素子の変位の
制御指令信号は、既述したように第1図に示され
ている本発明の記録済情報記録媒体円盤Dにおけ
るY−Y線位置に記録されているものである。
前記した制御指令信号の抽出回路KAGで抽出
された再生素子の変位の制御指令信号が、第1の
制御指令信号K1の場合に、それが切換スイツチ
SWkの固定接点caと可動接点vとを介して変位
制御信号発生器KPGに与えられると、変位制御
信号発生器KPGでは、記録済情報記録媒体円盤
Dにおけるbの垂直帰線消去期間位置で再生素子
を1記録跡間隔だけ外周へ変位させ、また、記録
済情報記録媒体円盤Dにおけるd,aの垂直帰線
消去期間位置で再生素子を1記録跡間隔だけ内方
へ変位させるようにする変位制御信号(キツク信
号、またはキツクパルス)を発生して、それを切
換パルス発生器SPGと、サーボ回路TSCとに与
え、それにより、再生素子は記録済情報記録媒体
円盤Dにおけるbの垂直帰線消去期間において1
記録跡間隔だけ外周の記録跡に変位されるととも
に、記録済情報記録媒体円盤Dにおけるd,aの
垂直帰線消去期間において1記録跡間隔だけ内周
の記録跡に変位されるようになされる。
次に、前記した制御指令信号の抽出回路KAG
で抽出された再生素子の変位の制御指令信号が、
第2の制御指令信号K2の場合に、それが切換ス
イツチSWkの固定接点caと可動接点vとを介し
て変位制御信号発生器KPGに与えられると、変
位制御信号発生器KPGでは、記録済情報記録媒
体円盤Dにおけるd,aの垂直帰線消去期間位置
で再生素子を1記録跡間隔だけ内周へ変位させる
ようにする変位制御信号(キツク信号、またはキ
ツクパルス)を発生して、それを切換パルス発生
器SPGと、サーボ回路TSCとに与え、それによ
り、再生素子は記録済情報記録媒体円盤Dにおけ
るd,aの垂直帰線消去期間位置で1記録跡間隔
だけ内周へ変位されるようになされる。
再生装置における再生モードがフイールド順次
式の立体TV映像信号の再生モードになされてい
る場合には、切換スイツチSWkの可動接点vが
固定接点cb側に切換えられて、変位制御信号発
生器KPGには制御指令信号の発生回路SKGの出
力信号が供給される。
前記した制御指令信号の発生回路SKGでは、
それに供給された制御指令信号の抽出回路KAG
で抽出された再生素子の変位の制御指令信号に基
づいて、その状態で再生動作に必要とされている
制御指令信号を発生し、それを切換スイツチ
SWkの固定接点cbと可動接点vとを介して、変
位制御信号発生器KPGに供給する。
前記した制御指令信号の抽出回路KAGで抽出
された再生素子の変位の制御指令信号が第1の制
御指令信号K1の場合に、それが入力信号として
与えられた制御指令信号の発生回路SKGでは、
次のような態様で再生素子を順次に変位させるこ
とができるような制御指令信号を発生する。
すなわち、前記した2種類の制御指令信号K
1,K2は、既述のように記録済情報記録媒体円
盤Dにおける予め定められた部分に記録されてい
るものであつて、前記した信号のどちらが再生さ
れたかによつて、そのときに再生針が左,右眼の
映像信号の記録跡の何れを追跡しているのかを知
ることができるのであり、今、前記した制御指令
信号の抽出回路KAGで抽出された再生素子の変
位の制御指令信号が第2の制御指令信号K2の場
合には、第1図示の実施例における記録済情報記
録媒体円盤Dでは半径Y−Yの位置において再生
針が左眼の映像信号の記録跡を追跡していること
を意味しているから、制御指令信号の抽出回路
KAGで抽出された再生素子の変位の制御指令信
号が第2の制御指令信号K2の場合には、制御指
令信号の発生回路SKGにおいて、記録済情報記
録媒体円盤Dにおけるcの垂直帰線消去期間位置
で再生素子を1記録跡間隔だけ内周へ変位させる
ようにするような態様の変位制御信号(キツク信
号、またはキツクパルス)を発生して、それを切
換パルス発生器SPGとサーボ回路TSCとに与え、
それにより再生素子は第3図に示されているよう
な変位を行なつて記録済情報記録媒体円盤Dから
は順次式の立体TV映像信号を再生することがで
きる。
次に、前記した制御指令信号の抽出回路KAG
で抽出された再生素子の変位の制御指令信号が、
第1の制御指令信号K1の場合に、それが入力信
号として与えられた制御指令信号の発生回路
SKGでは、次のような態様で再生素子を順次に
変位させることができるような制御指令信号を発
生する。
すなわち前記した制御指令信号の抽出回路
KAGで抽出された再生素子の変位の制御指令信
号が第1の制御指令信号K1の場合には、第1図
示の実施例における記録済情報記録媒体円盤Dで
は半径Y−Yの位置において再生針が右眼の映像
信号の記録跡を追跡していることを意味している
から、制御指令信号の抽出回路KAGで抽出され
た再生素子の変位の制御指令信号が第1の制御指
令信号K1の場合には、制御指令信号の発生回路
SKGにおいて、記録済情報記録媒体円盤Dにお
けるb,cの垂直帰線消去期間位置で再生素子を
内周に1記録跡間隔だけ変位させる、というよう
な態様の変位制御信号(キツク信号、またはキツ
クパルス)を発生して、それを切換パルス発生器
SPGと、サーボ回路TSCとに与えるようにする
と、再生素子はaの垂直帰線消去期間位置とbの
垂直帰線消去期間位置との間の1フイールド期間
だけは間違つた信号を再生するが、その他の期間
は第3図に示されているような変位を行なつて記
録済情報記録媒体円盤Dから順次式の立体TV映
像信号を再生することができる。
次に、第9図示の実施例の再生装置において、
それの動作モードが同時式の立体TV映像信号の
再生モードになされると、切換スイツチSWkの
可動接点vが固定接点ca側に切換えられて、再
生針の変位の態様は既述した平面画像の再生時と
同様なものになされる。なお、前記した切換スイ
ツチSWkの可動接点vの切換え動作は、切換制
御信号が制御信号の供給端子16に与えられるこ
とによつて行なわれる。前記した切換スイツチに
対する切換制御信号は、再生装置における操作部
に対して、操作者が再生モードの設定を行なうこ
とによつて発生される。
第9図示の実施例の再生装置では、既述のよう
に2個の電極が設けられた1個の再生針Sを使用
しているので、トラツキング制御系は1つだけで
よく、そのトラツキング制御系に与えるべきトラ
ツキング参照信号は、再生針Sにおける一方の電
極で読取つたものを使用すればよい(図示の例で
は、左眼用の映像信号を読取る方の電極で読取ら
れたトラツキング参照信号がトラツキング制御系
で使用されるものとしている)。
第10図は再生装置で発生された立体TV映像
信号を用いて立体TV画像を再現するのに用いら
れるデイスプレイの構成態様例を示したものであ
り、第10図のaは、入力端子17rに右眼用の
映像信号が供給され、入力端子17lに左眼用の
映像信号が供給されることにより、視聴者23に
立体再生画像を知覚させうるように構成した同時
式立体TV映像信号による立体画像再生用のデイ
スプレイの構成原理の概略を示したものであり、
また、第10図のbは入力端子17にフイールド
順次式の立体TV映像信号が供給されることによ
り、視聴者23に立体再生画像を知覚させうるよ
うに構成したフイールド順次式立体TV映像信号
による立体画像再生用のデイスプレイの構成原理
の概略を示したものでありる。
第10図のaにおいて、18は右眼用の映像信
号が供給されることによつて右眼用の再生画像を
映出する受像管であり、また、20は入力端子1
7lに左眼用の映像信号が供給されることによつ
て左眼用の再生画像を映出する受像管であり、さ
らに、第10図のbにおいて26は入力端子17
にフイールド順次式の立体TV映像信号が供給さ
れることにより、フイールド順次式の再生画像を
映出する受像管である。
第10図のaに示されている立体画像再生用の
デイスプレイにおいて、21,22はそれぞれ異
なる偏光角度を有する偏光板、19は半透明鏡、
24は偏光眼鏡であつて、偏光眼鏡24における
右眼用の偏光板24rとしては、偏光板21と同
一の偏光角度を有するものが用いられ、また、偏
光眼鏡24における左眼用の偏光板24lとして
は、偏光板21と同一の偏光角度を有するものが
用いられている。
したがつて、視聴者23の右眼には、受像管1
8に映出された右眼用の再生画像だけが偏光板2
1→半透明鏡19→偏光眼鏡24における右眼用
の偏光板24rを通して到達し、また、視聴者2
3の左眼には、受像管20に映出された左眼用の
再生画像だけが偏光板22→半透明鏡19→偏光
眼鏡24における左眼用の偏光板24lを通して
到達するから、視聴者23は立体画像を知覚する
ことになる。
次に、第17図のbに示されている立体画像再
生用のデイスプレイにおいては、28はシヤツタ
開閉用制御信号の発生回路であり、このシヤツタ
開閉用制御信号の発生回路28では、端子17に
供給されたフイールド順次式の立体TV映像信号
における順次の垂直帰線消去期間内に、シヤツタ
27における右眼用のシヤツタ27rと、シヤツ
タ27における左眼用のシヤツタ27lとを順次
交互に開閉するようにするためのシヤツタ開閉用
制御信号を発生する。
前記したシヤツタ27における右眼用のシヤツ
タ27rと、左眼用のシヤツタ27lととして
は、それが例えば、機械式のものとして構成され
たものであつてもよいが、それを圧電物質(例え
ばPLZT)とか液晶と偏光板との組合わせにより
電気式のものとして構成したものを用いるように
した方が望ましい。
なお、立体画像再生用のデイスプレイとしては
前記したような構成態様のもの以外のものが用い
られてもよい。
記録済情報記録媒体円盤Dの再生装置が、2倍
速のクイツクモーシヨン画像の再生モードになさ
れた際に、記録済情報記録媒体円盤Dにおいてト
ラツキング参照信号fp1とトラツキング参照信号
fp2とが切換えられている径位置(本明細書中に
おいて、特定な径位置Z−Zとして表わされてい
る半径位置)より2フイールド期間だけ経過した
径位置(本明細書中においてU−Uとして表わさ
れている半径位置)において、再生素子が自動的
に1記録跡間隔だけ内周側の記録跡へ変位駆動さ
れるように制御されるように構成されているもの
であつた場合には、その再生装置を2倍速のクイ
ツクモーシヨン画像の再生モードにした状態にす
ると、第1図示の記録済情報記録媒体円盤Dから
順次式の立体TV映像信号の再生動作を行なわせ
ることができる。
前記したような動作態様で2倍速のクイツクモ
ーシヨン画像の再生が行なわれるような構成の再
生装置(従来の再生装置)が通常の記録済情報記
録媒体円盤から2倍速のクイツクモーシヨン画像
を再生している状態においては、音声信号は出な
いように音声信号にはミユーテイングがかけられ
るように構成されているから、前記した構成を有
する従来の再生装置によつて本発明の記録済情報
記録媒体円盤Dから順次式の立体TV映像信号の
再生動作を行なわせるときには、音声信号に対す
るミユーテイングが解除された状態にされるよう
にする。
また、記録済情報記録媒体円盤Dで読取られた
データを読取つて制御信号を発生するアダプタを
作つて、記録済情報記録媒体円盤Dからの信号の
再生時に、記録済情報記録媒体円盤Dに記録され
ている制御指令信号K1を読取つたときには、再
生装置の再生モードを「ノーマル再生モードか
ら」自動的に「2倍速のクイツクモーシヨン画像
の再生モード」に変更させるような制御信号をア
ダプタで発生させてそれを再生装置に与えるよう
にすることは望ましい実施の態様である。
さらに、記録済情報記録媒体円盤Dの各記録跡
には、それぞれ個別の番地が付されているから、
前記した制御指令信号K1,K2の何れかが存在
している記録跡かは、記録跡から読取られた番地
が奇数か偶数かによつて判定できるから、前記の
アダプタとしては、単に記録済情報記録媒体円盤
Dに記録されている番地だけを読取り、それに基
づいて所定の制御信号が発生されるようになされ
ているようなものであつてもよい。
さらにまた、前記のようなアダプタを用いなく
ても、前記のような従来の再生装置を2倍速のク
イツクモーシヨン画像の再生モードで動作させて
本発明の記録済情報記録媒体円盤Dからの信号の
再生を行なわせても、2回に1回の確率で正しい
状態でフイールド順次式の立体TV映像信号の再
生動作が行なわれるのである。
(効果) 以上、詳細に説明したところから明らかなよう
に、本発明の記録済情報記録媒体円盤は特定な半
径位置からその半径位置までの各1周毎にそれぞ
れ4フイールド期間の映像信号が順次に記録され
て1本の渦巻状の記録跡が形成されている記録済
情報記録媒体円盤であつて、前記した順次の各1
周毎の4フイールド期間の映像信号は、前記した
特定な半径位置からの最初の1周の期間の記録跡
には同時式の立体テレビジヨン映像信号における
左眼用の映像信号と右眼用の映像信号との2つの
映像信号の内の一方の眼用の1フイールド期間の
映像信号→他方の眼用の1フイールド期間の映像
信号→他方の眼用の1フイールド期間の映像信号
→一方の眼用の1フイールド期間の映像信号が記
録され、また前記した記録跡に引続く1周の記録
跡には、前記した特定な半径位置から同時式の立
体テレビジヨン映像信号における左眼用の映像信
号と右眼用の映像信号との2つの映像信号の内の
他方の眼用の1フイールド期間の映像信号→一方
の眼用の1フイールド期間の映像信号→一方の眼
用の1フイールド期間の映像信号→他方の眼用の
1フイールド期間の映像信号が記録されるように
なされており、以下前記の連続した2周の記録跡
における順次のフイールド期間の映像信号の記録
の態様と同様な記録の態様を以つて、引続く2周
づつの記録跡に対する映像信号の記録が繰返えし
て行なわれているとともに、前記した2周づつの
記録跡における相隣る部分における記録信号が、
同時式の立体テレビジヨン映像信号において対を
なすフイールド期間の映像信号である如くに、同
時式の立体テレビジヨン映像信号における一方の
眼用の順次のフイールド期間の映像信号と他方の
眼用の順次のフイールド期間の映像信号とが記録
されてなる記録済情報記録媒体円盤、及び前記し
た特定な半径位置からの1周の記録跡において前
記の特定な半径位置から始まる1フイールド期間
の記録信号が同時式の立体テレビジヨン映像信号
における左眼用の映像信号と右眼用の映像信号と
の2つの映像信号の内の他方の眼用の1フイール
ド期間の映像信号である如き記録跡の頭の部分に
は前記した特定な半径位置から1フイールド期間
の経過後の時点に再生素子を外方に1記録跡間隔
だけ変位させるとともに、前記した特定な半径位
置から3フイールド期間の経過後と4フイールド
期間の経過後との双方の時点で再生素子を内方に
1記録跡間隔だけ変位させるような制御指令信号
を記録し、また、前記した特定な半径位置からの
1周の記録跡において前記の特定な半径位置から
始まる1フイールド期間の記録信号が同時式の立
体テレビジヨン映像信号における左眼用の映像信
号と右眼用の映像信号との2つの映像信号の内の
一方の眼用の1フイールド期間の映像信号である
如き記録跡の頭の部分には、前記した特定な半径
位置から3フイールド期間の経過後と4フイール
ド期間の経過後との双方の時点で再生素子を内方
に1記録跡間隔だけ変位させるような制御指令信
号を記録してなる記録済情報記録媒体円盤、なら
びに如くに、同時式の立体テレビジヨン映像信号
における一方の眼用の順次のフイールド期間の映
像信号と他方の眼用の順次のフイールド期間の映
像信号とが記録されてなる記録済情報記録媒体円
盤において、前記した特定な半径位置から始まる
1周に記録されている4フイールド期間の映像信
号における4フイールド目に記録されている映像
信号が、同時式の立体テレビジヨン映像信号にお
ける左眼用の映像信号と右眼用の映像信号との2
つの映像信号の内の一方の眼用の1フイールド期
間の映像信号である場合には、その4フイールド
目の1フイールド期間を任意に2分して得た2つ
の部分における始端寄りの部分に対して、その1
フイールド期間の映像信号に付随している音声信
号が記録されるようになされているとともに、前
記した2つの部分における終端寄りの部分に対し
ては、その記録跡の外方に隣接する記録跡に記録
されている映像信号に付随している音声信号が記
録されるようになされ、さらに、前記したフイー
ルド期間以外のすべての各1フイールド期間に
は、それらの各1フイールド期間の映像信号に付
随している音声信号が記録されるようになされて
いる記録済情報記録媒体円盤であるから、本発明
の記録済情報記録媒体円盤では、それに同時式の
立体テレビジヨン映像信号の左眼用の映像信号
と、同時式の立体テレビジヨン映像信号の右眼用
の映像信号とのすべての映像信号が記録されてい
るから、記録済情報記録媒体円盤から同時式の立
体TV映像信号を再生して立体画像を再現するよ
うにしたり、あるいは、記録済情報記録媒体円盤
からフイールド順次式に左眼用の映像信号と右眼
用の映像信号とを再生して、立体画像を再現する
ようにしたりできることは勿論のこと、記録済情
報記録媒体円盤には再生素子を所定の変位態様で
変位させるようにするための制御指令信号を予め
記録させているから、情報記録媒体円盤を従来の
ビデオデイスクの再生機で再生したときには、左
右の眼の内の予め定められた一方の眼用の映像信
号だけを自動的に再生させることができ、また、
前記の場合に再生素子が間違つた記録跡上を辿り
始めた際にも、自動的に正しい記録跡上に復帰さ
せることができるように再生素子を変位させる制
御指令信号も盤の所定の位置に予め記録させてあ
るために平面画像の再生が良好に行なわれ、さら
に、画像の再生時に生じる再生素子の変位の不具
合いがあつても音声信号の再生の状態が悪化しな
いように、音声信号の記録の態様を定めているか
ら、再生機のばらつきによる再生素子の変位の位
置のずれがあつたり、あるいは、再生素子が変位
の制御指令信号を読取り損なつたりした場合で
も、音声の再生状態を悪化させないようにするこ
とができるのであり、さらに本発明の記録済情報
記録媒体円盤によればフイールド順次式TV映像
信号の再生時における再生素子の変位の回数が既
提案の記録済情報記録媒体円盤の場合に比べて少
ないから、フイールド順次式の立体画像の再生時
における音声信号として良好なものが得られるの
であり、さらにまた、通常の平面画像再生用のビ
デオデイスク再生機によつても平面画像の再生と
音声信号との再生が良好にできる他、立体TV映
像信号の再生機により、同時式の立体TV映像信
号による立体再生画像の再生や、フイールド順次
式の立体TV信号による立体再生画像の再生も良
好に実現することができ、また、記録済情報記録
媒体円盤Dの再生装置が、2倍速のクイツクモー
シヨン画像の再生モードになされた際に、記録済
情報記録媒体円盤Dにおいてトラツキング参照信
号fp1とトラツキング参照信号fp2とが切換えら
れている径位置(本明細書中において、特定な径
位置Z−Zとして表わされている半径位置)より
2フイールド期間だけ経過した径位置(本明細書
中においてU−Uとして表わされている半径位
置)において、再生素子が自動的に1記録跡間隔
だけ内周側の記録跡へ変位駆動されるように制御
されるように構成されているものであつた場合に
は、その再生装置を2倍速のクイツクモーシヨン
画像の再生モードにした状態にして、第1図示の
記録済情報記録媒体円盤Dから順次式の立体TV
映像信号の再生動作を行なわせることができるな
ど、本発明の記録済情報記録媒体円盤によれば従
来の問題点や既提案のものの問題点などがすべて
良好に解決できる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第3図及び第5図は本発明の記録済
情報記録媒体円盤の記録跡の状態の説明図、第4
図は再生素子の変位の位置を説明する図、第6図
は信号記録系のブロツク図、第7図は信号の波形
図、第8図及び第9図は再生装置の構成例のブロ
ツク図、第10図は立体画像のデイスプレイの構
成例のブロツク図である。 D……記録済情報記録媒体円盤、1……同時式
立体テレビジヨン映像信号の左眼用の映像信号の
発生装置、2……同時式立体テレビジヨン映像信
号の右眼用の映像信号の発生装置、3……映像信
号の編集装置、4……混合器、5……音声信号
源、6……音声信号の編集装置、7,10……周
波数変調器、8……付加信号の発生回路、9……
信号発生器、11……加算回路、12〜14,1
5,15l,15r……出力端子、S……再生
針、Ap,Apl,Apr……前置増幅器、DEM,
DEMl,DEMr……復調器、AGC……自動利得制
御回路、KAG……制御指令信号の抽出回路、
BPF1〜BPF3……帯域通過濾波器、SWP……
信号極性切換回路、SPG……切換パルス発生器、
KPG……制御信号発生器、Det1〜Det3……検
波器、DA……差動増幅器、TSC……サーボ回路
(トラツキング制御回路)、ACT……アクチユエ
ータ、FM……移送機構、SWk……切換スイツ
チ、KPG……変位制御信号発生器。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 特定な半径位置からその半径位置までの各1
    周毎にそれぞれ4フイールド期間の映像信号が順
    次に記録されて1本の渦巻状の記録跡が形成され
    ている記録済情報記録媒体円盤であつて、前記し
    た順次の各1周毎の4フイールド期間の映像信号
    は、前記した特定な半径位置からの最初の1周の
    期間の記録跡には同時式の立体テレビジヨン映像
    信号における左眼用の映像信号と右眼用の映像信
    号との2つの映像信号の内の一方の眼用の1フイ
    ールド期間の映像信号→他方の眼用の1フイール
    ド期間の映像信号→他方の眼用の1フイールド期
    間の映像信号→一方の眼用の1フイールド期間の
    映像信号が記録され、また、前記した記録跡に引
    続く1周の記録跡には、前記した特定な半径位置
    から同時式の立体テレビジヨン映像信号における
    左眼用の映像信号と右眼用の映像信号との2つの
    映像信号の内の他方の眼用の1フイールド期間の
    映像信号→一方の眼用の1フイールド期間の映像
    信号→一方の眼用の1フイールド期間の映像信号
    →他方の眼用の1フイールド期間の映像信号が記
    録されるようになされており、以下、前記の連続
    した2周の記録跡における順次のフイールド期間
    の映像信号の記録の態様と同様な記録の態様を以
    つて、引続く2周づつの記録跡に対する映像信号
    の記録が繰返えして行なわれているとともに、前
    記した2周づつの記録跡における相隣る部分にお
    ける記録信号が、同時式の立体テレビジヨン映像
    信号において対をなすフイールド期間の映像信号
    である如くに、同時式の立体テレビジヨン映像信
    号における一方の眼用の順次のフイールド期間の
    映像信号と他方の眼用の順次のフイールド期間の
    映像信号とが記録されてなる記録済情報記録媒体
    円盤。 2 特定な半径位置からその半径位置までの各1
    周毎にそれぞれ4フイールド期間の映像信号が順
    次に記録されて1本の渦巻状の記録跡が形成され
    ている記録済情報記録媒体円盤であつて、前記し
    た順次の各1周毎の4フイールド期間の映像信号
    は、前記した特定な半径位置からの最初の1周の
    期間の記録跡には同時式の立体テレビジヨン映像
    信号における左眼用の映像信号と右眼用の映像信
    号との2つの映像信号の内の一方の眼用の1フイ
    ールド期間の映像信号→他方の眼用の1フイール
    ド期間の映像信号→他方の眼用の1フイールド期
    間の映像信号→一方の眼用の1フイールド期間の
    映像信号が記録され、また、前記した記録跡に引
    続く1周の記録跡には、前記した特定な半径位置
    から同時式の立体テレビジヨン映像信号における
    左眼用の映像信号と右眼用の映像信号との2つの
    映像信号の内の他方の眼用の1フイールド期間の
    映像信号→一方の眼用の1フイールド期間の映像
    信号→一方の眼用の1フイールド期間の映像信号
    →他方の眼用の1フイールド期間の映像信号が記
    録されるようになされており、以下、前記の連続
    した2周の記録跡における順次のフイールド期間
    の映像信号の記録の態様と同様な記録の態様を以
    つて、引続く2周づつの記録跡に対する映像信号
    の記録が繰返えして行なわれているとともに、前
    記した2周づつの記録跡における相隣る部分にお
    ける記録信号が、同時式の立体テレビジヨン映像
    信号において対をなすフイールド期間の映像信号
    である如くに、同時式の立体テレビジヨン映像信
    号における一方の眼用の順次のフイールド期間の
    映像信号と他方の眼用の順次のフイールド期間の
    映像信号とが記録されてなる記録済情報記録媒体
    円盤において、前記した特定な半径位置からの1
    周の記録跡において前記の特定な半径位置から始
    まる1フイールド期間の記録信号が同時式の立体
    テレビジヨン映像信号における左眼用の映像信号
    と右眼用の映像信号との2つの映像信号の内の他
    方の眼用の1フイールド期間の映像信号である如
    き記録跡の頭の部分には、前記した特定な半径位
    置から1フイールド期間の経過後の時点に再生素
    子を外方に1記録跡間隔だけ変位させるととも
    に、前記した特定な半径位置から3フイールド期
    間の経過後と4フイールド期間の経過後との双方
    の時点で再生素子を内方に1記録跡間隔だけ変位
    させるような制御指令信号を記録し、また、前記
    した特定な半径位置からの1周の記録跡において
    前記の特定な半径位置から始まる1フイールド期
    間の記録信号が同時式の立体テレビジヨン映像信
    号における左眼用の映像信号と右眼用の映像信号
    との2つの映像信号の内の一方の眼用の1フイー
    ルド期間の映像信号である如き記録跡の頭の部分
    には、前記した特定な半径位置から3フイールド
    期間の経過後と4フイールド期間の経過後との双
    方の時点で再生素子を内方に1記録跡間隔だけ変
    位させるような制御指令信号を記録してなる記録
    済情報記録媒体円盤。 3 特定な半径位置からその半径位置までの各1
    周毎にそれぞれ4フイールド期間の映像信号が順
    次に記録されて1本の渦巻状の記録跡が形成され
    ている記録済情報記録媒体円盤であつて、前記し
    た順次の各1周毎の4フイールド期間の映像信号
    は、前記した特定な半径位置からの最初の1周の
    期間の記録跡には同時式の立体テレビジヨン映像
    信号における左眼用の映像信号と右眼用の映像信
    号との2つの映像信号の内の一方の眼用の1フイ
    ールド期間の映像信号→他方の眼用の1フイール
    ド期間の映像信号→他方の眼用の1フイールド期
    間の映像信号→一方の眼用の1フイールド期間の
    映像信号が記録され、また、前記した記録跡に引
    続く1周の記録跡には、前記した特定な半径位置
    から同時式の立体テレビジヨン映像信号における
    左眼用の映像信号と右眼用の映像信号との2つの
    映像信号の内の他方の眼用の1フイールド期間の
    映像信号→一方の眼用の1フイールド期間の映像
    信号→一方の眼用の1フイールド期間の映像信号
    →他方の眼用の1フイールド期間の映像信号が記
    録されるようになされており、以下、前記の連続
    した2周の記録跡における順次のフイールド期間
    の映像信号の記録の態様と同様な記録の態様を以
    つて、引続く2周づつの記録跡に対する映像信号
    の記録が繰返えして行なわれているとともに、前
    記した2周づつの記録跡における相隣る部分にお
    ける記録信号が、同時式の立体テレビジヨン映像
    信号において対をなすフイールド期間の映像信号
    である如くに、同時式の立体テレビジヨン映像信
    号における一方の眼用の順次のフイールド期間の
    映像信号と他方の眼用の順次のフイールド期間の
    映像信号とが記録されてなる記録済情報記録媒体
    円盤において、前記した特定な半径位置から始ま
    る1周に記録されている4フイールド期間の映像
    信号における4フイールド目に記録されている映
    像信号が、同時式の立体テレビジヨン映像信号に
    おける左眼用の映像信号と右眼用の映像信号との
    2つの映像信号の内の一方の眼用の1フイールド
    期間の映像信号である場合には、その4フイール
    ド目の1フイールド期間を任意に2分して得た2
    つの部分における始端寄りの部分に対して、その
    1フイールド期間の映像信号に付随している音声
    信号が記録されるようになされているとともに、
    前記した2つの部分における終端寄りの部分に対
    しては、その記録跡の外方に隣接する記録跡に記
    録されている映像信号に付随している音声信号が
    記録されるようになされ、さらに、前記したフイ
    ールド期間以外のすべての各1フイールド期間に
    は、それらの各1フイールド期間の映像信号に付
    随している音声信号が記録されるようになされて
    いる記録済情報記録媒体円盤。
JP60054677A 1985-03-20 1985-03-20 記録済情報記録媒体円盤 Granted JPS61214693A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP60054677A JPS61214693A (ja) 1985-03-20 1985-03-20 記録済情報記録媒体円盤
US06/840,588 US4739418A (en) 1985-03-20 1986-03-17 Information signal recording disc recorded with stereoscopic television signal
GB8606964A GB2175122B (en) 1985-03-20 1986-03-20 Information signal recording disc recorded with stereoscopic television signal

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP60054677A JPS61214693A (ja) 1985-03-20 1985-03-20 記録済情報記録媒体円盤

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61214693A JPS61214693A (ja) 1986-09-24
JPH0441870B2 true JPH0441870B2 (ja) 1992-07-09

Family

ID=12977416

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP60054677A Granted JPS61214693A (ja) 1985-03-20 1985-03-20 記録済情報記録媒体円盤

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS61214693A (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS61214693A (ja) 1986-09-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR960010505B1 (ko) 입체 비디오 디스크 레코드 및 이의 기록 장치 및 재생 장치
US4353090A (en) Extended play video recording and reproducing system with selection of multiplexed audio
US4563709A (en) Rotary record having a spiral track with a video signal and two audio signals recorded thereon
JPS5919491A (ja) 帯域幅圧縮周波数変調搬送波信号を発生する方法
JPH0441870B2 (ja)
JPS6116685A (ja) 記録済情報記録媒体円盤
JPS61214692A (ja) 記録済情報記録媒体円盤
EP0021783B1 (en) Recorder, player, method of recording and video record
JPS6154787A (ja) 記録済情報記録媒体円盤
JPS6150487A (ja) 記録済情報記録媒体円盤
JPS61227497A (ja) 記録済情報記録媒体円盤再生装置
JPS5888826A (ja) 信号記録装置
KR19980702009A (ko) 비디오 레코더 섹션과 텔레비젼 수상기 섹션을 포함하는 조합 장치
JPS61227496A (ja) 記録済情報記録媒体円盤再生装置
JP2689428B2 (ja) ヘリカルスキヤン形記録装置
JPS63151293A (ja) 映像再生装置
JPS586558A (ja) 情報信号記録円盤再生装置
JPS59189788A (ja) 磁気記録再生装置
JPS61252778A (ja) 画像再生装置
JPS63179675A (ja) 回転磁気記録媒体へのテレビジヨン信号記録方法
JPH0595567A (ja) 立体映像記録デイスク
JPS5834687A (ja) 情報信号再生装置
JPH0273790A (ja) 磁気記録再生装置
JPS62165488A (ja) マルチヘツドビデオテ−プレコ−ダ
JPS6051313B2 (ja) 情報信号記録円盤