JPH0441684A - 水廻り金具の七宝焼形成方法 - Google Patents

水廻り金具の七宝焼形成方法

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Publication number
JPH0441684A
JPH0441684A JP14898090A JP14898090A JPH0441684A JP H0441684 A JPH0441684 A JP H0441684A JP 14898090 A JP14898090 A JP 14898090A JP 14898090 A JP14898090 A JP 14898090A JP H0441684 A JPH0441684 A JP H0441684A
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JP
Japan
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glaze
cloisonne
preforms
glazing
sent
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Pending
Application number
JP14898090A
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English (en)
Inventor
Yoshihisa Sugizaki
杉崎 吉久
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Toto Ltd
Original Assignee
Toto Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0441684A publication Critical patent/JPH0441684A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発胡は、便所、洗面所1台所、浴場等の水廻り場所に
設けられる水栓、FM水混合栓、排水金具。
タオル掛け、グリップ、紙巻器等の銅系金属からなる水
廻り金具に七宝釉薬を施すための方法に関する。
〔従来の技術〕
近年、擬傭大理石等を使用した洗面化粧台、システムキ
ッチンのように豪華な衛生設備、厨房類が普及するよう
になった。これに伴い、付属する水廻り金具も違和感を
生じないようなデザインにしたり、その表面に金色メツ
キを施したものが使用されるようになった。
ところが、かかるバリエーションによっても、その彩色
の面で限界があり、その審美性を高めるためにその表面
に七宝焼を施すことが試みられるようになった。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、七宝焼自体は従来、比較的生産量が少な
い工芸品、それも平らな部分に専ら適用されたものであ
って、従来の七宝の手法をそのまま適用したのでは、実
用品とくに水栓等の特殊な形状体への適用に際しては種
々の問題がある。
その第1は、従来の七宝は基材との付着性に劣るという
問題である。従来の七宝においては、乾燥の段階で釉薬
層が剥離することがあり、これを防ぐたtにCMCや布
ノリ等のバインダーを混入していた。しかし、これらの
バインダーの混入処理は手間がかかり多量生産に不向き
であり、その上、焼成時にガスを発生して軸内に気泡を
発生させ、鮮明な着色を阻害し、製品価値を著しく低下
させる恐れがあり、その焼成温度の調整が非常に難しい
という問題がある。
また、その第2は、多量生産を前提として釉薬の付着に
、静電塗装を適用したときに、従来適用されていた70
KV程度の高静電電位をそのまま適用したのでは、付着
する釉薬が不均一となり表面荒れが発生するという問題
である。
本発明において解決すべき課題は、とくに砲金のような
銅合金からなる水栓金具等の水廻り金具に七宝焼を施す
に際しての上記問題点を解消して、工業的に水廻り金具
の表面に品質の良い七宝焼を施すことができる手段を見
出すことにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明の水廻り金具への七宝焼形成方法は、まず、上記
第1の問題点である、従来、釉薬中にバインダーを混合
して釉薬と下地との付着性を増大させていたことに伴う
問題を、施釉の前処理として下地素地に微量酸素雰囲気
中で表面酸化させながらサンドブラストすることにより
表面の粗度を10〜20μm程度とすることによって解
決した。
また、施釉の際の高静電電位の適用に伴う問題は、上記
の予備処理によって表面粗度を10〜20μm程度とし
たとき、スプレーガンの静電電位を30KV程度にする
ことによって、施釉を連続して行っても表面に形成した
粗面が拡大して、凹凸を生じることがないという知見の
下で解決した。
すなわち、本発明は、水栓等の水廻り金具の素地成形品
を、酸素雰囲気内で表面酸化させると共に、サンドブラ
ストによって表面を10〜20μm程度に粗面化する前
処理を行ない、同前処理された前記素地成形品をコンベ
ア等の搬送手段によって施釉室に送り込み、該施釉室内
において静電電位ヲ30 K V程度としたスプレーガ
ンによって七宝釉薬を帯電させながら前記素地成形品に
吹き付け、その後該素地成形品を焼成室に前記搬送手段
によって送り込んで前記七宝釉薬を焼成することを特徴
とするものである。
〔実施例〕
水廻り金具は銅を主成分とする砲金製であり、Cu:8
0〜85%、Zn:5%、Pb:5%、  Sn:5%
の組成を有する砲金製の通常のサイズを有する水栓金具
を、4001)〜1000Ωppmの微量酸素雰囲気中
で表面酸化させると共に、0.2〜0.5μmの粒径の
サンドを用いて、表面の粗度を10〜20μm程度に粗
面化し、さらに、粗面化した水栓金具をアルカリ脱脂し
て酸洗いした。
第1図は、七宝釉薬の施釉・焼成過程を含む製造ライン
を示す概略図である。
図において、表面の前処理を終えた金具Mを連続的に搬
送するチエインコンベア1が配置され、搬送ラインには
施釉室2及び焼成室9がこの順に設置されている。施釉
室2の下部にはブース3が設けられ、金具Mに付着しな
かった釉薬を回収するための回収ダクト4をこのブース
3に接続すると共に、回収ダクト4の下流に釉薬の回収
タンク5を備えている。更に、回収タンク5には、排気
ダクト6及び排気ファン7が接続され、この排気ファン
7によってブース3がら釉薬を吸引して回収タンク5内
に送り込む。
施釉室2には窓2aが設けられ、この窓2aに七宝釉薬
を噴射するスプレーガン8が備えられる。スプレーガン
8と水栓金具表面との間隔を30〜40cmに設定して
、30KV±5%の範囲内の高電圧が印加して、釉薬の
タンク (図示せず)に接続したスプレーガン8に、連
続的にポンプ等により釉薬を供給して、500 ±10
0μmの厚みに釉薬を施すことができた。
使用した釉薬としては、S r 023hrt%、B2
0゜l、 5wt%、Pb047wt%、に、○l、 
5wt%、Na2O3、5wt%、  5n021.5
wt%およびs bz0314wt%とからなる組成の
ものを使用した。同組成の釉薬の熱膨張率は3α・30
0  ・10−7であった。
更に、その内部にヒータ等の加熱装置を備え約870 
℃の焼成温度に維持された焼成室9に表面に釉薬を吹き
つけた金具Mを、約5分間程度かけて通過せしめ焼成し
た。
焼成後得られた水栓金具は、透明感のあるガラス光沢を
有するもので、200kg/cm’以上の付着強度を存
し、充分に実用にも耐えられる表面状態を有するもので
あった。
〔発明の効果〕
本発明の方法によって以下の効果を奏することができる
(1)均一な施釉を施すことができ、また、釉薬には気
泡発生の原因となるバインダーを含有していないのでコ
ンベア処理が可能となり、水廻り金具に多量生産的に七
宝焼面を施すことが可能となる。
(2)  特殊なバインダーを使用する必要がないので
、施釉を静電塗装により行うことができ、水廻り金具の
形状に拘わらず製品精度の高いものが得られる。
(3)本方法により得られた水廻り金具は七宝釉薬が施
釉・焼成されるので、表面をメツキする場合と異なり研
磨する必要がなく工数が少なくできる。
(4)金具の表面がガラス質であるので、汚れ難く衛生
的であるという利点があると共に多種の色彩を金具が呈
することができ、金具の用途及び使用位蓋に応じて最適
なものを製品として提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の方法に使用する七宝釉薬の施釉・焼成
過程を含む製造ラインの概略斜視図である。 1:チエインコンベア 2:施釉室 2a:窓        3:ブース 4:回収ダクト    5:回収機 6:排気ダクト    7:排気ファン8ニスプレーガ
ン   9:焼成室 M:全金

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.銅合金からなる水栓等の水廻り金具の素地成形品を
    、表面酸化させると共にサンドブラストによって表面を
    10〜20μm程度に粗面化する前処理を行ない、前処
    理された素地成形品をコンベア等の搬送手段によって施
    釉室に送り込み、同施釉室内において静電電位を30K
    V程度としたスプレーガンによって、バインダーを混合
    しない七宝釉薬を帯電させながら前記素地成形品に吹き
    付け、その後該素地成形品を焼成室に前記搬送手段によ
    って送り込んで前記七宝釉薬を焼成することを特徴とす
    る水廻り金具の七宝焼形成方法。
JP14898090A 1990-06-06 1990-06-06 水廻り金具の七宝焼形成方法 Pending JPH0441684A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021080527A (ja) * 2019-11-20 2021-05-27 立豊家庭用品(南京)有限公司 ホーロー容器の製造方法及びホーロー容器

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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