JPH0235808Y2 - - Google Patents

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JPH0235808Y2
JPH0235808Y2 JP1985010990U JP1099085U JPH0235808Y2 JP H0235808 Y2 JPH0235808 Y2 JP H0235808Y2 JP 1985010990 U JP1985010990 U JP 1985010990U JP 1099085 U JP1099085 U JP 1099085U JP H0235808 Y2 JPH0235808 Y2 JP H0235808Y2
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JP
Japan
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glaze layer
tetrafluoride resin
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matte
iron
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JP1985010990U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は鉄成形物上に釉薬を施しその上に四弗
化樹脂をコーテイングしたホウロウ鉄板に関する
ものである。
従来、鉄成形物に四弗化樹脂をコーテイングす
る場合該鉄成形物を酸洗いやサンドブラスト等に
よつて前処理をした後直接四弗化樹脂をコーテイ
ングするとコーテイングが施しにくく、又コーテ
イングした表面に錆が発生する等の欠点を有して
いた。
本考案はかかる欠点に鑑み、鉄成形物の表面に
施した下釉層上にマツト状釉層を施し、該マツト
状釉層は粘土等を混練して表面を粗面化すると共
に、該表面に四弗化樹脂層を施して成る四弗化樹
脂をコーテイングしたホウロウ鉄板を提供して上
記欠点を解消せんとしたものにして、以下本考案
の一実施例を図面に基づいて説明すると、 1は鉄成形物であり、該鉄成形物1表面は油を
取り除くための脱脂が為され、又該鉄成形物1表
面の酸化被膜を除去するために酸洗い又はサンド
ブラスト等の前処理を施し、下釉を施釉しやすく
すると共に鉄成形物1と下釉が焼き付き易くして
ある。
この様にして前処理された鉄成形物1の表面に
下釉を施釉し、焼成せしめることにより下釉層2
を鉄成形物1上に焼付形成せしめている。
尚、ホウロウは金属の表面にある種のガラス層
を薄く焼き付けたものであるため、かかる平滑な
下釉層2の上面へ四弗化樹脂をコーテイングする
ことは四弗化樹脂の特性よりして接着不良となる
ので、使用中に四弗化樹脂が剥離するのを防止す
るためコーテイング面を粗面化しておかねばなら
ない。
そこで下釉層2の上面に耐火性原料をミル添加
したマツト釉或いは焼成するとマツト状に仕上が
る特殊フリツトのスリツプを施釉し、乾燥後焼成
せしめて下釉層2上にマツト状釉層を形成せし
め、該マツト状釉層上に四弗化樹脂をコーテイン
グし、焼成温度約400℃にて焼成することにより
マツト状釉層上に四弗化樹脂層3をコーテイング
せしめている。
尚、上記マツト釉又は特殊フリツトはスプレイ
法、デイピング法、フローコーテイング法等通常
のホウロウ釉薬の施釉、乾燥、焼成工程を利用し
て焼付形成せしめる様に成している。
又上記のマツト釉としては普通のフリツトにミ
ル添加剤として耐火性原料を多量に加えたもので
あり、以下にその配合を示す。
フリツト SiO2 50、Al2C3 7.5 B2O3 13、Na2O3 17 K2O 5、CaF2 6 CoO 0.5、MnO2 1.0 ミル配合 フリツト 100、粘土 5 ほう砂 0.5、アルミナ 30 水 50 又前記特殊フリツトの配合を以下に示す。
フリツト BaO 0〜18、B2O3 0〜19 CaO 0〜18、K2O 0〜7 Li2O 0〜2、Na2O 0〜10 P2O5 0〜3、Sb2O5 0〜10 SiO2 0〜42、TiO2 0〜10 ZnO 0〜8、 PbO 0〜24 CoO,MnO2,CuO,Cr2O3 10〜63 ミル配合 フリツト 100、粘土 4 ベントナイト 0.75、K2CO3 0.125、水 45 尚、下釉層2を粗面化せしめる他の手段として
下記の処理を参考に示すが、試験の結果種々の欠
点を有することが判明している。
A プラスト処理 下釉層の四弗化樹脂をコーテイングする部分を
シヨツトプラスト、サンドブラスト、液体ホーニ
ング等により粗面化し、この上に四弗化樹脂をコ
ーテイングする。
この方法ではプラスト均一化が難しく、オーバ
ーブラストのものは下釉層を破壊し鉄成形物を露
出させる場合があるので注意を要する。
この場合コーテイングしても塩化テストで発錆
することが多い。
B 溶射処理 下釉層の四弗化樹脂をコーテイングする部分を
アルミニウムの線溶射法等の金属、非金属機材の
溶射(メタリコン)或いはアルミナ等の耐火性無
機機材のプラズマ溶射法等により粗面化し、この
上に四弗化樹脂をコーテイングする。
この場合も溶射の均一が難しい。
要するに本考案は、鉄成形物の表面に施した下
釉層上にマツト状釉層を施し、該マツト状釉層は
粘土等を混練して表面を粗面化すると共に、該表
面に四弗化樹脂層を施して成るので、四弗化樹脂
層3は粘土等を混練したマツト状釉層表面の均一
なる粗面部分に食い込んで焼付けられ、その結合
力を大ならしめることが出来ることにより四弗化
樹脂層3がマツト状釉層より剥離することを防止
出来、よつて四弗化樹脂がコーテイングされた製
品はホウロウとしての特徴である金属の酸化、腐
食の防止のみでなく四弗化樹脂の化学的安定性
(酸、アルカリ、溶剤、化学薬品等に対して安
定)、耐熱性(260℃迄の連続使用に耐える)、非
粘着性、離型性等の特徴をも兼ね備えているの
で、特にフライパン、ナベ等の調理用器物に使用
すれば油カスや料理カスがこびり付かず使用後の
洗浄も一層簡単となり、又調理の際の油の添加量
も風味を醸し出す程度に少なくしたり省くことも
出来るので健康面にも効果的であり、しかも全体
が釉薬層にて覆われているので美しい光沢を呈し
調理物等による腐食もないので調理用具が長持ち
する等その実用的効果甚だ大なるものである。
【図面の簡単な説明】
図は本考案の一実施例を示すものにして、第1
図は本考案に係る四弗化樹脂をコーテイングした
ホウロウ鉄板の断面図である。 1……鉄成形物、2……下釉層、3……四弗化
樹脂層。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 鉄成形物の表面に施した下釉層上にマツト状釉
    層を施し、該マツト状釉層は粘土等を混練して表
    面を粗面化すると共に、該表面に四弗化樹脂層を
    施して成ることを特徴とする四弗化樹脂をコーテ
    イングしたホウロウ鉄板。
JP1099085U 1985-01-28 1985-01-28 四弗化樹脂をコ−テイングしたホウロウ鉄板 Granted JPS60185658U (ja)

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JP1099085U JPS60185658U (ja) 1985-01-28 1985-01-28 四弗化樹脂をコ−テイングしたホウロウ鉄板

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Publication Number Publication Date
JPS60185658U JPS60185658U (ja) 1985-12-09
JPH0235808Y2 true JPH0235808Y2 (ja) 1990-09-28

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ID=30492683

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JP1099085U Granted JPS60185658U (ja) 1985-01-28 1985-01-28 四弗化樹脂をコ−テイングしたホウロウ鉄板

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS53100063A (en) * 1977-02-10 1978-09-01 Sharp Kk Method of forming cooking surface in cooking instrument

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5171875U (ja) * 1974-12-03 1976-06-07

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS53100063A (en) * 1977-02-10 1978-09-01 Sharp Kk Method of forming cooking surface in cooking instrument

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JPS60185658U (ja) 1985-12-09

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