JPH0441571A - 塩化ビニル系プラスチゾル組成物 - Google Patents

塩化ビニル系プラスチゾル組成物

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JPH0441571A
JPH0441571A JP14879490A JP14879490A JPH0441571A JP H0441571 A JPH0441571 A JP H0441571A JP 14879490 A JP14879490 A JP 14879490A JP 14879490 A JP14879490 A JP 14879490A JP H0441571 A JPH0441571 A JP H0441571A
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vinyl chloride
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epoxy
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Yuji Shibata
祐次 柴田
Shungo Fukumoto
俊吾 福本
Takeshi Tsuzuki
健 都築
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Aisin Chemical Co Ltd
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Aisin Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本発明は、例えば自動車のボディや電気機器のt着塗装
鋼板の接合部間隙のシーリング材として用いる塩化ビニ
ル系プラスチゾル組成物に関するものである。
【従来の技術】
自動車のボディ等は電着塗装が施された鋼板な洛接や接
着剤で接合して組立てられる。鋼板の接合部や継目部に
はシーリング材が塗布、充填され、間隙をシールするこ
とにより気密性を保ち、防錆性や防水性、防塵性の向上
が図られている。 ボディ外板部にはその上に重ねて中塗塗料、」1塗塗料
が塗布される。これらのシーリング材、中塗および上塗
塗料は塗布の都度、または複数層−緒に焼付けられる。 シーリンク材には塩化ビニル系の組成物を用いることが
多い。この組成物は塩化ビニル系の樹脂、充填剤、可塑
剤の他に、安定剤、接着付与剤などの添加剤を混合した
ものである。
【発明が解決しようとする課題】
最近は、自動車の防錆性が特に重視されるようになり、
高防錆化を目指してより高性能なシーリング材が求めら
れている。ところが従来の塩化ビニル系のプラスチゾル
組成物には、熱や高湿度の影響を受けて弾性が低下する
という問題がある。 例えば自動車のシーリング材として使用した場合、5〜
lO年で脆くなりシーリング性能が低下してしまう。 シーリング材には一般に熱劣化を防止する安定剤が添加
されている6中でもエポキシ系の樹脂を添加することが
多い。例えば特開昭64−74281号公報にはエポキ
シ系安定剤を総量の1〜3重量%含もシーリング組成物
が開示されている。この組成物において、エポキシ系安
定剤は熱劣化防止に寄与している。特開平1−1853
77号公報に開示された塩化ビニル系シーリング材組成
物では、エポキシ樹脂は塗料の黄変を防止している。 このようにエポキシ系樹脂は、塗料の熱劣化や黄変を防
止する安定剤として用いられているが、弾性低下の防止
を目的として添加されたものではない。 本発明は前記の課題を解決するためになされたもので、
経年変化による弾性低下が少なく、高いシーリング性能
を長期間維持可能な塩化ビニル系プラスチゾル組成物を
提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
前記の目的を達成するため、本発明者らは鋭意研究を行
ない安定剤の検討を行なった結果、エポキシ当量が20
0〜600のエポキシ系樹脂を安定剤として用いると、
経年変化による弾性劣化が防止されることを見出し、本
発明を完成するに至った。 即ち、本発明の塩化ビニル系プラスチゾル組成物は、塩
化ビニル系樹脂、充填剤、可塑剤および安定剤を含み、
その安定剤としてエポキシ当量が200〜600のエポ
キシ系樹脂を1.0〜5.0重量%含有している。 塩化ビニル系樹脂は、例えば塩化ビニル樹脂や塩化ビニ
ル−酢酸ビニル共重合体およびそれらの混合物が使用出
来る。 充填剤としては、例えば重質炭酸カルシウム、コロイダ
ル炭酸カルシウムのような炭酸カルシウム、タルク、ク
レイ、シリカ、有機ベントナイト、酸化チタン、硫酸バ
リウムが使用出来る。 可塑剤は、例えばフタル酸ジオクチル、フタル酸ブチル
ベンジル、フタル酸オクチルベンジル、フタル酸ジイソ
デシル、フタル酸ジイソノニル、アジピン酸ジー2−エ
チルヘキシル、セバシン酸ジー2−エチルヘキシル等の
フタル酸エステルおよびフタル酸系、アジピン酸系のポ
リエステル系可塑剤を一種もしくは複数種併用して用い
る。 安定剤は1例えば−液タイプ、変性タイプなどの一般的
なエポキシ系樹脂が使用可能で、エポキシ当量が200
〜51)0のものを使用する。中でもビスフェノールA
型またはビスフェノールF型の樹脂が好適である。エポ
キシ当量が200未満の場合はエポキシが反応し易いた
めにシーリング材の弾性が失われ、耐久性が低い。60
0を越える場合は硬化が妨げられ耐久性が劣る。また、
エポキシ系安定剤の含有量は総量の lO〜5.0重量
%であることが望ましい。 1.0重量%未満のときは
シーリング材に重ねた上層塗膜が黄変し易い。50重■
%を越えるときは上層塗膜の硬化が阻害されて塗膜がべ
たつくという不具合が発生し、シーリング材そのものの
耐久性も低(なる。また、安定剤として例えば鉛系、バ
リウム系、亜鉛系、錫系の安定剤を併用しても良い。 上記の他にも、例えば、接着付与剤、粘度調節剤、黄変
防止剤など、シーリング材の材料として一般に用いられ
る材料を添加しても構わない。
【佳肴] 本発明の塩化ビニル系プラスチゾル組成物は、安定剤として従来よりもエポキシ当量が大きなエポキシ系樹脂を含有しているため、高温や高湿度の環境下に繰り返しさらされた場合でも弾性が低下することがない。 【実施例】
以下、本発明の詳細な説明する。 実施例1〜5(本発明を適用する例)および比較例1〜
5(本発明を適用以外の例)に使用する塩化ビニル系プ
ラスチゾル組成物は下2の物質を混合して調製する。 ・塩化ビニル系樹脂 塩化ビニル樹脂(ストレート) 三菱化成ビニル+MKV)■製、ビニ力 P−540(
平均重合度1400) 塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体(コポリマ)日本ゼオ
ン■製、Geon−37J (平均重合度1200) −可 塑 剤 フタル酸ジオクチル 協和発酵■製、DOP ・充 填 剤 重質炭酸カルシウム(平均粒径2 B)日東粉化■製、
N5−No100 コロイダル炭酸カルシウム(平均粒径0. l++w)
荒尾カルシウム■製、カルファイン−200・エポキシ
系安定剤 (各実施例、比較例毎にエポキシ当量の異なるものを使
用する) ・添加剤 接着付与剤、安定剤、粘度調整剤 後述の第1表に各実施例および比較例の組成を示す。 組成物の調製 前記の物質を第1表の組成比に従い、減圧装置付ニーダ
を用いて30分間混合した後に60分間脱泡し、プラス
チゾル組成物を得た。 プラスチゾル組成物の耐久性評価 各実施例および比較例で得られた組成物をテフロン板上
に流延し、140℃で30分間加熱して硬化させ、厚さ
2゜5〜31111のシートを成形する。成形したシー
トをJISダンベル2号で打ち抜いてテストピースを作
成する。 次に、テストピースを温熱サイクルで劣化させた後、自
動車規格fJAsO)M−323−77規定の弾性試験
を行なう。湿熱サイクルは80℃で8時間、および50
℃、95%Rhで16時間を1サイクルとする。各実施
例および比較例毎に、初期のもの、30サイクル終了品
および90サイクル終了品の伸びと抗張力を測定し、初
期の値からの変化率を求めた。 第1表に伸び、抗張力と、それらの変化率を示す。伸び
の初期値に対し90サイクル終了後の値の減少率が10
%以内のものを良(○)、10%以上のものを不良(X
)と判定した。 (以下余白) また、エポキシ当量が600を越えるエポキシ系安定剤
を用い、iiI記の各実施例と同様な方法でテストピー
スを作成して硬化性および耐久性の試験を行なったとこ
ろ、実施例1〜5に比べて硬化性および耐久性とも劣っ
ていた。エポキシ当量と耐久性、硬化性の関係は、第2
表のようになる。 第2表 (○:優、△:良、×・不可) さらに各実施例の組成を基本組成とし、エポキシ安定剤
の添加量のみを変更して耐久性と上塗塗料などに対する
被塗装性を試験したところ、第3表のような結果が得ら
れた。ベタツキは触感で、黄変は目視で歓察した。エポ
キシ安定剤の添加量が 1.0未満の場合、電蓄塗料の
ヤニ成分により黄変することから、本発明の組成物に用
いたエポキシ安定剤には黄変防止効果もあることがわか
る。 第  3 表 (○・優、△:良、× 不可)
【発明の効果】
以上詳細に説明したように本発明の塩化ビニル系プラス
チゾル組成物は、経年変化による弾性の低下が少なく、
高いシーリング性能を維持することが可能である。長期
に渡って鋼板などの接合部を確実にシールして錆の発生
を防止出来るため、自動車ボディなどのシーリング材ど
して有効である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、塩化ビニル系樹脂、充填剤、可塑剤および安定剤を
    含み、前記安定剤としてエポキシ当量が200〜600
    のエポキシ系樹脂を1.0〜5.0重量%含有している
    ことを特徴とする塩化ビニル系プラスチゾル組成物。
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01185377A (ja) * 1988-01-18 1989-07-24 Aisin Chem Co Ltd 塩化ビニル系シーリング材組成物

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01185377A (ja) * 1988-01-18 1989-07-24 Aisin Chem Co Ltd 塩化ビニル系シーリング材組成物

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