JPH0441353Y2 - - Google Patents

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JPH0441353Y2
JPH0441353Y2 JP15116687U JP15116687U JPH0441353Y2 JP H0441353 Y2 JPH0441353 Y2 JP H0441353Y2 JP 15116687 U JP15116687 U JP 15116687U JP 15116687 U JP15116687 U JP 15116687U JP H0441353 Y2 JPH0441353 Y2 JP H0441353Y2
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JP
Japan
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signal
circuit
correction
pulse
output
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JP15116687U
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Description

【考案の詳細な説明】 (a) 産業上の利用分野 本考案は、多相モータを用いたアナログ表示時
計に関するものであり、特にそのモータを正逆転
させることにより時刻を修正する修正回路に関す
る。
(b) 従来技術 従来より、アナログ表示時計の時刻修正は、指
針軸を手動で回すことにより行われていたが、近
年になつて、デジタル時計と同じようにスイツチ
操作1つで修正することができる方式が案出され
ている。
例えば、特開昭56−675号公報に開示されてい
る時計のように、スイツチ操作によりモータに早
送りパルスを供給して指針を早送りして修正する
ものが提案されている。
しかし、この方式は、遅れ誤差を修正するのに
は非常に都合がよいが、進み誤差を修正するのに
は時間がかかるという欠点があつた。
そこで、こうした進み誤差を迅速に修正するた
めに、指針を逆転させること、即ちモータを逆回
転させて時刻と修正することが提案されている。
(c) 考案が解決しようとする問題点 指針を逆転させることにより時刻を修正するに
は、実開昭56−141596号公報に開示されている装
置に使用されている多相モータを用いることが必
要である。
この多相モータは、一般に、同時に2相のコイ
ルを励磁する2相励磁により駆動するため、2極
のステツピングモータに比べて消費電流が大きく
なるという欠点があつた。そこで、本考案におい
ては、通常の時刻表示状態においては、駆動パル
ス1個に対して1相ずつコイルを励磁する1相励
磁により多相モータを駆動し、修正などの高速回
転時には2相励磁により駆動して消費電流を削減
している。
しかしながら、指針を正逆転するにはこのよう
な指針駆動部分に関する他の問題も生じる。その
1つとして、実際に指針を逆転させると、逆転修
正から通常の表示状態に移行する際に、輪列のバ
ツクラツシユのためにモータの回転が指針の動作
として現われず、遅れとなつてしまうという問題
があつた。
(d) 問題点を解決するための手段 本考案の目的は、逆転修正から正常の表示状態
にもどす際の輪列のバツクラツシユによる遅れを
補正して、より正確な時刻修正を行うことができ
るようにすることにある。
上記問題点を解決し、目的を達成するため、本
考案のアナログ時計の修正回路は、通常1相励磁
にて多相モータを駆動し、正逆早送り修正時には
2相励磁とするものにおいて、逆方向修正から通
常表示に移行した際に、修正モード信号を延長さ
せることにより修正状態を維持し、この間に順方
向の早送りパルスを設定数だけ供給してモータを
バツクラツシユ分だけ駆動させる修正モード延長
回路を設けたことを特徴とする。
(e) 実施例 以下図面に基づいて本考案の実施例を説明す
る。
第1図は本考案の一実施例に係るアナログ時計
の修正回路を示す図である。
2は基準信号発生器であり、発振器4と、その
出力する高周波数信号を所定の周波数を有する基
準信号に分周して出力する分周器6とから構成さ
れている。
8は第1の分周回路であり、基準信号発生器2
からの基準信号を分周して修正用の早送りパルス
を出力する。本実施例における早送りパルス信号
は、256Hzに設定されている。
10は第1の分周回路からの所定の信号をさら
に分周する第2の分周回路であり、3段のDタイ
プのフリツプフロツプ(以下FFと略称する)1
2,14,16と、分周器6からの信号と後述す
る修正モード信号を反転したものとを入力しFF
16のセツト入力Sに出力信号を印加するアンド
ゲート18と、FF16の出力からの信号φ3
修正モード信号を入力するオアゲート20とから
構成されている。各FF12,14,16は、各
出力からの出力信号φ1,φ2,φ3を各入力Dに
入力しており、またFF12はそのクロツク入力
Cに第1の分周回路8からのクロツク信号φ0
入力し、FF14はそのクロツク入力CにFF12
からの信号φ1を入力し、FF16はそのクロツク
入力CにFF14からの信号φ2を入力している。
このFF16は出力から出力される信号φ3が通
常モータを駆動するための通常駆動パルス信号で
あり、本実施例においては1/4Hzに設定されてい
る。また、第1の分周器8及びFF12は、修正
終了時に出力される後述する信号PRESETを各
リセツト入力Rに入力しており、FF14は信号
PRESETをセツト入力Sに入力している。
22は順方向修正スイツチ、24は逆方向修正
スイツチである。
26はパルス信号切換回路であり、修正モード
信号に応答して入力する早送りパルス信号と通常
駆動パルス信号φ3を切換出力するものである。
このパルス信号切換回路26は、一入力端に通常
駆動パルス信号φ3を入力し他の入力端に修正モ
ード信号を反転して入力するアンドゲート28
と、一入力端に早送りパルス信号を入力し他の入
力端に修正モード信号を入力するアンドゲート3
0と、これらのアンドゲート28,30の出力信
号を入力するオアゲート32とから構成されてい
る。
34は修正モード回路であり、修正スイツチ2
2,24の操作時からその操作終了後パルス信号
切換回路26からの最初のパルスが発生する時ま
での間修正モード信号を出力するものである。こ
の修正モード回路34は、修正スイツチ22,2
4からの操作信号を入力するオアゲート36と、
その出力信号と後述するモード延長回路からの振
動Drを入力するオアゲート38と、その出力信
号をセツト入力Sに入力しかつ出力からの信号
を入力Dに入力して出力Qから修正モード信号を
出力するFF40と、この修正モード信号とパル
ス信号切換回路26からの信号とを入力してFF
40のクロツク入力Cに信号を印加するアンドゲ
ート42とから構成されている。
44はシフトレジスタであり、逆方向修正スイ
ツチ24がオフ状態のときには後述するゲート制
御回路からの信号φsinに同期して複数個の出力端
から一定方向に順次信号を出力し、また逆方向修
正スイツチ24がオン操作されると信号を出力す
る順序を反転するものである。このシフトレジス
タ44は、逆方向修正スイツチ24からの信号S2
を反転するインバータ46と、その出力信号を各
一入力端に入力するアンドゲート48〜54と、
逆方向修正スイツチ24からの信号S2を各一入力
端に入力するアンドゲート56〜62と、各一組
のアンドゲート48と56、50と58、52と
60、54と62の出力信号をそれぞれ入力する
オアゲート64〜70と、その出力信号をそれぞ
れ入力Dに入力しかつ後述するゲート制御回路か
らの信号φsinを各クロツク入力Cに入力するFF
72〜78と、このFF72〜76の出力信号Q0
〜Q2を入力するノアゲート80と、FF74〜7
8の出力信号Q1〜Q3を入力するノアゲート82
とから構成されている。アンドゲート48〜54
の他の入力端には、それぞれノアゲート80の出
力信号と信号Q0〜Q2が印加されており、またア
ンドゲート56,62の他の入力端には、それぞ
れ信号Q1〜Q3とノアゲート82の出力信号が印
加されている。
84はシフトレジスタ44が出力する信号を後
述する駆動切換回路を介して入力し、この入力信
号を増幅する駆動回路である。この駆動回路84
は、第2の分周回路10内のオアゲート20の出
力信号を各一入力端に入力しかつ後述する駆動切
換回路から順次出力される信号をそれぞれ他の入
力端に入力するアンドゲート86〜92と、その
出力信号をそれぞれ抵抗94〜100を介してベ
ースに入力しまたその各エミツタが接地されさら
にそのコレクタがダイオード102〜108を介
して電源に接続されているトランジスタ110〜
116とから構成されている。このトランジスタ
110〜116の各コレクタと電源との間にモー
タのコイル118〜124がそれぞれ接続されて
いる。
126は駆動切換回路であり、各一入力端に修
正モード信号を入力し他の入力端にシフトレジス
タ44の出力信号Q3,Q0,Q1,Q2をそれぞれ入
力するアンドゲート128〜134と、その各出
力信号を一入力端にそれぞれ入力しかつ信号Q0
〜Q3を他の入力端にそれぞれ入力するオアゲー
ト136〜142とから構成されている。このア
ンドゲート128〜134は、修正モードになる
と開状態になり、このときにシフトレジスタ44
の出力信号Q0〜Q3のいずれかにパルスが発生す
ると、このパルスは隣接する所定の2つのオアゲ
ートの出力に発生し、2相励磁状態になる。尚、
通常は、オアゲート136〜142からそれぞれ
パスルが駆動回路84内のアンドゲート86〜9
2に印加されている(1相励磁状態)。
144はプリセツト回路であり、Dタイプの
FF146から構成されている。このFF146
は、そのクロツク入力Cに修正モード信号を反転
して入力し、その出力から信号PRESETを出
力している。また、このFF146は、この信号
PRESETを入力Dに入力し、さらに基準信号発
生器2内の分周器6からの所定の周波数信号をセ
ツト入力Sに入力している。このFF146の出
力から出力される信号PRESETがプリセツト
信号であり、第1の分周回路8、FF12,14
に印加され、第2の分周回路10に1/2の分周比
データをプリセツトする。
148はゲート制御回路であり、修正モード回
路34内のオアゲート38からの信号を入力して
反転するインバータ150と、その出力信号と修
正モード信号を入力するアンドゲート152と、
その出力信号をリセツト入力Rに入力しかつ通常
駆動パルス信号φ3をセツト入力Sに入力するFF
154と、その出力Qからの信号とパルス信号切
換回路26からの信号を入力して信号φsinを出力
するアンドゲート156とから構成されている。
158は修正モード延長回路であり、ゲート制
御回路148の出力信号φsinを一入力端に入力す
るアンドゲート160と、その出力信号を反転す
るインバータ162と、その出力信号をクロツク
入力Cに入力するn進カウンタ164と、その出
力Qからの信号を反転してアンドゲート160の
他の入力端と修正モード回路34内のオアゲート
38に出力信号Drを印加するインバータ166
と、逆方向修正スイツチ24からの信号S2と修正
モード信号を入力しn進カウンタ164のリセツ
ト入力Rに出力信号を印加するアンドゲート16
8とから構成されている。
次に第2図に示すタイムチヤートに基づいて第
1図に示す修正回路の動作を説明する。
通常の駆動状態に置いては、修正モード回路3
4が出力する修正モード信号はLレベルであるた
め、第2の分周回路10内のアンドゲート18は
開状態になつており、このためFF16が出力す
る通常駆動パルス信号φ3には1/4Hzに周期でパル
スが発生する。
この通常駆動パルス信号φ3に発生したパルス
は、オアゲート20の出力に発生し、駆動回路8
4内のアンドゲート86〜92が印加される。
また、修正モード信号がLレベルであるため、
パルス信号切換回路26内にアンドゲート28が
開状態になつており、その出力にも信号φ3のパ
ルスが発生し、さらにオアゲート32を介して、
通常開状態になつているゲート制御回路148内
のアンドゲート156に印加される。この結果、
アンドゲート156の出力信号φsinには信号φ3
のパルスが発生する。
この信号φsinに発生したパルスは、シフトレジ
スタ44内のFF72〜78の各クロツク入力C
に印加され、このパルスの発生に同期してFF7
2〜78の出力信号Q0〜Q3は順次Hレベルにな
る。即ち、今逆方向修正スイツチ24はオフ状態
であるため、信号S2はLレベルになつており、こ
れを反転するインバータ46の出力信号はHレベ
ルになつている。このため、このHレベルの信号
を入力するシフトレジスタ44内のアンドゲート
48〜54が開状態になつている。このときに、
FF72の出力信号Q0のみがHレベルであると、
アンドゲート50及びオアゲート66を介して
FF74の入力DにHレベルの信号が印加される
ことになる。ここで信号φsinにパルスが発生する
と、これに同期してFF74の出力信号Q1がHレ
ベルになり、ノアゲート80の出力信号Lレベル
であるためこれをアンドゲート48及びオアゲー
ト64を介して入力Dに入力しているFF72の
出力信号Q0はLレベルになる。このHレベルの
信号Q1は、開状態のアンドゲート52及びオア
ゲート68を介してFF76の入力Dに印加され
ており、信号φsinに次のパルスが発生すると、こ
のパルスに同期してFF76はその出力Q2をHレ
ベルにする。このときに、FF74の入力Dに印
加されている信号は既にLレベルになつているた
め、FF74はその出力信号Q1をLレベルにもど
す。さらに、これと同様にして、開状態のアンド
ゲート54及びオアゲート70を介してFF78
の入力Dにその前段のFF76からのHレベルに
なつた信号Q2が印加され、この結果信号Q3には
Hレベルのパルスが発生することになる。
この信号Q1〜Q3に発生するパルスは、常時駆
動切換回路126に印加されている。今、修正モ
ード信号はLレベルであるため、駆動切換回路1
26内のアンドゲート128〜134は閉状態に
なつているため、この駆動切換回路126に印加
される信号Q0〜Q3はオアゲート136〜142
を介して駆動回路84に印加される。
このオアゲート136〜142の出力信号を入
力するアンドゲート86〜92は、第2の分周回
路10内のオアゲート20の出力に発生している
信号φ3のタイミングで開状態になるため、オア
ゲート136〜142の出力に発生する信号Q0
〜Q3がHレベルになる順番でかつ信号φ3のタイ
ミングでパルスを出力信号M0〜M3に発生させる
ことになる。
この信号M0にパルスが発生すると、パルスが
発生している間トランジスタ110は導通状態に
なり、このトランジスタ110を介してモータの
コイル118に電流が流れ、このコイル118は
励磁される。その後、信号M1〜M3に順次パルス
が発生すると、トランジスタ112〜116も順
次導通状態になり、コイル120〜124は順次
1相ずつ励磁されることになる。
上記のように、通常のモータ駆動状態にあると
きに、順方向修正スイツチ22をオン操作する
と、その出力する操作信号S1はHレベルになり、
修正モード回路34内のオアゲート36及び38
の出力に発生する。このオアゲート38の出力信
号がHレベルになると、この信号をセツト入力S
に入力するFF40はセツトされ、その出力Qか
ら出力する修正モード信号をHレベルにする。
この修正モード信号がHレベルになると、第2
の分周回路10内のアンドゲート18は閉状態に
なり、これによりFF16の出力信号φ3はHレベ
ルに保たれ、また修正モード信号とこの信号φ3
を入力するオアゲート20の出力信号もHレベル
に保たれる。
また、修正モード信号がHレベルになると、パ
ルス信号切換回路26内のアンドゲート28は閉
状態になり、これに代わつてアンドゲート30が
開状態になる。このため、その出力には第1の分
周回路8からの早送りパルス信号が発生し、さら
にオアゲート32を介してゲート制御回路148
内のアンドゲート156に印加され、その出力信
号φsinに発生してシフトレジスタ44内のFF7
2〜78のクロツク入力Cに印加される。
前述したように、今順方向修正スイツチ22が
押圧されているため、シフトレジスタ44内のイ
ンバータ46の出力状態は前述した通常の場合と
同一である。従つて、シフトレジスタ44内のア
ンドゲート48〜54が開状態になつており、信
号φsinにパルスが発生すると、前述した動作と同
様にFF72〜78の出力信号Q0〜Q3は順次Hレ
ベルになる。今、信号φsinには早送りパルス信号
(256Hz)が発生しているため、前述した通常駆動
パルス信号φ3が発生した場合よりも速い周期で
信号Q0〜Q3に順次パルスが発生することになる。
一方、駆動切換回路126内のアンドゲート1
28〜134は、修正モード信号がHレベルにな
つているため開状態となつている。このため、例
えばシフトレジスタ44の出力信号Q0にパルス
が発生すると、このパルスはオアゲート136の
出力に発生すると同時に、アンドゲート130の
出力にも発生し、オアゲート138の出力に発生
する。
このようにオアゲート136,138の出力に
同時に発生したパルスは、既にオアゲート20か
らの信号により開状態になつている駆動回路84
内のアンドゲート86,88の出力信号M0,M1
に発生する。この信号M0,M1にパルスが発生す
ると、トランジスタ110,112が同時に導通
状態になり、コイル118,120が励磁され
る。
これに続いてシフトレジスタ36の出力信号
Q1にパルスが発生すると、このパルスはオアゲ
ート138の出力に発生し、さらにアンドゲート
132の出力にも発生し、オアゲート140の出
力に発生する。このため、アンドゲート88には
前回のパルスに続いて次のパルスが印加されるこ
とになり、またアンドゲート90には新たにパル
スが印加され、その出力信号M1,M2にはパルス
が発生する。従つて、トランジスタ112は導通
状態に保たれ、またトランジスタ114も導通状
態になつて、コイル120,122が同時に励磁
されることになる。
同様にして、信号Q2にパルスが発生すると、
信号M2,M3に同時にパルスが発生し、コイル1
22,124が励磁され、また信号Q3にパルス
が発生すると、信号M3,M0に同時にパルスが発
生し、コイル124,118が励磁される。
このように、順方向修正スイツチ22をオン操
作すると、モータは順方向に2相励磁により早送
り駆動されることになる。
ここで、この順方向修正スイツチ22のオン操
作を止めて、オフ状態にもどすと、修正モード回
路34内のオアゲート36,38の出力信号はL
レベルになる。このため、ゲート制御回路148
内にインバータ150の出力信号はHレベルにな
り、この信号とFF40からの修正モード信号を
入力するアンドゲート152はHレベルの信号を
出力する。従つて、このアンドゲート152の出
力信号をリセツト入力Rに入力するFF154は
リセツトされ、その出力Qからの信号をLレベル
にし、この信号を入力するアンドゲート156を
閉状態にする。このアンドゲート156が閉状態
になると、その出力信号φsinはLレベルになり、
この信号φsinをクロツク入力Cに入力するシフト
レジスタ44内のFF72〜78はこのときの出
力状態を保持する。
一方、修正モード回路34内のオアゲート38
の出力信号がLレベルになつた直後に、パルス信
号切換回路26の出力に発生したパルスは、閉状
態になつたアンドゲート156の出力信号には発
生せず、開状態になる修正モード回路34内のア
ンドゲート42の出力に発生し、既にセツト状態
が解除されているFF40のクロツク入力Cに印
加される。このため、FF40はこのパルスに同
期してその出力QをLレベルにする。
このように修正モード信号がLレベルになる
と、駆動切換回路126内のアンドゲート128
〜134は閉状態になる。また、この修正モード
信号を反転して入力するプリセツト回路144内
のFF146は、この修正モード信号の立ち下が
りに同期してその出力をHレベルにし、分周回
路6からの高周波数信号により即座にセツトされ
る。従つて、このFF146の出力から出力さ
れる信号PRESETにはトリガパルスが発生し、
このパルスは第1の分周回路8、第2の分周回路
10内のFF12,14に印加され、第2の分周
回路10の分周比を通常の1/2にプリセツトする。
このときに第2の分周回路10内のアンドゲート
18とパルス信号切換回路26内のアンドゲート
28は開状態になつており、またゲート制御回路
148内のFF154はFF16の出力にパルスが
発生するとセツトされアンドゲート156を開状
態にするので、早送り修正が終了した後通常の1/
2の周期でFF16の出力からの信号φ3にパルス
が発生すると、このパルスは通常の駆動パルスと
同様に信号φsinとオアゲート20の出力に発生す
る。
この結果、前述した通常の駆動状態の場合と同
じく、モータのコイルの1つに電流が流れる1相
励磁によりモータが駆動される。
本実施例においては、早送り修正中には2相励
磁でモータを駆動しているため、順方向スイツチ
22をオフ操作したときに例えばコイル122,
124の間にロータが停止することになる。従つ
て、通常ロータが停止する位置よりも1/2ステツ
プだけ進んだ位置に停止するため、通常の周期
(1/4Hz)で信号φ3にパルスを発生させるよりも、
修正後の最初のパルスダけは通常の1/2の周期
(1/8Hz)でパルスを発生させた方が、より指針の
位置と実際の時刻との差を少なくすることがで
き、このパルスによりロータは正極位置に停止す
ることになる。
その後は再び通常の駆動状態にもどる。ここ
で、今度は逆方向修正スイツチ24をオン操作す
ると、前述した動作と同様にして修正モード回路
34からの修正モード信号はHレベルになり、再
びパルス信号切換回路26の出力信号には早送り
パルス信号が発生し、また駆動切換回路126内
のアンドゲート128〜134も開状態になる。
これらの動作に関してはすべて順方向修正スイツ
チ22を操作した場合と同一であるが、逆方向修
正スイツチ24の操作信号S2がHレベルになるた
め、シフトレジスタ44内のアンドゲート48〜
54に代わつてアンドゲート56〜62が開状態
になる。
このアンドゲート56〜62が開状態になる
と、例えば今FF72の出力信号Q0がHレベルで
あつたとすると、この信号Q0以外のLレベルの
信号Q1〜Q3を入力するノアゲート82の出力信
号がHレベルになり、このHレベルの信号はアン
ドゲート62の出力に発生し、オアゲート70を
介してFF78の入力Dに印加される。このため、
信号φsinに早送りパルス信号が発生すると、この
パルスに同期してFF78の出力信号Q3がHレベ
ルになる。また、Hレベルの信号Q3は、アンド
ゲート60の出力に発生し、オアゲート68を介
してFF76の入力Dに印加される。そして、こ
のFF76は、信号φsinに発生する次のパルスに
同期してその出力信号Q2をHレベルにする。さ
らに、このHレベルの信号Q2はアンドゲート5
8及びオアゲート66を介してFF74の入力D
に印加され、このFF74は信号φsinに発生する
さらに次のパルスに同期してその出力信号Q1
Hレベルにする。この信号Q1はアンドゲート5
6及びオアゲート64を介してFF72の入力D
に印加され、このFF72は信号φsinに発生する
パルスに同期してその出力信号Q0を再びHレベ
ルにする。このように、アンドゲート56〜62
が開状態のときには、シフトレジスタ44の出力
信号Q0〜Q3には、信号Q3〜Q0の順にそれぞれパ
ルスが移行しながら発生することになる。
駆動切換回路126と駆動回路84は、修正モ
ード信号がHレベルになつているときは、前述し
たように、2相励磁によりモータを駆動するもの
である。従つて、上記のようにシフトレジスタ4
4の出力信号Q3がHレベルになると、コイル1
18,124を同時に励磁し、続いて信号Q2
Hレベルになると、コイル122,124を励磁
する。このため、モータは逆方向に早送りされ、
指針を逆転させて時刻修正を行なうことができ
る。
一方、上記のように逆方向修正スイツチ24を
オン操作することにより、その操作信号S2と修正
モード信号がHレベルになると、この両信号を入
力する修正モード延長回路158内のアンドゲー
ト168は開状態になり、その出力信号をHレベ
ルにする。このアンドゲート168の出力信号
は、n進カウンタ164のリセツト入力Rに印加
されているので、この信号がHレベルになるとn
進カウンタ164はリセツトされる。
このn進カウンタ164は、通常カウントアツ
プした状態、即ち出力QがHレベルになつている
状態で停止しており、リセツトされるとその出力
QがLレベルになる。従つて、逆方向修正スイツ
チ24がオン操作されるとn進カウンタ164は
リセツトされ、これによりインバータ166が出
力する信号DrはHレベルに立ち上がる。
その後、逆方向修正スイツチ24がオフ操作さ
れると、その出力信号S2はLレベルになる。この
ため、修正モード延長回路158内のアンドゲー
ト168は閉状態になり、その出力信号はLレベ
ルになる。これにより、n進カウンタ164はリ
セツト解除され、信号DrがHレベルになつてい
るため開状態になつているアンドゲート160の
出力に発生する信号φsinのパルスをカウントす
る。
また、このように信号S2がLレベルになると、
修正モード回路34内のオアゲート36の出力信
号はLレベルになり、仮に前述した順方向修正ス
イツチ22をオフ操作した場合と同じようにオア
ゲート38の出力信号もLレベルになるとする
と、FF40のセツト状態が解除されて、その出
力する修正モード信号はLレベルになり、修正モ
ードは終了してしまう。ここで修正モードが終了
してしまうと、その後モータが正転すると輪列の
バツクラツシユの影響により誤差が生じることに
なる。
本実施例においては、信号S2がLレベルになつ
た後も修正モード延長回路158内のインバータ
166からの信号DrがHレベルであるため、オ
アゲート38の出力信号はHレベルに保たれる。
このため、FF40のセツト状態は保たれ、修正
モード信号はHレベルを維持することになる。
このときに、既にシフトレジスタ44内のアン
ドゲート56〜62は閉状態になつており、これ
に代わつてアンドゲート48〜54が開状態にな
つているため、信号φsinに引き続き発生する早送
りパルスに同期してFF72〜78は前述したよ
うに順方向にモータを回転させるように信号Q3
〜Q3にパルスを発生させる。これにより、輪列
のバツクラツシユ分順方向にモータは回転するこ
とになる。
本実施例におけるn進カウンタ164は、信号
φsinに発生するパルスを3個カウントするとカウ
ントアツプするように設定されている。今このn
進カウンタ164がカウントアツプしてその出力
QをHレベルにすると、これを反転するインバー
タ166の出力信号DrはLレベルになる。この
ため、修正モード回路34内のオアゲート38の
出力信号はLレベルになり、前述した動作と同様
にしてFF40が出力する修正モード信号はLレ
ベルになる。
このようにして修正モード信号がLレベルにな
ると、駆動切換回路126は通常の状態にもど
り、またプリセツト回路144の出力信号
PRESETには前述したようにパルスが発生する。
この信号PRESETに発生するパルスにより第2
の分周回路10は通常の駆動パルスの1/2の分周
比にプリセツトされる。
この結果、逆転修正を行なつた後逆方向修正ス
イツチ24をオフ操作すると、モータは輪列のバ
ツクラツシユ分だけ正転し、その後例えばコイル
120,122の間でロータが停止することにな
る。そして、通常の1/2の周期で信号φsinに発生
するパルスによりコイル122が励磁されて正転
することになる。
(f) 考案の効果 本考案によれば修正時以外は1相励磁でモータ
を駆動しているので、消費電流を削減することが
できる。
また、指針を逆転した後に生じる輪列のバツク
ラツシユによる遅れを防ぐことができ、より正確
な時刻修正を行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例に係るアナログ時計
の修正回路を示す図、第2図はタイムチヤートで
ある。 2……基準信号発生器、8……第1の分周回
路、10……第2の分周回路、22……順方向修
正スイツチ、24……逆方向修正スイツチ、26
……信号切換回路、34……修正モード回路、4
4……シフトレジスタ、84……駆動回路、11
8〜124……コイル、126……駆動切換回
路、144……プリセツト回路、148……ゲー
ト制御回路、158……修正モード延長回路。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 基準信号を発生する基準信号発生器と、 この基準信号発生器からの基準信号を分周して
    修正用早送りパルス信号を出力する第1の分周回
    路と、 該第1の分周回路からの信号をさらに分周して
    通常駆動パルスを出力する第2の分周回路と、 順方向修正スイツチと、 逆方向修正スイツチと、 前記第1及び第2の分周回路からの修正用早送
    りパルス信号と通常駆動パルス信号を入力し、該
    両信号のいずれか一方を切換出力するパルス信号
    切換回路と、 前記順方向修正スイツチと逆方向修正スイツチ
    のいずれか一方の操作時から操作終了後前記パル
    ス信号切換回路からの最初のパルスの発生時まで
    修正モード信号を出力する修正モード回路と、 前記パルス信号切換回路からのパルス信号の発
    生に応答して複数の出力端より一定方向に出力信
    号の発生を移行し、かつその移行方向が反転可能
    なシフトレジスタと、 該シフトレジスタからの出力信号を増幅する駆
    動回路と、 該駆動回路に接続された多相モータと、 を有するアナログ時計用回路において、 前記シフトレジスタの各出力端からの信号をそ
    れぞれ入力しかつ前記修正モード回路からの修正
    モード信号発生時に前記シフトレジスタからの信
    号を出力する第1のゲート群と、該第1のゲート
    群からの信号をそれぞれ入力しかつ該第1のゲー
    ト群が入力している前記シフトレジスタの出力端
    からの信号に隣接する出力端からの信号をそれぞ
    れ入力して前記駆動回路に信号を印加する第2の
    ゲート群とからなる駆動切換回路と、 前記修正モード回路の修正モード信号停止に応
    答して前記第2の分周回路に1/2の分周比データ
    をプリセツトするプリセツト回路と、 前記修正モード回路からの修正モード信号と前
    記順方向修正スイツチと逆方向修正スイツチの操
    作信号が共に発生しているときあるいは共に発生
    していないときにのみ前記パルス信号切換回路か
    らのパルス信号を前記シフトレジスタに供給する
    ゲート制御回路と、 前記逆方向スイツチ操作終了時から前記シフト
    レジスタに印加されるパルス信号の数をカウント
    し、そのカウント値が設定値になるまで前記修正
    モード回路からの修正モード信号の発生を維持す
    る修正モード延長回路と、 を設けたことを特徴とするアナログ時計の修正回
    路。
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