JPH0441138B2 - - Google Patents

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JPH0441138B2
JPH0441138B2 JP14619883A JP14619883A JPH0441138B2 JP H0441138 B2 JPH0441138 B2 JP H0441138B2 JP 14619883 A JP14619883 A JP 14619883A JP 14619883 A JP14619883 A JP 14619883A JP H0441138 B2 JPH0441138 B2 JP H0441138B2
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JP
Japan
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lower alkyl
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JP14619883A
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JPS6036451A (ja
Inventor
Masao Nishikuri
Kingo Akahori
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Chemical Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明はアシルアミノベンゼン誘導体の改良さ
れた製造方法に関する。
一般式 (式中、Rは低級アルキル基、Xはハロゲン原
子、R1は低級アルキル基を表わす) で示される化合物は、感圧および感熱色素の中間
体として有用な化合物である。すなわち、一般式
()の化合物をハロゲノベンゼン誘導体と反応
させることにより、一般式() (式中、R,X,R1は前記の意味を有し、Y
は水素原子、低級アルキル基、低級アルコキシ
基、またはハロゲン原子、nは1〜3の整数を表
わす) で示されるジフエニルアミン誘導体とし、これを
たとえば、2−(4′−ジエチルアミノ−2′−ヒド
ロキシベンゾイル)安息香酸などのベンゾフエノ
ン誘導体と反応させることにより、感圧、感熱色
素を有利に合成することができる。
一般式()で示される化合物、たとえば3−
クロルアセト−p−フエネチジンは、p−ニトロ
フエネトールを濃硫酸およびスズと処理して得ら
れる(J.C.S.107,939)が、この方法は高価なス
ズを多量に使用するために工業的には不利であ
る。
本発明者らは、一般式() (式中、R,Xは前記の意味を有する) で示される化合物の加水分解およびアルキル化に
よる製法について鋭意検討した結果、水性媒体
中、アルカリと処理するとアシルオキシ基のみが
選択的に加水分解され、高収率で 一般式() (式中、R,Xは前記の意味を有する) で示される化合物を与え、更にアルキル化剤と処
理することにより高収率で一般式()の化合物
が得られることを見い出し、本発明を完成した。
すなわち、本発明は、一般式() (式中、Rは低級アルキル基、Xはハロゲン原
子を表わす) で示される化合物を水性媒体中、アルカリと処理
して、一般式() (式中、R,Xは前記の意味を有する) で示される化合物とした後、引続きアルキル化剤
と処理することを特徴とする一般式() (式中、R,Xは前記の意味を有し、R1は低
級アルキル基を表わす) で示されるアシルアミノベンゼン誘導体の製造方
法である。
一般式において、R,R1は、それぞれ独立に
低級アルキル基を表わし、具体的には、メチル
基、エチル基、n−プロプル基、i−プロピル
基、n−ブチル基、i−ブチル基などがあげられ
る。
Xとしては、塩素原子、臭素原子があげられ
る。
水性媒体としては水、または水とメタノール、
エタノール、プロパノール、ベンゼン、トルエ
ン、キシレン、モノクロルベンゼン、ジクロルベ
ンゼン、ニトロベンゼン、トリクロルエチレン、
テトラクロルエチレン、メチルエチルケトン、ジ
メチルホルムアミド、ジメチルスルホキシド、ホ
ルムアミド、N−メチルピロリドン、スルホラ
ン、クロロホルム、四塩化炭素などの各種有機溶
剤との混合物であつてもよい。
アルカリとしては、苛性ソーダ、苛性カリ、炭
酸ソーダ、炭酸カリ、重炭酸ソーダ、重炭酸カ
リ、水酸化カルシウム、水酸化マグネシウムなど
があげられる。その使用量は原料化合物に対し1
当量以上、好ましくは1−5当量である。特に好
ましいのはアルカリ金属の水酸化物または炭酸塩
である。
エステルの加水分解の温度は0−100℃、好ま
しくは20°−80℃である。
次にアルキル化剤を添加してアルキル化反応を
引続いて行う。このときのアルキル化剤として
は、ジメチル硫酸、ジエチル硫酸、p−トルエン
スルホン酸メチル、p−トルエンスルホン酸エチ
ル、ベンゼンスルホン酸−n−プロピル、ベンゼ
ンスルホン酸−i−ブチルなどがあげられる。
アルキル化剤の使用量は、原料化合物に対し1
モル比以上、好ましくは1−5モル比である。ア
ルキル化反応温度は、アルキル化剤の種類によつ
ても異なるが、−10°−110℃、好ましくは10°−80
℃である。アルキル化反応は、脱酸剤の存在下で
行うのが好ましく、加水分解反応で残つたものを
利用するか、あるいは新たに加えて行うことがで
きる。
一般式()の化合物は、p−アミノフエノー
ルをジアゾ化し、これと塩素、臭素などと反応さ
せることにより高収率で得ることができる。
次に本発明を実施例によつてさらに詳しく説明
する。文中、部は重量部を示す。
実施例 1 O,N−ジアセチル−3−クロロ−4−アミノ
フエノール10部を苛性ソーダ4.5部を含む水50部
と共に60℃で1時間加熱する。冷却後、20〜30℃
でジメチル硫酸6.7部を1時間で滴下し、同温で
2時間保温する。析出した結晶を過、水洗、乾
燥する。2−クロロ−4−メトキシアセトアニリ
ド7.7部を得た。 m.p.112〜114℃ 実施例 2 O,N−ジアセチル−3−クロロ−4−アミノ
フエノール10部を苛性ソーダ4.5部を含む水50部
と共に60℃で1時間加熱する。冷却後、20〜30℃
でジエチル硫酸8.1部を1時間で滴下し、同温で
4時間保温する。析出した結晶を過、水洗、乾
燥する。2−クロロ−4−エトキシアセトアニリ
ド8.0部を得た。 m.p.96〜98℃ 実施例 3 O,N−ジアセチル−3−ブロモ−4−アミノ
フエノール10部を苛性カリ5.1部と水50部と共に
50℃で2時間加熱する。次いで、30〜40℃ジメチ
ル硫酸5.6部を1時間で滴下し、同温で2時間保
温する。析出した結晶を過、水洗、乾燥する。
2−ブロム−4−メトキシアセトアニリド8.2部
を得た。 m.p.106〜109℃ 実施例 4 O,N−ジアセチル−3−クロロ−4−アミノ
フエノール10部を苛性カリ7部と水40部、ジクロ
ルベンゼン40部と共に50℃で2時間加熱する。次
いでジエチル硫酸8.1部を1時間で滴下し、同温
で1時間保温する。水層を分液除去して、2−ク
ロロ−4−エトキシアセトアニリド7.8部を含む
ジクロルベンゼン47部を得た。
実施例 5 O,N−ジアセチル−3−ブロモ−4−アミノ
フエノール10部を炭酸ソーダ7.8部を含む水70部
と共に70℃で1時間加熱する。次いでp−トルエ
ンスルホン酸メチル13.6部を加え、90℃で2時間
加熱する。冷却、過、洗浄、乾燥する。2−ブ
ロモ−4−メトキシアセトアニリド7.8部を得た。
m.p.105〜108℃ 実施例 6 O,N−ジプロピオニル−3−クロロ−4−ア
ミノフエノール10部を苛性ソーダ4部を含む水50
部と共に50℃で3時間加熱する。冷却後、20℃〜
30℃でジメチル硫酸5.5部を1時間で滴下し、同
温で1時間保温する。析出した結晶を過、洗
浄、乾燥する。2−ブロモ−4−メトキシプロピ
オアニリド7.5部を得た。
m.p.104〜105℃

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 一般式() 〔式中、Rは低級アルキル素、Xはハロゲン原
    子を表わす。〕 で示される化合物を水性媒体中、アルカリと処理
    して一般式() 〔式中、R,Xは前記と同じ意味を表わす。〕 で示される化合物とした後、引き続き、アルキル
    化剤と処理することを特徴とする一般式() 〔式中、R,Xは前記と同じ意味を表わし、
    R1は低級アルキル基を表わす。〕 で示されるアシルアミノベンゼン誘導体の製造方
    法。
JP14619883A 1983-08-09 1983-08-09 アシルアミノベンゼン誘導体の製造方法 Granted JPS6036451A (ja)

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JPS6036451A JPS6036451A (ja) 1985-02-25
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