JPH0440770Y2 - - Google Patents

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JPH0440770Y2
JPH0440770Y2 JP5798287U JP5798287U JPH0440770Y2 JP H0440770 Y2 JPH0440770 Y2 JP H0440770Y2 JP 5798287 U JP5798287 U JP 5798287U JP 5798287 U JP5798287 U JP 5798287U JP H0440770 Y2 JPH0440770 Y2 JP H0440770Y2
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dust
dust removal
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は被塗装物の表面に付着した塵埃等を塗
装に先立つて除去するための装置に関する。
(従来技術) 合成樹脂材等により成形された被塗装物の表面
には、静電気や機械的な摩擦力によつてホコリ、
糸くず等が付着し易いため、被塗装面にそのまま
塗装を行なつた場合には、表面に付着したホコリ
等により塗膜荒れが生じて品質を損ねるといつた
問題が惹起する。
このため、この種の被塗装物に対しては塗装に
先立つて表面に付着したホコリ等を取除く必要が
あり、このための除塵装置としては、実開昭61−
159074号公報に示されているような装置、つまり
エア噴出口の周囲に多数の炭素繊維を設け、この
炭素繊維によつて被塗装物表面の電荷を除去しな
がら噴出口から噴出した空気流によつて被塗装面
に付着したホコリ等を取除くようにした装置が提
案されている。
ところがこのような装置では、静電気的な吸着
力を解かれたホコリを除去することはできても、
機械的な摩擦力によつて強固に付着したホコリを
十分に除去することができないといつた不都合を
有している。
(目的) 本考案はこのような問題に鑑みてなされたもの
で、その目的とするところは静電気的な吸着力、
もしくは摩擦力によつて被塗装面に強く付着した
塵埃を効果的に払拭することのできる改良された
除塵装置を提供することにある。
(目的を達成するための手段) すなわち、本考案はかかる目的を達成するため
の除塵装置として、エアノズルと加圧空気供給源
を結ぶ管路にイオン発生器を介装する一方、この
エアノズルの噴出口口縁に、帯状をなす多数の除
塵布の基端を取付けて、被塗装物の表面に付着し
た塵埃等を効率よく除去するようにしたものであ
る。
(実施例) そこで以下に本考案の詳細を図示した実施例に
基づいて説明する。
第1図は本考案の一実施例を示したもので、図
中符号1は除塵ロボツト6のアーム7端にブラケ
ツト8を介して取付けたエアノズルで、このエア
ノズル1には、加圧空気供給源3からの加圧空気
がイオン発生器4を介して供給されるように構成
されており、またこのエアノズル1の噴出口2に
は、炭素繊維等の導電性繊維によつて作られた多
数の帯状をなす除塵布5……が自由端を被塗装物
wの表面に摺接するようにして取付けられてい
る。
このように構成された装置において、いま除塵
布5……の自由端が被塗装物wの表面に接触する
ような位置にエアノズル1を近づけた上、被塗装
物wの表面にイオン発生器4を経て正負のイオン
を含んだ空気を吹付けると、イオンを含んだ空気
は、被塗装物w表面の電荷を放電してその静電気
的吸着力を弱めつつ、静電気により吸着保持され
た塵埃等を表面から吹き払うとともに、エアノズ
ル1からの噴気流によつて除塵布5……をはため
かせ、その先端部分を被塗装物wの表面に短い周
期で摺接させながら、機械的な摩擦力によりそこ
に付着した塵埃等を払拭してエアノズル1からの
気流により外方へと吹き飛ばす。
なお、この実施例では、炭素繊維等の導電性繊
維よりなる除塵布5を用いて、これをアース電位
に保持するようにしているため、ワーク供給待ち
などの際にイオン発生器4の作動やエアノズル1
からの空気の吹付けが停止していても、静電気に
より塵埃が除塵布5に吸着するのを回避して、除
塵布5を清潔に保ちながらこれに所要の払拭作用
を持たすことができるが、除塵布5に特に導電性
繊維を用いなくても、被塗装物w上の塵埃を除去
するだけならば、払拭作用はその機械的な摩擦力
だけで十分である。
第2図はこのような除塵作用をさらに高めるべ
く構成された除塵ブース10を示したもので、ブ
ース10の上部には給気室12がエアフイルタ1
1を介して設けられ、また下部は除塵ロボツト6
を配置した除塵室13として構成されていて、こ
こには下部に排気ダクト14を敷設した被塗装物
搬送用のコンベア15が設けられている。
なお図中符号16はブース10内に設けた防塵
用の仕切壁を示している。
したがつて、被塗装物wがコンベア15によつ
てここに送られてくると、除塵ロボツト6はアー
ム7を動かしながらその先端のエアノズル1によ
りさきに述べたような除塵操作を行なう一方、給
気室12からエアフイルタ11を介して除塵室1
3内に流入した空気は、除塵ロボツト6によつて
吹き飛ばした塵埃等を再び被塗装面に付着させる
ことなく、排気ダクト14の吸引作用によりコン
ベア15の下方へと向かう気流に乗せてこれを外
部へ排出する。
なお、イオン発生器4については、コロナ放電
によるもの、もしくは紫外線によるものを使用
し、これをできるだけ噴出口2の近くに配設する
ことによつて、高レベルのイオン流を被塗装面に
吹付けることができる。
(効果) 以上述べたように本考案によれば、イオン発生
器を介して加圧空気源に連通するエアノズルの噴
出口口縁に、帯状をなす多数の導電性除塵布を取
付けたので、エアノズルから噴き出すイオンを含
む気流により、被塗装物表面の電荷を放電してそ
の静電的吸着力を弱めるとともに、エアノズルか
らの噴気流により除塵布をはためかせ、その先端
部による払拭作用によつて摩擦力により強固に付
着した被塗装面上の塵埃をも効果的に除去するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す装置の側面
図、第2図は同上装置を備えた除塵ブースの構成
図である。 1……エアノズル、3……空気供給源、4……
イオン発生器、5……除塵布、6……除塵ロボツ
ト、10……除塵ブース。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. エアノズル1と加圧空気供給源3を結ぶ管路に
    イオン発生器4を介装する一方、該エアノズル1
    の噴出口2口縁に、帯状をなす多数の除塵布5の
    基端を取付けたことを特徴とする被塗装物の除塵
    装置。
JP5798287U 1987-04-15 1987-04-15 Expired JPH0440770Y2 (ja)

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JP5798287U JPH0440770Y2 (ja) 1987-04-15 1987-04-15

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JP5798287U JPH0440770Y2 (ja) 1987-04-15 1987-04-15

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JPS63164974U JPS63164974U (ja) 1988-10-27
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JP4658776B2 (ja) * 2005-11-01 2011-03-23 株式会社リコー 洗浄装置
JP5929718B2 (ja) * 2012-11-09 2016-06-08 三菱電機株式会社 掃除具及びこれを備えた電気掃除機
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JP6178973B2 (ja) * 2013-03-14 2017-08-16 パナソニックIpマネジメント株式会社 除塵ブース

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JPS63164974U (ja) 1988-10-27

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