JPH044024A - 中空糸状多孔質分離膜エレメントの製造方法 - Google Patents
中空糸状多孔質分離膜エレメントの製造方法Info
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- JPH044024A JPH044024A JP10507390A JP10507390A JPH044024A JP H044024 A JPH044024 A JP H044024A JP 10507390 A JP10507390 A JP 10507390A JP 10507390 A JP10507390 A JP 10507390A JP H044024 A JPH044024 A JP H044024A
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- Separation Using Semi-Permeable Membranes (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
「産業上の利用分野」
本発明は中空糸状多孔質分離膜エレメントに関するもの
であり、このエレメントは水溶液その他の液体から除塵
、除菌等を行う用途に用いられる。
であり、このエレメントは水溶液その他の液体から除塵
、除菌等を行う用途に用いられる。
「従来の技術」
中空糸状多孔質分離膜エレメントを用いたモジュールは
、膜充填密度が高く、水、ジーース、酒あるいは溶剤等
の液体から、有用物と塵埃、雑菌等を分離するような許
過装置の小型化を図ることができる他、耐圧性等に優れ
、半導体、食品その他の分野で多く用いられている。特
に疎水性樹脂よりなる中空糸状多孔質分離膜は、耐薬品
性に優れることから広く用いられている。
、膜充填密度が高く、水、ジーース、酒あるいは溶剤等
の液体から、有用物と塵埃、雑菌等を分離するような許
過装置の小型化を図ることができる他、耐圧性等に優れ
、半導体、食品その他の分野で多く用いられている。特
に疎水性樹脂よりなる中空糸状多孔質分離膜は、耐薬品
性に優れることから広く用いられている。
この中空糸状分離膜のモジュール化は、多数の中空糸状
分離膜からなる束を円筒状等の外筒に収納し、前記束の
両端末部を封止剤を用いて、中空糸状分離膜相互の間隙
及び中空糸状分離膜と外筒の間隙を封止する必要がある
。これを行う方法として、エポキシ樹脂やウレタン樹脂
などの封止剤を端末部に注入し、静置あるいは遠心力に
より加圧して、封止剤を間隙に充分充填させた後、加熱
硬化させる(例えば、特公昭44−5526号、特公昭
56−40602号)のが−船釣である。
分離膜からなる束を円筒状等の外筒に収納し、前記束の
両端末部を封止剤を用いて、中空糸状分離膜相互の間隙
及び中空糸状分離膜と外筒の間隙を封止する必要がある
。これを行う方法として、エポキシ樹脂やウレタン樹脂
などの封止剤を端末部に注入し、静置あるいは遠心力に
より加圧して、封止剤を間隙に充分充填させた後、加熱
硬化させる(例えば、特公昭44−5526号、特公昭
56−40602号)のが−船釣である。
「発明が解決しようとする問題点」
従来の封止方法は、封止剤が単に中空糸状多孔質分離膜
表面に接して充填されていたため、特に疎水性樹脂より
なる分離膜に於いては、封止剤との接着性が悪く封止で
きないという問題があった。このため疎水性樹脂よりな
る分離膜では、端末部を化学処理ヤプライマー処理して
、その表面に−CO−、−COOH,−NH2等の親水
性基を導入し、接着性を改善後、封止することが行なわ
れている。
表面に接して充填されていたため、特に疎水性樹脂より
なる分離膜に於いては、封止剤との接着性が悪く封止で
きないという問題があった。このため疎水性樹脂よりな
る分離膜では、端末部を化学処理ヤプライマー処理して
、その表面に−CO−、−COOH,−NH2等の親水
性基を導入し、接着性を改善後、封止することが行なわ
れている。
しかしこれら表面処理部分は、耐薬品性が劣るため、半
導体分野で用いられる酸、アルカリあるいは食品分野で
用いられる次亜塩素酸ナトリウム等の洗浄剤が封止剤と
表面処理部分の界面に次第に侵透することによって、封
止剤との接着性が弱まり、やがて封止性がなくなるとい
う問題があった。
導体分野で用いられる酸、アルカリあるいは食品分野で
用いられる次亜塩素酸ナトリウム等の洗浄剤が封止剤と
表面処理部分の界面に次第に侵透することによって、封
止剤との接着性が弱まり、やがて封止性がなくなるとい
う問題があった。
「問題点を解決するための手段」
本発明の中空糸状多孔質分離膜エレメントは、疎水性樹
脂よりなる中空糸状多孔質分離膜の端末部の多孔質空間
に少なくとも20容積%以上の封止剤が含浸され、前記
分離膜周囲の封止剤と一体硬化していることを特徴とす
る。20容積%とはチューブ内に含浸された封止剤の容
積のチューブ多孔質部分の容積に対する比率で、含浸率
とも定義される。ここで疎水性樹脂は、ポリテトラフル
オロエチレン、エチレン−テトラフルオロエチレン共重
合体などのフッ素樹脂、ポリエチレン、ポリプロピレン
、ポリペンテンなどのポリオレフィン等が挙げられる。
脂よりなる中空糸状多孔質分離膜の端末部の多孔質空間
に少なくとも20容積%以上の封止剤が含浸され、前記
分離膜周囲の封止剤と一体硬化していることを特徴とす
る。20容積%とはチューブ内に含浸された封止剤の容
積のチューブ多孔質部分の容積に対する比率で、含浸率
とも定義される。ここで疎水性樹脂は、ポリテトラフル
オロエチレン、エチレン−テトラフルオロエチレン共重
合体などのフッ素樹脂、ポリエチレン、ポリプロピレン
、ポリペンテンなどのポリオレフィン等が挙げられる。
いずれも耐薬品性に優れているカ、特にポリテトラフル
オロエチレンは耐薬品性に最も優れ、耐熱性、強度にも
優れることから好適に用いられる。また封止剤は、成型
性、耐薬品性などから、エポキシ樹脂、ウレタン樹脂あ
るいはシリコーンゴム等が好適に用いられる。
オロエチレンは耐薬品性に最も優れ、耐熱性、強度にも
優れることから好適に用いられる。また封止剤は、成型
性、耐薬品性などから、エポキシ樹脂、ウレタン樹脂あ
るいはシリコーンゴム等が好適に用いられる。
本発明の中空糸状多孔質分離膜エレメントを得るには、
まず疎水性樹脂よりなる中空糸状多孔質分離膜の端末部
の多孔質空間に少なくとも20容積%以上のmJ記封止
剤を含浸させる。含浸率が20容積%より少ないと接着
効果が低く、充分な封止性が得られない。
まず疎水性樹脂よりなる中空糸状多孔質分離膜の端末部
の多孔質空間に少なくとも20容積%以上のmJ記封止
剤を含浸させる。含浸率が20容積%より少ないと接着
効果が低く、充分な封止性が得られない。
含浸時、封止剤に有機溶媒を添加したり、あるいは加熱
することにより粘度を下げて行うことが効果的である。
することにより粘度を下げて行うことが効果的である。
この時の粘度は前記分離膜の孔径、あるいは表面張力等
により適切な値は異なるが、例えば分離膜の孔径が01
〜10μの場合、粘度を10から2,000 c、p−
に調節して用いるのがよい。
により適切な値は異なるが、例えば分離膜の孔径が01
〜10μの場合、粘度を10から2,000 c、p−
に調節して用いるのがよい。
また粘度を下げるのに用いる有機溶媒は疎水性樹脂より
なる分離膜をよく濡らし、かつ封止剤と相溶性のあるも
のがよく、例えば封止剤がエポキシ樹脂の場合には、ア
セトン、メチルエチルケトン、テトラヒドロフラン、N
−Nジメチルアセトアミド、N−Nジメチルホルムアミ
ド、ベンゼン、キシレン等が用いられる。また含浸操作
を行う時、分離膜をあらかじめ有機溶媒で濡らしてあ・
くと封止剤は一層含浸しやすい。また加圧や減圧操作を
行うことで、封止剤の多孔質空間の含浸率を高めること
もよい。含浸操作で有機溶媒を用いた場合は、含浸後乾
燥して溶媒を除く操作が必要となる。
なる分離膜をよく濡らし、かつ封止剤と相溶性のあるも
のがよく、例えば封止剤がエポキシ樹脂の場合には、ア
セトン、メチルエチルケトン、テトラヒドロフラン、N
−Nジメチルアセトアミド、N−Nジメチルホルムアミ
ド、ベンゼン、キシレン等が用いられる。また含浸操作
を行う時、分離膜をあらかじめ有機溶媒で濡らしてあ・
くと封止剤は一層含浸しやすい。また加圧や減圧操作を
行うことで、封止剤の多孔質空間の含浸率を高めること
もよい。含浸操作で有機溶媒を用いた場合は、含浸後乾
燥して溶媒を除く操作が必要となる。
このように端末部に封止剤を含浸させた多数の中空糸状
多孔質分離膜を次に束ねて、モジュール外筒に挿入した
後、前記端末部に封止剤を注入する。この時の封止剤は
前記の多孔質内に含浸させた封止剤が一般に用いられる
が、相互の接着性があれば別の封止剤を用いてもよい。
多孔質分離膜を次に束ねて、モジュール外筒に挿入した
後、前記端末部に封止剤を注入する。この時の封止剤は
前記の多孔質内に含浸させた封止剤が一般に用いられる
が、相互の接着性があれば別の封止剤を用いてもよい。
いずれにせよ、この後加熱することで多孔質内の封止剤
と膜周囲の封止剤とを一体硬化させる。
と膜周囲の封止剤とを一体硬化させる。
「作 用」
このように本発明の疎水性樹脂よりなる中空糸状分離膜
エレメントは、封止剤が分離膜の多孔質中に侵入してい
て、それが分離膜周囲の封止剤と一体化していることか
ら、接着面積が大iJに広がり、分離膜は封止剤と強固
に接着する。また表面処理を行う必要がないから、薬品
によって接着性すなわち封止性が経時的に劣化すること
もない。
エレメントは、封止剤が分離膜の多孔質中に侵入してい
て、それが分離膜周囲の封止剤と一体化していることか
ら、接着面積が大iJに広がり、分離膜は封止剤と強固
に接着する。また表面処理を行う必要がないから、薬品
によって接着性すなわち封止性が経時的に劣化すること
もない。
「実施例」
第1図は本発明の一具体例であって、中空糸状多孔質分
離膜エレメントの模式図を示し、第2図は第1図の点線
で囲った部分の拡大図である。
離膜エレメントの模式図を示し、第2図は第1図の点線
で囲った部分の拡大図である。
又第3図は本発明の効果を引抜強度の経時変化で示した
ものである。
ものである。
イ実施例1
疎水性樹脂よりなる中空糸状多孔質分離膜は、気孔率6
5%、平均孔径0.8μ、内径2徊、外径3mmのポリ
テトラフルオロエチレン多孔質チューブを用い、封止剤
として、エポキシ樹脂(主剤CY−205.硬化剤HY
−974J、いずれもチバガイギー社製)を主剤:硬化
剤=100:20で混合した(粘度的20,000 c
、p、)ものを用いた。初めに前記封止剤100重量部
にアセトンを15重量部加え均一に混合し、粘度を約5
00 c、p−に下げた液に、末端を閉じアセトンで濡
した前記分離膜を30分間浸漬後、2時間風乾してアセ
トンを除去した。これにより分離膜多孔質空間の70容
積%に封止剤が含浸された。これら分離膜を束ねてステ
ンレス製外筒に入れた後、前記封止剤を今度はアセトン
を添加せず注入し、75°Cで3時間ついで120°C
で2時間加熱硬化して分離膜エレメントを作成した。
5%、平均孔径0.8μ、内径2徊、外径3mmのポリ
テトラフルオロエチレン多孔質チューブを用い、封止剤
として、エポキシ樹脂(主剤CY−205.硬化剤HY
−974J、いずれもチバガイギー社製)を主剤:硬化
剤=100:20で混合した(粘度的20,000 c
、p、)ものを用いた。初めに前記封止剤100重量部
にアセトンを15重量部加え均一に混合し、粘度を約5
00 c、p−に下げた液に、末端を閉じアセトンで濡
した前記分離膜を30分間浸漬後、2時間風乾してアセ
トンを除去した。これにより分離膜多孔質空間の70容
積%に封止剤が含浸された。これら分離膜を束ねてステ
ンレス製外筒に入れた後、前記封止剤を今度はアセトン
を添加せず注入し、75°Cで3時間ついで120°C
で2時間加熱硬化して分離膜エレメントを作成した。
ロ、実施例2
実施例1と同じ分離膜、封止剤を用い、初めに前記分離
膜端末部の多孔質内にアセトンを含浸後、100°Cに
加熱して粘度を約60 c−p、に下げた前記封止剤中
に5分間浸漬して、前記多孔質空間に封止剤を85容積
%含浸させた。−昼夜室温にて乾燥した後、これら分離
膜を束ねて実施例と同じ条件で分離膜エレメントを作成
した。
膜端末部の多孔質内にアセトンを含浸後、100°Cに
加熱して粘度を約60 c−p、に下げた前記封止剤中
に5分間浸漬して、前記多孔質空間に封止剤を85容積
%含浸させた。−昼夜室温にて乾燥した後、これら分離
膜を束ねて実施例と同じ条件で分離膜エレメントを作成
した。
ハ、比較例1
比較例として実施例1,2と同じ分離膜、封止剤を用い
、初めに分離膜端末部の外表面を表面処理剤(商品名テ
トラエッチ、潤工社製)にて処理した後、束ねてステン
レス製外筒に入れ、封止剤を注入後、実施例1,2と同
じ条件で加熱硬化して分離膜エレメントを作成した。
、初めに分離膜端末部の外表面を表面処理剤(商品名テ
トラエッチ、潤工社製)にて処理した後、束ねてステン
レス製外筒に入れ、封止剤を注入後、実施例1,2と同
じ条件で加熱硬化して分離膜エレメントを作成した。
二、比較例2
また分離膜を表面処理しない他は比較例1と同様にして
分離膜エレメントを作成した。
分離膜エレメントを作成した。
前記実施例1.2及び比較例1.2のエレメントを60
°C15%次亜塩素酸水溶液に浸漬し、封止部からの分
離膜の引抜強度を経時的に測定した結果を第3図に示す
。実施例はいずれも引抜強度が大きい上に経時的劣化も
なく、接着力の安定していることがわかる。
°C15%次亜塩素酸水溶液に浸漬し、封止部からの分
離膜の引抜強度を経時的に測定した結果を第3図に示す
。実施例はいずれも引抜強度が大きい上に経時的劣化も
なく、接着力の安定していることがわかる。
ホ、実施例3
実施例と同じ分離膜、封止剤と内径95mmのステンレ
ス製外筒を用いて分離膜630本人りのエレメントを作
成するに際して、実施例1の端末部作成条件のうちアセ
トン添加エポキシ樹脂液の浸漬、乾燥の工程を3回繰り
返す以外は同じ条件で作成した。0.2kg/aI+2
でニアリークテスト を行なったが、ニアリークを認め
ず、端末部封止が完全にできていることを確認した。さ
らに膜間差圧4 kg/an” 、 400時間、水濾
過試験を行なった後、再度ニアリークテストを実施した
がニアリークは認められなかった。
ス製外筒を用いて分離膜630本人りのエレメントを作
成するに際して、実施例1の端末部作成条件のうちアセ
トン添加エポキシ樹脂液の浸漬、乾燥の工程を3回繰り
返す以外は同じ条件で作成した。0.2kg/aI+2
でニアリークテスト を行なったが、ニアリークを認め
ず、端末部封止が完全にできていることを確認した。さ
らに膜間差圧4 kg/an” 、 400時間、水濾
過試験を行なった後、再度ニアリークテストを実施した
がニアリークは認められなかった。
へ、実施例4
分離膜としてポリテトラフルオロエチレンよりなる多孔
質チューブA(気孔率65%、平均孔径0゜8μ、内径
2mm、外径3 mm )、B(気孔率60%、平均孔
径0.45μ、内径2I[Fm1外径3 mm )及び
C(気孔率40%、平均孔径0.1μ、内径2耶、外径
3 mm )を用い、封止剤として実施例1と同じエポ
キシ樹脂を用いた。封止剤100重量部にアセトンを5
から30重量部混合した各種濃度の液を調整し、これら
溶液に前記3種類の分離膜を適当な時間浸漬後、乾燥さ
せることにより封止剤の含浸率の異なる分離膜を得た。
質チューブA(気孔率65%、平均孔径0゜8μ、内径
2mm、外径3 mm )、B(気孔率60%、平均孔
径0.45μ、内径2I[Fm1外径3 mm )及び
C(気孔率40%、平均孔径0.1μ、内径2耶、外径
3 mm )を用い、封止剤として実施例1と同じエポ
キシ樹脂を用いた。封止剤100重量部にアセトンを5
から30重量部混合した各種濃度の液を調整し、これら
溶液に前記3種類の分離膜を適当な時間浸漬後、乾燥さ
せることにより封止剤の含浸率の異なる分離膜を得た。
各分離膜をそれぞれ束ねてステンレス外筒に入れた後、
実施例1と同様に封止剤を注入後、加熱硬化してそれぞ
れの分離膜エレメントを得た。各分離膜エレメントごと
に実施例3と同じ条件でニアリークテストを行い、つい
で引抜試験を行なった。結果を表に示す。
実施例1と同様に封止剤を注入後、加熱硬化してそれぞ
れの分離膜エレメントを得た。各分離膜エレメントごと
に実施例3と同じ条件でニアリークテストを行い、つい
で引抜試験を行なった。結果を表に示す。
第1図は本発明のエレメントの一例を示す一部断面で示
す模式図、第2図は第1図中の点線で囲った部分の拡大
図、第3図は本発明の効果を表わす引抜強度の経時変化
を示した図である。 l・・疎水性樹脂よりなる中空糸多孔質状分離膜、2
封止剤 3・・モジュール外筒。 (注)ニアリークテスト ○ニアリークなし×ニアリ
ークあり 「発明の効果」 以上説明したように本発明は疎水性樹脂よりなる中空糸
状多孔質分離膜エレメント端末封止部の接着性と封止性
を大巾に改善でき、耐薬品性を必要とする分離膜モジュ
ールに利用すると効果的である。 / 才1図 60で、5%次亜塩素酸浸庸時間(dαy)才3図 ヤ2図
す模式図、第2図は第1図中の点線で囲った部分の拡大
図、第3図は本発明の効果を表わす引抜強度の経時変化
を示した図である。 l・・疎水性樹脂よりなる中空糸多孔質状分離膜、2
封止剤 3・・モジュール外筒。 (注)ニアリークテスト ○ニアリークなし×ニアリ
ークあり 「発明の効果」 以上説明したように本発明は疎水性樹脂よりなる中空糸
状多孔質分離膜エレメント端末封止部の接着性と封止性
を大巾に改善でき、耐薬品性を必要とする分離膜モジュ
ールに利用すると効果的である。 / 才1図 60で、5%次亜塩素酸浸庸時間(dαy)才3図 ヤ2図
Claims (4)
- (1)疎水性樹脂よりなる中空糸状多孔質分離膜の端末
部の多孔質空間に少なくとも20容積%以上の封止剤が
含浸され、前記分離膜周囲の封止剤と一体硬化している
ことを特徴とする中空糸状多孔質分離膜エレメント。 - (2)疎水性樹脂がポリテトラフルオロエチレンである
ことを特徴とする請求項1記載の中空糸状多孔質分離膜
エレメント。 - (3)疎水性樹脂よりなる中空糸状多孔質分離膜の端末
部の多孔質空間に少なくとも20容積%以上の封止剤を
含浸させたのち、前記分離膜を束ね、その周囲に封止剤
を注入し、前記多孔質内の封止剤と一体硬化させること
を特徴とする中空糸状多孔質分離膜エレメントの製造方
法。 - (4)疎水性樹脂がポリテトラフルオロエチレンでであ
ることを特徴とする請求項3記載の中空糸状多孔質分離
膜エレメントの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10507390A JP2946628B2 (ja) | 1990-04-19 | 1990-04-19 | 中空状多孔質分離膜エレメントの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP10507390A JP2946628B2 (ja) | 1990-04-19 | 1990-04-19 | 中空状多孔質分離膜エレメントの製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH044024A true JPH044024A (ja) | 1992-01-08 |
JP2946628B2 JP2946628B2 (ja) | 1999-09-06 |
Family
ID=14397769
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP10507390A Expired - Lifetime JP2946628B2 (ja) | 1990-04-19 | 1990-04-19 | 中空状多孔質分離膜エレメントの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2946628B2 (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2002034373A1 (en) * | 2000-10-23 | 2002-05-02 | U.S. Filter Wastewater Group, Inc. | Fibre membrane arrangement |
WO2009088075A1 (ja) * | 2008-01-11 | 2009-07-16 | Sumitomo Electric Industries, Ltd. | 分離膜エレメント、分離膜モジュール及び分離膜エレメントの製造方法 |
JP2009165913A (ja) * | 2008-01-11 | 2009-07-30 | Sumitomo Electric Ind Ltd | 分離膜エレメント、分離膜モジュール及び分離膜エレメントの製造方法 |
CN102641664A (zh) * | 2012-04-17 | 2012-08-22 | 浙江理工大学 | 一种聚四氟乙烯中空纤维膜组件的浇注方法 |
CN105833733A (zh) * | 2016-04-28 | 2016-08-10 | 山东金汇膜科技股份有限公司 | 一种聚四氟乙烯中空纤维微孔膜的预封装方法 |
-
1990
- 1990-04-19 JP JP10507390A patent/JP2946628B2/ja not_active Expired - Lifetime
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KR101275518B1 (ko) * | 2008-01-11 | 2013-06-20 | 스미토모덴코파인폴리머 가부시키가이샤 | 분리막 엘리먼트, 분리막 모듈 및 분리막 엘리먼트의 제조 방법 |
US8709253B2 (en) | 2008-01-11 | 2014-04-29 | Sumitomo Electric Industries, Ltd. | Separation membrane elements, separation membrane module, and process for producing separation membrane element |
CN102641664A (zh) * | 2012-04-17 | 2012-08-22 | 浙江理工大学 | 一种聚四氟乙烯中空纤维膜组件的浇注方法 |
CN105833733A (zh) * | 2016-04-28 | 2016-08-10 | 山东金汇膜科技股份有限公司 | 一种聚四氟乙烯中空纤维微孔膜的预封装方法 |
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