JP2575472B2 - 中空糸型物質分離装置の製造方法 - Google Patents
中空糸型物質分離装置の製造方法Info
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- Separation Using Semi-Permeable Membranes (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本発明は、中空糸型物質分離装置の接着剤によるシー
ル部のシール性を改良する方法に関する。
ル部のシール性を改良する方法に関する。
<従来技術> 近年、膜を用いた物質分離装置は、医療,食品及びそ
の他の工業分野で極めて多く使用されており、中でも中
空糸型物質分離装置は、コンパクト化できるため最も多
く使用されている。
の他の工業分野で極めて多く使用されており、中でも中
空糸型物質分離装置は、コンパクト化できるため最も多
く使用されている。
しかし、コンパクト化のためにケース内に多数本の中
空糸を装填するためケース内の中空糸束において、中空
糸同志が密着することになり、密着部分には接着剤が浸
透せず製品化した際にシール不良、即ちリークとなるこ
とが大きな問題点であった。
空糸を装填するためケース内の中空糸束において、中空
糸同志が密着することになり、密着部分には接着剤が浸
透せず製品化した際にシール不良、即ちリークとなるこ
とが大きな問題点であった。
<発明の目的> 本発明は、かかる従来技術の問題点を解決することを
目的とするものであり、特に筒状容器内に装填された中
空糸束の両端部を接着剤によりシール固定する前工程と
して中空糸束の両端部の過剰の密着を防止することを目
的とするものである。
目的とするものであり、特に筒状容器内に装填された中
空糸束の両端部を接着剤によりシール固定する前工程と
して中空糸束の両端部の過剰の密着を防止することを目
的とするものである。
<発明の構成> 本発明者は、かかる目的を達成するために研究を行な
い、接着剤を供給する前に、中空糸束の端部全体に中空
糸束の軸方向と直角の方向に両サイドから圧縮力を加え
て中空糸束を変形させる操作を複数回行なうもみほぐし
工程が有効であることを見い出し、本発明に到達した。
い、接着剤を供給する前に、中空糸束の端部全体に中空
糸束の軸方向と直角の方向に両サイドから圧縮力を加え
て中空糸束を変形させる操作を複数回行なうもみほぐし
工程が有効であることを見い出し、本発明に到達した。
即ち、本発明者は、シール不良を発生させる原因とし
て、第1には多数本の中空糸をまとめて束とするため
に、中空糸束内において、中空糸同志が密着状態とな
り、密着部分へは接着剤が浸透しにくいことを推定し
た。
て、第1には多数本の中空糸をまとめて束とするため
に、中空糸束内において、中空糸同志が密着状態とな
り、密着部分へは接着剤が浸透しにくいことを推定し
た。
さらに第2の原因として、中空糸の物質分離膜として
の機能を維持するために、中空糸へグリセリン,ポリエ
チレングリコール等の多価アルコールを可塑剤として含
浸,付着せしめてあるが、これらの可塑剤が中空糸同志
を見掛け上固定させることになり、その見掛け上固定さ
れた部分へは、シール用接着剤が浸透しにくいことを推
定した。
の機能を維持するために、中空糸へグリセリン,ポリエ
チレングリコール等の多価アルコールを可塑剤として含
浸,付着せしめてあるが、これらの可塑剤が中空糸同志
を見掛け上固定させることになり、その見掛け上固定さ
れた部分へは、シール用接着剤が浸透しにくいことを推
定した。
これらの推定原因の両方に対して本発明者は、中空糸
束中の各々の中空糸の相互の密着又は固着状態を破壊す
る方法を検討し、中空糸束の両端部を機械的又は人手手
段によりもみほぐすことにより、各々の中空糸の相互の
密着又は固着状態を破壊し、シール不良を改良する方法
である本発明に到達した。
束中の各々の中空糸の相互の密着又は固着状態を破壊す
る方法を検討し、中空糸束の両端部を機械的又は人手手
段によりもみほぐすことにより、各々の中空糸の相互の
密着又は固着状態を破壊し、シール不良を改良する方法
である本発明に到達した。
即ち本発明は、物質選択透過性を有し可塑剤を含有し
た多数本の中空糸膜から主としてなる中空糸束を筒状の
ケース内に装填し、該ケース両端部の少なくとも一端部
を接着剤にてシールするに際し、該端部に接着剤を供給
する前に、該中空糸束の端部をもみほぐすことを特徴と
する中空糸型物質分離装置の製造方法を提供するもので
ある。
た多数本の中空糸膜から主としてなる中空糸束を筒状の
ケース内に装填し、該ケース両端部の少なくとも一端部
を接着剤にてシールするに際し、該端部に接着剤を供給
する前に、該中空糸束の端部をもみほぐすことを特徴と
する中空糸型物質分離装置の製造方法を提供するもので
ある。
もみほぐしの具体的方法としては、人手により中空糸
束の両端部を、繰返し押えることによってもみほぐすこ
ともできるし、又、プラスチック,ゴム,あるいは金属
等の板によって中空糸束の両端部を押えて解除し、次い
で中空糸束をその長手方向の軸まわりに、好ましくは約
90゜回転させて再度、押えて解除することを繰り返すこ
とによってもみほぐすこともできる。
束の両端部を、繰返し押えることによってもみほぐすこ
ともできるし、又、プラスチック,ゴム,あるいは金属
等の板によって中空糸束の両端部を押えて解除し、次い
で中空糸束をその長手方向の軸まわりに、好ましくは約
90゜回転させて再度、押えて解除することを繰り返すこ
とによってもみほぐすこともできる。
なお、人手又は機械的なもみほぐしの際に、中空糸束
の両端はテープ等によって固定されていてもよいし、固
定されていなくてもよいが、端部にテープを巻き付けた
方がその後の接着剤によるシール工程において端部を密
封部材により密封する際に有利である。
の両端はテープ等によって固定されていてもよいし、固
定されていなくてもよいが、端部にテープを巻き付けた
方がその後の接着剤によるシール工程において端部を密
封部材により密封する際に有利である。
本発明の方法は、中空糸膜に付着される可塑剤の量が
多い場合に特に顕著な効果が得られる。可塑剤の好まし
い含有量の範囲としては、中空糸膜を構成する重合体10
0gに対して、可塑剤が50g以上であり、特に好ましくは
可塑剤が70g以上の割合で付着される場合において著し
い効果が得られる。
多い場合に特に顕著な効果が得られる。可塑剤の好まし
い含有量の範囲としては、中空糸膜を構成する重合体10
0gに対して、可塑剤が50g以上であり、特に好ましくは
可塑剤が70g以上の割合で付着される場合において著し
い効果が得られる。
またかかる可塑剤の含有量の上限としては、実用上接
着剤によるシール固定が可能な範囲であればよく、具体
的には例えば300g可塑剤/100g中空糸膜の重合体が、さ
らに好ましくは200g可塑剤/100g中空糸膜の重合体なる
上限値があげられる。
着剤によるシール固定が可能な範囲であればよく、具体
的には例えば300g可塑剤/100g中空糸膜の重合体が、さ
らに好ましくは200g可塑剤/100g中空糸膜の重合体なる
上限値があげられる。
尚、本発明の方法における中空糸束を構成する中空糸
の本数としては、通常1,000〜100,000本程度の範囲があ
げられ、体液処理器の場合には、5,000〜50,000本程度
が好ましい。
の本数としては、通常1,000〜100,000本程度の範囲があ
げられ、体液処理器の場合には、5,000〜50,000本程度
が好ましい。
尚、本発明における中空糸膜は、糸形成性重合体から
なり物質選択透過性のあるものであればいかなるもので
あってもよく、その重合体の具体例としてはセルロー
ス,セルロースエステル,ポリメチルメタアクリレー
ト,ポリスルホン等があげられる。また可塑剤として
は、過疎化効果のあるものであればいかなるものであっ
てもよく、その具体例としてはグリセリン,ポリエチレ
ングリコール等の多価アルコール類があげられる。
なり物質選択透過性のあるものであればいかなるもので
あってもよく、その重合体の具体例としてはセルロー
ス,セルロースエステル,ポリメチルメタアクリレー
ト,ポリスルホン等があげられる。また可塑剤として
は、過疎化効果のあるものであればいかなるものであっ
てもよく、その具体例としてはグリセリン,ポリエチレ
ングリコール等の多価アルコール類があげられる。
また本発明における物質分離装置の具体例としては、
血液透析,血液過,血漿分離,人工肺の如き体液処理
器の他、逆浸透装置や、限外過装置,気体分離装置等
があげられる。
血液透析,血液過,血漿分離,人工肺の如き体液処理
器の他、逆浸透装置や、限外過装置,気体分離装置等
があげられる。
以下、実施例を比較例と共にあげて説明するが、本発
明はこれらの実施例により何ら限定されるものではな
い。
明はこれらの実施例により何ら限定されるものではな
い。
<実施例> グリセリンを約100g/100gセルロース重合体なる量で
含有した血液透析用中空糸10,000本からなる中空糸束を
円筒状プラスチックケースに装填し、70℃の熱風で乾燥
したのち中空糸束両端部を、以下に示す方法でもみほぐ
しを実施したのち、ウレタン樹脂を用いて遠心成形によ
り両端をシールする管板部を形成し、通常の方法により
血液透析用の分離装置に組み立てた。
含有した血液透析用中空糸10,000本からなる中空糸束を
円筒状プラスチックケースに装填し、70℃の熱風で乾燥
したのち中空糸束両端部を、以下に示す方法でもみほぐ
しを実施したのち、ウレタン樹脂を用いて遠心成形によ
り両端をシールする管板部を形成し、通常の方法により
血液透析用の分離装置に組み立てた。
そして、これらの分離装置を十分な量の水を通して洗
浄したのち、中空糸内の水を除去して、1kg/cm2Gの空気
圧で加圧し、管板部でのシール性をチェックした。第1
表にその結果を示す。
浄したのち、中空糸内の水を除去して、1kg/cm2Gの空気
圧で加圧し、管板部でのシール性をチェックした。第1
表にその結果を示す。
またグリセリン付着量を第2表に示すように変化させ
て前記の実施例2と同じようにして金属板によりもみほ
ぐす操作を行なった後、通常の方法によりウレタン樹脂
で遠心成形を行なって管板部を成形して血液透析器を組
み立てた。得られたものについて、実施例2と同様にし
て管板部でのシール性のチェックを行ない、第2表のよ
うな結果を得た。
て前記の実施例2と同じようにして金属板によりもみほ
ぐす操作を行なった後、通常の方法によりウレタン樹脂
で遠心成形を行なって管板部を成形して血液透析器を組
み立てた。得られたものについて、実施例2と同様にし
て管板部でのシール性のチェックを行ない、第2表のよ
うな結果を得た。
<発明の効果> 本発明は、中空糸どうしの密着又は固着を破壊するこ
とにより、接着部のシール不良を改良できるものであ
る。
とにより、接着部のシール不良を改良できるものであ
る。
Claims (3)
- 【請求項1】物質選択透過性を有し可塑剤を含有した多
数本の中空糸膜から主としてなる中空糸束を筒状のケー
ス内に装填し、該ケース両端部の少なくとも一端部を接
着剤にてシールするに際し、該端部に接着剤を供給する
前に、該中空糸束の端部をもみほぐすことを特徴とする
中空糸型物質分離装置の製造方法。 - 【請求項2】該可塑剤の含有量が50g可塑剤/100g中空糸
膜の重合体以上である請求項1の中空糸型物質分離装置
の製造方法。 - 【請求項3】該もみほぐしを機械的手段又は人手手段に
よって行う請求項1の中空糸型物質分離装置の製造方
法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23964388A JP2575472B2 (ja) | 1988-09-27 | 1988-09-27 | 中空糸型物質分離装置の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23964388A JP2575472B2 (ja) | 1988-09-27 | 1988-09-27 | 中空糸型物質分離装置の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0290926A JPH0290926A (ja) | 1990-03-30 |
| JP2575472B2 true JP2575472B2 (ja) | 1997-01-22 |
Family
ID=17047762
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP23964388A Expired - Fee Related JP2575472B2 (ja) | 1988-09-27 | 1988-09-27 | 中空糸型物質分離装置の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2575472B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006297370A (ja) * | 2005-03-24 | 2006-11-02 | Sekisui Chem Co Ltd | 選択分離膜、及び、選択分離フィルター |
-
1988
- 1988-09-27 JP JP23964388A patent/JP2575472B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0290926A (ja) | 1990-03-30 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |