JPH0440132Y2 - - Google Patents

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JPH0440132Y2
JPH0440132Y2 JP1985127017U JP12701785U JPH0440132Y2 JP H0440132 Y2 JPH0440132 Y2 JP H0440132Y2 JP 1985127017 U JP1985127017 U JP 1985127017U JP 12701785 U JP12701785 U JP 12701785U JP H0440132 Y2 JPH0440132 Y2 JP H0440132Y2
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JP
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motor
liquid refrigerant
injection
circuit
evaporator
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JP1985127017U
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JPS6236374U (ja
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  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案はターボ形冷凍機、詳しくは、該冷凍
機の回路中の液冷媒を利用して、圧縮機駆動用の
電動モータを冷却するようにしたターボ形冷凍機
に関する。
(従来の技術) 従来この種ターボ形冷凍機は、例えば実開昭54
−75454号公報に開示され、かつ第4図に示すご
とく、上部位置にターボ形圧縮機1を、また下部
位置に凝縮器4と蒸発器5を配置し、これら各機
器を冷媒配管で接続すると共に、前記圧縮機1に
ケーシング2で被覆された圧縮機駆動用の電動モ
ータ3を連結する一方、前記モータ3に回路中の
液冷媒を供給するモータ冷却用のインジエクシヨ
ン回路7を設けている。
更に詳しくは、前記凝縮器4の中間部と前記蒸
発器5の下部とをガス配管aで連結し、該ガス配
管aを介して前記凝縮器4の高圧ガス冷媒が前記
蒸発器5に流れるごとくなすと共に、前記ガス配
管aの中間部位から分岐して前記モータ3に向け
上方に立ち上がる前記インジエクシヨン回路7を
形成し、このインジエクシヨン回路7に絞り部と
該絞り部に開口する噴射ノズルとをもつ噴射装置
Fを介装させる一方、該噴射装置Fの前記ノズル
と前記凝縮器4の液冷媒域とを液配管bで接続し
て、前記噴射装置Fのエゼクター効果を利用し
て、液冷媒を前記インジエクシヨン回路7に供給
し、該回路7を経て前記モータ3にインジエクシ
ヨンし、該モータ3の冷却を行うごとくしてい
る。
尚、前記モータ3側のケーシング2内は前記蒸
発器5と連通させている。
(考案が解決しようとする問題点) ところで前記のごときターボ形冷凍機において
は、冷凍運転時に前記凝縮器4と蒸発器5との差
圧ΔPが著しく小さくなることがあり、この差圧
ΔPが例えば0.1Kg/cm2程度に小さくなると、前記
噴射装置Fのエゼクター効果も小さくなつて、モ
ータ冷却に必要な所要量の液冷媒を、前記インジ
エクシヨン回路7を経て前記モータ3に持上げら
れなくなるのである。この結果、前記モータ3が
焼付けを起こすなどの不具合があつた。
本考案は以上のごとき問題に鑑みて考案したも
ので、その目的は、前記インジエクシヨン回路に
直接モータ冷却用の液冷媒を供給すると共に、該
回路を通過する前記液冷媒を加熱して気泡を発生
させ、気泡ポンプの原理を応用して、この気泡の
浮力で前記冷却用冷媒を強制的に前記モータの位
置にまで持上げることにより、冷凍機の運転状態
に拘わりなく前記モータを確実に冷却することが
できるターボ形冷凍機を提供せんとするものであ
る。
(問題点を解決するための手段) 本考案は、第1図に示すごとく構成したもの
で、駆動用の電動モータ3を備えたターボ形圧縮
機1を上部位置に、また下部位置に凝縮器4と蒸
発器5を設け、これら各機器を冷媒配管6で接続
する一方、前記凝縮器4から前記蒸発器5に至る
液冷媒域から分岐し、上方に延びて前記モータ3
に至るモータ冷却用のインジエクシヨン回路7を
設けたターボ形冷凍機において、前記インジエク
シヨン回路7に、加熱により該インジエクシヨン
回路7の液冷媒に気泡を発生させ、気泡が上昇す
る空間をもつた加熱手段8を設けたことを特徴と
するものである。
(作用) 前記加熱手段8の加熱により前記インジエクシ
ヨン回路7の液冷媒に気泡を発生させ、該加熱手
段8の空間を上昇する気泡の浮力により液冷媒を
前記モータ3の位置まで持上げて該モータ3に供
給でき、前記冷凍機の運転状態に関わりなく、即
ち凝縮圧力と蒸発圧力との差圧が小さくとも、前
記モータ3を確実に冷却できるのである。
(実施例) 以下本考案にかかるターボ形冷凍機を図面の実
施例によつて説明する。
第1図に示すターボ形冷凍機は、上部位置に、
ターボ形圧縮機1と該圧縮機1を駆動する電動モ
ータ3とをケーシング2に内装して配置すると共
に、該圧縮機1の下方に凝縮器4と蒸発器5とを
設けている。そして、前記圧縮機1と前記凝縮器
4及び蒸発器5とをそれぞれ冷媒配管6を介して
接続し、前記モータ3の駆動に伴い前記圧縮機1
で圧縮されたガス冷媒を、前記凝縮器4で凝縮し
て前記蒸発器5に供給し、この蒸発器5で液冷媒
を蒸発させるごとくしている。
また前記凝縮器4の下部の液冷媒域から分岐し
て上方に立ち上がり、前記ケーシング2のモータ
3部分に接続されるインジエクシヨン回路7を設
け、前記凝縮器4内の液冷媒一部を、前記インジ
エクシヨン回路7を介して前記モータ3に供給す
ることにより、該モータ3を冷却するごとくして
いる。尚、図示していないが、前記ケーシング2
のモータ3部分は前記蒸発器5に連通させてい
る。
しかして前記のごときターボ形冷凍機におい
て、前記インジエクシヨン回路7の下部域に、加
熱により該インジエクシヨン回路7の液冷媒に気
泡を発生させ、気泡が上昇する空間をもつた加熱
手段8を設けるのである。
前記加熱手段8として、第1図の実施例では、
上方に延びる筒状空間をもつたケーシング81の
下部に複数に巻回された油管82を内装させて成
るオイルクーラ8を用い、該オイルクーラ8を前
記インジエクシヨン回路7に介装させて、前記凝
縮器4内の液冷媒一部を前記オイルクーラ8を経
て前記モータ3へと供給するごとくなすと共に、
前記オイルクーラ8の油管82を前記圧縮機1な
どの潤滑油経路に接続して、該圧縮機1などを潤
滑した後の比較的高温な潤滑油を前記油管82に
供給させ、この潤滑油の熱で前記ケーシング81
内を通過する液冷媒を加熱することにより、該液
冷媒に気泡を発生させ、この気泡が前記筒状空間
を上昇するときに生じる浮力により前記液冷媒
を、前記インジエクシヨン回路7内を経て前記モ
ータ3の位置まで上方に持上げて、該モータ3を
冷却するごとくしている。
斯くする場合には、前記冷凍機の運転状態に拘
わりなく、即ち、前記凝縮圧力と蒸発圧力との差
圧ΔPが小さくとも、前記オイルクーラ8の能力
に応じてほぼ一定量の液冷媒を常に前記モータ3
に供給できるから、前記モータ3の焼付けを確実
に防止できるのである。
更に、前記インジエクシヨン回路7を通過する
液冷媒を、前記圧縮機1などを潤滑した後の高温
の潤滑油を利用して加熱することから、排熱利用
となつて、省資源的な観点から極めて有利なもの
となるのである。
前記第1図の実施例では、前記インジエクシヨ
ン回路7における前記モータ3の近くに、気液分
離器9を介装させ、該気液分離器9で前記インジ
エクシヨン回路7を通過する液冷媒からガス冷媒
を分離して、液冷媒のみを前記モータ3に供給し
て、この液冷媒で前記モータ3の冷却を行うごと
くしている。
また前記加熱手段8としては、第2図に示すご
とく、上方に延びる筒状空間をもつたケーシング
81の内部に電源に接続された電気ヒータ83を
配置し、該ヒータ83で前記インジエクシヨン回
路7を介して前記ケーシング81内を通過する液
冷媒を加熱するごとくしてもよいのである。
斯くのごとく前記加熱手段8としてヒータ83
を使用する場合で、前記インジエクシヨン回路7
の高圧差Hが2m、該インジエクシヨン回路7の
通路内径Dが25mm、また前記インジエクシヨン回
路7を流通する液冷媒量が10/minの場合に
は、前記ヒータ83の必要電力は、1〜2KW/
hであり、僅かな電力で前記インジエクシヨン回
路7を通過する液冷媒を加熱して、所要液冷媒を
前記モータ3に供給するのに必要な気泡を発生さ
せることができるのである。尚、前記電気ヒータ
83への通電に当たつては、前記差圧ΔPが0.1
Kg/cm2以下となつた時のみ行うようにしてもよ
く、かくすることにより省エネルギーが図れる。
更に前記加熱手段8としては、前記ケーシング
81内に前記油管82とヒータ83とを共に配置
し、これら両者により前記液冷媒を加熱するごと
くしてもよいのであり、この場合前記ヒータ83
の必要電力量は、前述した場合に比べさらに低く
なるのである。
また前記第1図の実施例では、前記インジエク
シヨン回路7の一端を前記凝縮器4に接続し、該
凝縮器4の液冷媒一部を前記インジエクシヨン回
路7を介して前記モータ3に供給するごとくした
が、前記インジエクシヨン回路7は、第3図に示
すごとく、前記蒸発器5の下部で液冷媒域に接続
し、この蒸発器5から液冷媒の一部を取出して、
前記インジエクシヨン回路7を介し前記加熱手段
8を構成するケーシング81内を通過させるごと
くしてもよいのである。
(考案の効果) 以上説明したごとく本考案のターボ形冷凍機で
は、前記凝縮器4から蒸発器5に至る液冷媒域と
前記圧縮機1のモータ3とを接続するモータ冷却
用のインジエクシヨン回路7の下部域に、加熱に
より該インジエクシヨン回路7の液冷媒に気泡を
発生させ、気泡が上昇する空間をもつた加熱手段
8を設けたから、前記加熱手段8の加熱により前
記インジエクシヨン回路7の液冷媒に気泡を発生
させ、該加熱手段8の空間を上昇する気泡の浮力
により液冷媒を前記モータ3の位置まで持上げて
該モータ3に供給でき、前記冷凍機の運転状態に
関わりなく、即ち凝縮圧力と蒸発圧力との差圧が
小さくとも、前記モータ3を確実に冷却でき、こ
の結果前記モータ3の焼付けを確実に防止できる
のである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のターボ形冷凍機を示す配管
図、第2図及び第3図は他の実施例を示す図面、
第4図は従来例を示す配管図である。 1……ターボ形圧縮機、2……ケーシング、3
……モータ、4……凝縮器、5……蒸発器、6…
…冷媒配管、7……インジエクシヨン回路、8…
…加熱手段。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 駆動用モータ3を備えるターボ形圧縮機1を上
    部に設け、かつ凝縮器4及び蒸発器5を下部に設
    けて、これら各機器を冷媒配管6で接続する一
    方、前記凝縮器4から蒸発器5に至る液冷媒域か
    ら分岐し、上方に延びて前記モータ3に至るモー
    タ冷却用のインジエクシヨン回路7を設けたター
    ボ形冷凍機において、前記インジエクシヨン回路
    7の下部域に、加熱により該インジエクシヨン回
    路7の液冷媒に気泡を発生させ、気泡が上昇する
    空間をもつた加熱手段8を設けたことを特徴とす
    るターボ形冷凍機。
JP1985127017U 1985-08-19 1985-08-19 Expired JPH0440132Y2 (ja)

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JPS6236374U JPS6236374U (ja) 1987-03-04
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JPS5475454U (ja) * 1977-11-09 1979-05-29

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