JPH0440015Y2 - - Google Patents

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JPH0440015Y2
JPH0440015Y2 JP1986077485U JP7748586U JPH0440015Y2 JP H0440015 Y2 JPH0440015 Y2 JP H0440015Y2 JP 1986077485 U JP1986077485 U JP 1986077485U JP 7748586 U JP7748586 U JP 7748586U JP H0440015 Y2 JPH0440015 Y2 JP H0440015Y2
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JP
Japan
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locking
piece
tongue piece
locking protrusion
synthetic resin
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JP1986077485U
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JPS62188607U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、二つ割り形クランプバンドに関す
るもので、例えば、自動車や自動二輪車におい
て、冷却水のホースを水冷式エンジンとラジエー
タとに締結するのに用いられ、或いは、ワイヤー
ハーネスなどの太い電気配線を車体フレームに縛
着するのに用いられるものに関する。
〔従来の技術〕
二つ割り形のクランプバンドは第6図で示すよ
うに、ラジエータRの水管に嵌合されたホース
(被縛着部材)Hの外面に巻回され、その外周を
緊締するもので、従来は鋼板によつて作られたも
のが使用されている。すなわち、短冊状の鋼板を
半円形に成形してなる二個の半部を、一端のヒン
ジによつて開閉可能に連結し、他端をボルトやト
グルによつて分離可能に連結して、締結したとき
略円形になるようにしてある。
しかしながら、鋼板で作るには製造工程が複雑
であり、近年は製造の容易のためこれを合成樹脂
化することも試みられている。そして射出成形の
容易のためその材質を軟質の合成樹脂とし、成形
された製品を金型から取り出すとき弾性変形させ
て抜きとる(いわゆる、無理抜き)ことによつて
複雑な形状の成形を可能にしている。
そのため、軟質樹脂によるものは細長い帯状に
ならざるを得ず、鋼板製のような二つ割り形にす
るのが困難であつた。
〔考案が解決すべき問題点〕
すなわち、成形の容易のための変形が使用に際
して操作性を阻害するという不具合を生じてい
た。具体的には、帯状の本体の一端にバツクルを
設けた構成を有するため(例えば、実公昭55−
39909号公報)、これを被縛着部材Hに巻き付けた
後に、その一端を他端に設けたバツクル部へ挿通
し締めつけていたため、組付けに時間がかゝりコ
ンベア式の組立ラインにおける組み付けに適さな
かつた。また、バツクルによらないものも知られ
ているが(例えば、実公昭45−2013号公報)、そ
の直径の調節ができるようになつていないため、
軟質な部材の締着にしか使用することができなか
つた。
〔問題点を解決するための手段〕
この考案は、上述の不具合がなく、構造が簡単
で組付け性を良く、それ自体が若干の直径調節機
能を有するクランプバンドを得ることを目的とす
るもので、肉薄の結合部2によつて互いに連結さ
れた一対の半円弧状の半部3,4からなり、一方
の半部3の端部の内面を係止突部5aを有する係
止舌片5とその係止舌片5に対向して設けられた
押圧片6とによつて二又状となし、更に、他方の
半部4の端部を係止舌片5と押圧片6との間に挿
入される係止突片7となし、且つ、係止突片7に
は前記係止突部5aへ係脱自在に係止される外面
の舌片7aを形成すると共に、その係止突片7の
一側に内周方向へ伸び押圧片6の側面に当接する
ストツパ4aと他側に外周方向へ伸び係止舌片5
の側面に当接するストツパ4bとの二対からなる
軸方向のストツパを形成した点に特徴がある。
〔作用〕
肉薄の結合部2を軸として両半部3,4を開い
て被縛着部材に巻き付け、次ぎにこれを閉じて外
方から押せば、両半部の遊端に形成した係止舌片
5と係止突片7とが、係止突部5aと舌片7aと
によつて係合し抜止めされる。また、前記鋸歯状
の係止突部5aと舌片7aとは被縛着部材の外径
にバラツキがあるときも、それに応じて係合す
る。
〔実施例〕
以下、図示の実施例により、この考案の内容を
詳細に説明する。図中、1はこの考案に係るクラ
ンプバンドである。二つ割り形クランプバンド1
はポリプロピレンその他の硬質で且つ弾性に富む
合成樹脂を射出成形して作られ、薄肉の結合部2
によつて互いに連結された一対の半円弧状の半部
3,4からなつている。半部3の端部には鋸歯状
の係止突部5a,5aを内面に有する係止舌片5
と、これに対向させた押圧片6とで内外の二又状
に成形してある。また、他方の半部4の端部には
前記鋸歯状の係止突部5a,5aと係合する舌片
7aが外方へ向けて突設してある。なお、係止舌
片5と押圧片6との間隙は、係止突片7の肉厚よ
りやゝ狭くしてあり、その弾力で係止突部5a,
5aと舌片7aとの係合が確実になる。
斯くて、クランプバンド1を薄肉の結合部2を
軸として左右に開き、次いでこれをホースの連結
部や電気配線などの被縛着部材Hへ巻付けて外方
から押さえれば、半部4の端部に設けた係止突片
7が係止舌片5と押圧片6との間へ入り、被縛着
部材Hの外径のバラツキがあつても、それに応じ
てて舌片7aが鋸歯状の係止突部5a,5aのう
ちのいずれかと係合し、以後、解離操作される
迄、抜止めされる。
クランプバンド1の解離操作は、係止舌片5の
先端部を指で外方へ押し、弾性変形させて開くこ
とにより行われる。すなわち、その操作により鋸
歯状の係止突部5a,5aと係止突片7の舌片7
aとの係合が外れ、両半部3,4は薄肉の結合部
2を軸として開かれる。
半部4の端部には第4図で示すように、軸方向
の一側と他側に左右方向のストツパ4a、4bが
形成されている。ストツパ4aは押圧片6の側面
へ、また、ストツパ4bは係止舌片5の側面へ当
接して、一対の半部3,4が係合中に軸方向へず
れて係合が外れるのを防止している。
また、ストツパ4a,4bは成形容易のため、
それぞれ係止舌片5と押圧片6との間へ押し込ま
れる他方の半部4の内外に配置してあり、このク
ランプバンド1を軸方向へ二分割される金型によ
つて容易に成形できるようにしてある。
〔考案の効果〕
この考案に係る二つ割り形クランプバンド1は
以上のように、硬質の合成樹脂により成形された
半部3,4を薄肉の結合部2で連結したから従来
の鋼板製のものと同様の用法で使用できるという
実用上の便利さがある。すなわち、二つ割りでき
るから被縛着部材Hへ容易に巻き付けられ操作性
がよい。また、二つ割り形の金型によつて容易に
成形できる上、ストツパ4aとストツパ4bとの
作用により連結される両端部の軸方向の位置が安
定するなどの効果がある。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案の一実施例を示すものであり、
第1図は二つ割り形のクランプバンドを開いたと
きの正面図、第2図は使用時の正面図、第3図は
第1図中の矢視C図、第4図はA−A′断面図、
第5図はその−断面図、第6図は使用状態を
示す一部破断側面図である。 4a,4b……ストツパ、5……係止舌片、5
a……係止突部、6……押圧片。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 肉薄の結合部2によつて互いに連結された一
    対の半円弧状の半部3,4からなり、一方の半
    部3の端部の内面を係止突部5aを有する係止
    舌片5とその係止舌片5に対向して設けられた
    押圧片6とによつて二又状となし、更に、他方
    の半部4の端部を係止舌片5と押圧片6との間
    に挿入される係止突片7となし、且つ、係止突
    片7には前記係止突部5aへ係脱自在に係止さ
    れる外面の舌片7aを形成すると共に、その係
    止突片7の一側に内周方向へ伸び押圧片6の側
    面に当接するストツパ4aと他側に外周方向へ
    伸び係止舌片5の側面に当接するストツパ4b
    との二対からなる軸方向のストツパを形成して
    なる合成樹脂製の二つ割り形クランプバンド。 (2) 前記一方の半部3の端部には係止片5が外側
    に配置され押圧片6が内側に配置されている実
    用新案登録請求の範囲第1項記載の合成樹脂製
    の二つ割り形クランプバンド。 (3) 合成樹脂はポリプロピレンである実用新案登
    録請求の範囲第1項記載の合成樹脂製の二つ割
    り形クランプバンド。
JP1986077485U 1986-05-22 1986-05-22 Expired JPH0440015Y2 (ja)

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JPS62188607U JPS62188607U (ja) 1987-12-01
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JP2013515929A (ja) * 2009-12-31 2013-05-09 サン−ゴバン パフォーマンス プラスティックス コーポレイション チューブコネクタのためのシステム、方法および装置

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JPS452013Y1 (ja) * 1966-11-30 1970-01-28
JPS5539909U (ja) * 1978-09-04 1980-03-14

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