JPH0437444Y2 - - Google Patents

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JPH0437444Y2
JPH0437444Y2 JP1986146814U JP14681486U JPH0437444Y2 JP H0437444 Y2 JPH0437444 Y2 JP H0437444Y2 JP 1986146814 U JP1986146814 U JP 1986146814U JP 14681486 U JP14681486 U JP 14681486U JP H0437444 Y2 JPH0437444 Y2 JP H0437444Y2
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buckle body
engagement
buckle
protrusion
hole
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JPS6352408U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案はシヨルダーバツクへストラツプを連結
する場合等に用いられる組合せバツクルに関す
る。
[従来の技術] 肩掛ベルトが着脱自在に連結されるシヨルダバ
ツク等では、肩掛ベルト相互の連結を合成樹脂製
組合せバツクルを用いて行なうようになつてい
る。
この種の組合せバツクルは互いに係合解離可能
な一対のバツクル体によつて構成されている。一
対のバツクル体には、どちらか一方に弾性的に曲
げ変形可能な鉤形状の係合片が設けられるととも
に他方にこの係合片と対応する係合受溝が設けら
れているのが一般的である。このような構成で
は、一対のバツクル体のうちの一方を他方へ押し
込むと、係合片が一時的に曲げ変形されて係合受
溝へと挿入係合され、これによつて一対のバツク
ル体が係合され、また一対のバツクル体の係合状
態から係合片を曲げ変形しつつ一対のバツクル体
のうちの一方を引張ると、係合片が係合受溝から
引き抜かれ、これによつて一対のバツクル体が解
離される。
しかしながら、上記構成の組合せバツクルで
は、一対のバツクル体を係合するための係合片が
一対のバツクル体の係合時及び解離時に繰り返し
曲げ変形される構成であるため、係合片の疲労が
はやく、耐久性が低いという問題があつた。
なお、この種の組合せバツクルでは、第6図及
び第7図に示される如く、第1のバツクル体10
に軸11の先端へ係合突起12を設け、第2のバ
ツクル体14に拡径可能な係合孔16を設け、係
合孔16を一時的に拡径して係合突起12を係合
孔16へ挿入貫通後、弾性力による係合孔16の
縮径で両バツクル体10,14を係合するように
したものが提案されている。係合突起12を係合
孔16に挿入後、第1、第2のバツクル体10,
14は軸11の軸心回りに第7図に二点鎖線で示
される如く、相対回転可能となつている。
この構成による場合には係合孔16が係合突起
12の挿入時にのみ弾性変形する構成であるた
め、第2のバツクル体14に疲労が生ずることは
殆んどなく、耐久性の面で有効である。しかし、
この場合、係合突起12を係合孔16から抜き出
せる構成となつておらず、第1、第2のバツクル
体10,14を頻繁に解離する必要のある場合に
は適用できない。
[考案が解決しようとする問題点] 本考案は上記事実を考慮し、係合する部分を弾
性変形させることなく、係合解離でき、また、係
合状態を確実に保持し、さに係合部分が外部に露
出しない組合せバツクルを得ることを目的とす
る。
[問題点を解決するための手段] 本考案に係る組合せバツクルは、第1のバツク
ル体に設けられた挿入突起の先端側面から互いに
離間する方向へ突設された係合突起と、第2のバ
ツクル体に設けられた貫通孔との係合解離によつ
て、第1のバツクル体と第2のバツクル体とが連
結あるいは連結解除される組合せバツクルにおい
て、前記貫通孔の孔周面に形成され前記係合突起
が貫通孔に挿入されて所定角度回転されると係合
突起が係合する係合溝と、前記係合突起の挿入時
に係合突起に押されて弾性変形され、係合突起が
所定角度回転され係合溝に係合されると弾性復帰
して係合突起を係合溝に押圧する弾性板と、を有
することを特徴としている。
[作用] 上記構成の組合せバツクルでは、第1のバツク
ル体と第2のバツクル体とを連結する場合には、
第1のバツクル体の挿入突起及びその先端に設け
られた係合突起を貫通孔へ貫通させる。この時、
弾性板が係合突起の先端で押されて挿入方向へ弾
性変形する。この状態で、第1のバツクル体と第
2のバツクル体とを相対回転させると、係合突起
が弾性板の復帰力で押し戻されながら、係合溝に
係合する。これによつて、第1のバツクル体と第
2のバツクル体とが連結される。この係合状態を
解除するには、第1のバツクル体を第2のバツク
ル体の方向へ押して、係合突起の先端で弾性板を
押さえながら、再び第1のバツクル体と第2のバ
ツクル体を相対回転させる。これによつて、係合
突起が係合溝から解除され、貫通孔に対応して抜
き出され、第1のバツクル体と第2のバツクル体
が解離される。
[実施例] 第1図から第5図には、本考案に係る組合せバ
ツクルの実施例が示されている。
第1図及び第2図に示される如く、組合せバツ
クル20は第1のバツクル体22と、第2のバツ
クル体24とで構成されている。
第1のバツクル体22は外枠26と、外枠補強
板28と、ストラツプ係止板30と、コ字形板3
2と、挿入突起34とが一体形成されている。
外枠26は基板36の両端に脚板38,38が
連結され、略コ字型形状となつている。基板36
の裏面(脚板38,38の延出方向側の面)に
は、基板長手方向略中央部に略コ字形断面の溝3
9が第3図に示される如く基板36の幅方向(第
3図左右方向)全域に形成されている。
外枠補強板28は両端がそれぞれ外枠26の脚
板38,38の中間部へと連結されて外枠26の
基板36と略平行に配置されている。
ストラツプ係止板30は両端がそれぞれ外枠2
6の脚板38,38の先端部へと連結されて外枠
26の基板36及び外枠補強板28と略平行に配
置され、外枠補強板28と外枠26の脚板38,
38とで略矩形の開口42を形成している。開口
42へは図示しないいストラツプが巻き掛けられ
るようになつている。
板32は両端が外枠補強板28と外枠26の脚
板38,38との連結部に連結されて中央部44
が外枠26の基板36と平行に対向して配置され
ている。
挿入突起34は円柱形状で基板36の表面(溝
39が形成されている面の反対側の面)の溝39
と対応する部分で基板36の表面から直角に突出
し、先端部には係合突起46,46が形成されて
いる。これらの係合突起46,46は挿入突起3
4の外周面から基板36の幅方向に互いに反対方
向へ突出されている。
第2のバツクル体24は外枠50と外枠補強板
52と、ストラツプ係止板54と、コ字型弾性板
56とが一体形成されている。これらはそれぞれ
第1のバツクル体22の外枠26、外枠補強板2
8、ストラツプ係止板30及び板32と同様形状
となつている。しかし、この第2のバツクル体2
4では外枠50の基板58の長手方向略中央部
に、第4図に示される貫通孔62が形成されてい
るとともに基板58の裏面(脚板60,60の延
出方向側の面)に略コ字形断面の係合溝64,6
4が形成されている。貫通孔62は第4図に示さ
れる如く円孔から基板長手方向(第4図上下方
向)に沿つて細幅矩形孔が延長されており、第1
のバツクル体22を第1図の位置から挿入突起3
4の軸心回りに角度90度回転させた位置での第1
のバツクル体22の挿入突起34の先端及び係合
突起46,46と対応され、これらの挿入突起3
4及び係合突起46,46を挿入可能とされてい
る。係合溝64,64は第4図に示される如く一
方が貫通孔62から基板58の幅方向端面にかけ
て、他方が貫通孔62から基板58の幅方向他端
面へかけて形成されている。係合溝64,64の
幅寸法は第1のバツクル体22の係合突起46,
46の幅よりも若干大きくなつている。
弾性板56の中央部68と外枠50の基板58
との離間長さl1(第2図に図示)は前記第1のバ
ツクル体22の係合突起46,46の長手寸法l2
(第2図に図示)よりも小さくなつている。この
弾性板56は第1のバツクル体22の板32と同
様に薄肉で弾性変形しやすくなつている。
なお、ストラツプ係止板54と外枠補強板52
と外枠50の脚板60とで形成される矩形の開口
66へは第1のバツクル体22の開口42と同様
に図示しないストラツプが巻き掛けられるように
なつている。
このように本実施例では、第1のバツクル体2
2の外枠26、外枠補強板28、ストラツプ係止
板30、板32は第2のバツクル体24の外枠5
0、外枠補強板52、ストラツプ係止板54、弾
性板56と同一形状、同一配置となつており、第
1のバツクル体22と第2のバツクル体24とは
第1のバツクル体22の挿入突起34を除く部分
が平面視で同一形成で第5図の如く係合時には対
称形となつている。
次に本実施例の作用を説明する。
第1図に示される状態から第1のバツクル体2
2と第2のバツクル体24とを係合する場合に
は、始めに第1のバツクル体22お第2のバツク
ル体24とを第1図の位置から挿入突起34の軸
心回りに角度90度相対回転させて第1のバツクル
体22の挿入突起34の先端及び係合突起46,
46を貫通孔62へ挿入する。
貫通孔62へ挿入された挿入突起34の先端及
び係合突起46,46は第2のバツクル体24の
基板58と弾性板56の中央部68との離間長さ
l1(第2図に図示)が係合突起46,46の長さ
寸法l2(第2図に図示)よりも小さいことから全
体が第2のバツクル体24の貫通孔62を貫通し
ない状態で弾性板56の中央部68と当接される
が、第2のバツクル体24の弾性板56が弾性変
形しやすいことから弾性板56を弾性変形してさ
らに挿入されて全体が第2のバツクル体24の貫
通孔62を貫通される。
挿入突起34の先端及び係合突起46,46全
体が貫通孔62を貫通した後は第1のバツクル体
22と第2のバツクル体24とを挿入突起34の
軸心回りに再び角度90度相対回転する。この回転
により、係合突起46,46は貫通孔62からの
抜出側端部(挿入突起部側の端部)が係合溝6
4,64に対応される。係合突起46,46の抜
出側端部が係合溝64,64対応されると、板5
6が形状復元され、係合突起46,46の抜出側
端部が係合溝64,64内に入り込む。
これによつて第1のバツクル体22と第2のバ
ツクル体24とが第5図に示される係合状態とな
る。この状態では、第5図に示される如く第1の
バツクル体22と第2のバツクル体24とが平面
視で略対称とされる。
第1のバツクル体22と第2のバツクル体24
との係合状態を解除する場合には、始めに第1の
バツクル体22と第2のバツクル体24を互に接
近する方向に押圧し、第2のバツクル体24の弾
性板56を弾性変形させて第1のバツクル体22
の係合突起46,46を第2のバツクル体24の
係合溝64,64内から抜き出す。
この状態で第1のバツクル体22と第2のバツ
クル体24とを挿入突起34の軸心回りに角度90
度相対回転する。この回転により、係合突起4
6,46は貫通孔62からの抜出側端部(挿入突
起基部側の端部)が貫通孔62に対応される。第
1のバツクル体22の係合突起46,46が貫通
孔62に対応されると、弾性板56が形状復元さ
れ、係合突起46,46の抜出側端部が貫通孔6
2内に入り込む。
ここで、第1のバツクル体22と第2のバツク
ル体24とを離す方向に引張ると、係合突起4
6,46及び挿入突起34が貫通孔62から引き
出され、これによつて第1図に示される如く、第
1のバツクル体22と第2のバツクル体24とが
解離される。
このように本実施例では、第1のバツクル体2
2と第2のバツクル体24とを係合するための第
1のバツクル体22の係合突起46,46及び挿
入突起34を曲げ変形させることなく、第1のバ
ツクル体22と第2のバツクル体24とを係合解
離できるので、多数回の係合操作を繰り返しても
係合突起46,46及び挿入突起34の疲労が遅
く、係合突起46,46及び挿入突起34の耐久
性が向上される。また、第1のバツクル体22と
第2のバツクル体24とを係合するための係合溝
64,64が形成される基板58も曲げ変形させ
ることなく、第1のバツクル体22と第2のバツ
クル体24とを係合解離できるので、基板58の
疲労が遅く、基板58の耐久性が向上される。な
お、第2のバツクル体24の基板58に係合溝6
4を拡幅するような面取部を形成すれば、第2の
バツクル体24と第1のバツクル体22との係合
状態において両バツクル体が誤操作等によつて互
いに接近する方向へ押圧されずに強引に相対回転
された場合であつても、係合突起46,46が面
取部によつて係合溝64,64から抜け出される
こととなり、第2のバツクル体24の挿入突起3
4に強いねじり力が作用することがなく、挿入突
起34が破壊されることはない。
これによつて、バツクル全体の耐久性が向上さ
れる。
また、本実施例では、第1のバツクル体22と
第2のバツクル体24とが係合状態において平面
視で略対称になるので、外観見栄えが向上され
る。
また、本実施例では、係合部、特に係合突起4
6,46及び挿入突起34が小さいためバツクル
全体がコンパクトとされる。
なお、上記実施例では、第1のバツクル体22
と第2のバツクル体24との係合状態を保持させ
るために第2のバツクル体24に係合溝64,6
4及び弾性板56を設けたが、これに限らず種々
の構成の保持手段が適用可能である。
また、上記実施例では、第1のバツクル体22
と第2のバツクル体24とが係合状態において平
面視で略対称となるように第1のバツクル体22
に溝39及び板32を設けたが、溝39及び板3
2は省略してもよい。
[考案の効果] 以上説明した如く、本考案に係る組合せバツク
ルでは、第1のバツクル体と第2のバツクル体と
からなる組合せバツクルにおいて、第1のバツク
ル体は第1のバツクル基部と、該第1のバツクル
基部から突出する挿入突起と、該挿入突起に垂設
された係合突起とを備え、第2のバツクル体は第
2のバツクル基部と、該第2のバツクル基部に形
成され前記第1のバツクル体の挿入突起の先端及
び係合突起が貫通する貫通孔とを備え、第1のバ
ツクル体の挿入突起の先端及び係合突起が第2の
バツクル体の貫通孔に貫通され、両バツクル体が
相対回転されることで両バツクル体が係合状態と
されるようになつているので、係合する部分を弾
性変形させることなく、係合解離できる優れた効
果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る組合せバツクルの実施例
を示しバツクル解離状態を示す斜視図、第2図は
第1図の平面図、第3図は第2図の−線に沿
う断面図、第4図は第2図の−線に沿う断面
図、第5図はバツクル係合状態を第2図に対応し
て示した平面図、第6図及び第7図は従来の組合
せバツクルの構造を示し、第6図はバツクル解離
状態を示す斜視図、第7図は第6図の組合せバツ
クルの係合状態を示す平面図である。 20……組合せバツクル、22……第1のバツ
クル体、24……第2のバツクル体、34……挿
入突起、46……係合突起、56……弾性板、6
2……貫通孔、64……係合溝。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 第1のバツクル体に設けられた挿入突起の先端
    側面から互いに離間する方向へ突設された係合突
    起と、第2のバツクル体に設けられた貫通孔との
    係合解離によつて、第1のバツクル体と第2のバ
    ツクル体とが連結あるいは連結解除される組合せ
    バツクルにおいて、前記貫通孔の孔周面に形成さ
    れ前記係合突起が貫通孔に挿入されて所定角度回
    転されると係合突起が係合する係合溝と、前記係
    合突起の挿入時に係合突起に押されて弾性変形さ
    れ、係合突起が所定角度回転され係合溝に係合さ
    れると弾性復帰して係合突起を係合溝に押圧する
    弾性板と、を有することを特徴とする組合せバツ
    クル。
JP1986146814U 1986-09-25 1986-09-25 Expired JPH0437444Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986146814U JPH0437444Y2 (ja) 1986-09-25 1986-09-25

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986146814U JPH0437444Y2 (ja) 1986-09-25 1986-09-25

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JPS6352408U JPS6352408U (ja) 1988-04-08
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JP1986146814U Expired JPH0437444Y2 (ja) 1986-09-25 1986-09-25

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5218200Y2 (ja) * 1971-02-23 1977-04-25

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JPS6352408U (ja) 1988-04-08

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