JPH0439705Y2 - - Google Patents

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JPH0439705Y2
JPH0439705Y2 JP1987065961U JP6596187U JPH0439705Y2 JP H0439705 Y2 JPH0439705 Y2 JP H0439705Y2 JP 1987065961 U JP1987065961 U JP 1987065961U JP 6596187 U JP6596187 U JP 6596187U JP H0439705 Y2 JPH0439705 Y2 JP H0439705Y2
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JP
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seat
chair
cover
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nut
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JP1987065961U
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  • Chairs Characterized By Structure (AREA)
  • Chairs For Special Purposes, Such As Reclining Chairs (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、座高と、座の前後位置を調節するこ
とができるようにした椅子に関するものである。
[従来の技術] 従来から、学童等を対象とした椅子として、脚
部に椅子本体を上下位置調節可能に設けておき、
子供の成長に合せてその位置を調節することによ
つて、この椅子本体上に設けた座の高さを適宜変
更し得るようにしたものが知られている。
そして、背もたれの前後位置を変更することが
できない形式のものにおいては、さらに前記座の
椅子本体に対する固定位置を前後方向に調節する
ことができるようにしたものも開発されている。
座の奥行寸法を大きく設定しておくと、小さな子
供が背もたれを有効に活用することができないと
いう不具合が生じ、逆に座の奥行寸法を小さく設
定しておくと、成長した際に座が狭すぎて使いず
らくなるという事情を考慮してのことである。
[考案が解決しようとする問題点] ところが、従来のものは、子供の成長という非
常に長い期間の変化のみを念頭において開発され
たものであり、その調節には手間と時間を要す
る。すなわち、従来のこの種椅子は、座の下面に
座枠を固設し、この座枠の側部、4か所を椅子本
体の横木等にそれぞれボルトとナツトとを用いて
止着するようにしている。そして、前記椅子本体
側のボルト孔を複数個前後に間隔をあけて設けて
おき、そのボルト孔の選択により、座の前後方向
に固定位置を調節することができるようにしてい
る。そのため、実際に座の固定位置を変更するに
は、4本のボルトをボルト孔から抜取つて、新た
なボルト孔に挿通させ、それら各ボルトを工具を
用いて締付けるという作業が必要になる。そのた
め、位置調節を迅速に行うことができないという
問題がある。このような不具合を緩和するため
に、例えば、前記座枠側の各ボルト孔を前後に伸
びる長孔にしておき、ボルトを抜取ることなしに
座の前後位置を調節することができるようにした
ものも提案されている。しかしながら、このもの
も4本のボルトを工具を用いて緩めた上で、座の
前後位置調節を行い、しかる後に再び工具を用い
てそれぞれのボルトを締付けるという面倒な作業
が不可欠である。したがつて、例えば、子供のい
ない昼間は座を前方に位置させて大人が使用し、
子供が使う際には、その座を後退させるというよ
うな日常的な使用態様には、手間がかかり過ぎて
対応することができないという問題がある。
また、このような形式ものは、座の上載荷重に
より各ボルトにせん断力等の無理な力が作用する
ことがあり、緊緩操作に支障をきたすことも起り
得る。
さらに、この種の椅子においては、座の汚れ防
止や座り心地の向上を目的として外装材の表面に
更にカバーが外装されることが少なくない。しか
して、従来の椅子は、外装しようとするカバーの
周縁に予めゴム等を縫い込んでおき、そのゴムの
弾性を利用してカバーを座の下面側に巻き付けて
固定するようにしているのが通例である。そのた
め、一旦取り付けた後の着脱操作は容易になる
が、初期装着時には前もつて裁縫作業が必要にな
り、カバーの新規着用に伴う不具合が極めて大き
いという問題がある。
本考案は、このような問題点を解消することを
目的としている。
[問題点を解決するための手段] 本考案は、以上のような目的を達成するため
に、次のような構成を採用したものである。
すなわち、本考案に係る椅子は、脚部に、左右
の横木間に座受枠を形成してなる椅子本体を上下
位置調節可能に設け、この椅子本体の座受枠上に
座を設けてなるものにおいて、前記座受枠を、前
後の横桟と縦桟とによりH形に構成するととも
に、その座受枠と前記横木との間に座受枠側が低
くなるような段部を形成し、前記座をその段部に
落ち込ませた状態で前記座受枠に対して前後方向
にスライド可能に設け、この座の下面にナツトを
埋設するとともに前記座受枠の前記ナツトに対応
する部位に前後に伸びる長孔を設け、下端にグリ
ツプを有した単一の緊締ボルトを前記長孔を貫通
させて前記座のナツトに螺着してなることを特徴
とする。
[作用] このような構成のものであれば、単一のグリツ
プを把持してボルトを緩めるだけで、座が椅子本
体の座受枠上で前後にスライド可能となり、その
スライドに伴つて、前記ボルトが前記長孔に沿つ
て移動する。そして、所望の位置にまで座を移動
させた後、再び前記グリツプを回転操作して前記
ボルトを緊締すると、前記座が座受枠方向に締付
けられ固定される。したがつて、工具等を一切使
用することなく、座の固定位置を前後方向に変更
することができる。
また、前記緊締ボルトとナツトとによつて、座
を上下方向から締付け固定するようにしているた
め、座の上載荷重により緊締ボルトに無理な力が
作用するようなことは起り得ない。
さらに、このような構成において、座の上面を
カバーで覆い、そのカバーの周縁を座の下面側に
巻き回して座受枠上に埋設すると、カバーの前後
両縁が座と桟の間に挟み込まれ、カバーの左右両
縁が座と横木の隙間を介して座の下面側に落とし
込まれる。そのため、その落とし込まれたカバー
の左右両縁を掴んで同時に下方へ引き下げること
により、カバーの上面に寄つたしわを簡単に伸ば
すことができる。そして、その状態でグリツプを
操作してボルトを緊締することにより、カバーの
前後両縁を座と桟の間に挟持させ、カバー全体わ
椅子本体に止着することができる。
[実施例] 以下、本考案の一実施例を図面を参照して説明
する。
この椅子は、第1図〜第3図に示すように、床
1に接地する脚部2と、この脚部2上に上下位置
調節可能に設けた椅子本体3と、この椅子本体3
に設けた座4とを具備してなる。
脚部2は、四本の支柱21を横架材22,2
3,24により連結してなる木製枠形のもので、
その前面部には、子供が足を載せるためのフート
ボード25が高さ調節可能に装着してある。
椅子本体3は、左右の横木31と、それら両横
木31間に設けた座受枠32と、前記横木31の
前端部および後端部から下方に突設した床1に接
地しない脚33,34と、前記両横木31の後端
部に一体的に設けた背もたれ35とを具備してな
る。座受枠32は、前後の横桟36,37と、こ
れら両横桟36,37の中央部間に架設した縦桟
38とからなる平面視H形をなすもので、その座
受枠32と前記横木31との間に座受枠32側が
低くなるような段部32aを形成している。
そして、この椅子本体3の脚33,34を前記
脚部2の支柱21に上下位置調節可能に連設して
いる。具体的には、前記各支柱21に複数のボル
ト孔26を上下方向に所定の間隔をあけて穿設す
るとともに、前記各脚33,34の下端部に単一
のボルト孔33a,34aをそれぞれ設け、それ
ら各ボルト孔33a,34aの内方端にナツト5
を埋設している。そして、所望のボルト孔26に
貫通させたボルト6を前記ナツト5に締着するこ
とによつて、前記椅子本体3の脚33,34を前
記脚部2の支柱21に固定している。
座4は、合板等により構成された座板41上
に、クツシヨン材42を介して外装材43を被装
したもので、前記座受枠32上に載置されてい
る。座板41の両側は、前記段部32aに落とし
込まれた状態で、前記横木31によりガイドされ
ている。そのため、この座4は前後方向にのみス
ライドし得るようになつている。なお、前記椅子
本体3の前側の脚33は、後傾させてあり、前記
座4を効果的に後退させ得るようになつている。
このような椅子において、前記座4の下面中央
にナツト7を埋設するとともに、前記座受枠32
の前記ナツト7に対応する部位に前後方向に伸び
る長孔8を穿設し、下端にグリツプ9aを有した
緊締ボルト9を前記長孔8を下側から貫通させ
て、前記座4のナツト7に螺着している。ナツト
7は、例えば、第4図に示すように、上端に抜止
鍔7aを有した筒状のもので、前記座板41の上
面側から打込固定されている。
このような構成のものであれば、座4を最後退
させた状態では、座4の奥行寸法が短くなり、小
さな子供が座るのに適したものとなる。この状態
から、グリツプ9aを把持して緊締ボルト9を緩
めると、座4の座受枠32に対する締付力が解除
され、座4が前後方向にスライド可能となる。こ
の際、前記緊締ボルト9は座受枠32に設けた長
孔8内を移動することができるため、該緊締ボル
ト9を抜取る必要はない。このようにして座4を
所望の位置、例えば、前方へ突出した位置にま
で、スライドさせ、再びグリツプ9aを回転操作
して緊締ボルト9を締付けると、座4が座受枠3
2に押付けられ固定される。座4を前方へ引出し
た位置で固定すれば、座4の奥行寸法が有効に増
加し、大人が座るのに適したものとなる。したが
つて、このようなものであれば、座4の奥行寸法
を手軽に調節することが可能となり、子供と大人
が交替で使用するような場合でも、常に最適な状
態にセツトすることができる。子供の成長に合せ
て座高や座の奥行寸法を調節する際にも、その操
作が大幅に簡略化されることはいうまでもない。
さらに、このような構成の椅子であれば、座4
の汚れ防止や座り心地の向上等を目的としたカバ
ーの装着も容易になる。すなわち、第4図に想像
線で示すように、座4の上面をカバー43aで覆
い、そのカバー43aの周縁を座4の下面側に巻
き回して座受枠32上に載設すると、カバー43
aの前後両縁が座板41と桟36,37,38の
間の適宜の部位に挟み込まれ、カバー43aの左
右両縁が座4と横木31の隙間を介して座4の下
面側に落とし込まれる。そのため、その落とし込
まれたカバー43aの左右両縁43bを掴んで同
時に下方へ引き下げることにより、カバー43a
の上面に寄つたしわを簡単に伸ばすことができ
る。そして、その状態でグリツプ9aとを操作し
てボルト9を緊締することにより、カバー43a
の前後両縁を座板41と桟36,37,38の間
に挟持させ、カバー43a全体を椅子本体3に止
着することができる。
なお、前記実施例では椅子本体に背もたれを設
けた場合について説明したが、脚部に背もたれを
一体的に設けたものにも同様に適用が可能であ
る。
また、脚部と椅子本体とを上下位置調節可能に
連結するための構成も、前述したものに限られ
ず、本考案の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が
可能である。
[考案の効果] 本考案は、以上のような構成であるから、格別
な工具を一切用いることなしに基本的に1回のグ
リツプの緊緩操作のみで座の前後位置を簡単かつ
迅速に調節することが可能であり、しかも、座を
固定するための緊締ボルトに上載荷重に基づく無
理な力が作用しないので、常に円滑な操作を行う
ことができる椅子を提供できるものである。さら
に、本考案は、カバーとして利用可能な適当な大
きさのカバー地さえあれば、同様のグリツプ操作
を通じて座に対して極めて簡単かつ見栄えよくカ
バーの装着あるいは取り外しを行うことができ
る。そのため、カバーの新規着用時の手間を省
き、カバーの利用可能性を高めて、椅子を短期・
長期に亘つて快適に使用することを可能ならしめ
るものとなる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示し、第1図は側面
図、第2図は正面図、第3図は分解した斜視図、
第4図は第1図における−線に沿う拡大断面
図である。 2……脚部、3……椅子本体、4……座、7…
…ナツト、8……長孔、9……緊締ボルト、9a
……グリツプ、32……座受枠、35……背もた
れ、32a……段部、36,37……横桟、38
……縦桟、43a……カバー。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 脚部に、左右の横木間に座受枠を形成してなる
    椅子本体を上下位置調節可能に設け、この椅子本
    体の座受枠上に座を設けてなる椅子において、前
    記座受枠を、前後の横桟と縦桟とによりH形に構
    成するとともに、その座受枠と前記横木との間に
    座受枠側が低くなるような段部を形成し、前記座
    をその段部に落ち込ませた状態で前記座受枠に対
    して前後方向にスライド可能に設け、この座の下
    面にナツトを埋設するとともに前記座受枠の前記
    ナツトに対応する部位に前後に伸びる長孔を設
    け、下端にグリツプを有した単一の緊締ボルトを
    前記長孔を貫通させて前記座のナツトに螺着して
    なることを特徴とする椅子。
JP1987065961U 1987-04-30 1987-04-30 Expired JPH0439705Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987065961U JPH0439705Y2 (ja) 1987-04-30 1987-04-30

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JP1987065961U JPH0439705Y2 (ja) 1987-04-30 1987-04-30

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Publication Number Publication Date
JPS63172346U JPS63172346U (ja) 1988-11-09
JPH0439705Y2 true JPH0439705Y2 (ja) 1992-09-17

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ID=30903518

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JP1987065961U Expired JPH0439705Y2 (ja) 1987-04-30 1987-04-30

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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