JPH0439290A - 乗客コンベアの安全装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ この発明は、エスカレータ、動（歩道等の乗客コンベア
の安全装置に関するものである。

「従来の技術１ 一般にエスカレータは７建物等の上下階に跨がって斜め
に設置されているので、エスカレータの手摺が駆動され
て手摺に移動方向の張力が加わると、下階側のわん曲部
（第４図のＡ）付近では、この張力による分子ｆが手摺
の曲率の中心方向、すなわち上方に向かって働（。この
ため手摺が稼働時間の経過と共に材料疲労等の劣化を生
ずると。

これに起因して下階側のわん曲部付近で欄干から外れ易
くなり、エスカレータの乗客に対して不測の事故を引き
起こす恐れがあった。第４図〜第６図は、こうした手摺
が欄干から外れた際の事故防止策のひとつとして考えら
れた従来のエスカレータの安全装置を示すもので１図中
、（１）はエスカレータ、（２）はエスカレータ（１）
の欄干、（３）は可撓性材料で形成されて欄干（２）の
上部に設けられ、踏段（４）と同期して移動する手摺、
（５）は欄干（２）の長手に沿って固定された保持具で
１手摺（３）はこの保持具（５）に取付けられたガイド
レール（６）に案内されて移動する。（７）は手摺（３
）の下階側のわん曲部に設けられた１７字形の作動腕で
、保持具（５）に固定された水平軸（５ａ）に回動可能
に取付けられ、その自由端の一側には軸（７ａ）に支持
され手摺（３）に対向した合成樹脂製のローラ（８）が
、また、他側には欄干（２）に固定されたりミツトスイ
ッチ（９）を押圧するための接片（７ｂ）が設けである
。（１ｏ）は欄干（２）と作動腕（７）との間に介在し
９作動腕（７）の自由端側を常時１手摺（３）側に付勢
している圧縮ばねで。

この圧縮ばね（１０）の反発作用により１作動腕（ア）
に設けられたローラ（８）が手摺（３）の内側に押圧さ
れて転動する。そしてこの状態においてリミットスイッ
チ（９）が作動腕（７）の接片（γｂ）に当接するよう
に配置されている。

従来のエスカレータ（１）の安全装置は、上記のように
構成され１通常の運転時は１作動腕（７）に設けられた
ローラ（８）が手摺（３）の内側を転勤し１作動腕（７
）の接片（７ｂ）にリミットスイッチ（９）が当接して
いる。しかし１手摺（３）が稼働時間の経過と共に材料
疲労等を生じ、第４図の鎖線で示すようにガイドレール
（６）から外れると２作動腕（７）を手摺（３）側に押
圧していた圧縮ばね（１０）が開放され１作動腕（７）
の自由端側が軸（５ａ）を中心に上方へ回動して、接片
（７ｂ）がリミットスイッチ（９）から離れる。

こりによりリミットスイッチ（９）が動作し、この動作
信号により制御装置（図示せず）がエスカレータ（１）
の駆動電源を絶ちエスカレータ（１）は停止スル従って
、エスカレータ（＋）の乗客に対する事故を未然に防止
することができる。

［発明が解決しようとする課題］ 上記のような従来のエスカレータ（１）は１手摺（３）
が欄干（２）の上下階側の端部で曲げられ反転して循環
することから９手摺（３）にゴム系の可撓性材料が使用
されている。これはゴム系の可撓性材料が繰り返しの曲
げに強い特性を持つからであるが反面、軟質であるため
摩耗し易い。従って、従来のエスカレータ（１）の安全
装置は２作動腕（７）に設けられたローラ（８）が手摺
（３）の内面を転動するとこの内面部分が時間の経過と
共に摩耗する。そして、この摩耗粉が周辺に飛散して、
保持具に固定された水平軸（５ａ）やローラ（８）を支
持する軸（７ａ）の軸受（図示せず）の内部に侵入し２
作動腕（７）が回動しなくなったり、ローラ（８）が転
勤しなくなるなどの動作不良を起こすという問題があっ
た。

上記の問題点はエスカレータ（１）に限らず乗客を水平
方向に移動させる動く歩道など一般に乗客コンベアと呼
ばれるものについて同様に発生するものである。

この発明は、かかる問題点を解決するためなされたもの
で１乗客コンベアの手摺（３）の内面が摩耗し１手摺（
３）の摩耗粉が周辺に飛散して、これに起因した動作不
良が発生することのない乗客コンベアの安全装置を提供
するものである。

１課題を解決するための手段１ この発明に係る乗客コンベアの安全装置には。

可撓性材料で形成されて乗客コンベアの欄干上部を移動
する手摺に、連続して設けられた被検出体と１手摺から
離れて欄干に固定され１手摺が欄干から外れて、被検出
体との距離が基準値を超えたことを検出する非接触式検
出器と、非接触式検出器の検出信号により乗客コンベア
の運転を制御する制御装置とが設けである。

［作用］ 上記のように構成された乗客コンベアの安全装置は７可
撓性材料で形成された手摺に設けられた被検出体と２手
摺から離れて欄干に固定された非接触式検出器との距離
が基準値を超えたことを非接触式検出器が検出して乗客
コンベアを制御する［実施例］ 以下、この発明の一実施例を第１図〜第２図により説明
する。図中、第４図〜第６図に示された従来装置と同一
または相当部分については同一符号を付し２その説明は
省略し相違する部分を説明する。

（ＩＩ）は乗客コンベア、例えばエスカレータ（１）の
手摺（３）の内部の所定位置に２手摺（３）の長手方向
に連続して埋め込まれた磁性体からなる被検出体（１２
）は保持具（５）に設けられた取付板（１３）に被検出
体（１１）に対向して取付けられた非接触式検出器で、
この非接触式検出器（１２）は磁性体を検出する近接ス
イッチ等からなり１手摺（３）から離れて、しかも被検
出体（１１）を確実に検出できる位置に取付けである。

さらに、この非接触式検出器（１２）は手摺（３）が欄
干（２）から外れ被検出体（１１）との距離が基準値を
超えた時１例えば手摺（３）が欄干（２）から外れて２
（１＋ｎ＋以上離れた時には、被検出体（１１）を検出
できなくなるよう設定しである。（１４）は非接触式検
出器（１２）の検出信号を受けてエスカレータ（１）の
運転を制御する制御装置である。

このように構成されたエスカレータ（１）の安全装置で
は２手摺（３）が欄干（２）から外れて被検出体（１１
）と非接触式検出器（１２）との距離が基準値を超える
と、非接触式検出器（１２）が手摺（３）を検出できな
くなるため動作し２この動作信号により制御装置（１４
）がエスカレータ（１）の駆動電源を絶ちエスカレータ
（１）が停止することになる。

従って、この発明によるエスカレータ（１）の安全装置
は、従来装置のように、ローラ（８）が手摺（３）の内
側を押圧して転勤することがないので１手摺（３）が摩
耗し摩耗粉を飛散させることはない。

また、この発明によるエスカレータ（１）の安全装置は
従来装置のように２作動腕（７）、ローラ（８）、圧縮
ばね（ｌＯ）等からなる可動機構を狭い手摺（３）の内
部に組み込む必要がないのでエスカレータ　（１）組立
時の作業性が向上する。

第３図は、この発明による他の実施例を示す。

この実施例では被検出体（１１）を手摺（３）の内側表
面に、長手方向に連続して取付けてあり、第１の実施例
のように被検出体（１１）を手摺（３）に埋込む必要が
ないので製作し易い。この場合、被検出体（１１）を光
反射テープ、非接触式検出器（］２）を光ビームセンサ
とすることもできる。

尚１図には示さないが、この発明における被検出体（１
１）は、帯状のものに限らず、ワイヤ等により構成して
もよい。

［発明の効果］ 以上説明したとおり、この発明による乗客コンベアの安
全装置は、可撓性材料で形成された手摺に設けられた被
検出体と２手摺から離れて欄干に固定された非接触式検
出器とを有し、この被検出体と非接触式検出器の距離が
、基準値を超えたことを非接触式検出器が検出し乗客コ
ンベアを制御するので２乗客コンベアの手摺が摩耗し７
　この摩耗粉により乗客コンベアの安全装置が動作不良
を起こすことがなく２乗客コンベアの安全性を高めるこ
とができる効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施例を示すエスカレータ欄干部
の断面図、第２図は第１図の■−■矢視断面図、第３図
はこの発明の他の実施例の要部を示す第１図相当図、第
４図は従来のエスカレータの安全装置を組込んだエスカ
レータの側面図、第５図は第４図の■−■矢視断面図、
第６図は第５図の■矢視図である。 （２）・・・欄干、（３）・・・手摺。 （１１）・・・被検出体、　　（１２）・・・非接触式
検出器。 （１４）・・・制御装置。 なお、各図中同一符号は同一または相当部分を示す。 第１図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 可撓性材料で形成されて乗客コンベアの欄干上部を移動
   する手摺に、連続して設けられた被検出体と、上記手摺
   から離れて欄干に固定され、上記手摺が上記欄干から外
   れて、上記被検出体との距離が基準値を超えたことを検
   出する非接触式検出器と、上記非接触式検出器の検出信
   号により上記乗客コンベアの運転を制御する制御装置と
   を備えたことを特徴とする乗客コンベアの安全装置。