JPH0412988A - エスカレータ等の安全装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［発明の目的］ （産業上の利用分野） この発明は、動く歩道やエスカレータ等の安全装置に関
するものである。

（従来の技術） 一般にエスカレータ等にあっては、例えば、第５図に示
す如くスカートガード１０１とスカトガードの間（片側
は図示していない）に図外の駆動モータの動力によって
エンドレスに回動する踏段１０３が設けられている。ス
カートガード１０１の上端部は、移動子すり１０５を有
する測杆１０７となっていて、前記踏段１０３に乗るこ
とで乗客を運ぶことができる構造となっている。

（発明が解決しようとする課題） 前記した如く踏段１０３は、スカートガード１０１とス
カートガード１０１の間に配置されているところから、
踏段１０３とスカートガード１０１との間には、若干の
隙間αが作られるようになる。この隙間αに誤って乗客
の靴等が挾まれると不測の事故を招く虞れがある所から
、スカートガード１０１と踏段１０３との間に靴等が挟
まるとリミットスイッチ１０７が働いてエスカレータの
運転をすみやかに停止させる安全手段が採られている。

この安全を確保するリミットスイッチ１０７は、一般に
トラブルの起き易い乗り場領域と降り場領域にわたって
前記スカートガード１０１の裏面側に配置され、隙間α
に挟まった、靴等によりスカトガイド１０１が可塑的に
変形（鎖線）するとアーム１０９を介して前記リミット
スイッチ１０７が働き、エスカレータの運転を停止させ
るものであるが、例えば、踏段１０３の上でふざけてい
てスカートガード１０１を強く蹴飛した際にも、瞬間的
にスカートガード１０１は変形するため、安全装置とし
て機能するリミットスイッチ１０７が働いてしまいエス
カレータの運転を停止させる不具合いがあった。

そこで、この発明にあっては、スカートガードが瞬間的
に変形した程度では運転の継続状態が確保されるよう工
夫したエスカレータ等の安全装置を提供することを目的
としている。

［発明の構成コ （課題を解決するための手段） 前記目的を達成するために、この発明にあっては、スカ
ートガードとスカートガードとの間に、駆動部からの動
力でエンドレスに回動可能な踏段を設け、前記スカート
が一ドの裏面側の一定領域に、ブラケットを取付けると
共に、このブラケットの一般部とスカートガードとの間
に所定の遊びを形成する。一方、前記ブラケットの一般
部の変形量を検知して前記駆動部をオフとする検知スイ
ッチを設けである。

（作用） かかるエスカレータ等の安全装置によれば、蹴飛し等の
作用によるスカートガードの変形は遊びによって吸収さ
れブラケットの一般部には及ばないため検知スイッチは
作動せず運転状態が保持される。

次に、靴等が挟まりスカートガードが可撓的に大きく変
形するとブラケットの一般部も変形して検知スイッチが
働き駆動部をオフにし運転を停止させる結果、安全が確
保されるようになる。

（実施例） 以下、第１図乃至第４図の図面を参照しながらこの発明
の一実施例を詳細に説明する。

第２図において１はエスカレータの支持フレームを示し
ており、建屋に据付は設置されるようになる。

支持フレーム１は踏段３を案内する第１．第２ガイドレ
ール５，７がエンドレス状態に固定支持されている。

踏段３は断面アングル状に形成され、エンドレス状に多
数連結された構造となっている。

踏段３の底面側前端部は第１のガイドレール５に沿って
走行可能な転輪９を有するステップチェーン１１に支持
され、底面側後端部は第２のガイドレール７に沿って走
行可能な走行輪１３に支持されている。ステップチェー
ン１１は駆動モータ１５によって駆動される駆動輪１７
と従動輪１９とに緊張を有して嵌装され、ステップチェ
ーン１１の回動により矢印方向に踏段３の回動が可能と
なっている。

一方、踏段３の左右両側にはスカートガード２１、（反
対側は図示されていない）が配置され、スカートガード
２１の下端部は支持フレーム１に支持されている。また
、スカートガード２１の上端部には欄干２５が固定支持
され、欄干５の外周面には移動手すり２７が設けられて
いる。

スカートガード２１の乗り場領域と、降り場領域の裏面
側にはブラケット２９が取付けられている。

ブラケット２９は、前記スカートガード２１との間に所
定の遊びβを有して対向し、上下端部を基面３１から略
直角に折曲げられた上下の取付部３３．３３とからなり
、取付部３３．３３は前記スカートガード２１にボルト
３５．ナツト３７によって固着されている。

スカートガード１及び支持部材４１は支持フレーム１に
固着され支持されると共に付勢ばね４３により付勢され
た頭付ビン４５の頭部端がブラケット２９に接触してい
る。作動アーム４５の他端は検知スイッチ４７の操作部
４７ａと接触している。

この検知スイッチ４７は、通常はオフの状態にあって、
矢印イ方向の作用が働くことでオンとなり前記駆動モー
タ１５をオフとしエスカレータの運転を停止させる安全
スイッチとして機能するようになっている。

このように構成されたエスカレータの安全装置によれば
踏段３に乗ることで乗客を運ぶことができる。この時に
ふざけていてスカートガード２１を蹴飛した様な場合に
瞬間的に変形するようになるが、その変形は遊びβによ
って吸収されブラケット２９の基部３．１まで及ぶこと
がなく検知スイッチ４７はオフのままとなりエスカレー
タの運転状態が確保される。

次に、踏段３とスカートガード２１との隙間α内に靴等
が挟まれるとスカートガード２１は第１図鎖線で示す如
く大きく可撓的に変形し、作動アーム４５を矢印イ方向
へ押圧する。これにより、検知スイッチ４７はオンとな
り、検知スイッチ４７からの検知信号によって駆動モー
タ１５はオフとなる結果、エスカレータの運転が停止し
安全が確保される。

なお、ブラケット２９は断面コ字状の形状に限定される
ものではなく、第４図に示す如くリング状の形状であっ
てもよい。

又、エスカレータについて説明したが動く歩道に適用し
ても良い。

［発明の効果］ 以上、説明したように、この発明のエスカレータ等の安
全装置によれば、スカートガードを蹴飛した程度の瞬間
的な変形ではブラケットによって形成された遊びにより
吸収することができるため安全装置は働かず運転状態を
保持することができる。また、靴等が挾まり大きく変形
すると検知スイッチが働いて駆動部をオフとして運転を
停止するため安全が確保されるようになる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の安全装置を実施した第２図の１−１
線断面拡大図、第２図はエスカレータ全体の概要説明図
、第３図はブラケットの側面図、第４図はブラケットの
変形例を示した第３図と同様の側面図、第５図は従来例
を示した第１図と同様の断面拡大図である。 ３・・・踏段 １５・・・駆動モータ（駆動部） ２１・・・スカートガード ２９・・・ブラケット ４７・・・検知スイッチ

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. スカートガードとスカートガードとの間に、駆動部から
   の動力でエンドレスに回動可能な踏段を設け、前記スカ
   ートガードの裏面側の一定領域にブラケットを取付ける
   と共に、このブラケットの一般部とスカートガードとの
   間に所定の遊びを形成する一方、前記ブラケットの一般
   部の変形量を検知して前記駆動部をオフとする検知スイ
   ッチを設けたことを特徴とするエスカレータ等の安全装
   置。