JPH07206354A - 乗客コンベア - Google Patents
乗客コンベアInfo
- Publication number
- JPH07206354A JPH07206354A JP391794A JP391794A JPH07206354A JP H07206354 A JPH07206354 A JP H07206354A JP 391794 A JP391794 A JP 391794A JP 391794 A JP391794 A JP 391794A JP H07206354 A JPH07206354 A JP H07206354A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- passenger conveyor
- chain
- distance
- step chain
- safety switch
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Escalators And Moving Walkways (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】顧客利用中の乗客コンベアの踏段チェーンの異
常な伸び等による停止時の危険性を排除し安全性を高め
る。 【構成】踏段チェーンの異常な伸び等により後退しつつ
ある踏段スプロケット軸８の回転と固定された音響物体
との摩擦により、音を発生させる構造９を設けた。
常な伸び等による停止時の危険性を排除し安全性を高め
る。 【構成】踏段チェーンの異常な伸び等により後退しつつ
ある踏段スプロケット軸８の回転と固定された音響物体
との摩擦により、音を発生させる構造９を設けた。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明はエスカレータや電動道路
等の乗客コンベアの装置に関する。
等の乗客コンベアの装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、乗客コンベアの回動する踏段をチ
ェーンを用いて駆動する方式は実開昭60−64976 号公報
で知られている方式が一般的である。このようなチェー
ン方式としている乗客コンベアには、従動側の踏段スプ
ロケット付近に踏段チェーンが、異常な伸び等の時に乗
客コンベアを迅速に停止させる踏段チェーン安全スイッ
チが設けられている。
ェーンを用いて駆動する方式は実開昭60−64976 号公報
で知られている方式が一般的である。このようなチェー
ン方式としている乗客コンベアには、従動側の踏段スプ
ロケット付近に踏段チェーンが、異常な伸び等の時に乗
客コンベアを迅速に停止させる踏段チェーン安全スイッ
チが設けられている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】従来技術は、踏段チェ
ーンの異常な伸び等により、乗客コンベアの踏段チェー
ン安全スイッチが乗客利用時に作動した場合、例えば、
子供が後向きに乗っていた場合や老人がハンドレールを
握っていなかった等の利用状態が正しい乗りかたでない
場合には身体を支えきれずに乗客コンベアから転落する
恐れがある。更に、乗客コンベアの搬送速度が通常の３
０ｍ／min 以上になれば、乗客利用時の停止は危険を更
に高めてしまうので避けなければならない。
ーンの異常な伸び等により、乗客コンベアの踏段チェー
ン安全スイッチが乗客利用時に作動した場合、例えば、
子供が後向きに乗っていた場合や老人がハンドレールを
握っていなかった等の利用状態が正しい乗りかたでない
場合には身体を支えきれずに乗客コンベアから転落する
恐れがある。更に、乗客コンベアの搬送速度が通常の３
０ｍ／min 以上になれば、乗客利用時の停止は危険を更
に高めてしまうので避けなければならない。
【０００４】本発明の目的は、乗客コンベアを停止させ
ることなく異常を事前に把握し、併せて利用者の安全性
を高めることにある。
ることなく異常を事前に把握し、併せて利用者の安全性
を高めることにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、従動側の踏段スプロケット軸が、踏段チ
ェーンの異常な伸び等に伴い後退した際に、固定側に設
けた音響物体と接触させる構成とし、この接触により発
生する音で異常を知らせる。
め、本発明は、従動側の踏段スプロケット軸が、踏段チ
ェーンの異常な伸び等に伴い後退した際に、固定側に設
けた音響物体と接触させる構成とし、この接触により発
生する音で異常を知らせる。
【０００６】
【作用】この構成によれば、踏段チェーンの異常な伸び
等が発生した場合でも、乗客コンベアを非常に停止させ
る前にこの異常を感知することが可能となり利用者の安
全性を高めることができる。
等が発生した場合でも、乗客コンベアを非常に停止させ
る前にこの異常を感知することが可能となり利用者の安
全性を高めることができる。
【０００７】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図１，図２および
図３に沿って説明する。踏段チェーンや踏段を含めた従
動側の構造は、図１及び図２に示す様に回動しながら利
用者を搬送する多数の踏段１、それを連結している踏段
チェーン２、この踏段１を反転させる踏段スプロケット
３と踏段スプロケット３等を支持するフレーム４、そし
て踏板チェーン２に常時張力をかけているバネ５，利用
者が踏段１に乗降するための乗降口６，乗降口６の両側
に直立する欄干７等で構成されている。そして、踏段ス
プロケット軸８と、この軸８がＡの間隔分後退して音響
物体９と接触するとその摩擦で音を発生させる仕組みで
ある。音響物体９は、踏段スプロケット軸８が後退して
もロックしない様に、例えば、ばね１０等の部品で間隔
Ａを確保してあり、ある一定力以上の力で踏段スプロッ
ケット軸８により音響物体９が押されるとばね力に坑し
て後退し、踏段スプロッケット軸８のロックを防止して
いる。そして踏段チェーン安全スイッチ１１は、その作
動片１２との間隔Ｂを確保するように設定している。ま
た、踏段スプロケット軸８と音響物体９とばね１１等の
部品を固定しているブラケット１３までの距離をＣと
し、これらの寸法関係はＡ＜Ｂ＜Ｃと設定する。また、
踏段スプロケット軸８がブラケット１３に接触する前に
踏段チェーン安全スイッチ１１が動作する構成とする。
図３に沿って説明する。踏段チェーンや踏段を含めた従
動側の構造は、図１及び図２に示す様に回動しながら利
用者を搬送する多数の踏段１、それを連結している踏段
チェーン２、この踏段１を反転させる踏段スプロケット
３と踏段スプロケット３等を支持するフレーム４、そし
て踏板チェーン２に常時張力をかけているバネ５，利用
者が踏段１に乗降するための乗降口６，乗降口６の両側
に直立する欄干７等で構成されている。そして、踏段ス
プロケット軸８と、この軸８がＡの間隔分後退して音響
物体９と接触するとその摩擦で音を発生させる仕組みで
ある。音響物体９は、踏段スプロケット軸８が後退して
もロックしない様に、例えば、ばね１０等の部品で間隔
Ａを確保してあり、ある一定力以上の力で踏段スプロッ
ケット軸８により音響物体９が押されるとばね力に坑し
て後退し、踏段スプロッケット軸８のロックを防止して
いる。そして踏段チェーン安全スイッチ１１は、その作
動片１２との間隔Ｂを確保するように設定している。ま
た、踏段スプロケット軸８と音響物体９とばね１１等の
部品を固定しているブラケット１３までの距離をＣと
し、これらの寸法関係はＡ＜Ｂ＜Ｃと設定する。また、
踏段スプロケット軸８がブラケット１３に接触する前に
踏段チェーン安全スイッチ１１が動作する構成とする。
【０００８】図３は、図１のＩ−Ｉ線に沿った断面図で
あり、この図に示すように、反転する踏段群の両側のう
ち最低でもどちらかに設置し、調整等が容易な位置に取
り付ける。
あり、この図に示すように、反転する踏段群の両側のう
ち最低でもどちらかに設置し、調整等が容易な位置に取
り付ける。
【０００９】
【発明の効果】本発明によれば、乗客コンベアを停止さ
せることなく、稼働状態のまま踏段チェーンの異常な伸
び等を聴覚で感知できるために、早期検知し整備するこ
とが可能となる。これにより乗客コンベアを停止させる
ことなく異常状態を検知することが可能になると共に利
用者の安全性を高める上でも有効な乗客コンベアを提供
できる。
せることなく、稼働状態のまま踏段チェーンの異常な伸
び等を聴覚で感知できるために、早期検知し整備するこ
とが可能となる。これにより乗客コンベアを停止させる
ことなく異常状態を検知することが可能になると共に利
用者の安全性を高める上でも有効な乗客コンベアを提供
できる。
【図１】本発明による乗客コンベアの従動側の説明図。
【図２】本発明による乗客コンベアの要部の説明図。
【図３】図１のＩ−Ｉに沿う断面図。
４…フレーム、５…踏段スプロケット張力ばね、８…踏
段スプロケット軸、９…音響物体、１０…ばね、１１…
踏段チェーン安全スイッチ、１２…作動片、１３…音響
物体とばね取付けブラケット。
段スプロケット軸、９…音響物体、１０…ばね、１１…
踏段チェーン安全スイッチ、１２…作動片、１３…音響
物体とばね取付けブラケット。
Claims (1)
- 【請求項１】無端状に配設されて回動する踏段、前記踏
段を連結し、回動させる踏段チェーン、前記踏段チェー
ンを駆動するための踏段スプロケットを含む乗客コンベ
アにおいて、前記踏段チェーンの経年又は異常な伸びを
知らせる音響装置を従動側の踏段スプロケット付近に設
け、前記音響装置を前記踏段チェーンが異常な伸び等の
時に、前記乗客コンベアを停止させる前記踏段チェーン
の安全スイッチが作動する以前に作動させることを特徴
とする乗客コンベア。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP391794A JPH07206354A (ja) | 1994-01-19 | 1994-01-19 | 乗客コンベア |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP391794A JPH07206354A (ja) | 1994-01-19 | 1994-01-19 | 乗客コンベア |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07206354A true JPH07206354A (ja) | 1995-08-08 |
Family
ID=11570520
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP391794A Pending JPH07206354A (ja) | 1994-01-19 | 1994-01-19 | 乗客コンベア |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07206354A (ja) |
-
1994
- 1994-01-19 JP JP391794A patent/JPH07206354A/ja active Pending
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