JPH0438949Y2 - - Google Patents
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- JPH0438949Y2 JPH0438949Y2 JP1988070764U JP7076488U JPH0438949Y2 JP H0438949 Y2 JPH0438949 Y2 JP H0438949Y2 JP 1988070764 U JP1988070764 U JP 1988070764U JP 7076488 U JP7076488 U JP 7076488U JP H0438949 Y2 JPH0438949 Y2 JP H0438949Y2
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- 238000003825 pressing Methods 0.000 claims description 10
- 238000004873 anchoring Methods 0.000 description 5
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- 238000005253 cladding Methods 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
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Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本考案は、鉄道用の車体を製造あるいは補修す
る場合に使用する車体押圧溶接機に関する。
る場合に使用する車体押圧溶接機に関する。
従来、鉄道用の車体を製造する場合、組立てら
れた骨組構造となる台枠に2.3mm程度の外板をア
ーク溶接し、しかる後にステンレス板の薄板を化
粧板として抵抗スポツト溶接(以下、単にスポツ
ト溶接という)することが行われていた。
れた骨組構造となる台枠に2.3mm程度の外板をア
ーク溶接し、しかる後にステンレス板の薄板を化
粧板として抵抗スポツト溶接(以下、単にスポツ
ト溶接という)することが行われていた。
ところが、前記アーク溶接を行う場合には外板
を台枠に密着させた状態で行う必要があるので、
適当数の簡易万力及び所定ピツチで溶接用の孔が
設けられた腰板押さえを使用し、該腰板押さえを
簡易万力で外板と共に台枠に固定して溶接してい
たが、腰板押さえと台枠の間に隙間が開いて、溶
接が不完全となりやすく、簡易万力を取り外す時
に車体に傷が付いたり、簡易万力の締付けが一定
しないので溶接後の歪が出やすいという問題点が
あつた。
を台枠に密着させた状態で行う必要があるので、
適当数の簡易万力及び所定ピツチで溶接用の孔が
設けられた腰板押さえを使用し、該腰板押さえを
簡易万力で外板と共に台枠に固定して溶接してい
たが、腰板押さえと台枠の間に隙間が開いて、溶
接が不完全となりやすく、簡易万力を取り外す時
に車体に傷が付いたり、簡易万力の締付けが一定
しないので溶接後の歪が出やすいという問題点が
あつた。
また、これらの作業は簡易万力(通常シヤコ万
力という)を多数必要とし、その取り外し作業を
伴うので大変手間であるという問題点があつた。
力という)を多数必要とし、その取り外し作業を
伴うので大変手間であるという問題点があつた。
そして、この外板の溶接状態を隠す為に化粧板
をスポツト溶接していたが、この溶接作用におい
ては、ポータブル型のスポツト溶接機を使用して
いたが、加圧力が40Kg以上必要である為作業が難
しく、作業者が交代すると均一な加圧力、角度が
得られず良質な仕上がり強度が得られないという
問題点があつた。
をスポツト溶接していたが、この溶接作用におい
ては、ポータブル型のスポツト溶接機を使用して
いたが、加圧力が40Kg以上必要である為作業が難
しく、作業者が交代すると均一な加圧力、角度が
得られず良質な仕上がり強度が得られないという
問題点があつた。
更には、一両の溶接箇所は約820点程度あり、
作業に時間がかかるという問題点があつた。
作業に時間がかかるという問題点があつた。
本考案はこのような事情に鑑みてなされてもの
で、労力を必要せず、しかも車体に合わせて全姿
勢で行うことができる車体押圧溶接機を提供する
ことを目的とする。
で、労力を必要せず、しかも車体に合わせて全姿
勢で行うことができる車体押圧溶接機を提供する
ことを目的とする。
前記目的に沿う請求項1記載の車体押圧溶接機
は、先部に係着部を備える車体押圧治具と、前記
係着部にいずれか一方を選択して取付けられる抵
抗スポツト溶接の電極装置及び腰板押さえ装置と
を有する車体押圧溶接機であつて、 前記車体押圧治具は、水平レール上を横移動す
る竪型台車と、前記竪型台車に昇降自在に取付け
られているアーム受け台車と、前記アーム受け台
車にその基端部が傾動自在に取付けられその先部
には前記電極装置あるいは前記腰板押さえの係合
部が取付られる係着部が設けられているアーム
と、前記アームの傾動角度を調整する傾動調整手
段と、前記アームの中間部に取付けられて前記ア
ームの先部に形成されている係着部を進退する加
圧進退手段と、前記係着部の前後位置を調整する
ストローク調整手段とを有し、 前記抵抗スポツト溶接の電極装置は、スポツト
溶接を行う電極と、該電極の加圧調整バネと、該
加圧調整バネが縮むと一定の距離で作動する近接
スイツチからなる通電スイツチとを有し、 しかも、前記腰板押さえ装置は、複数の溶接孔
が形成された腰板押さえと、該腰板押さえを回動
自在に支持する支持部材と、前記腰板押さえを前
記支持部材と直角方向に保つガイドバネとを有し
て構成されている。
は、先部に係着部を備える車体押圧治具と、前記
係着部にいずれか一方を選択して取付けられる抵
抗スポツト溶接の電極装置及び腰板押さえ装置と
を有する車体押圧溶接機であつて、 前記車体押圧治具は、水平レール上を横移動す
る竪型台車と、前記竪型台車に昇降自在に取付け
られているアーム受け台車と、前記アーム受け台
車にその基端部が傾動自在に取付けられその先部
には前記電極装置あるいは前記腰板押さえの係合
部が取付られる係着部が設けられているアーム
と、前記アームの傾動角度を調整する傾動調整手
段と、前記アームの中間部に取付けられて前記ア
ームの先部に形成されている係着部を進退する加
圧進退手段と、前記係着部の前後位置を調整する
ストローク調整手段とを有し、 前記抵抗スポツト溶接の電極装置は、スポツト
溶接を行う電極と、該電極の加圧調整バネと、該
加圧調整バネが縮むと一定の距離で作動する近接
スイツチからなる通電スイツチとを有し、 しかも、前記腰板押さえ装置は、複数の溶接孔
が形成された腰板押さえと、該腰板押さえを回動
自在に支持する支持部材と、前記腰板押さえを前
記支持部材と直角方向に保つガイドバネとを有し
て構成されている。
請求項1記載の車体押圧溶接機においては、傾
動自在なアームの先部の係着部に抵抗スポツト溶
接の電極装置あるいは腰板押さえ装置が取付けら
れ、しかも、アームは竪型台車に昇降自在に取付
けられているアーム台車に取付けられ、該竪型台
車は水平レール状を横移動することができるの
で、自在にその位置を変えることができる。
動自在なアームの先部の係着部に抵抗スポツト溶
接の電極装置あるいは腰板押さえ装置が取付けら
れ、しかも、アームは竪型台車に昇降自在に取付
けられているアーム台車に取付けられ、該竪型台
車は水平レール状を横移動することができるの
で、自在にその位置を変えることができる。
また、前記アームはその基端部がアーム台車に
傾動自在に取付けられ、しかもアームの傾動角度
を調整する傾動調整手段が設けられているので、
アームの傾動角度を自在に変えることができ、こ
れによつて傾斜した面にアームの先部を指向する
ことができる。
傾動自在に取付けられ、しかもアームの傾動角度
を調整する傾動調整手段が設けられているので、
アームの傾動角度を自在に変えることができ、こ
れによつて傾斜した面にアームの先部を指向する
ことができる。
そして、このアームの先部には係着部が設けら
れて、加圧進退手段によつて加圧状態で前に押す
ことができ、しかも、該係着部の予めの前後位置
を調整するストローク調整手段が設けられている
ので、自在にその位置を予め調整することがで
き、そして、この係着部に電極装置あるいは腰板
押さえ装置の係合部を取付けることができ、これ
によつて電極装置あるいは加圧装置を前に加圧状
態で押圧し、後退させることができる。
れて、加圧進退手段によつて加圧状態で前に押す
ことができ、しかも、該係着部の予めの前後位置
を調整するストローク調整手段が設けられている
ので、自在にその位置を予め調整することがで
き、そして、この係着部に電極装置あるいは腰板
押さえ装置の係合部を取付けることができ、これ
によつて電極装置あるいは加圧装置を前に加圧状
態で押圧し、後退させることができる。
前記係着部に装着される抵抗スポツト溶接の電
極装置には、加圧バネと近接スイツチが設けら
れ、シリンダーを作動させることによつて加圧バ
ネが縮むと一定の距離で近接スイツチが作動し、
抵抗スポツト溶接の通電スイツチが投入されるの
で、極めて簡単にその操作を行うことができる。
極装置には、加圧バネと近接スイツチが設けら
れ、シリンダーを作動させることによつて加圧バ
ネが縮むと一定の距離で近接スイツチが作動し、
抵抗スポツト溶接の通電スイツチが投入されるの
で、極めて簡単にその操作を行うことができる。
そして、前記係着部に取付けられる腰板押さえ
装置は、複数の溶接孔が形成された腰板押さえ
と、該腰板押さえを回動自在に支持する支持部材
と、前記腰板押さえを前記支持部材と直角方向に
保つガイドバネとを有しているので、自由に首を
振ることができ、これによつて押圧する外板ある
いは台枠を密着状態で加圧できる。
装置は、複数の溶接孔が形成された腰板押さえ
と、該腰板押さえを回動自在に支持する支持部材
と、前記腰板押さえを前記支持部材と直角方向に
保つガイドバネとを有しているので、自由に首を
振ることができ、これによつて押圧する外板ある
いは台枠を密着状態で加圧できる。
続いて、添付した図面を参照しつつ、本考案を
具体化した一実施例につき説明し、本考案の理解
に供する。
具体化した一実施例につき説明し、本考案の理解
に供する。
ここに、第1図は本考案の一実施例に係る車体
押圧溶接機の側面図、第2図は同平面図、第3図
は車体押圧溶接機のスポツト溶接用の電極装置の
側面図、第4図は同平面図、第5図は前記車体押
圧溶接機を使用している状態の部分側面図、第6
図は係着部に取付けられる腰板押さえ装置の平面
図、第7図は同正面図である。
押圧溶接機の側面図、第2図は同平面図、第3図
は車体押圧溶接機のスポツト溶接用の電極装置の
側面図、第4図は同平面図、第5図は前記車体押
圧溶接機を使用している状態の部分側面図、第6
図は係着部に取付けられる腰板押さえ装置の平面
図、第7図は同正面図である。
第1図、第2図に示すように本考案の一実施例
に係る車体押圧溶接機10は、支柱11の側部に
取付けられている水平レール12,12a上を走
行する竪型台車13と、該竪型台車13を昇降す
るアーム台車14と、アーム台車14に傾動自在
に取付けられているアーム15と、該アーム15
の傾動角度を調整する傾動調整手段の一例である
傾動調整ネジ16と、該アーム15の中間部に取
付けられている加圧進退手段の一構成要素である
加圧シリンダー17と、該アーム15の後部に取
付けられているストローク調整手段の一例である
ストローク調整ネジ18とを有して構成されてい
る。以下、これらについて詳しく説明する。
に係る車体押圧溶接機10は、支柱11の側部に
取付けられている水平レール12,12a上を走
行する竪型台車13と、該竪型台車13を昇降す
るアーム台車14と、アーム台車14に傾動自在
に取付けられているアーム15と、該アーム15
の傾動角度を調整する傾動調整手段の一例である
傾動調整ネジ16と、該アーム15の中間部に取
付けられている加圧進退手段の一構成要素である
加圧シリンダー17と、該アーム15の後部に取
付けられているストローク調整手段の一例である
ストローク調整ネジ18とを有して構成されてい
る。以下、これらについて詳しく説明する。
前記竪型台車13の上部には転動車輪19が下
部には摺動車輪20が設けられて、該竪型台車1
3が自在に水平レール12に沿つて横移動するよ
うになつていると共に、該竪型台車13の両側に
は上下方向にガイドレール21,22が設けられ
て、昇降するアーム台車14の案内となつてい
る。このアーム台車14の背部には高さ調整用の
ジヤツキ23と油圧シリンダー24が設けられ、
全体の微調整をジヤツキ23によつて行えるよう
になつていると共に、その溶接位置のピツチ調整
を前記油圧シリンダー24によつて行えるように
なつている。
部には摺動車輪20が設けられて、該竪型台車1
3が自在に水平レール12に沿つて横移動するよ
うになつていると共に、該竪型台車13の両側に
は上下方向にガイドレール21,22が設けられ
て、昇降するアーム台車14の案内となつてい
る。このアーム台車14の背部には高さ調整用の
ジヤツキ23と油圧シリンダー24が設けられ、
全体の微調整をジヤツキ23によつて行えるよう
になつていると共に、その溶接位置のピツチ調整
を前記油圧シリンダー24によつて行えるように
なつている。
このアーム台車14には第2図に示すように平
面V字型のアーム15がその両端をピン25によ
つて傾動自在に取付けられ、その下部には第1図
に示すように、傾動調整ネジ16が設けられて、
該アーム15を所定の角度に保つことができるよ
うになつている。
面V字型のアーム15がその両端をピン25によ
つて傾動自在に取付けられ、その下部には第1図
に示すように、傾動調整ネジ16が設けられて、
該アーム15を所定の角度に保つことができるよ
うになつている。
このアーム15の先端部には係着部26が配置
されているが、この実施例においては、係着部2
6は加圧シリンダー17(加圧ラム)のロツド先
端ネジ部となつている。
されているが、この実施例においては、係着部2
6は加圧シリンダー17(加圧ラム)のロツド先
端ネジ部となつている。
従つて、該アーム15の中間部には伸縮する加
圧シリンダー17が設けられ、その後部にはハン
ドルを回転させることによつてその位置を調整す
るストローク調整ネジ18が設けられ、アーム1
5の中央に取付けられた加圧シリンダー17を進
退するようになつている。
圧シリンダー17が設けられ、その後部にはハン
ドルを回転させることによつてその位置を調整す
るストローク調整ネジ18が設けられ、アーム1
5の中央に取付けられた加圧シリンダー17を進
退するようになつている。
この係着部26には係合部の一例である支持パ
イプ27を嵌着あるいは螺着させることによつて
電極装置28が装着されている。この電極装置2
8は、第4図に示すように側部に加圧調整バネ2
9,30が設けられ、第3図に示すように中央に
加圧バネ31が設けられて、その先端に取り外し
自在の電極32が設けられ、後部の加圧シリンダ
ー17を駆動することによつて電極32が被溶接
物に当接し、この後更に加圧シリンダー17を伸
ばすことによつて加圧調整バネ29,30、加圧
バネ31を相対的に押圧して該バネ力によつて電
極32を押圧するようになつている。
イプ27を嵌着あるいは螺着させることによつて
電極装置28が装着されている。この電極装置2
8は、第4図に示すように側部に加圧調整バネ2
9,30が設けられ、第3図に示すように中央に
加圧バネ31が設けられて、その先端に取り外し
自在の電極32が設けられ、後部の加圧シリンダ
ー17を駆動することによつて電極32が被溶接
物に当接し、この後更に加圧シリンダー17を伸
ばすことによつて加圧調整バネ29,30、加圧
バネ31を相対的に押圧して該バネ力によつて電
極32を押圧するようになつている。
そして、第3図に示すように、この電極32の
後部には金属体からなる移動体33が設けられ、
一定の距離に近づいたことを近接スイツチ34で
検出して電気信号を発し、図示しない溶接トラン
スから前記電極32に溶接電流を流すようにして
いる。
後部には金属体からなる移動体33が設けられ、
一定の距離に近づいたことを近接スイツチ34で
検出して電気信号を発し、図示しない溶接トラン
スから前記電極32に溶接電流を流すようにして
いる。
なお、第3図及び第4図に示すのは可搬式スポ
ツト溶接機35を電極装置28の構成部分として
使用している。また、第1図、第2図において3
6は角度調整ネジを、37は加圧ポンプを、38
は昇降用油圧ポンプ(取り外して平面的に示して
いる)を、39は減圧弁及び減圧レバーを、40
は溶接トランスに接続されるケーブルを、41,
42は戻し用のコイルバネを示す。
ツト溶接機35を電極装置28の構成部分として
使用している。また、第1図、第2図において3
6は角度調整ネジを、37は加圧ポンプを、38
は昇降用油圧ポンプ(取り外して平面的に示して
いる)を、39は減圧弁及び減圧レバーを、40
は溶接トランスに接続されるケーブルを、41,
42は戻し用のコイルバネを示す。
従つて、第5図に示すように本考案に係る車体
押圧溶接機10をスポツト溶接用の電極装置28
を装着して使用する場合には、水平レール12,
12a上を所定の位置まで移動させて、該車体押
圧溶接機10を所定位置に水平移動させた後、ジ
ヤツキ23で所定位置までアーム台車14を上
げ、この後傾動調整ネジ16でアーム15の角度
を決めて角度調整ネジで固定する。
押圧溶接機10をスポツト溶接用の電極装置28
を装着して使用する場合には、水平レール12,
12a上を所定の位置まで移動させて、該車体押
圧溶接機10を所定位置に水平移動させた後、ジ
ヤツキ23で所定位置までアーム台車14を上
げ、この後傾動調整ネジ16でアーム15の角度
を決めて角度調整ネジで固定する。
次に、ストローク調整ネジ18で車体44と電
極32の距離を調整する。この状態で溶接開始の
準備が終了したのであるが、作業に当たつては昇
降用油圧ポンプ38を駆動させて、電極32を所
定ピツチで移動させながら行う。
極32の距離を調整する。この状態で溶接開始の
準備が終了したのであるが、作業に当たつては昇
降用油圧ポンプ38を駆動させて、電極32を所
定ピツチで移動させながら行う。
加圧ポンプ37を作動させると、加圧シリンダ
ー17が伸びて係着部26に取付けられた電極装
置28が前進し、結果として車体44と電極32
が接触する。更に加圧すると加圧調整バネ29,
30及び加圧バネ31が縮んで、移動体33が近
接スイツチ34に近づき、一定圧力にて通電スイ
ツチが入いりスポツト溶接を完了する。
ー17が伸びて係着部26に取付けられた電極装
置28が前進し、結果として車体44と電極32
が接触する。更に加圧すると加圧調整バネ29,
30及び加圧バネ31が縮んで、移動体33が近
接スイツチ34に近づき、一定圧力にて通電スイ
ツチが入いりスポツト溶接を完了する。
次に、減圧現及び減圧レバー39のレバーを操
作することによつて加圧シリンダー17が減圧さ
れ、コイルバネ41,42の力によつて電極が後
退する。なお、この実施例においては加圧シリン
ダー17及びこのコイルバネ41,42によつて
加圧進退手段を構成している。
作することによつて加圧シリンダー17が減圧さ
れ、コイルバネ41,42の力によつて電極が後
退する。なお、この実施例においては加圧シリン
ダー17及びこのコイルバネ41,42によつて
加圧進退手段を構成している。
次に、この車体押圧溶接機10の係着部26に
第6図、第7図に示すような押さえ治具となる腰
板押さえ装置45を取付けた場合について説明す
ると、該腰板押さえ装置45は、第6図及び第7
図に示すように、中央に所定ピツチで複数個の溶
接孔46の形成された腰板押さえ47はガイドバ
ネ49によつて支持部材48に取付けられ、腰板
押さえ47の角度が変化しても自由に動き、腰板
押さえ47が溶接対象物である外板あるいは台枠
に密着するようになつている。
第6図、第7図に示すような押さえ治具となる腰
板押さえ装置45を取付けた場合について説明す
ると、該腰板押さえ装置45は、第6図及び第7
図に示すように、中央に所定ピツチで複数個の溶
接孔46の形成された腰板押さえ47はガイドバ
ネ49によつて支持部材48に取付けられ、腰板
押さえ47の角度が変化しても自由に動き、腰板
押さえ47が溶接対象物である外板あるいは台枠
に密着するようになつている。
従つて、この腰板押さえ装置45は係着部26
に嵌着あるいは螺着する係合部の一例である支持
パイプ50を介してアーム15の先部の係着部2
6に取付けられ、前記スポツト溶接作業と同様加
圧シリンダー17を操作することによつて、該腰
板押さえ装置45を取付けている係着部26(こ
の実施例においては加圧シリンダー17の先端ロ
ツド)が移動して腰板押さえ47を外板に押しつ
け、これによつて外板と台枠(シヤシー)との隙
間を無くすことができる。この状態で溶接孔46
の位置でリング溶接を行い、外板を台枠に固定す
るものである。
に嵌着あるいは螺着する係合部の一例である支持
パイプ50を介してアーム15の先部の係着部2
6に取付けられ、前記スポツト溶接作業と同様加
圧シリンダー17を操作することによつて、該腰
板押さえ装置45を取付けている係着部26(こ
の実施例においては加圧シリンダー17の先端ロ
ツド)が移動して腰板押さえ47を外板に押しつ
け、これによつて外板と台枠(シヤシー)との隙
間を無くすことができる。この状態で溶接孔46
の位置でリング溶接を行い、外板を台枠に固定す
るものである。
この実施例においては、加圧シリンダー17の
先端を係着部26としたが、これに限定されるも
のではなく、例えば加圧シリンダーの先端に電極
装置あるいは腰板押さえ装置の取付金物を取付
け、これを係着部とする場合も本考案は適用され
る。
先端を係着部26としたが、これに限定されるも
のではなく、例えば加圧シリンダーの先端に電極
装置あるいは腰板押さえ装置の取付金物を取付
け、これを係着部とする場合も本考案は適用され
る。
また、この実施例においては加圧シリンダーと
コイルバネをもつて、加圧進退手段としたが往復
動型のシリンダーのみでもつて加圧進退手段とす
ることも可能である。
コイルバネをもつて、加圧進退手段としたが往復
動型のシリンダーのみでもつて加圧進退手段とす
ることも可能である。
請求項1記載の車体押圧溶接機は以上の説明か
らも明らかなように、車体押圧治具の先部に設け
られている係着部に、抵抗スポツト溶接の電極装
置あるいは腰板押さえ装置の何れか一方を装着で
きるようになつているので、一台の機械で多目的
に用途を変えて使用することができる。
らも明らかなように、車体押圧治具の先部に設け
られている係着部に、抵抗スポツト溶接の電極装
置あるいは腰板押さえ装置の何れか一方を装着で
きるようになつているので、一台の機械で多目的
に用途を変えて使用することができる。
そして、前記電極装置あるいは腰板押さえ装置
を装着する係着部を横あるいは縦方向に自在に移
動でき、しかも進退傾動も可能であるので、電車
等の車体の溶接作業を行う場合、従来の如く多く
の人手が不要となつた。
を装着する係着部を横あるいは縦方向に自在に移
動でき、しかも進退傾動も可能であるので、電車
等の車体の溶接作業を行う場合、従来の如く多く
の人手が不要となつた。
特に、係着部にスポツト溶接用の電極装置を取
付けた場合には、スポツト溶接の加圧力、溶接角
度を一定にすることが可能となり、溶接のバラツ
キが無くなり、更にはポータブルスポツト溶接機
を使用していた場合に比べて、著しく作業能率が
向上することとなつた。
付けた場合には、スポツト溶接の加圧力、溶接角
度を一定にすることが可能となり、溶接のバラツ
キが無くなり、更にはポータブルスポツト溶接機
を使用していた場合に比べて、著しく作業能率が
向上することとなつた。
また、係着部に腰板押さえ装置を取付けた場
合、従来の如く簡易万力による作業が不要とな
り、力も増加することができるので、外板を略完
全に台枠に押さえ付けることができ、これによつ
て外板と台枠との隙間が無くなるので、略完全に
溶接ができることとなつた。また腰板押さえ装置
の当接面を面状にして置くことによつて、面で外
板を押さえることができ、これによつて簡易万力
等で点押さえする場合に比較して歪が減少した。
合、従来の如く簡易万力による作業が不要とな
り、力も増加することができるので、外板を略完
全に台枠に押さえ付けることができ、これによつ
て外板と台枠との隙間が無くなるので、略完全に
溶接ができることとなつた。また腰板押さえ装置
の当接面を面状にして置くことによつて、面で外
板を押さえることができ、これによつて簡易万力
等で点押さえする場合に比較して歪が減少した。
第1図は本考案の一実施例に係る車体押圧溶接
機の側面図、第2図は同平面図、第3図は車体押
圧溶接機のスポツト溶接用の電極装置の側面図、
第4図は同平面図、第5図は前記車体押圧溶接機
を使用している状態の部分側面図、第6図は係着
部に取付けられる腰板押さえ装置の平面図、第7
図は同正面図である。 符号の説明、10……車体押圧溶接機、11…
…支柱、12,12a……水平レール、13……
竪型台車、14……アーム台車、15……アー
ム、16……傾動調整ネジ、17……加圧シリン
ダー、18……ストローク調整ネジ、19……転
動車輪、20……摺動車輪、21,22……ガイ
ドレール、23……ジヤツキ、24……油圧シリ
ンダー、25……ピン、26……係着部、27…
…支持パイプ(係合部)、28……電極装置、2
9,30……加圧調整バネ、31……加圧バネ、
32……電極、33……移動体、34……近接ス
イツチ、35……可搬式スポツト溶接機、36…
…角度調整ネジ、37……加圧ポンプ、38……
昇降用油圧ポンプ、39……減圧弁及び減圧レバ
ー、40……ケーブル、41,42……コイルバ
ネ、44……車体、45……腰板押さえ装置、4
6……溶接孔、47……腰板押さえ、48……支
持部材、49……ガイド孔、50……支持パイプ
(係合部)。
機の側面図、第2図は同平面図、第3図は車体押
圧溶接機のスポツト溶接用の電極装置の側面図、
第4図は同平面図、第5図は前記車体押圧溶接機
を使用している状態の部分側面図、第6図は係着
部に取付けられる腰板押さえ装置の平面図、第7
図は同正面図である。 符号の説明、10……車体押圧溶接機、11…
…支柱、12,12a……水平レール、13……
竪型台車、14……アーム台車、15……アー
ム、16……傾動調整ネジ、17……加圧シリン
ダー、18……ストローク調整ネジ、19……転
動車輪、20……摺動車輪、21,22……ガイ
ドレール、23……ジヤツキ、24……油圧シリ
ンダー、25……ピン、26……係着部、27…
…支持パイプ(係合部)、28……電極装置、2
9,30……加圧調整バネ、31……加圧バネ、
32……電極、33……移動体、34……近接ス
イツチ、35……可搬式スポツト溶接機、36…
…角度調整ネジ、37……加圧ポンプ、38……
昇降用油圧ポンプ、39……減圧弁及び減圧レバ
ー、40……ケーブル、41,42……コイルバ
ネ、44……車体、45……腰板押さえ装置、4
6……溶接孔、47……腰板押さえ、48……支
持部材、49……ガイド孔、50……支持パイプ
(係合部)。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 先部に係着部を備える車体押圧治具と、前記係
着部にいずれか一方を選択して取付けられる抵抗
スポツト溶接の電極装置及び腰板押さえ装置とを
有する車体押圧溶接機であつて、 前記車体押圧治具は、水平レール上を横移動す
る竪型台車と、前記竪型台車に昇降自在に取付け
られているアーム受け台車と、前記アーム受け台
車にその基端部が傾動自在に取付けられその先部
には前記電極装置あるいは前記腰板押さえの係合
部が取付られる係着部が設けられているアーム
と、前記アームの傾動角度を調整する傾動調整手
段と、前記アームの中間部に取付けられて前記ア
ームの先部に形成されている係着部を進退する加
圧進退手段と、前記係着部の前後位置を調整する
ストローク調整手段とを有し、 前記抵抗スポツト溶接の電極装置は、スポツト
溶接を行う電極と、該電極の加圧調整バネと、該
加圧調整バネが縮むと一定の距離で作動する近接
スイツチからなる通電スイツチとを有し、 しかも、前記腰板押さえ装置は、複数の溶接孔
が形成された腰板押さえと、該腰板押さえを回動
自在に支持する支持部材と、前記腰板押さえを前
記支持部材と直角方向に保つガイドバネとを有し
ていることを特徴とする車体押圧溶接機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988070764U JPH0438949Y2 (ja) | 1988-05-27 | 1988-05-27 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988070764U JPH0438949Y2 (ja) | 1988-05-27 | 1988-05-27 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01177085U JPH01177085U (ja) | 1989-12-18 |
JPH0438949Y2 true JPH0438949Y2 (ja) | 1992-09-11 |
Family
ID=31295993
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1988070764U Expired JPH0438949Y2 (ja) | 1988-05-27 | 1988-05-27 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0438949Y2 (ja) |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4525238Y1 (ja) * | 1967-04-19 | 1970-10-02 | ||
JPS51115255A (en) * | 1975-08-02 | 1976-10-09 | Hitachi Ltd | Automatic welder |
JPS5345789A (en) * | 1976-10-05 | 1978-04-24 | Maag Zahnraeder & Maschinen Ag | Trueing device for dishhshaped grinding stone in tooth surface grinding machine |
JPS544684A (en) * | 1977-06-09 | 1979-01-13 | Kawasaki Steel Corp | Packing device |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5067576U (ja) * | 1973-10-24 | 1975-06-17 |
-
1988
- 1988-05-27 JP JP1988070764U patent/JPH0438949Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4525238Y1 (ja) * | 1967-04-19 | 1970-10-02 | ||
JPS51115255A (en) * | 1975-08-02 | 1976-10-09 | Hitachi Ltd | Automatic welder |
JPS5345789A (en) * | 1976-10-05 | 1978-04-24 | Maag Zahnraeder & Maschinen Ag | Trueing device for dishhshaped grinding stone in tooth surface grinding machine |
JPS544684A (en) * | 1977-06-09 | 1979-01-13 | Kawasaki Steel Corp | Packing device |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01177085U (ja) | 1989-12-18 |
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